JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

悲素  帚木 蓬生 著  

2018-02-28 17:11:09 | 


ジェフリー・ディーヴァーや読みたいのが手に入ったので、途中で中断していたのを読み終えた。
中断してもほとんど問題ない、ストーリーはあの「和歌山毒物カレー事件」。犯人は林真須美ではなくて小林真由美、この事件1998年に発生、大々的に報道されているからほとんどの人が知っているだろうけれど、ある意味私的には決着が付いていない。
動機がはっきりしないことでひっかかっていた。小説仕立てだから書けたとあるのでそこらへんがスッキリしたらと読んでみた。
お話は事件の調査に協力依頼された九州大学医学部衛生学教授、沢井教授たちが急性砒素中毒の検証から犯行の堀を埋めていくというストーリーになっている。
この小説の作者の帚木氏も医師なので一向平気なのだろうけれど、小説前半は残っているカルテをもとに書かれているから、同様の記載に一寸飛ばし読みを入れるし、最後の公判場面も公判記録がもとになるからここらへんもちょっとまどろっこしい。
判決は解っているし小説仕立てなのだから、真由美の犯行心情なんかを織りこんだらともおもうけれど、刑事と教授たちの犯罪立証の小説なのでそこはしょうがないか。

結局犯行の動機については解らないままかというと、小説の最後、この事件にいたる真由美の犯罪経緯と関連つけて、たぶん作者だろうけれど、動機の推論が書かれている。

その内容を書いたら新潮社に嫌われてしまうので、書かないけれど私的にはかなり納得がいって、これでこの件は決着しようかという気になった。嗜癖の病態というのがキーワードだけれど、のどに何か詰まっているように思う人は読んでみては。

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またまた誕生日祝い

2018-02-26 17:16:42 | その他
お休みの日、息子1が会おうと言う。誕生日のお祝いをしてくれるそうで、オクサンと年2回(それだけじゃないけど)楽しい時間を過ごさせてもらっている。
6時半待ち合わせで時間があるので、同じ街の美術館に行ってみた。



5時過ぎの入館だからお休みだけどあまりこんでいない。とっても美しいルノアールを何度も引き返して満足するまでみるという私流のみかたが出来ました。



撮影は禁止になっていましたが、最後の部屋のモネだけはOK、この手の展覧会では目面しいサービスで、もしかしたらとカメラを持っていて良かった。



そこから車で5分が本日のお店、息子も初めて(オクサンはかなり昔に来たことあり)のお店です。



15分前に入ったけれど、息子はまだいない、駅からあるいて時間通りに正月依頼の再開です。オヨメサンのほうも体調良さそうで安心しました。

料理は選んでくれていてまずはアミューズメント



シュー生地のなかにチーズとハムとか入り、3つぐらい食べられそうなスタートです。



ニンジンのムースとコンソメのジュレ ウニ添え
このごろ結構オードブルの定番ですが、今までで一番おいしく感じる、ニンジンのムースの上品な甘さが絶妙です。



ウナギとフォアグラの温かいテリーヌ
こちらも軽やかでフォアグラも実に上品



あいなめのポワレ



シャラン産 鴨胸肉のロースト 静岡有機野菜添え タプナードソース
お肉、ここにきてちょっとヴォリュームがありました。



これは私のデザート チョコレートとマスカルポーネのムース キャラメルアイスとナッツのキャラメリゼ
お祝いのメッセージ付読めないけど



こっちはオクサン 苺のサラダとシャーベット ヨーグルトのエスプーマとバジルのグラニテ



おまけにチョコとケーキと飲み物だったけれど、酔っぱらってたからなんだかわすれた。



これは一緒にもらったプレゼント、これから毎年着るものにして、キレイにしているようにとのことでした。





コメント (2)
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2年経つのは私のせいです。 NEW NORDIC JAZZ / CHRIS MINH DOKY

2018-02-25 16:30:29 | 聞いてますCDいいと思う


ニールス・ペデルセン直系のベースっていうキャッチのトーマス・フォネスベックアルバムは確かにペデルセンによく似ていたけれど、前から私はニルス・ラン・ドーキーがペデルセンの後継者だと思っていた。
それにしても最近どうしちゃったのだろうと探ったら、何とアルバムが2年前に出ていました。大好きで追っかけていたのになんということでしょう。このご無沙汰は私のせいです。
ブルーノートからしばらくだしていたけれど、移籍していたのと、トリオの名前も「NEW NORDIC JAZZ」だからすこしはずしちゃったのかもしれません。
もう一つ驚くのがピアノがPETER ROSENDALってこちらもなかなかアルバムださないピアニスト、最後に会ったのが2011年「cresent」じゃなかったかな。

