JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

隙間が埋まる WEATHER REPORT LIVE IN BERLIN 1971

2024-03-31 20:41:34 | 聞いてますCDおすすめ


ウエザー・リポートの発掘といっていいアルバムが出ているので買ってみた。
ハンブルクのラジオ局NDRのために企画されたジャズ・ワークショップの一環として録音された1971年9月3日のライブ・パフォーマンスということで、聴いてみると音も良いし、演奏もいい。
ちょっと当時どうだったかをリリース順に並べてみた。

デヴュー作はこちらで録音は1971年2月、16,17,18,22日、リリースされたのは1971年。


「WEATHE REPORT」 1971年2月16,17,18,22日

つぎがこちら。ラルフ・タウナーやヒューバート・ローズをゲストにしたり、東京でのライヴの録音もいれて、かなり次を出すのを急いだのかも。


「I SING THE BODY ELECTRIC」 1972年1月2,13日 リリースは1972年

そして東京でのライヴをアルバムにしたのが「LIVE IN TOKYO」で3作目。


「WEATHER REPORT LIVE IN TOKYO」 1972年1月13日 渋谷公会堂 リリースは1972年

そして4作目1973年リリース。


「SWEETNIGHTER」 1973年2月7日  

ここでこのアルバムに参加したベーシストアンドリュー・ホワイトに児玉紀芳氏がインタヴューしたのがスイング・ジャーナル紙にあるのでちょっと引用すると、(「I SING THE BODY ELECTRIC」の録音中にザヴィヌルから次のアルバムに誘われた。)
 「「SWEETNIGHTER」 ではファンクの要素を盛り込みたいんだ」「どうしてもミロフラフ・ヴィトウスでは自分の考えているようなファンクのファンクのフィーリングが出せないのでスタジオに来て欲しい」と要請をうけたということ。
クレジットではミロフラフ・ヴィトウスも弾いていることになっているが、「125丁目の出来事」「ノンストップ・ホーム」はホワイト一人でひいているようだ。

最期が1974年リリースのこちら。なぜここまで並べたかというと、このアルバムで2曲は1973年11月の録音で、ミルスラフ・ヴィトウスが最後の参加になっているから。


「MYSTERIOUS TRAVELLER」 1973年11月1974年4月  リリース1974年

ということでウエザーが変わっていくさまをならべたけれど、なんとそれは2作目ですでに始まっていいたとおもわれる。


実は「IN TOKYOU」を購入したのはだいぶ後になってから(多分ウエザーが解散した後)で、かなり直球の演奏に戸惑ったおぼえがあった。
それが今回出たアルバム「IN BERLIN」だけれど録音が1971年9月3日で、「IN TOKYO」の半年前、そしてデビュー・アルバムから7か月、丁度当時2作目との中間点での録音となっている。


「WEATHER REPORT LIVE IN BERLIN 1971」  1971年9月3日

ここで再びスウィング・ジャーナル誌のきじで、1971年7月にウエザーに児山氏がインタヴューしている。



ここでウエザーの音楽を「全員が終始一貫して楽器演奏の手を休めることなく即興演奏を続けていること。ショーターやザヴィヌルが語っていたようにウエザー・リポートの音楽は多次元のソロを同時進行させつつ同時にそれをハーモニーさせて単一方向に向かわせるという考え方なのだ。よ読み取っている。

ウエザーが、なんと3作目から変化しだす前、まさに東京でのライブの半年まえ、まさにデヴューの「WEATHE REPORT」をライヴとして演奏しているというのがこのアルバムになっている。
変化をはじめる前と変化過程の隙間を埋めているように思う。まさに私たちを驚かせたグループ、ウエザー・リポートのライヴといえる。
冷静に聞いて、この音源、ウエザー・リポートの記録として非常に高い存在のアルバムだと思う。今年の発掘もの一番に入れて良いと思う。


WEATHER REPORT LIVE IN BERLIN 1971

Joe Zawinul(Electric Piano, Piano)
Miroslav Vitouš(Bass)
Alphonse Mouzon(Drums)
Dom Um Romao(Percussion)
Alan Skidmore(Flute, Soprano Sax, Tenor Sax)
John Surman(Soprano Sax, Bass Clarinet, Baritone Sax)
Wayne Shorter(Tenor Sax, Soprano Sax)
Eje Thelin(Trombone)
1971年9月3日旧西ドイツ-西ベルリン、Der Große Sendesaalのthe Haus des Rundfunksでのライヴ録音

