ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロにとっては、珍しいものだらけ…神戸の町歩き。快適な「ホテルオークラ神戸」の客室

2012-09-25 | 宿・ホテル

神戸の町にやってきたミモロ。お友達との素敵なランチを終えて、いよいよ町歩きに出発。

「ここが中華街よー」「へー」と入口の大きな門を見上げます。

神戸の中華街には、東に「長安門」、西に「西安門」、そしてここ南に「南楼門」の3つの門が、町のエリアを示しています。

横浜中華街、長崎新地中華街と共に、日本三大チャイナタウンのひとつです。
神戸のチャイナタウンの名称は、「南京町」。横浜や長崎でもかつてはそう呼ばれていたそうですが、戦後改称し、ここ神戸だけが、その名称を留めています。

南京町は、中心部にあずまやのある広場があり、東西に約200メートル、南北に約110メートルと十字に交差する道をもとに、町が広がっています。


南京町の歴史は、古く神戸港が開港した1868年ごろをそのルーツに。外国人居留地に住めなかった華僑の人たちが、そのそばに住んだことからと言われます。

町自体のサイズは、小ぶり。横浜中華街が、店舗と居住が混在しているのに対し、神戸は、この地域に居住している人は少ないそう。
華僑の人たちの生活の場は、むしろ山手地区に。

旧正月は、賑やかに春を祝う祭りが開催。多くの観光客が訪れる神戸の風物詩のひとつです。

また、阪神大震災でも大きな被害を受けたものの、その当時、店頭ではじめた軽食の販売は、今、ここの名物になっているとか。


「いろんな看板があって面白いねー」と、ミモロは、珍しそうにいろいろなお店を覗きながら、歩きます。

鼻をくすぐるいい匂い・・・でも、ランチを済ませたばかりなので、さすがに食べられず、ちょっと残念そう。「今度来たら、ここで食べようー」と、心に決めたミモロです。

京都とは、全く雰囲気が違う港町、神戸。
街角のお店も、どこか外国のよう。

神戸は、お買い物の町。おしゃれなファッションや雑貨、世界各国の料理など、町全体が大きなショッピングセンターみたい。
なかでも繁華街のアーケードは、雨でもお買い物がゆっくり楽しめる場所。

「わー大きなアーケード…」と「三宮センター街」にやってきたミモロは、ビックリ。
「東京でも、こんな大きなアーケードないよねー」と。

「三宮センター街」は、1946年の終戦直後に、焼野原になった市街地で三宮駅と元町駅の間にできた店舗群から始まったとか。

アーケードでは、珍しい2階構造で、屋根が高く、広々した印象で、ゆったりとお買い物が楽しめるようになっています。


「やっぱり京都の商店街より大きいー」と、よく買い物にゆく近所の商店街と、意味もなく比べるミモロです。


さて、神戸の町で、お友達と存分に時間を過ごしたミモロは、明日の早い出発に備え、夕食後、ホテルへと戻りました。

この夜、滞在するのは、港のすぐそばにある「ホテルオークラ神戸」です。
案内された客室は、25階。神戸の町の光が、キラキラとまるで光の絨毯のように眼下に広がるお部屋です。

ツインルームの客室は、ゆったり。「明日の出発も早くて、このお部屋でのんびりできないのが残念…」

せめてゆっくりお風呂に入ることに。

「明日の朝、5時に起きなくちゃいけないのー。だからもう寝るねーおやすみなさい」と、ベッドへ。

明日、どうしてそんなに早起きするの?
そのお話は、また明日…

*「ホテルオークラ神戸」の詳しい情報は、ホームページから。どうぞ…

*旅のポイント
最近、ホテルの予約は、インターネットという人がほとんどなのでは?ミモロも今回、インターネットの宿泊予約を利用しました。さまざまな宿泊プランがある中で、ミモロが利用したのは、レディース宿泊プラン。夜18時過ぎのチェックインというかなり遅い時間のもの。でも、ロクシタンのアメニティーもプレゼントされ、なんと1万円以下で宿泊できました。
「探すといろいろあるんだねぇー」と。一流ホテルでも、客室数が多いホテルが、手ごろな宿泊プランを見つけるポイントです。ぜひ、試してみてください。





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神戸の町でのんびりランチ。いろいろな焼き立てのパンが揃うオシャレなベカリー「サルヴァドール」へ

