首都圏で計画停電が実施されていて、電気の通り具合で生活をするようになりつつあります。
今晩は寒くなるということで、首都圏大停電みたいに言われて、心配しましたが、回避され暖かいお風呂にも入ることが出来ました。
しかし被災地の情報を見れば、明朝の気温は氷点下3度から4度、暖房器具も不十分なところ方々を思うと申し訳なく思います。
そんな中、仙台の仕事仲間のお父さんが釜石でずっと行方不明でした。同僚が探し続けていたところ、本日無事が確認できたとの知らせがありました。
とても、寒くなるなかで温まることが起きました。
少し温まるようなことが欲しいと思っていて、アルバムを聴いたらとてもフンワリした気持ちになりました。わずかな時でもいい、心が平安を感じられたらと思います。
現役ピアニスト名鑑なんて勝手な企画を始めたので、古い記事とかアルバム写真をあたっていると、記事として取り上げていない人が3人いました。山下洋輔さんとイヴァン・パドゥアさん、それにジャッキー・テラソンさんです。
テラソンのアルバムで大変好きなものがありましたから、てっきり記事にしたと思っていましたが、お仲間の記事にコメントしただけでした。
今回100人に入っていただくので記事に加わってもらうこととします。
アルバムは仏Blue Noteより2001年に発売されたものです。
1曲目、キース・ジャレットのようなゆったりした演奏は、このスタートで心が柔らかいゆったりした地に運ばれる感じです。
3曲目“禁じられた遊び”なかなか気がつきません。
4曲目ビレリー・ラグレーンのバラッド・ギターからブルース・ギターに変わるあたりかっこいい、そうするとそのあとのピアノソロがまたまたかっこよくて、今身を置けたらと思う場所に連れて行ったくれるようです。
ジャケがとても平和で心が和みます。
5曲目映画「カン・カン」の主題歌“アイ・ラブ・パリス”を生ピアノとリズムでジャズ・ロック調で始めるしゃれたアレンジ、でローズに変えて哀愁あるテーマ心憎い雰囲気です。
6曲目もローズを使ってより軽やかな“残されし恋には”、7曲目シャドウ・オブ・ユア・スマイルのメロディーから“いかないで”に一瞬でかわって、パリが大好きなミュージシャンがいかにもパリジャンに受けるようなアレンジです。
8曲目の“バラ色の人生”をいかにも楽しく演奏してくれて、なんだか救われているようです。
10曲目がフランス国家でちょっと驚きます。
12曲目も聴いたことのあるメロディー、ステファノ・ディ・バティスタのサックスが効果的です。
13曲目キースのゴスペル調の曲のように、哀愁あるメロディ。
最後の“メトロ”が全員参加の現代のメトロでちょっと現実にもどる短い曲でした。
ここのところの現実の中で、ちょっと夢見るように、憧れのパリ(私は行ったことありませんが)にいるような、(実際パリの屋根にいるような)素敵な気分にしてくれるアルバムです。
なぜ今まで記事にしなかったのか不思議に思います。
PARIS... / JACKY TERRASSON
Jacky Terrasson (acoustic & Fender Rhodes pianos)
Stefano Di Battista (saxophone)
Gregoire Maret (harmonica)
Stefon Harris (marimba)
Bireli Lagrene (guitar)
Ugonna Okegwo, Remi Vignolo (bass)
Leon Parker, Terreon Gully (drums)
Minino Garay (percussion).
1. Plaisir D'Amour 愛の歓び
2. Les Chemins De L'Amour 愛の小径
3. Jeux Interdits 禁じられた遊び
4. A Paris パリで
5. I Love Paris In The Springtime アイ・ラブ・パリス
6. Que Reste-t'il De Nos Amours? 残されし恋には
7. Ne Me Quitte Pas いかないで
8. La Vie En Rose バラ色の人生
9. Nantes ナント
10. La Marseillaise ラ・マルセルエーズ
11. Rue Des Lombards
12. L'aigle Noir 黒いワシ
13. I Love You More アイ・ラブ・ユー・モア
14. Metro