CD 1:
1. I Would Like To Tell (Miroslav Vitous) 15:29
2. Early Minor (Joe Zawinul) 2:15
3. Fire Fish (Miroslav Vitous) 4:06
4. Early Minor (reprise) (Joe Zawinul) 2:18
5. Sunrise (Miroslav Vitous) 15:15
6. Moto Grosso Feio (Wayne Shorter) 13:40
7. Directions (Joe Zawinul) 11:41

CD 2:
1. Morning Lake (Miroslav Vitous) 3:46
2. Waterfall (Joe Zawinul) 5:36
3. Umbrellas (Joe Zawinul, Miroslav Vitous, Wayne Shorter) 6:44
4. Orange Lady (Joe Zawinul) 10:59
5. Dr. Honoris Causa (Joe Zawinul) 15:42
6. Eurydice (Wayne Shorter) 12:06




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吉松隆 ケンタウルス・ユニット / 宮田大

2024-03-28 09:36:57 | チェロ無難


この楽曲は、2003年に発表されて以降、あまりに超難曲ゆえ20年近く再演されてこなかった異端の作品で、2022年に東京シティフィル、東京交響楽団の公演で立て続けにとりあげられ、その両公演で宮田大がソリストを務め、再び注目を集めました。

ちょっととっつきにくい感じもする壮大なコンチェルト。1楽章緊張が張り詰めるような出だしからの流れ。
第二楽章はちょっと「文楽」を思い出す雅楽的なピチカートから始まる。
宇宙的広がりを持つ第3楽章。
四季のタイトルが付く小品4曲が続く。その3曲目、子守歌のとタイトルが付いた曲、出だしはチェロがフルートに聞こえて宮田大のテクニックに驚く。


吉松隆 ケンタウルス・ユニット / 宮田大

吉松隆 作曲

1-3.チェロ協奏曲 ≪ケンタウルス・ユニット≫ op.91
 I.Allegro
 II.Adagio
 III.Allegro Molto
4-7.4つの小さな夢の歌
 春:5月の夢の歌 
 夏:8月の歪んだワルツ
 秋:11月の夢の歌
 冬:子守歌
8.ベルベット・ワルツ

[演奏]
Tr.1-3 宮田大(チェロ) 原田慶太楼(指揮) 東京交響楽団
Tr.4-8 宮田大(チェロ) ジュリアン・ジェルネ(ピアノ)

[録音]
Tr.1-4 2022年9月25日 ミューザ川崎シンフォニーホール(ライブ録音)
Tr.4-8 2023年4月18-20日 柏崎市文化会館アルフォーレ(新潟県)
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エバンスになる New Jazz Conceptions / Bill Evans

2024-03-26 16:47:11 | 聞いてますCDいいと思う


棚にあるスウイング・ジャーナル紙で児山紀芳氏がビル・エバンスにインタヴューした記事を読んだ。
「ビル・エバンスがリバー・サイド時代を語りつくした瞬間」という記事だけど、そこに載っているアルバム「NEW JAZZ CONCEPTIONS」を持っていないので、気になって買ってみた。
聴くとこれがエバンスって思おところもある。エバンス自身のアルバム・デヴュー作だった。
インタヴューで、エバンスはこの演奏に関して、レニー・トリスターノ、、ジョージ・シアリング、ナット・キング・コール、バど・パウエルの影響を認めている。
エバンスの音流れではないところがあって逆に興味深い。
リーバー・サイドでアルバムを出すことになるきっかけは、記事身もあるが旧友が渡した録音テープがリヴァー・サイドに認められた結果だった。
そこで録音されたのがこのアルバム、「New Jazz Conceptions」で1956年9月18、27日の録音だった。

そこでの演奏は、前述のように、ほかのピアニストの影響フレーズがあって、アレツと思う。だからこのアルバム、必要性はあまり評価されないだろう。ただ、聴くと”ワルツ・フォー・デヴィー”の初演があったり、その後何度も弾く”マイ・ロマンス”を演奏したりだ、興味深い。
ただし、ビル・エバンンスとして、らしいかというとそうではない。まだエバンスにはなっていないという感じはする。
ということで再び小山氏のインタヴューを引用すると次のようなことになる。

