JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

憧れのパリへ飛ぶ PARIS... / JACKY TERRASSON

2011-03-17 21:58:06 | 聞いてますCDおすすめ


首都圏で計画停電が実施されていて、電気の通り具合で生活をするようになりつつあります。
今晩は寒くなるということで、首都圏大停電みたいに言われて、心配しましたが、回避され暖かいお風呂にも入ることが出来ました。
しかし被災地の情報を見れば、明朝の気温は氷点下3度から4度、暖房器具も不十分なところ方々を思うと申し訳なく思います。
そんな中、仙台の仕事仲間のお父さんが釜石でずっと行方不明でした。同僚が探し続けていたところ、本日無事が確認できたとの知らせがありました。
とても、寒くなるなかで温まることが起きました。

少し温まるようなことが欲しいと思っていて、アルバムを聴いたらとてもフンワリした気持ちになりました。わずかな時でもいい、心が平安を感じられたらと思います。

現役ピアニスト名鑑なんて勝手な企画を始めたので、古い記事とかアルバム写真をあたっていると、記事として取り上げていない人が3人いました。山下洋輔さんとイヴァン・パドゥアさん、それにジャッキー・テラソンさんです。
テラソンのアルバムで大変好きなものがありましたから、てっきり記事にしたと思っていましたが、お仲間の記事にコメントしただけでした。
今回100人に入っていただくので記事に加わってもらうこととします。
アルバムは仏Blue Noteより2001年に発売されたものです。

1曲目、キース・ジャレットのようなゆったりした演奏は、このスタートで心が柔らかいゆったりした地に運ばれる感じです。
3曲目“禁じられた遊び”なかなか気がつきません。
4曲目ビレリー・ラグレーンのバラッド・ギターからブルース・ギターに変わるあたりかっこいい、そうするとそのあとのピアノソロがまたまたかっこよくて、今身を置けたらと思う場所に連れて行ったくれるようです。
ジャケがとても平和で心が和みます。
5曲目映画「カン・カン」の主題歌“アイ・ラブ・パリス”を生ピアノとリズムでジャズ・ロック調で始めるしゃれたアレンジ、でローズに変えて哀愁あるテーマ心憎い雰囲気です。
6曲目もローズを使ってより軽やかな“残されし恋には”、7曲目シャドウ・オブ・ユア・スマイルのメロディーから“いかないで”に一瞬でかわって、パリが大好きなミュージシャンがいかにもパリジャンに受けるようなアレンジです。
8曲目の“バラ色の人生”をいかにも楽しく演奏してくれて、なんだか救われているようです。
10曲目がフランス国家でちょっと驚きます。
12曲目も聴いたことのあるメロディー、ステファノ・ディ・バティスタのサックスが効果的です。
13曲目キースのゴスペル調の曲のように、哀愁あるメロディ。
最後の“メトロ”が全員参加の現代のメトロでちょっと現実にもどる短い曲でした。
ここのところの現実の中で、ちょっと夢見るように、憧れのパリ(私は行ったことありませんが)にいるような、(実際パリの屋根にいるような)素敵な気分にしてくれるアルバムです。
なぜ今まで記事にしなかったのか不思議に思います。

PARIS... / JACKY TERRASSON

Jacky Terrasson (acoustic & Fender Rhodes pianos)
Stefano Di Battista (saxophone)
Gregoire Maret (harmonica)
Stefon Harris (marimba)
Bireli Lagrene (guitar)
Ugonna Okegwo, Remi Vignolo (bass)
Leon Parker, Terreon Gully (drums)
Minino Garay (percussion).

1. Plaisir D'Amour          愛の歓び
2. Les Chemins De L'Amour       愛の小径
3. Jeux Interdits           禁じられた遊び
4. A Paris               パリで
5. I Love Paris In The Springtime   アイ・ラブ・パリス
6. Que Reste-t'il De Nos Amours?   残されし恋には
7. Ne Me Quitte Pas          いかないで
8. La Vie En Rose           バラ色の人生
9. Nantes               ナント
10. La Marseillaise         ラ・マルセルエーズ
11. Rue Des Lombards
12. L'aigle Noir           黒いワシ
13. I Love You More          アイ・ラブ・ユー・モア
14. Metro



