mt77のblog

信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

鉢伏山 2016/12/23

2016-12-23 | 高ボッチ高原・鉢伏山

白くなっていた鉢伏山ですが、昨日から今日にかけての暖かさと降雨ですっかり雪が融けてしまっていました。
昨日(12/22)の最高気温は16.3度、今日(12/23)の最高気温は15.0度となりました。
平年よりだいぶ暖かくなっているのではないかと思います。
今度、鉢伏山が白くなるのは何時になるのでしょう?


長野県の隣の県である新潟県、その糸魚川市で大火が発生しました。
師走に入り被災された方々にお見舞いを申しあげます。

今日TBSの「ひるおび」の糸魚川市大火についての放送を見ていましたら「姫川だし(姫川ダシ)」と「松本盆地」と言う言葉が出てきました。
火災が発生した糸魚川市には姫川が流れ日本海に注いでいますが、この姫川の源流は長野県北安曇郡白馬村にあります。
松本市と糸魚川間には、松本盆地、安曇野、大町を抜け、白馬村からはこの姫川の脇を走る大糸線(おおいとせん)が通っています。
大糸線は松本市から糸魚川まで通じていますが、この大糸線沿いの細い谷筋を幅広の松本盆地に吹いた風が吹き抜ける際風速をあげ糸魚川に吹き込みます。
この強い風(突風)の事をどうも「姫川だし」と言っているようです。
この「姫川だし」が今回の糸魚川市大火に大きく関係していたようです。


追記
荒木健太郎氏(銚子地方気象台技術課)の「新潟県とその沿岸海上におけるだし風の再現実験」によると、『新潟県内の河川沿いでは、特定の気圧パターンのときに「だし風」と呼ばれる局地風が発生する。だし風は地峡風やおろし風の特徴を持ち、下越では荒川や胎内川、三面川、阿賀野川(安田)沿い、上越では姫川、関川沿いなどで発生する』とありました。

だし風(だしかぜ)
tenki.jpのtenki用語辞典によりますと、
『地形の影響による強風のひとつ。風が細長い谷間を吹きぬけて平野部や海上に向かって吹く強い風のこと。陸から海に向かって吹くので、船出に便利な風であることからきた言葉である。日本海側の地方では東または南風、東海地方では北風が多い。山形県庄内地方の清川だし、新潟県北部の荒川だし、北海道後志地方の寿都だしなど、地方の名前がついているものもある。』
との事です。


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