「自分自身で納得のいくピアノのサウンドがつかめたな、と感じたのは、確か27歳か28歳になったころだと思う。1957年、58年、59年頃からかな」

ということで、そのころのエバンスをきいて、いつエバンスがエバンスのサウンドになったのかをを考えてみよう。

この「New Jazz Conceptions / Bill Evans」でリバー・サイドで録音したものの、マイルスのバンドで弾いていて直近のアルバムは「From Jazz Frack」というアルバム。


「From Jazz Frack」  1958年3月26日

次がミッシェル・ルグランのアルバム。


「Legrand Jqzz」 1958年6月25日


「At Newport」  1958年7月3日


「Jazz at The Plaza」 1958年9月9日

ここでアート・ファーマーのバンドに参加。


「MODERNART」 ART FARMER 1958年9月10,11,14日

そして名盤


「Kind of Blue」 1959年3月2日、4月22日

これらのアルバムすべてを持っているわけではなく、エバンスがマイルスのバンド所属した演奏を集めたアルバムを持っている。


「MILES DAVIS BILL EVANS COMPLETE STUDIO & LIVE MASTERS」

そしてスコット・ラファロが入ったトリオになる。


「PORTRAIT IN JAZZ」 1959年11月28日

そしてJ・JとKAIのアルバム。


「THE GREAT KAI & J.J」KAI & J.J 1,960年22月2,4,9日


「Explorations」 1961年2月2日

キャノンボールのアルバムに参加


「Know what I mean?」 Cannonball Addeley 1961年2月21日、3月13日

そしてこの2枚

 
「Waltz for Debby」 「Sunday at Village Vangard」  1961 年6月25日

この時の演奏はcompleye liveとしてリリーズされた。

   

ってこうやって並べてみていいつエバンスになったのかというと、実はこれが、最初のマイルスのところできちんとエバンスになっているように感じる。こっちの耳がそこまでじゃないからかもしれないけれど、たぶん、マイルスのところで見事に成長させてもらったということに使用。

New Jazz Conceptions / Bill Evans

Bill Evans - Piano
Teddy Kotick - Bass
Paul Motian - Drums

"I Love You" (Cole Porter) – 3:55
"Five" (Bill Evans) – 4:03
"I Got It Bad (And That Ain't Good)" (Duke Ellington, Paul Francis Webster) – 1:39
"Conception" (George Shearing) – 4:47
"Easy Living" (Leo Robin, Ralph Rainger) – 3:53
"Displacement" (Evans) – 2:36
"Speak Low" (Kurt Weill, Ogden Nash) – 5:10
"Waltz for Debby" (Evans, Gene Lees) – 1:20
"Our Delight" (Tadd Dameron) – 4:47
"My Romance" (Richard Rodgers, Lorenz Hart) – 2:01
"No Cover, No Minimum" [Take 1] (Evans) – 8:14 Not part of original LP
"No Cover, No Minimum" – 7:31


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期待します。 Moon Bridge / Joonas Haavisto Kestutis Vaiginis

2024-03-24 11:30:51 | 聞いてますCDおすすめ


フィンランド出身のピアニスト、ヨーナス・ハーヴィストとリトアニア出身のサックス奏者、ケスタティス・ヴァイギニスのデュオアルバム。
ネットでの画像をみて良さそうなのでかいました。ヨーナスは知っていたけれど、サックスの人は知らなかった。なかなか技量のあるひとのように感じる。