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復讐法廷 ヘンリー・デンカー著 中野圭二訳

2011-03-16 22:02:15 | 


自分の娘を強姦され殺された父親の怒りが描かれる日本の小説を続けさまに二つ読みました。1つはテーマは別ですが、中に父親が犯人に対峙するところがある吉田修一の「悪人」、その怒りはいまいち読み取れませんでした。
そして続けたのが東野圭吾の「さまよえる刃」で記事にしました。
最愛の娘が心のよりどころだった男の復讐の心、その愛娘を陵辱し死に至らしめたのは、法律的に保護される未成年、さばきの量はどれだけのものであろうか、誰が正しい裁きを行なうのか、というお話でした。
こうしなければいけないのか、もう少しどろどろと復讐しても良かったのか、感情的不満が残りますが、それが作者の意図なのか、まあ一気に読んじゃいました。
チョット欲求不満が残っていたので、古い小説ですが、これを読みました。
1984年に文春文庫から発刊されヘンリー・デンカー著中野圭二訳の「復讐法廷」という小説です。
娘を強姦殺害され、そのため奥さんも床に伏し、なくなってしまった初老の父親の復讐の話、なんと読み始めて6ページ目には相手を撃ち殺します。
なんとも潔い、そのまま自首をして殺意を認めた自白、ここに正義感から検事を辞めた若手弁護士が登場し陪審員裁判で有罪か無罪かと展開します。
テーマに重要な部分をちょっと引用いたします。
まずは94ページ陪審員の最初の会合部分
“宗教心の篤いエリフ・プルーティーは、「復讐するはわれにあり、と主はいわれた」という言葉を文字通り受け取っていたので、その権利を自分の手で行使するいかなる人間も容認できないと正直に答えた。”
そして終わり29ページ前
“「無罪」黒人のエックス線技師ミルドレッド・エニスが言った。
「無罪」ウォルターグローヴは言明し、向かいの側にすわっていたヴァイオレット・トリヴァの意外そうな反応に目を留めた。
十一人が態度を表明し終り、みんなの目がエリフ・プルーティーに注がれた。「主いい給う、復讐するは我にあり。何ぴとも自ら復讐するな。有罪」
彼は仲間を見渡して言った。「さて、みなさん、五対四、三人は態度保留。どうやら道は遠そうですな。」“
この後の20ページで判決が決まるのですが、それは今回は書きません。
久しぶりに良質のリーガル・サスペンスを読みました。
文春文庫はずっと絶版で私は図書館で借りました。2009年にはハヤカワ・ミステリー文庫で復刊されています。そちらのカバーはこちらで、そちらも図書館にありました。(そっちは貸し出し中)どちらも内容は同じですから、ある方を読んでください。


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現役ピアニスト名鑑 9

2011-03-15 22:30:23 | 現役ピアニスト名鑑
2011年8月に新たにDanny Grissett ダニー・グリセットさんが参加いたしました。
100名に新たにダド・モロニ氏が選出されました。 20120814
2013年度 Espen Eriksen氏が削除されました。
2013年度 Elder Djangirov氏が追加されました。
2015年度 Edouard Bineau氏のこの一枚が変更になりました。
2015年度 Dan Cray氏が退会となりました。
2018年度 Dave Peckさんが退会となりました。
2020年度 Erik Lindeborgさんが退会となりました。
2021年度 Chris Illigworthさんが追加されました。
2022年度 Elder Diangirov氏のこの一枚が変更になりました。
2023年度 Eric rEED氏のこの一枚が変更になありました。

現役ピアニスト名鑑もEのところまで着ました。Eの頭文字のピアニストも新旧あわせて多彩です。
こうやって始めてみて、そしてこうやって写真まで載せえるようにしてよかったです。
表を造りましたから、それを更新していけそうですから、良いアルバムをどしどしは発売して欲しいものです。



Dado Moroni ダド・モロニ イタリア  1962 50
TWO FOR DUKE / Max Ionsts & Dado Moroni ペンギンできましたか





Danny Grissett  ダニー・グリセット  ロサンジェルス アメリカ  ?? ??
STRIDE 20110625 平穏な日に聴きたい




Dario Carnovale ダーリオ・カルノヴァーレ シチリア イタリア 1979 32
EXIT FOR THREE 20101225 誰からの挑戦状



Edouard Bineau エドゥアール・ビノー フランス 1969 42
BLUEZZ 20150423 ピアノは2度目



Edouard Ferlet アドアール・フェルレ フランス 1971 40
JEAN-PHILIPPE VIRET
LE TEMPS QU'IL FAUT 20080908 マルドロールが