わをかけてもう一つ驚くならば、ドラムスのJONAS JOHANSENはペデルセンのトリオで大好きなアルバム「フレンズ・フォーエヴァー ~ケニーよ永遠に ~ 」で叩いている人です。
っていうことで、こりゃNORDICで最強のトリオじゃないかな。



演奏の方はrosendalはおさえめ、これは久しぶりにミンのために抑えに抑えた感じもあるります。
ミンらしさが全開で久しぶりもあるのだけれどうれしくなります。
9曲中6曲がミンの曲。ミンは作曲の才もあるので、クラシックの作曲家が2曲、スティングが1曲といかにも曲を大切にした感じ。
そしてベースはミン節満載、ペデルセンの後継者とおもうのは、ダブルベースはメロディ楽器、まるで歌うように弾くのはペデルセンのラインを発展させている様に感じるのです。

NEW NORDIC JAZZ / CHRIS MINH DOKY

CHRIS MINH DOKY bass
PETER ROSENDAL piano
JONAS JOHANSEN drums

1 Lyset
2 Sommerpiger På Cykel
3 Efterår
4 Havet
5 Det Dufter Lysegrønt
6 Sister Moon
7 Blæst
8 Morgenstund
9 O Nata Lux



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15時17分、パリ行き アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン、&ジェフリー・え・スターン

2018-02-23 17:04:28 | 


ショップのキャシャーのところに積んであったのをみてこれは読むでしょうと買って、読んでいる本はあるのだけれど、それはディーヴァーで中断状態でも解らなくならないから、続けてこちらに来てしまった。
3月にはクリント・イーストウッド監督で映画公開もされるそうで、最近こういうタイミングの販売多いですね。

2015年8月21日パリで起きたテロリストによる列車襲撃事件が題材で結果も事実があるから変わるわけないけれど、事件を解決した3人のアメリカ人の生い立ちと事件を織り込んで書かれている。
当時者3人とジャーナリストが著者名になっているから、本人たちへのインタヴューから書かれたのでしょう。本人たちが語る自分は飾り気のない事実で、起こった事件とこの3人の繋がりかたが逆にドキュメントとして実在感がある。

3人と犯人を並べながら紹介しているが、時系列が崩れないことが素晴らしい。

事態にたどり着く運命の不思議さ。

一人とても素晴らしい人が脇役で登場する。

パリの米大使館の大使補佐官、レベッカ・ロビンソン氏、事件後大使公邸を彼らの宿泊場所にして、記者会見に望んで、

 「階下に行く前にちょっと時間ある?お祈りしましょう」
 みんなで円をつくり、ロヴィンソンが祈りの言葉を口にした。彼女の祈りのあいだ、彼らは涙を流した。すべての祈りが終わるころには全員の眼が涙で濡れていた。

そして意気なはからい、大使館での閉塞感のなか

 ここから抜け出して一人になりたかった。少なくとも、自分にとって大切な人たちとだけ一緒にいたかった。スペンサー、ケリー、アンソニー、そして親身になってくれるおばさんのようなレベッカ・ロヴィンソン。「ねえ、レベッカ」と彼はいった。「ここから抜け出せる?」
 「そうねえ」とロヴィンソンはいった。「いいこと思いついた。ねえ、あなたたち、私を家までおくってくれる?」彼女は警備員に話をつけると、みんなで大使館をでてパリの市に繰り出した。

自分がやるべき事をやる、使命感これが仕事というものだと思う。

映画の方ではなんと実際の3人が演技をしているそうで、半分以上ドキュメンタリー映画じゃないか。
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花七つ

2018-02-22 15:33:33 | 


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ファンだから2 HAIR TO JAZZ Paint Your Wagon / TOM SCOTT

2018-02-20 16:59:16 | 聞いてますCDいいと思う


フライングダッチマンは昔面白いんだけれど、こずかいはもう少し問題作の方に行ってしまって買わな買ったアルバムが幾つかあった。廉価版でフライングダッチマンのアルバムが数十リリースされて、ショップで懐かしいとガトー・バルビエルのアルバムを2枚買ってきた。
ファンで一時期すべてをめざしたガトーだけど、今回の発売をみてみると、もう一人トム・スコットも2枚でていて、こちらも大好きなサックスなので持っていない2枚を買って見た。