「MOON BRIDGE』は日本庭園でみられる円月橋のことで、満月を象徴しているらしい。このタイトルの曲はないので、アルバム全体がこのイメージなのだろう。ショーターとストレイホーンの2曲に二人の曲で8曲。フェンダー・ローズとアコピ、ソプラノとテナーの組み合わせでできていて、ちょっと夢ごごちになるような、もし硬派ジャケにあるような幻想感が漂うアルバムとなっている。
ちょっとこおういうソプラノが聴きたくなっていたので買ったというのがかった理由。
買ってみて驚いたのがこのアルバムをだしているのがEIGHT ISLANDS RECORDSという日本の会社だった。
世界を旅するジャズレーベルってちょっとかわった発想のれーべるだそうで、調べたら、社長であり、プロデューサーである八島敦子さんは東京jazzのプロデューサーでもあり、こう語っていた。
「EIGHT ISLANDS RECORDSでは旅の中でたゆみなく自らを変化させてきた<旅するジャズ>をテーマに、豊かに進化し続けるジャズを紹介していくとともに、アーティスト自身が<音楽を探求する旅>の途上で生みだすさまざまな音楽も取り上げていきたい。」
面白いレーベルができたなとおもったら、なんとちょっと前にかったShahin Novrasliのアルバムがそうだったのは記事が前後するけどこの前書いた。
こちらのアルバムは新しい録音で、期待が持てるレーベルが登場した。ということで私がみて購入を決めた映像を貼り付けます。




Moon Bridge / Joonas Haavisto Kestutis Vaiginis

Joonas Haavisto (piano except 5,8) (electric piano on 5,8)
Kestutis Vaiginis (soprano saxophone except 4,7) (tenor saxophone on 4,7)
probably 2022年10月18,19日ノルウェー-オスロのRainbow Studio録音

1. Miyako (p-ss)
2. Waiting (p-ss)
3. Opener (p-ss)
4. Zenobia (p-ts)
5. One Of Those Full Moons (elp-ss)
6. Bonus Track (p-ss)
7. Lush Life (p-ts)
8. Random Moments (elp-ss)

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レベルなど関係ない Eagle's Point / CHRIS POTTER

2024-03-22 13:59:06 | 聞いてますCDおすすめ


クリ・ポタの新作を日本盤で購入した。ボーナス・トラック(9分34秒)があるのがいい。
さて1曲目はテナーで予想外には落ち着いたちょっとバラッド的な展開に、メルドーのソロが真摯に寄り添うという感じでいい。
2曲目もテナーで、ポッターがインプロで歌うのがこのアルバムなのだと思う。このメンバーだから、4人が丁々発止というのを想い浮かべるが、実にポッターの流れをメンバーの3人が作っていくという感じがする。この曲のメルドーのピアノ・ソロなんかもポッターのラインにに実によく合わせている。続くパティトゥッチがちょっとソロをとるけれど、この人、実に重要なアルバムに登場するようになった。
3曲目はバスクラで、このバスクラの音も実に良い音、リード楽器の許容量が実に広い人だと思う。逆にちょっと心配は器用過ぎないかと思ってしまった。
4曲目がタイトル曲、ポッターの魅力って、その音の強さと、ぶれないフレージングで、そう思うとジャズ史上の名プレーヤーであると思う。
5曲目は、ソプラノの演奏、メルドーのピアノ・ソロが雰囲気を作っている感じ。
6曲目、パティトゥッチから始まてこれがテナーでのバラッド。全曲ポッターの曲で、テナー高速フレージングというのは排して、グループのバランスを実に配した曲展開がされる。
7曲目、パティトゥッチのイントロが結構効いる。
8曲目。ポッターのカリプソ調の曲に対してのアドリヴ・フレーズも凄いけど、メルドーが同じく合わせたソロがリズムも合わせて凄いレベル。
こうやって聞いてくると、バラッドが非常に多くて、意外に思われるかもしれない。きっとあえてそうしているのだと思う。
実はそこに、このグループの恐ろしさが秘められているのでと思う。
9曲め、日本盤ボーナス・トラックの”オール・ザ・シングス・ユーアー”だけど9分半にも及ぶポッターのソロ、ある意味グループなしの、ポッターらしいところもきけて、ちょっと味変で面白いボーナス。

このメンバー、アルバム録音で、ある程度まとまった演奏になっている様に感じる。(それは素晴らしいけれど)落ち着き、みたいなものも感じる。このメンバーがライヴで演ったらどうなるか想像して、その熱が破裂するかもしれない。信じられないが展開あるかもと想像できるのがこのグループ、このアルバムのレベルを超える可能性が革新出来るのが凄い。
このアルバムの点数なども考えながら聞いたけれど、評価項目に対して、すべてで高くなってしまうのは流石としか言いようがない。

