Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

広重 ―摺すりの極きわみ― 

2024-11-20 22:45:05 | 美術・絵画



2024.08.14
あべのハルカス美術館開館10周年記念
広重 ―摺すりの極きわみ― 
後期を観てきました。

のんびり家を出て、ハルカス内の「なかの家」でまずはランチ。
オットさんは前期に出展されていた有名な作品を観たかったらしく、
「アレもない。これも前期。」とブツブツ。
野球の招待チケットに合わせた日にちを設定したのは、本人なので大人しく観なさい。・・・と、おもう。
ワタシはむしろ、見たことないものの方がいいので問題なし。
とはいえ、画像の横断幕になっている作品↓は、見たかった。
『名所江戸百景 深川洲崎十万坪』

 瀟湘八景由来の近江八景もいくつかあって、ふたりで「ここら辺、うち(我が家)」と、美術鑑賞をちょこっと忘れるのも楽しかった。
同じ版木で、色を変えたものを並べた展示も興味深かった。


カメラOKの数点:




『江戸近郊八景之内 池上晩鐘』

他、
『軽井沢』部分
『三拾 木曽街道六重九次之内 下諏訪』部分




観覧を終えて気持ちのいい景色を見ながら一服。時間を見合わせて次の予定へ。
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美術館巡り#26 中之島美術館

2024-05-27 18:46:55 | 美術・絵画





はじめて 中之島美術館 へ行きました。

時代は変わっていた。
チケットはPCで、購入可能。QRコード。
最寄り駅からビルを通り抜け空中庭園から降りて並び・・・
出品作品のいくつかは、写真撮影OK
(もちろんフラッシュはNGというものの)
驚きました。






モネ 連作の情景』展と、『没後50年 福田平八郎展』 をはしご。



モネ『ラ・マンヌポルト




見たかった『


  
初期の『安柘榴』現代美術的な『』・・・表現の軌跡がどれも魅力的だった。





満ち足りた気持ちで、川沿いの中之島遊歩道を歩き通して
ビルの狭間の中之島バラ園まで。入園料無料。

遊歩道もバラ園も・・・近くのオフィスで働いている人が
羨ましくなるスペースでした。



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大塚国際美術館🎉25周年

2024-04-16 05:31:01 | 美術・絵画


約7200輪のオールドローズのアートフラワーに囲まれた。




2024.03.20
風で明石大橋の通行が心配される中、
山友さんと『大塚国際美術館』へ出かけました。
無事到着しただけでなく、25周年と言うことで、
記念品の紅白上用饅頭をいただいたり
フォトスポットも設置されていてラッキーでした。




レオナルドダビンチ『モナ・リザ』(1974年来日)
16歳の時、名古屋から上野の東京国立博物館迄一人旅しても
見たかった思い出の絵です。
数年後ルーブルでは、すでにガラスケースの中だったので
あの時、見ておいてよかった。



想像を超える規模と作品数!





テオドール・ジェリコー『メデューズ号の筏』



人生のいろいろなシーンで出会ってきた名作が次々に現れ、
・・・死ぬ前の走馬灯ってこんな感じかなぁ、、、
奇妙なイメージが浮かぶくらいクラクラしてきました。




ミケランジェロ 『システィーナ礼拝堂天井画・壁画』@バチカン市国 圧倒されます。
Fさんから、描き込まれているミケランジェロはどこ?とクイズ。
回答は、’抜け殻’。・・・最後にギャラリートークも通して聴くことが出来ました。



教会の復元展示も印象的でした。
いつか・・・とは思えない。
もう見に行くことはないだろうと思うとさみしい。




  
 

中世ロマネスク絵画を近代化させたジョットと弟子達による『スクロヴェーニ礼拝堂』@イタリア。
『聖ニコラオス・オルファノスス聖堂』ビザンチン時代のフレスコ画。コンクに描かれているのは『キリストの生誕』





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田中一村展

2018-09-29 22:44:00 | 美術・絵画











2018/09/16 佐川美術館
開館20周年特別企画展『田中一村展』 

・・・を観てきました。

7月14日から開催されているのに、当日は
最終日の一日前の日曜日。
どれだけ、’美味しいものは後回し’的性格なのか。。。
(『アダンの海辺』1969年を見逃してしまった。)










南の島で、絵を描き続けた孤高の画家ということで、
「日本のゴーギャン」といわれるけれど・・・



奄美時代に入ってからの作品は
ある時期の・・・
私が一番好きな時期のダリに似ている気がする。
色も、絵の巧みさ、陰影の深さ、
そして時間の感覚が消えたような風景。











チケット売り場あたりの人の列を見ながら、
第3駐車場に誘導された時には、ぞっとしたけれど
それでも京都国立博物館のように絵が見えないようなことは
ホンの入り口だけで、いつの間にか混雑も気にならない程
絵に魅かれていった。


南画を描き神童と言われた幼少期から晩年まで。
田中一村の生涯の作品を追った展示は見ごたえがあった。


気になったのは、≪秋色≫という線や色が踊る作品と
タイトルを忘れた小品のたしか軸で、四角くあっさりと岩だけを
描いた作品。
両方、それぞれにモダンアートのような感じを受けた。





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蘆花浅水荘へ

2018-03-14 15:44:00 | 美術・絵画











裏千家兜門を模した門











格子窓の裏は、茶事の待合になっています。











2018.03.10

『美の滋賀』講座
滋賀の日本美術を応援する
―山元春挙と蘆花浅水荘―
講師:山下裕二氏

・・・というのに応募して受講してきました。



何しろ、会場がそのもの・・・
蘆花浅水荘(記恩時) だったので。



蘆花浅水荘を訪れるのは、4回目。

ここは当時全国的に人気を博していた画家が
自らデザイン。

6年をかけて創り上げただけあって、
庭や建物内の細部の調度に至るまで
とても魅力があります。









竹の間の窓:



今の季節、
梅と松が窓越しに見え「松竹梅」が揃います。



また、秋には・・・ 

障子を閉めると、丸く白い名月に竹のシルエットが
ススキのように浮かび、仲秋の名月の風情が。。。











二階の洋間:
暖炉やシャンデリア。


下には瀟洒な椅子とテーブル。
他と違うのは椅子は触らせてくれるし
座ってもいいという。


程よい硬さ・柔らかさに質の良さを感じます。









二階の広いアトリエの奥:


雪松図と左下葉回転する絵具入れの棚。
春挙のモダンで合理的な感性がうかがえる。




春挙は、当時は大変人気のあった
横山大観とも並び称される画家でしたが、
今現在知名度は高くありません。


春挙の代表作のいくつかに見られる
美しい色彩の堂々たる風景画は
私は実は苦手です。


・・・が、さらっとした絵や
晩年の雪松図、逆に蘆花浅水荘に大下絵のある
初期の出世作「法塵一掃」などはいいなぁと思う。


そしてこの蘆花浅水荘は水墨画に勝るとも劣らない
春挙の残した大傑作のように思います。



すきだなぁ。



こっそりと、一日竹の間で過ごす自分を妄想。。。


過去記事
http://ivory.ap.teacup.com/applet/nukunuku/20130414/archive



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