「ねがけ」は「寝て間もない時」や「寝ようとする時」の意。
例文
豊臣秀吉 「やー ゆんべなは ねがけに とくちゃのかあちゃんに
おこされちまって さんざんさね。」
織田信長 「どうして そんなじぶんに とくさの かかさが
とよちゃんとこへ きただい。」
豊臣秀吉 「こりゃー ないしょのはなしだがせー
とくさ どうも うわきが かかさに
ゆんべな ばれちまったようで
よっぱらってるところへ
いろいろ かかさに いわれたもんで
さいごは とっくみあいの
けんかになっちまったようだだいね。
それで かかさ はっつけられでもしつらいねー
めのした くろくして
たすけとくれやって おれんちへ にげてきただいね。」
例文の標準語(?)訳
豊臣秀吉 「やー 昨夜は寝て間もない時に徳川家康さんの奥さんに
起されてしまって散々なめにあいました。」
織田信長 「どうしてそんな遅くに徳川家康さんの奥さんが
豊臣秀吉さんの家に来たのですか。」
豊臣秀吉 「これは内緒の話ですが
徳川家康さんはどうも浮気している事が奥さんに
昨夜ばれてしまったようで
徳川家康さんは酔っ払っているところに
奥さんにいろいろ言われたものですから
最後は取っ組み合いの
喧嘩になってしまったようなのです。
徳川家康さんの奥さんは殴られてしまったのでしょうねー
目の下黒くして
助けて下さいと我が家に逃げてきたのですよ。」