Eagle's Point / CHRIS POTTER

クリス・ポッター(tenor saxophone,soprano saxophone,bass-clarinet)
ブラッド・メルドー(piano)
ジョン・パティトゥッチ(bass)
ブライアン・ブレイド(drums)
ニューヨーク、ザ・バンカー・スタジオにて録音

1.ドリーム・オブ・ホーム
2.クラウド・メッセージ
3.インディゴ・イルディコ
4.イーグルズ・ポイント
5.アリア・フォー・アンナ
6.アザー・プランズ
7.マラガ・ムーン
8.ホライゾン・ダンス
9.オール・ザ・シングス・ユーアー (日本盤ボーナス・トラック)
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応援を込めて BAYATI / SHAHIN NOVRALI

2024-03-20 09:01:59 | 聞いてますCDいいと思う


数年前にそのテクで相当驚いたピアニストがいる。アセルバイジャン出身のピアニスト、シャヒン・ノヴラスリ。
ネットで見てたら知らないアルバムがあるのでかってみたのがこのアルバム。
それが八島敦子さんのEIGHT ISLAND RECORDS”からでたアルバムだった。
新しいアルバムかとおもったら、ジャケット・デザインを一新した日本制作の再発版で、発売された2014年にかって、記事にもしていた。


FROM BAKU TO NEW YORK CITY

BAYATA

だから何とも間抜けなことになってしまったわけだけど、10年たっての2度買いになった。だから記事もはばかられすし、内容は記事にしているからそちらでということになる。
ただしこのシャヒンに本当にびっくりしたのはNYのアルバム。(実は古いほうのBAYATIは処分したみたい)
たぶんそれをきいてこのアルバムを再発した八島敦子さんに敬意と応援という意味で記事にしました。
シャヒンの演奏は配信ではあるけれど、Cでゃあといちまいぐらいだから、まっいいか。

BAYATI / SHAHIN NOVRALI

Shahin Novrasli シャヒン・ノヴラスリ (piano)
Nathan Peck ネイザン・ペック (bass)
Ari Hoenig アリ・ホーニグ (drums)
2013年1月18-21日英国ロンドンのAir-Edel Studios録音

01. Nocturne For Natavan
02. 1001 Nights
03. Prelude in E Minor
04. Bayati Shiraz
05. From Mill To Station
06. Insomnia
07. Elinde Sazin Qurbani -Sacred Saz in Your Hands-
08. Baga Girdim Uzume -When I Went Into The Garden For Grapes-
09. Autumn Of Love
10. F & Giz (Fir & Giz)




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実に楽しい! a night at bird land / HARRY ALLEN QUINTET VOL.1.2

2024-03-16 15:26:19 | 聞いてますCDいいと思う
   

義兄が残したアルバムを整理売却したけどいくつかを残した。それがアート・ブレーキ―だったり、リー・モーガンだったり、カーティス・フラーのアルバムののだけれど、まだ聞いていないものがあった。それがこのアルバム。
ハリー・アレンが人気になったころいくつかアルバムをか買ったとおもうけど、棚に残っていたのはこの一枚。


「Blies for PRES and TEDDY faeaaaatuaring Bill Charlap」 2011年9月26・27日 rec

アレンがレスター・ヤング=テディ・ウイルソンに捧げたアルバム。義兄が残してくれたものに、はもう一枚ズート・シムズに捧げたアルバムがあった。だから遡って聞いていく。


「HERE'S TO ZOOT」 1997年6月録音

そして最初の2枚、ハンブルグのbird landというところでのライヴ、1993年の録音だからまだ売り出し中のアレンが聴ける。アルバムも1994年の発売だから、このころハリー・アレンを買った義兄は流石。
メンバーは実は知らない人ばかりだけれど、ヨーロッパでのライヴ、それも日本で売れてバラッドの多いスタジオ録音と違い、かなりハードにバップを吹くところもあってかっこ良い。じつはこっちの方がかっこいいんじゃなどと思ってしまう。
ここでドラムスを叩いているOliver Jackson、1933年生まれのベテランだったけれど、この録音の翌年、亡くなっている。
VOL.2は「In memoriam of OLVER JACKSON(1933-1944) One of gretest drummers in jazz」となっていて1995年の発売となっている。
そちらのアルバムがネットにあったので張り付けてお置きます。ちょっと味わってください。実に楽しいジャズがあります。 




a night at bird land / HARRY ALLEN QUINTET VOL.1.2

Harry Allen(ts)
Randy Sandke(tp)
Brian Dee(p)
Lean Skeat(b)
Oliver Jackson(ds)
Live at Birland Jazzclub,November 19&20,1993