Elder Djangirov エルダー・ジャンギロフ  ロシア  1987
RHAPSODIZE 202207 テクでない成長





Enrico Pieranunzi エンリコ・ピエラヌンツェ イタリア 1949
PLAY MORRICONE 20090119 Osloの前の春



Eric Legnini エリック・レニーニ ベルギー 1971
Ballads 20100605 キースから解き放たれて



Eric Reed エリック・リード フィアデルフィア 1970
Black,Brown,and Blue 20230804 リードのこの一枚


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現役ピアニスト名鑑 8

2011-03-13 14:16:55 | 現役ピアニスト名鑑
2013年度 Bill Mays氏が削除されました。
2014年度 この一枚 chick Coriが変更になりました。
2018年度 Christian Jacobさんが退会されました。
2018年度 Bill charlapさんのこの一枚が変更になりました。
2020年度 Benjamin Moussayさんのこの一枚が変更になりました。
2021年度 Chris Illigworthさんが追加されました。
2020年度 Chick Coriaさんが退会されました。
 
現役ピアニスト名鑑の発表の2回目になりましたが、頭文字がBに入りました。
ということはAの方はお終いです。おい、あの人はどうしたという不満の方いると思います。どしどし不満をぶつけましょう。



Benjamin Moussay ベンジャミン・モウジー フランス 1973 38
PROMONTOIRE 20200723 ここまでの進歩


Bill Charlap ビル・チャーラップ ニューヨーク 1966 45 New York Trio
uptown downtown 20170925 ジャズの実力



Bojan Z ボヤン・Z ベオグラード セルビヤ 1968 43
XENOPHONA 20060921 バルカン・チック 



Brad Merlder ブラッド・メルドー フロリダ  1970 41
Brad Mehldau Trio Live 20080608 休みを満たす



Carsten Darl カースティン・ダール デンマーク 1967 44
MADS VINDING SIX HANDS THREE MINDS ONE HEART 20060723 影響



Cavallari Michele ? イタリア ? ? Chat Noir
decoupage / chat noir 20080103 頑張れ若者



Chano Dominguez チャノ・ドミンゲス スペイン 1960 51
NEW FRAMENCO SOUND 20071012 タイトルまんまだけれど



Chick corea チック・コリア マサチューセッツ 1941 70
TRILOGY 20130911 JAZZの神様



Chris Illigworth クリス・アイリングワース イギリス 
GO GO PENGUIN / GO GO PENGUIN 20200823 候補


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光があるから

2011-03-12 05:49:05 | その他


この記事をノートに書いている時点で私の家には電気が来ていません。それなので世の中がどんな状態だか把握が出来ませんでした。車のラジオで三陸沖で大きな地震が発生したことは解りました。
私は路上にいましたが、立ち尽くしてしまいました。
運よく自宅近くにいたおかげで、家に帰り着きましたが、都心にいる方々はどうしているのでしょうか。家の近くを走る電車はまったく走っていません。(今これを書いている時点で走行の音がしています。)
わが家ではオクサンが実家に帰っっていたので安全な平屋で、息子1はとても安全なビルにいると連絡がつきました。関西の息子2からは安否を気遣う連絡が入ったようです。
電気がこないとどうしようもない我が家でガスコンロが1台あったので、それを使ってしのいでいます。
後はローソク、そのローソクの炎を見ながらほっとし、ニュージーランドで被災さらた方の無念を実感しています。
怖くて、痛くって、心もとない思いをされたのでしょうね。

(これを書いている時点で電気が着ていて、TVで被害をしり、唖然とています。被害にあわれた方には心よりお悔やみ申し上げます。)

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現役ピアニスト名鑑 7

2011-03-09 22:44:50 | 現役ピアニスト名鑑
2013年度 Alan Brobent氏が削除されました。
2013年度 Austin Peralta氏が削除されました。
2014年度 Andrea Pozza氏が削除されました。
2015年度 Akiko Toyama氏が退会となりました。
特別顧問席にマッコイ・タイナー氏が着任しました。 20120814
100名に新たにバティスト・トロティニョン氏が選出されました。 20120814
2023年 Art Hirahara氏が100名に選出されました。
2024年 Antonio Farao 氏のこの一枚が変更になりました。  
 
