
日付が前後しますが・・・
12月23日
湖南アルプス:金勝山(こんぜやま)ハイキングコースへ行きました。
鶏冠山(490.9m)、龍王山(604.7m)を含むコースですが
今回は見晴らしのいい天狗岩(509m)を目指しました。
○帝産バス『上桐生』(JR草津駅から30分)
は停車場近くの
(500円または冬季無料)
10:30
↓
○落ヶ滝11:20
↓
○天狗岩12:30
↓
○狛坂磨崖仏(こまさかまがいぶつ)14:00
↓
○逆さ観音
↓
○オランダえん堤
↓
15:30
いつもの山歩き友達のMさんが、風邪でダウン。
今回は、下見を兼ねオットさんと歩くことに。

生憎の雨空。 歩き始めてすぐ右手の貯水池。
奥に養蜂箱。 お天気であれば、広々としていい景色です。

少し歩くと、とうとうぽつぽつ降り出しました。
前々日の雨のせいか、速い流れの水音がずっと聞こえ
ちいさなせせらぎを何度か越えながら歩きます。

【落ヶ滝】
さほど登らないうちに
右手に落ヶ滝の標し。
水量はないけれど、
高さがあって
岩肌が独特な
滝でした。


滝を過ぎてから、
段々岩が
目立ってきます。
ロープに
援けられたり、
岩の上の
赤い矢印で
迷わずに
すんだり。
整備が嬉しい。
雨も止んで、
快調!

尾根に出ると、鶏冠山の山腹が見え
行く手には、天狗岩の姿。
あたりの独特の景観に目を奪われ、疲れを忘れます。
里山の多い近畿で、この岩肌のごつごつ感は新鮮です。
群馬の妙義山をおもいだすなぁー♪
【天狗岩】
天狗岩に登るのは、細い岩の間を
回り込むようにのぼったり、
なかなかスリル。

まさに奇岩。 先を行くオットもおぼつかない足取り。

なんだか、おそろしげな所でコンロを出して昼食中のグループ。
さらに、もう少し上のトップでも、数名お食事中。
いいなー。おいしーだろーなー。
私たちは、手前で済ませていたので
記念撮影後、ジャマをしないように早々その場を離れました。
帰路は、距離が増えますが磨崖仏を見たさに
狛坂線を選びました。
結果的に、来る道の岩場を降りるより
歩きやすく正解。


【重岩】
岩に近寄り接写をする人が
いたので、よくみると
仏様が彫られていました。
素朴な描線にかえって
ありがた味をかんじます。
さらに、どんどん下って・・・

【狛坂磨崖仏】
昭和19年 史跡指定
たて6m×よこ4.5m
如来像と両脇に菩薩像の三尊像。
建立は平安時代初期説もあるが、
奈良時代後期渡来系工人による
造像といわれている。立て札・要約

この辺り、落ち葉のジュータン。

最後の少し急な下りで、天狗岩の手前から前後して
歩いてた大人数のグループの女性のひとりが
足をいためてしいました。
大所帯では危険な天狗岩は避けたり、
岩場では熟練の男性が
声を掛けながらサポートしたり、
細心の注意を見ていただけに、残念。
慣れた方が同行していたので、心配は
ないと思いますが、たいしたことがないと
いいのですが・・・。

そこを過ぎると平地で、路沿いに

【逆さ観音】
もともと金勝山寺の横参道の大岩に
彫られたものが、大岩の一端を「オランダえん堤」の
石材の不足により使われた為山上から落ちて逆さに。
彫られているのは、中央が阿弥陀如来、左右が
観音・勢至菩薩で、正しくは『阿弥陀三尊菩薩』。
地元では身を削られ、逆さになっても
大洪水から守って下さると敬われている。立て札・要約

【オランダえん堤】
奈良・平安時代、寺院・仏閣造営のため一帯の木が
伐りだされ、明治にいたるまで大洪水がおこっていたため、
政府がオランダから砂防工事の技術者ヨハネス・デレーケ氏を
招いて作られた日本最古の割石積えん堤といわれている。
100年以上たった現在もその機能を発揮し続けている
生きた遺跡であり、日本の産業遺産三百選に選定された。立て札・要約
そして、無事 GOAL に着きました。
余談ですが、Pは12月~無料。
帰りに寄った『極楽湯』も、チケットの販売機に
『サービスデー・本日無料』の貼紙。
タダで、ずいぶん遊べた一日。