VOL.1
1. My Heart Stood Still
2. On a Slow Boat to China
3. Tickle Toe
4. You Took Advantage of Me
5. Stardust
6. Sometimes I'm Happy
7. How Deep Is the Ocean?
8. I Got It Bad (And That Ain't Good)
9. Man I Love, The

VOL.2

1.Isn’t This A Lovely Day
2.From This Moment On
3.My Foolish Heart
4.The Song Is You
5.Blues My Naughty Sweety Gives To Me
6.Sweet Lorraine
7.All God’s Chillun Got Rythm
8.Stardust
9.Now Is The Time
10.Sophisticated Lady
11.Lover Come Back To Me



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忘れたザヴィヌルをもう一枚。The Centaur And The Phoenix / Yusef Lateef

2024-03-14 16:55:57 | 聞いてますCDいいと思う


持っているジョー・ザヴィヌルを並べた(ウエザー以外)ことがあるけれど、もう一枚持っていることに気が付いた。
それがこのアルバム、ユセフ・ラティーフのアルバムで録音が1960年と古いもの。
ジョーがウイーンからバークリーにうつったのが1959年、その年に最初のアルバムを録音している。
同じ年にダイナ・ワシントンのバックを務めたアルバムがあるけれど、このラティーフのアルバムが数枚目になるのだろう。
その後キャノンボールのバンドに移りそこで頭角を現すこととなる。
ユセフ・ラティーフがザヴィヌルを見つけてよんだのだろうか、バッキングがメインだけど、1曲目半ばに短いがソロをいれる。この音でザヴィヌルとは気が付かないけど、頑張ったといえば頑張った。
音楽としてはユセフ・ラティーフを語るべきだろうな。クラーク・テリーやカーティス・フラー(ここでも吹いてた)などの充実したメンバー。
ユセフ・ラティーフをしらないという人もでてくたのではないだろうか、この人のフルートかなり好きだった。
5曲目がザヴィヌルから 始まり、その後ソロもちょっと。この2か所が聴きどころ、ってザヴィヌルを楽しむアルバムではありません。

The Centaur And The Phoenix / Yusef Lateef

Yusef Lateef - tenor saxophone, flute, arghul, oboe
Richard Williams - trumpet
Clark Terry - flugelhorn, trumpet
Curtis Fuller - trombone
Josea Taylor - bassoon
Tate Houston - baritone saxophone
Joe Zawinul - piano
Ben Tucker - bass
Lex Humphries - drums
Kenny Barron - arranger
 1961年

"Revelation" (Kenny Barron) - 6:02
"Apathy" - 5:25
"Ev'ry Day (I Fall in Love)" (Sammy Fain, Irving Kahal) - 6:59
"The Centaur and the Phoenix" (Charles Mills) - 5:37
"Iqbal" - 4:51
"Summer Song" (Mills) - 5:26
"The Philanthropist" - 4:02


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トロンボーンを聴こう

2024-03-12 16:13:22 | 聞いてますCDいいと思う
CDの棚を見ていてこれを聴きたいというのが選べない。義兄から譲り受けたもので、聴いていないものがあったので、それを聴くことにした。それがトロンボーンのアルバム。5作品録音順に聞くことにした。
考えてみたらトロンボーンという楽器には思入れがない。学生のころブラス・バンドに所属したことがあるので、金管楽器は一通り吹いたけど、トロンボーンは一番難しい楽器と言われる。ジャズにおいてもトロンボーンの人は少ないような気がする。スライドと呼ばれる管の部分を腕全体で動かさなければいけないので、早いパッセージにはちょっと弱いからなのだろうか。
トロンボーンのアルバムを記事にした覚えがほとんどない。思いついたのが「Moonlight Serenade / Super Trombone」トロンボニスト何人かがグレン・ミラーの曲を演奏したもの。2004年3月22日録音の日本企画のアルバムだった。トロンボーンに焦点を集めたアルバムはすくないなが良い企画だったと思う。



