Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

かき氷の記憶

2014-08-30 11:24:00 | たべもの






商店街の
夏の間だけ開店するお店が
閉店して何年目だろう。。。


かき氷とアイスキャンディー、
とびっきり美味しいソフトクリームが人気で、
地元のおじさん、おばさんは
レジ袋にいれて持ち帰ったり、
瀬田川で漕艇の練習する若い子達で
店はいつも賑わっていました。


古い町家の戸を開け放ちクーラーなし。
木のどっしりした机に
団扇が置いてあるお店でした


毎年、一度はいって


あたま、じーーーん。


かき氷を食べると
お店の暑さと、独特の雰囲気を
いつも思い出します。



□  □  □




今年、
カラフルでもなく
ペンギンさんでもなく
本格的すぎもしない、
かき氷器を発見。


けっこう、楽しみました。


昨日ぐらいから、朝夕涼しくなって
そろそろ、もう片付け時かな。。。



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のあのタケコプター

2014-08-27 10:33:00 | NOIR(A.コッカー)






ドラえもんの タケコプター!

・・・というよりムックのファン(頭上扇風機)か?






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スタンリーのお弁当箱

2014-08-25 09:41:00 | 映画・観劇





まさかのインド映画記事三蓮ちゃんのUPです。


と、いってもこの
「スタンリーのお弁当箱」

WOWOWで。


このおはなしは、家の事情でお弁当を
持ってこれないスタンレーに気がついた
クラスメートがみんなで分けてあげる
ところから始まるのですが・・・


あまりにも食い意地のはった先生とか、
優しいけど子供の窮状を見抜けない美人の先生とか、
突っ込みどころは満載だけど、寓話的・・・
と解釈して観ていると
お金持ちのボンを中心にこども達が
自然で・すごくかわいくて暗くなりがちなストーリーなのに
明るくパワーをもらえる映画でした。


上のポスターでも解るくらい
主役のスタンリーは、ちょっとオーバーアクション
ですが、そっくりなコ、中一の時いたナー。
(アノU君、どんなおっさんになったかなー。)
とか、映画の中のクラスに懐かしさまで
感じてしまいます。


ただ、スタンリーはクラスメートに
最後まで自作の「ストーリー」を話して
真実を明かさないし、これからも
スタンリーの生活に踏み込んで改善してくれる人は
現れそうもありません。
スタンリーは、今の環境の中で逞しく
育っていくんだろうナァと思いながら
いまのスタンリーの笑顔につられて
ハッピーエンド・・・なんだよねと
納得するしかありません。


子供たちのかわいらしさと
一応起承転結のストーリーのまとまりに
笑顔で観終ったあと、じわりじわりと
胸に詰まったものが残こる映画ではありました。


願わくば・・・スタンリーのお弁当を
作ってくれた人に、りっぱに成人したスタンリーが
恩返しをする日がいつか来ますように。




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マダム・イン・ニューヨーク

2014-08-23 17:53:00 | 映画・観劇



  



前記事『めぐり逢わせのお弁当』と一緒に
『マダム・イン・ニューヨーク』
を観ました。


久しぶりの京都シネマ
『めぐり逢わせのお弁当』で大変な混雑。
すごく暑かったけど、居残ってコレも観てよかったー。



映画全体の雰囲気は
『めぐり逢わせのお弁当』の方が好みなのですが、
『めぐり逢わせ・・・』があいまいなままに残した部分を
こちらは、あえてばっさり明確に表現して
それはそれで、魅力的で現実的な、
一本筋の通ったシャシという主人公の魅力になっています。


□  □  □

 

シャシは古風で英語が苦手だったという設定ですが
特別古風でなくても、シャシ世代のインド女性は
まだまだ、封建的な世の中で育っていて
夫子供は英語もしゃべれるけど
富裕層でありながら英語をしゃべれない主婦も多く、
夫は対外的には妻を庇うように見えるけれど
意識しているか否かにかかわらず、
自分に都合よく従属物的に扱っているケースも
多いのではないかと思います。


映画の中でシャシは得意なお菓子作りで顧客を持ち、
社会と直接的つながりを持つことに喜びを
感じていますが、夫サティシュがそんな妻を
理解しないことがシャシを大いに傷つけます。
それは、妻を庇護下に置きたい昔ながらの
インド人男性としては、フツーなことかも知れません。
また、学校教育で英語を身近に育った娘サプナ
反抗期という事も重なって、シャシを恥かしく
思ったり、侮辱したりします。


英語に自信がないのに、
ひとりで家族より先に姪の結婚式の
手伝いでNYに向かったシャシは、
国際線の飛行機にのってもFAの英語にあたふたし、
カフェでは、店員にまくし立てられて大パニック。
姉の家ですら、英語の会話が始まると
入れない疎外感でベッドに逃げ込みます。