2012-09-24 | グルメ

京都から、新幹線なら30分で到着する神戸。京都に暮らし始めて、ミモロは、久しぶりに神戸に出掛けました。

神戸は、海に面した町。開放的な雰囲気と異国情緒が漂う港町です。

「ミモロちゃん、神戸の町の散策の前に、ランチしましょ!」と、神戸に住むお友達に町を案内してもらう予定のミモロ。「うん!まずは、腹ごしらえから…」と、町に着くなり、即、ランチへと向かいます。

お友達が連れて行ってくれたのは、元町にある「サルヴァドール」という焼き立てのパンがいろいろ並ぶ、今評判のベーカリー。
「なんか、外観もオシャレな雰囲気…さすが神戸…」と、思うミモロです。

さっそくお店の中へ。

1階は、ベーカリー。そして2階は、お食事ができるレストランになっています。

「わー素敵な感じ…なんか書斎にいるみたい…」クラシックでありながら、どこかモダンさが感じられるインテリア。壁一面に本棚が…
ミモロは、メニューを見ながら、その雰囲気を楽しみます。
「えーと、どれにしようかな?」と、いつものように悩んでいるよう。
「あのーおすすめは、なんですか?」とお店の方に…。
「パスタも美味しいですよね。いろいろなパンも楽しめますよ」と。「いろいろなパンも食べられるんだー」、お店に入った途端、ミモロの鼻を香ばしいパンの薫りがくすぐっていました。「じゃ、カルボナーラお願いしまーす」

お店の素敵な雰囲気に浸りながら、お友達と会話を楽しむミモロ。
「ミモロちゃん、神戸で何が見たいの?」
「あのねー、ミモロ、神戸の町あんまり歩いたことないから、よくわかんないけどー。ショッピングアーケードとか、中華街とか、行ってみたい…」と。

しばらくして、ミモロの前には、注文したパスタが・・・・。

スープやサラダもセットされています。
パスタのそばのお皿には、いろいろな種類のパンが次々に…
「わー、いろんなパンが食べられるんだースゴイー」と感激。

「フレンチトーストも美味しいのよ」とお友達。

次々に焼き立てパンを頬ばり、もうお腹はパンパン。

「とてもステキなお店だねー」と大満足のミモロでした。

*「サルヴァドールsalvador」兵庫県神戸市中央区栄町通2-1-3 電話078-333-9988 ランチ:11:30~16:00 パンやスイーツタイム:11:00~21:00
ディナー:17:00~21:00
焼きたてのパンは、11時から販売されています。



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9月22日、23日に平安神宮前の神宮道で開催される「京都岡崎レッドカーペット」イベント

2012-09-23 | イベント

9月22日は、朝から、ミモロの住む岡崎エリアは、人でいっぱい。
「近所のおじさんがね、『みやこめっせ』に、人が大勢来て、スゴイことになってるって言ったよー」と、お昼の買い物から帰って来たミモロは、ちょっと興奮気味。

実は、22日と23日は、平安神宮の周りでは、さまざまなイベントが開催されています。

その名も「京都岡崎レッドカーペット」。
マーチングバンドやチアリーダーなど、いろいろなパフォーマンスが、赤い絨毯の上で行われるというもの。
神宮道に敷かれた赤い絨毯がステージになります。
ミモロもちょっとステップを踏んで、ダンスのマネ…。

平安神宮の正面には、牛車も登場し、いっそう華やかな雰囲気に。


「えーっと、どんなイベントやってるのかな?」とミモロは、案内所へ。
渡されたプリントによると、グルメゾーンとアートゾーンが、神宮道の両脇にあるよう。
ミモロは、もちろん、最初にグルメゾーンに向かいました。

ここには、京都の有名料理屋さんのお弁当が出品されています。
ミモロが、訪れたのは、すでにお昼を回っている時間。
料理屋さんのブースに行くと、

すでにお弁当は、売り切れ。「わーん遅すぎたー」と、ミモロはがっかり。
10時の開店と同時に来ないと、ちょっと無理かも…。
「どこもやってないー」と泣きだしてしまいました。

