雀
2008-12-04 | 鳥
雀が取り残された柿をつついていました。
寒くなると鳥たちも餌探しに一苦労ですね。
来年の春まで無事生き残れるかは、雀自身にかかっています。
頑張って来年の梅の花を見ろよ と応援したくなってしまいます。
話は変わりますが、私が年に十数回通っている鉢伏山で、今年はマツムシソウ(松虫草)の花をほんの少ししか見る事が出来ませんでした。
鉢伏山はマツムシソウが沢山咲いている山として、田中澄江氏の花の百名山の一つに選定されていますが、どうなってしまったのでしょう。
私が幼少の頃は、山肌が紫色に染まっていたのを鮮やかに覚えています。
ゼンテイカ(禅庭花)もつい十数年前までは黄色の絨毯を広げていましたがマツムシソウと同じような状態になってしまっています。
今年登山に来ていた方に聞いた話ですが、マツムシソウは雪の下でも青い葉を広げているので雪解けになるとその青い葉が目立ち、草食動物に食べられてしまうという事を聞きました。
高ボッチ高原・鉢伏山が位置する筑摩山地では、最近ニホンジカが急激に増えてきていて大きな問題になっています。
鉢伏山のマツムシソウ・ゼンテイカが減少している原因は食害以外にも様々な原因があるのでしょうが、一番の原因は鹿による食害だと私は思っています。
今冬、例年にない冷え込みが続き、沢山の鹿が自然淘汰される事を望んでいます。
雀には頑張れと言っているのに、鹿には早く死んで下さいと考えている私です。
矛盾していますね。