ショップでリリースされたものをみていたら、2013年2月録音でマックス・イオナータの名前があるものがあるので買ってみた。
ベースの人のデヴュー・アルバムだそうで、ドラムスとアルト・サックスの変則トリオにイオナータが3曲客演したものでした。
ベースが1984年、ドラムスが85年、アルトが81年生まれと若い人たちでした。
マックスは最初の3曲で参加です。
1曲目、マックスのソロは貫禄が出来ました。その後のアルトはこの1曲では評価は決められない、アレッと思うフレーズもあれば、オヤッと思うフレーズもあります。
2曲目はモンクの曲を一寸沈んだトーンでマックスが中心となった演奏です。
3曲目がマイルスの曲、ハードバップでマックスのフレージングがとても良いのは前作のペンギンも同じ、また来日してくれないかと思います。
4曲目ダークな感じのベース・パターンからイン・リズム4ビートになってアルトはたどたどしい指使いのところと豪快にふくところが同居して1曲目と同じ、ベースソロも音圧が低い感じで強さがすこしという感じ、ドラムスは上手く合わせています。
7曲目はデスモンドの曲ですが、ベースラインはこれもダークな感じで、そろもポツンポツンと変わったソロをするベーシストです。
8曲目はバド・パウエルの曲をベースソロで、という意気込みは解りますが、タッチもピッチもフレーズもいただけない。
9曲目が再びデスモンドの7曲目と同じ曲、ALTEMATE TAKEとありますが、曲調もほとんど同じ、ここに入れた意味が解らない。
アルバム1枚分の演奏が満たなかったじゃと悪い読み方も浮かびます。
5曲目以後だけならまずわからないとなりますが、3曲目のマックスだけを聴いてどちらでもにかろうじてなりました。
FOR LIFE / DARIO GERMANI
DARIO GERMANI (b)
STEFANO PREZIOSI (as)
LUIGI DEL PRETE (ds)
MAX IONATA (ts on 1, 2, 3)
Recorded at Villa D’Este (Tivoli) on February 24-25th 2013
1. For Life (Yusef Lateef)
2. Crepuscule With Nellie (Thelonious Monk)
3. Little Willie Leaps (Miles Davis)
4. Sophie (Dario Germani)
5. Lullaby For Bianca (Dario Germani)
6. XY (Dario Germani)
7. Late Lament (Paul Desmond)
8. Bud On Bach (Bud Powell)
9. Late Lament – alternate take (Paul Desmond)