ミモロ、まだお菓子売ってるわよ…。
「どこどこ…」涙を拭き拭き、和菓子とドーナツのお店へ。


「美味しそうなお菓子・・・まだ残っててよかったー」と、ホッとした様子。

開催時間は、17時までですが、15時を過ぎるころには、もう人出のピークは越えてしまったよう。

手づくりの品などのブースが並ぶ、アートゾーンにも、もう人影はまばらです。

でも、平安神宮の周りには、若い男性が大勢…。
「なんだろ?みんな手に大きな袋持ってる…」ミモロは、不思議そうに境内の中へ。

そこには、一面椅子が並んでいます。
実は、若い男性たちのお目当ては、アニメの人気声優が登場するイベントのチケット。
そして、朝から、大勢の人が長蛇の列を作っていた「みやこめっせ」では、『京都国際マンガ・アニメフェア2012』が開催されていたのでした。

「なるほどー。おじさんが言っていたのは、そのイベントのことだったんだー」と、やっとここで納得したミモロです。

「今日は出遅れたから、明日は、早めに来よう…」
そう心に決めたミモロでした。


*「京都岡崎レッドカーペット」会場:平安神宮前神宮道とその沿道一帯。9月22日、23日10:00~17:00

ちなみに、イベントなどで出るゴミの収集のために、ゴミを持ってくると抽選ができる京都市主催の抽選会も。「これなら、ゴミを持って来たくなるねー」とミモロ。

「ハイ、燃えるゴミ…」と箱にゴミを入れると、「1回抽選をどうぞ…」「あ、白い玉…」ミモロは、ティッシュをもらいました。

「ゴミは、所定のゴミ箱にきちんと入れてねー」





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神官たちの家が連なる、上賀茂神社の社家町。神官の格式ある暮らしを偲ばせる「西村家庭園」

2012-09-22 | 歴史・史跡

上賀茂神社そばの「今井食堂」で美味しいサバ煮弁当を食べたミモロは、「ちょっとお散歩しよう」と、神社周辺の散策へ。

上賀茂神社の鳥居の前から、東に続く道沿いは、神社に仕える神官たちが、家を構えた「社家町」と呼ばれるエリアで、土塀が連なる落ち着いた雰囲気が漂っています。
かつてこの地域には、約300ほどの社家住宅があったそう。18世紀の絵図にも148戸が見られ、現在は、20戸ほどが、かつての趣を留めています。

「キレイなお水の川が流れてるー」とミモロ。
家の前には、幅3メートルほどの明神川が。これは、神社の境内を流れる清流「ならの小川」が、名を変えたもの。この水の流れを家に取り入れ、そして、また元に戻すのが、社家エリアのルールとか。

道から各家にはいるために設けられた石の橋が、独特な情緒ある景色を作っています。

この景観は、昭和63年に「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、その中で、一般公開されているのが、「西村家庭園(旧錦部(にしごり)家)です。

石橋を渡り、中に進むと、生垣が続く庭園が…。

この家は、かつて社家の錦部家と西池家の旧宅で、明治になり、西陣で織物業を営む西村家八代目の清三郎が、別邸として購入。古くから残る庭の風情を残し、家屋を建てたところです。

実は、このお庭、現存する社家の庭園の中でも、最も古い面影を留めるもの。
養和元年(1181)上賀茂神社の神職の藤木重保が作庭したと伝えられるお庭です。

木々が茂る庭内には、明神川から水を引き入れ、「曲水の宴」を行うための小川が庭を流れています。また、正面には、上賀茂神社のご神体の御山である神山を象った石組み、神事の前に身を清める井戸なども配されています。

「あれ?ここのお家は、上賀茂神社の方を向く北側が表向きになってるー」とミモロ。
多くの家が、南側の日当たりのいい方向に開けていますが、ここは、神社のある方角、つまり北側に縁側などが配されています。「きっと神社にお尻を向けないようになってるんだねー」と、ひとり納得しているミモロです。

また樹木は、南に向かい、葉を広げるため、北に庭があった方が、樹木の姿は、美しいとも言われます。

さて、南側の庭を覗いてみると、こちらもなかなか広い庭。真ん中に見える井戸は、生活に使った水を流すためのものだとか。穢れは、南側に集約し、そこから別の小川に流すようになっているそう。

あくまでも神社のある方角を清らかなものにしておく社家らしい構造です。

明治に建てた家屋は、茶室などを備えた趣ある建築美を誇ります。


また、東側には、池の庭という池泉回遊式庭園も。

「鯉もいるよー」とミモロ。

「なかなか風情あるお庭と建物だったー」
と見学を終えたミモロは、上賀茂神社へと戻ります。

神社への参拝を終えた頃、空をみると、なにやら黒い雲が低く垂れこめています…
「急いで帰らなくちゃ…きっと雨が降るねー」と心配そうに空を見上げます。

最近、京都は、突然、局地的に雨が降り出すことが多く、青空が見えるのに、すごい雨降りということもたびたび…。傘を持ってこなかったミモロは、慌てて家路へと向かいました。

