「ひっさばく」は「破る・裂く」の意。
例文1
会社員A 「きのんな ぶちょおんところへ こんだの プレゼンの資料もってただが 虫の居所が わるかっつらか ひっさばかれちまっただよ。」
会社員B 「部長 きのんなの朝 どうも かあちゃんと けんかしたみてーだぞ。
そのせいじゃ ねーかやー。」
会社員A 「ほーかい。
それんしても たまらねーよな おらがかんけーねえことで あんなことされたじゃ。」
例文1の標準語(?)訳
会社員A 「昨日 部長に今度のプレゼンの資料を持って行ったのですが、虫の居所が悪かったのでしょうか破られてしまいました。」
会社員B 「部長は昨日の朝、どうも奥さんと喧嘩をしたみたいですよ。
その為ではないでしょうか。」
会社員A 「そうですか。
それにしてもたまらないですね、私には関係ないことであのような事をされてしまっては。」
例文2
母 「障子の周りで あそんでて 障子をひっさばくじゃねーぞ。」
子 「かあちゃん だいじよう もう ひっさばいちまったで。」
母 「なにが だいじょうだか。 とうちゃん けえってくるまでに 自分ではっとけよ。
そうじゃなきゃ とうちゃんに おもいっきり ぐざられちまうぞ。」
例文1の標準語(?)訳
母 「障子の周りで遊んでいて、障子を破くんではありませんよ。」
子 「お母さん大丈夫です。もう破いてしまいました。」
母 「何が大丈夫なのか。 お父さんが帰ってくるまでに自分で貼っておきなさいよ。
そうでないとお父さんに沢山叱られて(怒られて)しまいますよ。」