現役ピアニスト名鑑と勝手題をつけて、今フォローしておきたいジャズ・ピアニストを選んでみました。
考えているうちにだいぶ自分の好みが前にでてきてしまいましたから、“現役ピアニスト勝手名鑑”としたほうがいいかもしれません。
まずは、100名からは降りていただきましたが、それは後進の為、大好きだけど、特別顧問席を造りましたのでそちらについていただきました。



Loise van Dijk ルイス・バン・ダイク オランダ 1941 70
Loise van Dijk The Rossenberg Trio Live 20060417 勝負でない



Don Friedman ドン・フリードマン サンフランシスコ 1935 76 waltz for marilyn 20070822 年が解らない



McCoy Tyner マッコイ・タイナー フィアデルフィア 1938 73
THE RIAL McCOY 20060810 RIAL PASSION


紹介にはアルバムの写真、お名前、読み方(3名の方不明のまま)うまれたところ、生まれた年、グループ名(在れば)、私が選んだこの一枚、記事にした日付け(二つない)、記事につけたタイトルの順に書いたつもりです。
10枚ぐらいづつ、UPしていくので、気になる物は探してみてください。




Aaron Parks アーロン・パークス シアトル 1983 28 ANDERS CHRISTENSEN Trio
Dear Someone 20091204 キースの始まりみたい







Alan Pasqua アラン・パスクア ニュージャージー 1952 59
solo 20070717 soloじゃないsolo



Alessandro Galati アレクサンドロ・ガラティ フィレンツェ イタリア 1966 45
All Alone 20060402 All Alone




Alexis Gfeller アレックス・フェラー スイス 1974 37 FormatA3
DEUXIEME 20080124 寒い 幻の馬駆ける




Antonio Farao アントニオ・ファラオ ローマ イタリア 1965 46
Tributes 20240808 改めて向かい会う



Art  Hirahara   アート・ヒラハラ  アメリカ
VERDANT VALLY 20230213 当てに行って当たった



Artur Dutkiewicz   ? ポーランド 1958 53
Hendrix Piano 20100624 ローリング・ピアノ




Baptiste Trotignon バティスト・トロティニョン 1974 38
The art of dreaming / Jacques Schwarz-Bart 20120623 工房でつくる
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上質グローバル・ポップス SEVEN SEAS / AVISHAI COHEN

2011-03-08 22:27:41 | 聞いてますCDおすすめ


アヴィシャイ・コーエンのピアノ・トリオのアルバム「Gently Disturbed」は結構気に入っていて、というよりそれ以前からのアヴィシャイの流れは気に入っていました。
そうしたら、前作はVocal中心ということを知りパスしたのでした。
ショップにいったら新しいのだろうアヴィシャイの名前はありますが内容はわかりません。ケース外観からはメンバーもわからないし、でも2作続いてはないだろうと購入しました。
あけてみてもメンバーわかりづらく、でも聴けばいいだけです。
前作がどのような作風だったかわかりませんが、牧歌的ピアノリズムからコーラスを入れながらのスタートは、ちょっとアンヴィエントな雰囲気も加わっています。
2曲目、ピアノはクラシックみたいなアルべジオバックに、民族的なメロディーをOUDが弾くのでしょう、vocalと重なると、コーエンが自分のアルバムでは基本にしている民族性を感じます。そこで演奏される短いベース・ソロはうなずきをしてしまう、コーエンらしさなのです。
3曲目がタイトル曲、ピアノを弾くShai Maestroってトリオのアルバムでも弾いていましたが、これが化けてきました。とても角をもった切れを示しだして、4曲目バッキングしていても、その切れが気持ちよく伝わります。
4曲目ではソプラノ・サックスのソロがJAZZ風味を出しますが、全体的にはとても上質なPOPではないでしょうか。まるでJAZZなどという範疇にはとらわれない、イスラエルの土地も大切にしながら、ブルックリンの風が吹いて、昔知っている音まで加わったような、コーエンだから出来るのような世界なのです。
POPみたいに聴いていることが出来ます、6曲目オリエンタルのPOPがラジオから流れているような感じさえ持ちますが、ホーンのセクションが入れば、“シカゴ”とかのブラス・ロックが加わってきて、これって幸せな方の世界が渦を巻いて合わさったような世界です。
8曲目はピアノ・トリオにオーボエみたいな(ソプラノでしょうが)アンサンブルが加わった落ち着いた形ではじまる曲、私ジャケットを見ながらアルバムタイトルは「Seven Seas」ですがなんだか山を思い浮かべてしまいました。
そしてその連想につらなるのが“シオンの山”9曲目イスラエルの人が理想とする様なところ、シオンをメンバー一丸になって演奏しているように感じます。(ここでもピアニスト注目です。)
9曲目は民族的vocalが軽やかに流れて終わります。
前作のvocalがどのようなのかわかりませんが、ここコーエンが作っている音楽は、JAZZとかの枠は関係ない、ジャケで遠く地中海に立っているようなかんじ、自分の風土とそこからの音楽空間をすべて織り交ぜたような、小説のような作品です。
ただその作品は、なんとも普遍的な哀愁と美しさを持っているのです。
コーエンがJAZZの枠から超えているところあるにしても、アルバムの演奏でのベースの響きは確固たる実力です。そこにこのような枠を超える力、これJAZZに規定することなく上質なPOP(音楽)です。


