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MIHO MUSEUM
ミホ・ミュージアム
『バーネット・ニューマン 十字架の道行き』展
『曽我蕭白「富岳図屏風」と日本美術の愉悦』展
・・・を観に行った。
今回、初めて美術展に同行したOMさんは、
3月いっぱいで解説ボランティアを辞めた滋賀県立近代美術館で
3年前に、一緒に研修を受けた同期。
担当する曜日班が違うので、学習会などで
たまに顔を合わせるだけだったけれど、
彼女は、解説も基本的には現代美術に絞って
母校のアンデパンダン展で大きな賞を受賞したり、
創作活動と発表を色々なかたちで続けている人なので
一緒に抽象表現主義のバーネット・ニューマンを観る約束を
一ヶ月半以上前にしてから、楽しみにしていた。
今回の「バーネット・ニューマン 十字架の道行き」は
8年かけて描かれた連作<十字架の道行き>に<存在せよⅡ>を加えた
15枚のキャンバスを比較的狭い展示室に展示し、
作品に囲まれるように作品を観た。
モネの'睡蓮'に囲まれた時のような、独特の世界観に包まれる。
近美で彼の小品を観ていただけでは、充分感じられなかった
抽象表現主義らしい精神性が伝わってくる空間。
ロスコに近いものを感じた。
News/Exhibition
http://www.art-annual.jp/news-exhibition/news/43091/
曽我蕭白は、同時開催を行ってから、はっきり知ったといううかつぶり。
一緒のチラシを観ても、強い興味を引くものがあると
完璧に他が見えない。
大きな企画展示室で「蕭白」他を観れたのは、
サプライズのプレゼントのようだった。
それにしても、チラシにもなっている蕭白の富士はどうだろう!!!
見事に大胆に美しい。
また、美しい壺には、枝ものが活けられ壷の肩に美しい影を写している。
美術品の用の美を観ることのできる展示。
私たちはお茶を挟んで、この贅沢な美術館の常設展までも堪能した。
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