トム・スコットは間合いの天才と思っていて、少しあとの時代の「LA EXPRESS」や「New York Conection」「Street Beat」や「Apple Juice」なんかこの時代のはほとんどそろえていた。
その少し前の時代の2枚はこれはファンだから持っていたい。
それで買ったのだけれど、完成前のトム・スコットがいるって感じでした。
流れうようなソプラノも、小気味いいフレーズもいまいち完成前、これはこれでしょうがない。エレベのポコポコベースラインなんか何とも懐かしい。

後にキャノンボール曲集もだしたように、トム・スコットの最初のころがいて、50年も前に一寸トリップできました。


HAIR TO JAZZ
Paint Your Wagon

TOM SCOTT

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もう一度誕生日祝い

2018-02-19 17:09:47 | その他
この頃おなじみのお寿司屋さんに行くことを何か月か前に決めていた。ここがとても気に入っているオクサンの友達と4人で言ってきた。万日か前の誕生日のお祝いだそうで、ありがたい琴でした。 まずはいつものようにスタートをきったけれど、いつもよりかは1ランクお安くしました。 というのは今回はこの季節限定(3月まで)を別にいただくことにしたのです。 それがこれ お寿司屋さんには珍しいものを置いて、その素材がこれ 千葉、館山でとれる昆布、これを金目とシャブシャブにするのです。 しかし何と言っても主役はコンプ、シャキシャキ感と磯の香りが素晴らしかった。 そしていつもに戻って 最後はこのわたサービスでした。今週末間またまたもう一度お祝いをしてくれるそうです。
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6番目の花

2018-02-17 22:54:22 | 


何日か後、エッ 百合があったっけ、オクサンがいじったのかもしれません。


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スティール・キス ジェフリー・ディーヴァー 著 池田真紀子 訳

2018-02-16 09:39:18 | 


ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライム・シリーズも開始20年、12作目だそうで、こっちもづっとつきあってきたのだから年を取りました。今回はアメリア・サックスとの関係も微妙な距離感です。
ジュリエット・アーチャーという車椅子の見習いが、ライムのラボに参加して、こちらが半分コンビになっています。

話は、ちょっとずるい騙しの仕掛けになっているような気もしたけれど、やっぱりディーヴァー、ちゃんと驚かせたくれました。


それでは一寸自慢に、抜き書き、見習いアーチャーがライムになぞなぞを出すシーン。

「永遠の始まりと時空の終わりに共通するものは?」
「物質」
「違います」
「ブラックホール」
「違います」
「ワームーホール」
「違います」
「あてずっぽうで言っていますね。だいたい、ワームホールが何だかご存じですか」アーチャーが聞いた。
 知ってはいる。だが、なぞなぞの答えがワームホールだと本気で思ったわけではない。
  答えは単純・・・・
「降参?」
「いや、もう少し考えてみよう」

ってなぞなぞだけど、こっちはディーヴァーになれているから答えはすぐわかった。

答えの方は本編でどうぞ。
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直系は誰 SYNESTHESIA / FONNESBAEK & KAUFLIN

2018-02-14 21:37:25 | 聞いてますCDいいと思う


ニールス・ペデルセン直系の弟子のデュオ・アルバムってことで買ってきたフォネスベック、すでにリーダー・アルバムを2枚持っているし、ラーシュ・ヤンソン・トリオのメンバーとしては「KOAN」からで完全に重要なメンバーになっている。2015年の「B&S」でもあっているし、ほかにもアーロン・パークスなんかともあっているので結構引っ張りだこベーシストになったみたいですね。

ニールス・ペデルセンの弟子として、あれを引き継ぐのはクリス・ミン・ドーキーだと思っているけれど(最近どこに行っちゃたんだ)このフォネスベックも本当にペデルセンのように弾きます。
ひところペデルセン、ペデルセンと言っていた身にとってはうれしいアルバムです。
お相手のピアニスト、ジャスティン・コフリンは初めてだけど、クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子だそうです。サングラスをかけて、盲導犬といるジャケもあるので、目が不自由なのでしょうね。アメリカの人でそこがラースのところの雰囲気とは違っていてまた楽しい。
ピーターソンの曲も1曲演っているから、ケニー・ドリューというよりオスカー・ピーターソンとペデルセンの色を楽しませてくれるアルバムになっている感じです。




SYNESTHESIA / FONNESBAEK & KAUFLIN

Thomas Fonnesbæk: Double bass
Justin Kauflin: Piano

1 Synesthesia
2 Lost
3 It's All Right With Me
4 For No One
5 Panic Attack
6 Waiting
7 Semiosis
8 Nigerian Marketplace
9 Skybound
10 Catwalk
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