SEVEN SEAS / AVISHAI COHEN

Avishai Cohen(Vo, B, P)
Karen Malka(Vo)
Shai Maestro(P)
Amos Hoffman(Oud, El-G)
Itamar Doari(Per, Vo)
Jenny Nilsson(Vo)
Jimmy Greene(Ss, Ts)
Lars Nilsson(Flh), Bjorn Samuelsson(Tb), Bjorn Bholin(English Horn)
Rec. September and October, 2010, Sweden
(Emi France-Blue Note 9495492)

1. Dreaming (Avishai Cohen)
2. About a tree(Mark Warshavsky)
3. Seven seas (Avishai Cohen)
4. Halah (Avishai Cohen)
5. Staav (Avishai Cohen)
6. Ani Aff(Avishai Cohen)
7. Worksong (Avishai Cohen)
8. Hayo Hayta(Avishai Cohen)
9. Two roses(Mordechai Ze'ira)
10. Tres hermanicas eran(Traditional Ladino)

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様式の向こうで Live in Marciac / Brad Mehldau

2011-03-07 16:14:15 | 聞いてますCDおすすめ


ひところブラッド・メルドーはよく解らないとおもった時期がありました。でも最近のアルバムはなかなか素晴らしいと思っていたところ、新しいアルバムは決定的なものになりました。ただしアルバム「Live」よりも古い2006年8月の録音でそこが少し残念です。
キースも古い録音のものが発売されますが、それはコンサートを沢山録音して吟味を重ねて選んで出してくるからだろうと想像されます。このメルドーもそうなのか、もしくは出さないともったいない、ということでしょうか、とてもお安く価値ありでした。
1音目から集中した塊のような音群で始まり、2曲目につながるフレーズを入れると2曲目“It’s All Right with Me ”で圧倒的にメルドーの形が示されます。
続く3曲目の“Secret Love ”ではメルドーのもう1つの面、ゆったりとメロディを辿りながら、そのトーンで個性を示します。
4曲目、以前はチョット小難しいと思ったパーツを廃して、シンプルな様式を構成しながら荘厳な建築物が出来上がるような感じ、クラシックの演奏を形容するようです。
6曲目“Trailer Park Ghost ”、この音楽を構成するためには、これだけの音数が必要で、しかし余計な音が在ってはならない、それを美しく繋げてしまうというメルドーが様式を作っているとしても、その様式を超えて演奏ができているのです。
8曲目“Exit Music ”も圧倒的な力強さです。
最近のアルバムが素晴らしいと書きましたが、メルドーで一番驚いたのはアート・オブ・トリオ3の「Songs」でした。
今回のソロ・アルバム、私にはとても解りやすくて、ここにきてメルドーが定着したような感じです。

Brad Mehldau/Live in Marciac

Brad Mehldau piano

Disk:1
1. Storm (Mehldau)
2. It’s All Right with Me (Cole Porter)
3. Secret Love (Fain/Webster)
4. Unrequited (Mehldau)
5. Resignation (Mehldau)
6. Trailer Park Ghost (Mehldau)
7. Goodbye Storyteller (for Fred Myrow) (Mehldau)
8. Exit Music (for a Film) (Radiohead)

