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信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

我が家の松本弁 「そう」

2021-07-08 | 我が家の松本弁
我が家の松本弁 「そう」

「そう」は「言う」の意。

例文1
そった ぞ」=「言ったぞ」
そった んね」=「言いましたよ」
「うそ そった」=「嘘を言った」
そった だろう」=「言っただろう」
「どう そった もん か」=「どのように言ったものだろう」
「そんな こん そえた ぎり か」=「そんな事が言えた義理か」
「そんな こん は そって ねー じ」=「そんな事は言ってないですよ」
「おれ の そう こん だまって きけ」=「俺の言う事を黙って聞け」
「この こん は まえ にも そった よな」=「この事は前にも言ったよな」
「ばか な こん そう もん じゃー ねー」=「馬鹿な事を言うものではない」
「なまいき な こん そう じゃ ねー わ」=「生意気な事を言うな」
「あいつ が そんな こん そう わけ が ねー」=「あいつがそんな事を言う訳が無い」
「あひと の そった こん だったら しんじる わ」=「あの人の言った事でしたら信じますよ」
「そんな はっきり わかる いやみ そわ なんどくれや」=「そんなはっきりとわかるいやみを言わないでください」
「もんく ばか そって みたって ものごと は すすまん」=「文句張り言ってみたりしても物事は進みませんよ」
「あいつ おめー の こん きれー だって そって た ぞ」=「あいつがお前の事を嫌いだと言っていたよ」
「いいか この こん は ひと に は ぜったい そう な よ」=「よいか この事は余所の人には絶対言うなよ」
「きこえ なん だで でけー こえ で もいちど そって おくりや」=「聞こえなかったので大きな声でもう一度言ってください」
「なにょ そってるか わからんで もっと でけー こえ で そっくりや」=「何を言っているのか分からないからもっと大きな声で言ってください」
「あいつ にゃー なに そって も むだ だわー。 うま の みみ に ねんぶつ どー」=「あいつには何を言っても無駄です。 馬の耳に念仏ですよ」

例文2
※織田信長と豊臣秀吉と徳川家康は幼馴染と言う仮定での会話
豊臣秀吉 「おだ とく が おだ が テスト で 100てん とったって そった が ほんま かい。」
織田信長 「とく も くち が かるい ね。
      とく そった よう に りか の テスト で 100てん とっちまった だいね
      まぐれって もん 。」

例文2の標準語(?)訳
豊臣秀吉 「織田信長さん 徳川家康さんが織田信長さんがテストで100点をとったと言いましたが本当ですか。」
織田信長 「徳川家康さんも口が軽いですね。
      徳川家康さんが言ったように理科のテストで100点をとってしまったのですよ。
      まぐれですね。」

コメント (8)
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