いいかげんワールド
例によって、図書館の本。
前回、返却が遅れてしまって
良心が痛みまくりだったので、
回避機能が働いて比較的ライトなタイトルの
背表紙を抜いていった結果、
オモチャ箱をひっくり返したような
色とりどりのイラストだらけの表紙になった。
5冊の中ではマイベストは、いいかげんワールド。
SF・ファンタジーは、星新一と阿刀田高の短編しか
読んだ事が無いのだけれど、同じような感じで
読みやすくストーリーはテンポ良く面白かった。
・・・が、最初から気になったのは主人公の年齢、
そしてドラマチックな展開の渦中にあっても
「本気になれない」主人公の気のなさ。
最後まで読んでよかったと思った。
『第0章 六十五歳の手記』と『あとがき』まで読んで
やや若いわたしにも実感として解るストレートな言葉で
主題があった。
みじかな年長者からは聞けない、痛々しいほどの
率直さが胸に刺さる。
これからの人生で思い出しそうな数行があった。
(左)
ツリーハウスがすき。仲間が好き。
誠実なあたたかい心がすき。
何か物事が動き出す時の感じが好き。
(右)
白雪姫・シンデレラ・にんぎょ姫・赤頭巾ちゃん・・・
童話のブラックな面が書かれた本は
読んでみたかったけれど・・・
思っていたより読後感が。。。。
(左)
この表紙、結構かわいくていいなぁ。
1999年、初版にしてはちょっとどことなく時代がかっていて
しめっぽくって、ちょっとエロくて、でも白状するとなかなか面白かった。
(右)
うふん
自分ではおとなしーいコーディネートしか身につけないのだけど
若いときにアンティックが今ほど気軽に手に入ったら・・・
こてこてにかわいいカラフルな銘仙とかも着て、ポップな帯留め。。。
とかおもいつつ、こういう本を涎をたらしながら見て楽しむ♪
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