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信州松本からの投稿

我が家の松本弁 「へー」

2023-07-11 | 我が家の松本弁
我が家の松本弁 「へー」   信州弁 長野県 中信 方言
 
「へー」は「もう」や「すでに」の意。

例文1
へー けーる 」=「もう帰りますよ」
へー いい ずら」=「もう良いでしょう」
へー いく  かい」=「もう行くのですか」
へー けーった  かい」=「もう帰ったのですか」
へー いいかげん に しろ」=「もういい加減にしなさい」
へー かんべん しとくりや」=「もう勘弁してくださいよ」
「あの ばか とは へー はなさん」=「あのバカとはもう話さない」
「いまさら あやまられたって へー おせー わ」=「今更謝られてももう遅いです」
「そ じかん にゃー へー おきていた んね」=「その時間にはすでに起きていましたよ」
「さむく なって きた いね。 へー ふゆ だいね」=「寒くなってきましたね。 もう冬ですね」
えれー たんと いただいた  へー けーる 」=「とても沢山(お酒を)頂きましたのでもう帰りますよ」
「おめー の いいわけ は へー たくさん 。 へー ききあきた」=「お前の言い訳はもう沢山だ。 もう聞き飽きた」
「たいした しごと やってねー に へー やだくなっちまった だか」=「大した仕事もやってないのにもう嫌になってしまったのか」
「えー へー けーる  かい。 まだ のみはじめた ばか じゃ ねー かい」=「えーもう帰るのですか。 まだ飲み始めたばかりではないですか」
「おひる へー たべた かい。 たべて なきゃー いっしょ に たべに いかん かい」=「お昼はもう食べましたか。 食べてなければ一緒に食べに行きませんか」
 
例文2
※織田信長と豊臣秀吉は幼馴染と言う仮定での会話
 織田信長 「とよちゃ なんだい へーけーる かい。」
 豊臣秀吉 「あい そろそろうち けえって やぎにえさーくれねととうちゃんにおこられちまう ね。」
例文2の標準語(?)訳
 織田信長 「豊臣さん どうしたのですか もう 帰るのですか。」
 豊臣秀吉 「はい そろそろ家に帰って 山羊に餌をやらないとお父さんに怒られてしまいますからね。」
 
例文3
※豊臣秀吉と父親の会話
 秀吉の父 「ひでよし やぎにえさーやったか。」
 豊臣秀吉 「へー やった。」
例文3の標準語(?)訳
 秀吉の父 「秀吉 山羊に餌をやりましたか。」
 豊臣秀吉 「すでにやりましたよ。」
 
 

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