*「西村家庭園」京都市北区上賀茂中大路町1 電話075-781-666 拝観期間:3月15日~12月8日 この期間無休 9:30~16:30 拝観料:500円


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京都で評判のサバ煮弁当。3日間煮込んだサバの美味しさ。上賀茂神社そばの「今井食堂」

2012-09-21 | グルメ

「上賀茂神社のすぐそばに、美味しいサバ煮が食べられる食堂があるの…ミモロちゃん知ってる?」と、ある日お友達から聞いた、魚好きのミモロ。

「えー上賀茂神社なら、何度も行ってるのに、そんな食堂があるって、知らなかったー」と。
そこで、すぐさま、上賀茂神社に向かいました。「今日は、お参りじゃなくて、サバ煮が、メインねー」と言いながら…。

教えてもらったのは、「今井食堂」というお店。

神社の駐車場のすぐそばで、ミモロも何度も通っている道ですが、いままで全く気が付かなかった食堂です。

白い暖簾が目印。中に入ると、お店の人が忙しそうに働いています。
縦長のお店の両脇の壁に沿うように、カウンター席がズラリ。「空いたとこに座ってください」と、言われ、ミモロは、慌てて席に。すでに昼の時間を過ぎているのに、店には、人が次々にやってきます。

まずは、注文を…。メニューは、いたってシンプル。ミモロは、「サバ煮弁当」680円と味噌汁110円を注文。

グルリと店内を見まわすと、壁には、野球選手の写真やサイン、新聞記事などが一面に貼られています。

「あ、古田敦也さんだー」と、テレビで見たことがある顔が。

実は、この食堂は、立命館大学や京都産業大学のグラウンドに近く、野球部員が常連。古田さんも、学生の頃から通っていたそう。

60年前にできた食堂は、はじめはうどん屋さんだったそう。現在の2代目のご主人になり、食欲旺盛な学生たちのリクエストで、サバ煮をはじめ、それが好評で、今やうどんはやめて、サバ煮一筋に。

ミモロが、壁の写真などを見ている内に、注文したサバ煮弁当が運ばれました。


プラスチックのお弁当箱に入ったもので、昔はお皿で出ていたそうですが、あまりの忙しさに、食器を洗う手間が大変になり、現在のスタイルに変わったとか。

弁当には、サバ煮が3切れ、チキンカツなどが入っています。

「いただきまーす!」
まずは、サバ煮を一口。「わー口の中でとろけちゃう…。お醤油のお味が、身の奥まで染みてる。こんな美味しいサバ煮食べたことない…」とミモロは、もう夢中。

京都でサバ煮は、とても人気の味。ここでは、ノルウェー産のサバを使っています。
「安定した質と量、そして値段を下げるために、ピッタリなんです。3日間、大きな鍋で煮て、ゆっくり味を浸み込ませています」とご主人。
店の奥の台所には、大きな鍋がいくつも見らます。

サバを煮る汁は、継ぎ足しながら使って、サバの旨みがたっぷりと。

お店は、11時から14時まで。その前後の時間は、仕込みのために費やされます。

「なにしろ二人でやっているので、昼は電話にもでられません」と奥さん。

14時には、お弁当は売り切れ。残念そうなお客さんに「持ち帰りのものなら、ありますよ」と。1パック3切れ入りで1人前500円。

そのパックも、次々に売れて行きます。

お世辞にもキレイとは言えない店内。壁に「きたないけど、旨い店」にテレビ番組で認定された写真が。

「京都に仕事で来ると、食べに寄る人が多いんですよ」と、奥さん。

学生時代の味を食べにに来るOBが、多数いるそう。

カウンターには、男性だけでなく、女性の姿も。
お店に入れない人は、お弁当を買って、どこかで食べるのだそう。

週末は、ほとんどがお持ち帰り。

「大人気なのがわかるねぇー美味しいもの…」とミモロ。

上賀茂神社の参拝の折に、ぜひ味わいたい味です。

*「今井食堂」京都市北区上賀茂御園口町2 電話075-791-6780(あまりつながりません)営業時間:11:00~14:00LO 水曜休み 



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