まつもと城下町湧水群歩き回り 北門大井戸(きたもんおおいど)
場所 : 長野県松本市北深志1丁目3−1付近
北門大井戸は、松本城北門馬出(うまだし)跡にある児童公園内にあります。
北門大井戸の西側に建てられている柱には、
『この井戸は明治維新を迎え総堀が片端の堀を残して埋め立てられ、その跡に新たに作られた突井戸である。それ以後、湧水が豊かであり松本城の北門脇にもあたるので、北門の大井戸と呼ばれ親しまれてきている。』
とありました。
私が訪れた時には、遠足帰りと思われる小学生が休憩を取りながら水を飲んだり、水筒に水を入れていました。
※この写真は、引率の先生の許可をいただいて掲載しています。
この北門大井戸の西側には、この場所が北門馬出跡である説明版が設置されていました。
恐らくこの赤丸のあたりにこの北門大井戸は位置しているのではないかと思います。
西側から撮影した北門大井戸です。
井戸の上に設置された屋根には、
蕪懸魚を模した飾りが取り付けられています。
個人的にはもう少し精度の高い蕪懸魚を模した飾りを取り付けてほしいと思いました。
南側から撮影した井筒です。
正面に二箇所の流出口が設けられています。
北門大井戸の西側には水神様でしょうか、小さな祠がありました。
北門大井戸から東を見ています。
この先に総堀があり、この北門大井戸から湧き出た水は、
総堀に注ぎ込み、東に流れ、女鳥羽川へと流れ込みます。