他に棚にあったのは全部で5枚、そのうち一枚は昔かったアルバムだけれど、あとは譲り受けたもの。J.J.ジョンソン、カーテス・フラー、カイ・ウインディングのアルバム。
J.J.ジョンソンとカーテス・フラー、どっちが好みということを考えたことないけれど今回はそれも気にしながら聞いてみた。
録音順に並べたら、同一人物からだろうけど、1959年から1961年の短い間の録音、このころのスタイルが一番トロンボーンに向いていたのかもしれない。

まずは、J.J.ジョンソン、昔ジャズ喫茶でよくかかっていた。


「DIAL J.J.5」 J.J.JOHNSON 1957年1月29日、1月30日、5月14日

次はもっとかかっていたカーティス・フラー


「BLUES ette」 Curtis Fuller 1959年5月21日

同じくフラーのアルバムでこれは知らなかった。


「tTHE CURTIS FULLER JAZZTET WITH BENNY GOLSON」 1959年8月25日

次はJ.J.でKAI WINDINGとのアルバム、この組み合わせ結構おもしろかった。これは自分で買ったもので水没していたんでいる。


「THE GREAT KAI AND J.J.」 1960年10月3日11月2,4,9日
THE GREAT KAI & J.J.

最期がカーティスだけどずーと・シムスがはいって、曲目も受けのよいもので面白いアルバムだった。


「SOUTH AMERICAN COOKIN'」 1961年8月23日

これも義兄からのアルバムでリーダーじゃないけどカーティス・フラーが吹いている超有名盤があった。これお1960年の録音。


「Meet The Jazztet」 Art Famer And Benny Golson 1960年2月6,9日








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若々しさを感じて Molde Concert / Arild Andersen

2024-03-10 14:49:17 | 聞いてますCDおすすめ


熱帯mで音楽を聴いていることが多い。おすすめなどの表示があり、そこから選んだ一枚。
アリルド。アンデルセンは結構いろいろ参加しているアルバムはあるけれど、リーダー作にはほとんどいない。
で、今回聞き始めると、かっこいい、このギタリストかっこいい。スタイルちょっと古いけれど、これ現在の演奏と言いても違和感はない。これは持っていてもと注文。届いたのがこちらのアルバム。

まずかっこ良いなといもったギタリストがこちら。




なんとも若造だけど、これがビル・フリゼールだった。
彼はパット・メセニーの紹介で1982年にECMのポール・モチアンのアルバムに参加、1983年にソロ・アルバムでデヴューしている。このアルバムは1981年8月だからこれがビル・フリのごく最初のアルバムじゃないだろうか。
現在よく知っている、ビル・フリとはまるで違うアプローチで、だから解らないのだけれど、これが何とも心地よい。若さを感じるということかもしれない。
全編通じて面白いのがこれ。

だけどもう一人おもしろいのがこちら。



それがジョン・テーラー、こちらも若々しいけれどその才能をしっかりインプロに出している、6曲目にソロなどその後の人気を裏付けるだろう。ドラムスはアルフォン、ムザーン、これも緊張度の高いメンバーになっていると思う。

1曲目、ムザーンのタイトの音で始まって、ベースがエレベみたいなラインを作る。アリャと感じる,これが1981年かもしれない、。ギターのラインにドラムスがベースをつ作ると、これリズム部隊のライヴという感じ、ムザーンのドラムスが切れ切れの1981年の感じ。
フェスの演奏で、スタジオ録音とはちがう、粗削りながら自由の雰囲気がそのままでて、最近のECMにはない、(持ちこみかも)自由な雰囲気、(古いのを今きいたから)気持ちく感じる。

古いアルバムなので曲紹介は別にしても、古いという理由で知らない人は多いような気がする。どっかで探して聞くと、ビル。フリのおもしろさとか、アンデルセンの若いころ、テーラーの若々しさも感じて楽しいと思う。

Molde Concert / Arild Andersen


Arild Andersen Double-Bass
Bill Frisell Guitar
John Taylor Piano
Alphonse Mouzon Drum
August 1981, Molde Jazz Festival
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