![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/ed/7d6b1c85bad0112699dc88414223449d.jpg)
霧と足をとられる残雪の中、
この路に出た時は、ほっとした帰路。
2/25 小雨が時折パラつく中、念願の綿向山に向かった。
駐車場までスタッドレスの必要もなく、
登山口でも残雪も見えず、
軽アイゼンを履くこともなく
今日は、めりはりない山歩き・・・と
思いかけた時、雪道がはじまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/42/bc5f192da7dcd774f2494220bf4ae484.jpg)
おまけに・・・
カモシカの足あと発見。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/c3/38573db3d5b5ebfdc21465e7d1a17096.jpg)
H 「合ちゃうかもぉ。」
Mさん 「まさか~。」
大声で話していた直後、
写真右手山側で、大きな動物が素早く動く気配。
私は 黒い大きな横腹 を、
同行のMさんは ふさふさの毛 を確認するほど
間近に接近。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/69/47633f6ce4b1b446c9903d5c85eeb84d.jpg)
イッキに盛り上がりつつ、いよいよ急勾配。
表参道コース、杉木立の中を順調に歩くMさん。
でも、この後だんだん雪が深く柔らかくなって・・・
固めのあたりを選んでも、ずぽずぽ足が沈む。
重い革靴がうらめしい。
なかなか前に進まない。
足を抜こうともがく度、体力を消耗する。
事前に見た何人かのブログでは
踏みしめられた残雪は、スノーシュー不要
アイゼンで充分と書かれていたのに・・・
疲れて力が入らない膝とこみあげる不安感。
標識も途中からない。
頼りの「足あと」も少なく、
ついてから、日がたっているように見える。
(実はこのあたりでコースをはずれていた。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/6a/d958c022a25c78ef7d95a60947746fa2.jpg)
大幅な予定所要時間とのずれ。。。
Mさんの時間の都合と私自身の体力の消耗。
結局、六合目を少し行って、
引き返すことに相談がまとまった。
いったんは時間節約の為通り過ぎた五合目小屋に戻った時
一時は痛いほど射していた日差しが入らなくなって
下から煙のように速い勢いで霧が上ってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/be/2063662e6b79a460ffe6b13befe2709f.jpg)
急いで遅めの昼食を摂るうちにも
窓の外がまっしろに霧に包まれた。
Mさんに脱いでいたジャケットの着用をすすめ、
私自身もセーターを着て、靴紐をしめ直す。
案の定、小屋を出ると
入った時よりずいぶん温度が下がっていた。
Mさん 「ボコボコ雪にはまった跡で、帰り道を見失わないね。」
H 「しっかり、つけといて良かったね。」
足元も見えないほどの濃霧にはならなかったことに、安心してジョーク。
それでも、途中くぼみを勘違いして路からはずれた斜面にはまり
2人とも、四つんばいでじたばたしてやっと脱け出せた時は
かなり、怖かった。
同じ道を二合目まで戻った時、標識を見落として
予定の路から迷っていたことに気がついた。
安全で冬道コースとして人気のある表参道コースからハズレ
ガイドマップにない路を通って、
それでも何とか北参道コースに出ていた。
帰路も、本来の表参道コースに戻らず
困難だった同じ道を選んでいた。
強硬に、今回の山歩きに雪の綿向山を選び、
Mさんを誘って危険な目にあわせてしまった。
懲りて、恨まれると思いきや、
安全と思しきトコまで降りて来た時、
彼女は、こう言った。
「景色が単調だったから、樹氷が期待できない
雪のない季節は、(来なくて)いいわ。」
全然、こりてない・・・。
![nose5](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/nose5.png)
類友というのは、こういうのを言うのだろう
![symbol6](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/symbol6.png)
途中、軽アイゼンがはずれたのも気付かないほど
彼女も、必死で降りてきたのに。
こんな彼女と一緒に
樹氷を見て、
頂上で記念撮影をし、
幸運のブナの木を見て
尻セードの下山とかもしたい。
冬の綿向山を満喫する為に、来年またトライしようと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/0b/08f7f5ebcb0f8a463df3a51e7085a969.jpg)
おまけ。
(私が見たい綿向き山の樹氷。)
『曇り後晴れ - かおりと山のあなたの空とおく』
http://blog.goo.ne.jp/kamiyu-6581/e/de24b93b6f492fc9cddeb30c60fa420b
かおりさんから、
お許しを得てお借りした写真↓