Disk:2
1. Things Behind the Sun (Nick Drake)
2. Lithium (Kurt Cobain)
3. Lilac Wine (James Alan Shelton)
4. Martha My Dear (Lennon/McCartney)
5. My Favorite Things (Rodgers/Hammerstein)
6. Dat Dere (Bobby Timmons)

DVD
1. Storm / It's All Right with Me
2. Secret Love
3. Unrequited
4. Resignation
5. Trailer Park Ghost
6. Goodbye Storyteller (for Fred Myrow) / Exit Music (for a Film)
7. Things Behind the Sun
8. Lithium
9. Lilac Wine
10. Martha My Dear
11. My Favorite Things
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春を呼び込む Wheel of Life / Sadao Watanabe

2011-03-06 21:27:33 | 聞いてますCDおすすめ



昨年、久しぶりに渡辺貞夫を福島で聴いたときには、その音の素晴らしさとフレーズの若々しさに吃驚しました。
読売新聞にここのところ生い立ちの記事がありますが、私たちより一時代昔の戦時体験者なのですね。音楽の若さとその体験に差があってでもそこはかわいらしい。
福島ではヤングライオンということで、貞夫と新人ミュージシャンの競演でした。ハクエイ・キムがピアノを勤めましたので観にいきましたが、ナベサダのきびしい視線から演奏がつづくと、驚きとやさしい視線に変わっていったことを思い出します。
そんなうれしい思い出から、渡辺貞夫のアルバムはほとんど買っていませんでしたが、中古屋さんでみてとても欲しくなりました。
そして気に入って、ここのところ続けざまに聞いています。3月の年度末、いろいろな変化が起こりつつあり、その変化を感じつつのこのアルバムです。

渡辺貞夫のフュージョン系のメンバーを集めたアルバムは1曲目、やさしいアルトのメロディー、とても軽やかで、私事ですが去年一年と違って来期はある意味軽くなって、それでこの音楽がとても素直にきれいに聞こえてくるのです。
2曲目はボッサのリズムでこれも貞夫が語りかけるよう、最近の演奏その渡辺貞夫の人間的な面がとても心地よいのです。
そんなとても実際にも暖かい音楽を陽だまりできいているとなんだか幸せを呼び込みそうな気がしてくるのです。
確定申告の打ち合わせもあって息子1がいる事務所近くまで会いに行きました。休みの日にこんなところを歩くのはめずらしいのですか、外国にいるみたい、お昼を一緒しました。







必要な書類なんかをもらって、事務所に戻る息子と別れて、まっすぐ帰るのはなんだかちょっともったいない。それでオクサン一押しのお店でもう少しいただくことにしました。

渡辺貞夫のこのアルバムを聴きながらかいているのですが、4曲目“Requiem for Love
”のバラッド演奏が素晴らしい、佐藤允彦の富樫雅彦にささげたアルバムで吹いている曲がすばらしかったのですが、それに近い感じです。
5曲目はフルートでリズミカルなボッサ、リチャード・ボナが出現したときに凄くおどろいたのですが、そのあとあまり聴かなくなっていましたが、久しぶりのベース・ラインやはり軽やかで気持ちが良い、今日の雰囲気は軽やかなのです。
6曲目“Koulamanite”はボナのヴォーカルで確かボナ自身のアルバムでも歌っていたのでないでしょうか、途中のGeorge Whitty のピアノがシャープでいい感じです。

さてしばらくあるいてビルの地下にあるのがこんなお店です。



どう見ても一杯飲み屋の感じですが、実際そうかもしれませんが、牡蠣を食べさせるお店、都心に幾店舗かあるみたいですが、昼真っから生ガキをやっているのはここです。
もちろんキリリとした白ワインを一本いただいてまずは生ガキをいただきました。ボールに日本産3種、とお勧め一種類が乗っています。普段使うボールに氷、その上にカキですから、とても身近です。



そのあとは焼き牡蠣です。これでとてもお安いのです。



音楽の法は8曲目ここでもボナのヴォーカル、食事と音楽がぴったりとあっている感じです。



こんな真っ黒な塊は焼きあがったカキですが、これをあけるとふくよかな白い肌のカキがいるのです。



10曲目やさしいナイロン弦のギターとフルートで演奏されるのは“Wheel of Life”というタイトル曲、キューブラ・ロス女史の著書に影響受けてつくられた曲のようですが、人生大変な時があっても、またその反対に暖かい陽だまりみたいなときもあるのだと思うような演奏です。
ですから最後の曲はまるで選んだように“Spring - All Buautiful Days”フルートでやさしく、ちょっと涙がこぼれるのです。

