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信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

我が家の松本弁 「おつくべ」

2021-11-02 | 我が家の松本弁
我が家の松本弁 「おつくべ」

「おつくべ」は「正座」の意。

 
おつくべ を する」=「正座をする」
おつくべ している」=「正座をしている」
おつくべ して まつ」=「正座をして待つ」
おつくべ してる だぞ」=「正座をしているのですよ」
しんびりきれる  おつくべ は やーだ」=「足がしびれるから正座は嫌だ」
「ひざ が いたくて おつくべ できねー だいね」=「膝が痛くて正座が出来ないのですよ」
「せんせい の はなし を おつくべ して きく」=「先生の話を正座して聞く」
「いすせき だと おつくべ しなんで いいもんで ほっとする」=「椅子席であれば正座をしなくても良いのでほっとする」
「ずーっと おつくべ してたもんで あし が しんびりきれて たてねー」=「ずーと正座をしていたものだから足がしびれて立つ事が出来ない」
「とやまけん じゃー おつくべする こん を ちんちんかくって いうらしい」=「富山県では正座する事をちんちんかくというらしいですよ」
おつくべ しなんで いい ざぶとん に すわって ちょっと まってて おくりや」=「正座はしなくてよいから座布団に座って少し待っていてください」

※弓道の日置流(へきりゅう)では膝をついて弓を引く技法を跪射(つくばい)と呼びます。
「おっくべ」はこの「跪」が関係しているかもしれないなどと想像しています。
コメント (4)
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