ああいう時のみじめさ。口惜しさ。


私だけでなく、
多くの英語の苦手の日本人にとっての
「ある・ある」
が続きます。
オロオロし、打ちひしがれるシャシ。


シャシは、そこから脱するために
夫や子供を言葉で非難したり、自己主張するのではなく
苦手を克服することで、自分自身に自信を得て
家族の敬意をも獲得していきます。


コレを観て心穏やかではない男性諸氏も多いはず。
(インドでもこの映画が受け入れられたというのは
すごく、喜ばしいことだと思う。)


そして女性も、安易に共感ばかりしていられません。
自分は、家族に対して無理解な夫サティシュや
傲慢な娘サプナになっていないだろうか?
シャシを理解して協力する姪のラーダのように
誰かのチャレンジを心から応援できるだろうか?
(オットさんはサティシュ、私はサプナだな。)


この映画を観て
お母さんに、すぐに謝らなければならないと
思ったお嬢さんもいるだろうし、
自分に自信を持てているだろうか?
そうであるための努力をしているだろうか?と
自問した人もいるかもしれません。



最後の結婚式のシーンでのシャシのスピーチ
今まで聞いたどんな訓話よりも心に響きました。
(スピーチが全文載っていると知っていれば
バンフをゼッタイ買ったのに。。。)
周りを見ると年配の男性を含めて、いろいろな人が
いろいろな立場で感銘を受けているように
見えました。



□  □  □



この映画がはじめての長編作品という監督ガウリ・シンデーは
なんと30代のチャーミングな女性で
彼女の母親がシャシのモデルになっているそうです。


また、シャシを演じた美しいシュリデヴィは、50歳。
国民的人気女優だった彼女は結婚して引退。
シャシのように(?)専業主婦を経験して
この映画が15年ぶりの復帰作だそうです。 
(暗に年齢は反対ぐらいだと思っていた。)


この新進女性監督と大女優のタッグは
それぞれの夫の交友関係というバックアップも
あって生れたようですが、
ふたりのステキな女性が創りだした
シャシというキャラクターが完璧でありながら
とても血の通った温かみがあるのは、
健全で、自己主張よりも家族や周囲の人に
たいして思いやりに満ちた、彼女達の個性が
シャシに溶け込んでいるからのように感じます。
そして、それはこの映画の爽やかで
明るいイメージに繋がります。


老若男女、この映画を観てわが身を振り返り
反省しない人はいないでしょう。
それでいて、しあわせを求めて暗中模索しながら
生きている私たちの誰もが、シャシに
元気づけられるでしょう。


期待した何倍もステキな映画でした。





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めぐり逢わせのお弁当

2014-08-21 13:04:00 | 映画・観劇









このところWOWOWで『ライフ・オブ・パイ』が
繰り返しオンエアされています。


冒頭のインドの動物園の様子からはじまって
映像も美しいし、内容も深くて
衝撃的な部分もありましたが
結末も温かみのあるいい映画でした。


成人パイを演じた俳優さんが
なんともいい味を出していて印象的でしたが、
その彼が、イルファン・カーン
見るからに知的。何か暗いものを心に秘めた人。。。
それでいて、心の奥に温かみを決して失うことのなさそうな・・・
演技以前にそういうものがにじみ出ているような。。。


今回の『めぐり逢わせのお弁当』でも
成人パイのイメージとオーバーラップする
孤独で繊細な主人公サージャンを、好演しています。


ストーリーは、インド独特のお弁当運び屋さん
ダッバーワーラーの誤配を発端にしてはじまる
冷淡な夫を持つ主婦イラとリタイアを控えたサージャンの
ラブストーリーですが、
お弁当を追いながらダッバーワーラーを
ドキュメンタリーのように捉えていたり
サージャンの後輩シャイクの若い苦労人らしい
したたかでぎらぎらした上昇志向に満ちた言動とか、
すごくリアルな部分が、映画自体の
さらりとした繊細な雰囲気にコクを
出しているように感じました。


でも、ストーリーとしては
声しか登場しないけどイラと支えあう叔母さんとか、
じっと、母親を見上げるイラの娘とかの存在を
考えると・・・結末は・・・私の予想する結末は
ちょっと、後味が悪いものです。


私は恋愛至上主義ではないので、
「夫が嘗めるようにお弁当を食べてくれた。」と
喜んでいたいじらしいイラが好きでした。


あるインタビュアーが
「コレって、ラブストーリーですよね?」と
リテーシュ・バトラ監督
尋ねたというくらい、
いろいろなものを包括したまま、
現実的に結論を出さなかったところが
ヨーロッパでもうけたこの映画の魅力かも知れません。



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