このお店とてもすばらしいのできちんと紹介しましょう。有楽町国際ビルの地下1階にある「ジャクポット」というお店で、ここでとっても元気な(サービスもとても良い)栃木県生まれのゆうこチャンがいます。



 Spring - All Buautiful Days でした。

Wheel of Life  / Sadao Watanabe

Sadao Watanabe (alto & soprano Saxsophone,flute) ,
Richard Bona (electric-bass, electric-guitar, Percussion, Vocals) ,
George Whitty (piano fender ,keyboards) ,
Nathaniel Townsley (drums) ,
Mike Stern (electric-guitar) ,
Romero Lubambo (acoustic-guitar)

Recorded in New York February 2003.

1. One for You
2. Tembea
3. Basie's at Night
4. Requiem for Love
5. Wind & Trees
6. Koulamanite
7. Waiting Song
8. Isabelle
9. Jindungo
10. Wheel of Life
11. Spring - All Buautiful Days


 

 

 

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現役ピアニスト名鑑 6 またまた変更

2011-03-05 22:19:41 | 現役ピアニスト名鑑

100名の現役ジャズ・ピアニストを選んで、その人の“この一枚”とそれに対しての記事名などを探しはじめたら、この人選びたいという方が幾人か出てきました。
残って欲しい人が5人出てしまいましたから、6人降りてもらわなければいけません。
私には馴染みの少ない5人の方選んでしまいました。
ダニーロ・ペレス、ヤン・クノップ、ジュンコ・オオニシ、ラリー・ゴルディングス、マイケル・ボルストラップ申し訳ないけれど、またいつか私を驚かせてもどって欲しいです。
そして新たに選んだ5枚は次の方です。
クリスチャン・ジェイコブ、ダン・クレー、マイク・デル・フェロー、リニー・ロスネス、ヒューベルト・ナス

でもジェイコブさんは選んでいたと思い込んでいて忘れていただけでもちろん外せません。デル・フェローは一度は選ばなかったけど期待できます。リニー・ロスネスの記事にしたアルバムは大好きですので、これも入れさせていただくことにしました。残り1枠なのに同じ感じで2名ダン・クレーさんとヒューベルト・ナスさんはどちらもきちんとした個性のある方で2人同時に落ちるか受かるかなので残ってもらいました。
そんなことで今度はもう一度1名削らなくてはいけなくなりました。

記事にしていなかったと書いたPeter Beetsさんは記事がありましたが、イヴァン・パトズウアさんとジャッキー・テラソンさんの記事が見つかりません。でもこの2人は残したい。もう1人山下洋輔さんも記事は無いので1人として洋輔さんとも考えました。
ところが新しいアルバムを見たら無償に欲しくなっています。それで記事にも、いやまだ手にも入れていませんが、勝手に記事の題を決め、超法規的処置をして(そんな法規はない)残ってもらうことにしました。アルバムは「DELIGHTFUL CONTRAST」近々に聴いて記事にしたいと思います。
ここで1人減らして100名にしたら、それを最後にすることをきめてもう一度見直しです。
またまた苦渋の選択、後続に席を譲るということで(アリャどっかで聞いた)、とても大好きだけど70才のルイス・ヴァン・ダイクさんにお願いしようとおもいます。
ご本人はまだまだ現役といわれるかもしれませんがなんか特別顧問みたいな居心地のよい席を用意できればとおもいます。
そう思えば、先日降りていただいたドン・フリードマンさんもそちらに座っていただくと、こちらはとても安心できます。
ということで100名を決めました。
これから新しいピアニストの出現や、現役をおりる方がいるでしょうからこのテーマ分離して修正していけるようにします。
さて100名えらんだ人の公開ですが、ただ名前だけではと思いますので、その方の私の好きな一枚とそれに対しての記事の情報を開示できたらと思います。
ですから10人ぐらいを1回にしていきましょう。ということで10回記事が決まりました。
へんな話、記事に対して稿料などありませんが余裕ってうれしいです。



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