
あべのハルカス16F、美術館入り口。
12/05
あべのハルカス美術館に行ってきました。

画像:美術館パンフ表紙より
作品:ポールシニャック『髪を結う女、作品227』の部分 1892年
光と色のドラマ
新印象派
10/10(金)-01/12(月.祝)
新印象派だけを集めた美術展を見るのは初めて。
絵具本来の明るさと輝きを失う混色を避けて、
画面に色を並べた印象派をさらに科学的理論で
追求した「点描」を駆使した新印象派は、
とりわけ好きではないのですが、
まとめて観る「めったにない機会」かもしれません。
この展覧会では、年代に沿って印象派の歴史を説明しながら
画家たちの交流関係や、制作秘話なども紹介されていて
興味深く観覧しました。
とくに、シニャックの色ごとに白を並べたパレットや色の研究は
目の当たりにすると、制作にあたる画家の姿が
浮かんでくる気がしました。

画像:美術館パンフより
クロード・モネ『税関史の小屋・荒れた海』
日本テレビ放送網株式会社

画像:美術館パンフより
テオ・ファン・レセルベルヘ『マリア・セート・ヴァン・ド・ヴェルド夫人』1891年

画像:美術館パンフより
アンリ=エドモン・クロス『地中海のほとり』 1895年

画像:美術館パンフより
アンリ・マティス『日傘の女性』1905年
上のフォーヴィズムを予告するマティスの作品が、
点描なのにマチスらしく、めだっていました。
いろいろな作品の中で、画像はありませんが
スーラの点描は、色だけでなく構図やモチーフの形、
すべてが群を抜いて、とても美しく素敵でした。