JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ちょっといい

2013-07-30 21:22:17 | その他
仕事で出かけて帰りが少し早い、家まで着かなくたって、ちょっと待ち合わせていただいてもいいんじゃないでしょうか。



アボガドは家でもよくたべるけれどこうするとどんな味になるのか家でもできるから頼んでみました。アラッこれ良い。



アボガド塩昆布まぶしクラッシュナッツ

お刺身は頼もうとしたカレイがおわってしまってこちら、でも満足



地カマスとカツオ

これもいかにも美味しそうなので頼んだけれど、酢味噌の味がこくなくてとてもさっぱりおいしい。



はまぐりと伏見唐辛子酢味噌がけ

そしてこれどうしたら蛸がこれほどやわらかく炊けるのでしょうか。



真蛸やわらか煮と里芋の炊いたん

ということで大満足、あちらも結構いただきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

混ざり方のセンス BARRIO DEL CARMEN / ALEX CONDE

2013-07-29 21:36:52 | 聞いてますCDおすすめ


タンゴとかスパニシュが入った曲調が好きなので、ピアノ・フラメンコとあるアルバムはまるで知らないけれど買ってみた。
1曲目、ピアノの落ち着いたメロディにナイロン弦と手拍子が加わってくる始まり、ピアノが主役とめずらしいけれど、確かにフラメンコです。
2曲目は弦楽も入った演奏。
4曲目グラナダスの“アンダルーサ”という有名な旋律、私グラナダという曲名だと思っていた。知った曲なのでピアノの流れが美しく上手いと思う。ベース・ソロはジャズと同じで、そうするとピアノがインプロを始めるので、ここにきてこのアルバムかなりいいとなる。
5曲目哀愁あるテーマは美しく、もうこれはアンダルシアの風が吹いているよう。このピアニスト大変センスが良いと思う。
7曲目、エレベとピアノのユニゾン、高速エレべがメチャクチャカッコ良いけれど、このアルバム実はCAの録音だから、ミュージシャンには事欠かないのだあろうな。
このピアニスト、1981年スペイン生まれだけれど、バークレーの奨学を受けた人だそうです。
クレジットをチェックしてみるとアリャ知っている写真がある。



なんと4曲目でウッド・ベースでソロを弾いているのは「新し友達」にしようとしたAaron Germanでした。なお面白いのは良くお邪魔するblog「NetHeroの今は昔」というサイトで、このAaron Germanの今がリポートされていました。今どうしているのかななどと考えていると、こうやってばったりということがJAZZに関しては良く起こるのです。
カッコイイ、エレベはSean Kupiszという人で、フラメンコ系が多いみたいです。

このアルバムそんなことが解ってどんどん好きになるし、ピアノのフラメンコとその他の音楽の混ざり方のセンスが素晴らしい。
フラメンコを好きな人はジャズを、ポピュラー・ミュージックを好きな方は良質なポップを、ジャズの好きな人は素敵なピアノと出会えるアルバムです。

BARRIO DEL CARMEN / ALEX CONDE

Alex Conde: Piano/Compositions
Kina Mendez: CanteJose
Cortes: CanteJose
Luis Rodriguez: GuitarGabriel
Navia: Guitar
Fanny Ara, Melissa Cruz & Nino de los
Reyes: Palmas
Sean Kupisz, Sascha Jacobsen and Aaron Germain: Bass
Keita Ogawa: Percussion
Tregar Otton: Violin I, II and Viola
Joe Hebert: Cello
Sudhi Rajagopal: Tabla
Collin Douglas: Drums
BataMike Olmos and Jason Palmer: Trumpet


1. Vas Diciendole a La Gente
2. Barrio Del Carmen
3. Santa Fe
4. Andaluza
5. Plaza De La Virgen
6. Improvisacion/Taranta
7. Callejon Del Silencio
8. El Puerto
9. Palabritas De Amores
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真夏の夜のJAZZ~渡辺貞夫・山下洋輔 夢の競演~20130727 in日比谷野音

2013-07-28 18:03:45 | サポート中、ライブ


昨日は日比谷野音。5時についてまだ明るいなか、セミの声を聴きながら家から持ってきた冷えたビールをいただく。開演は5:30今日は渡辺貞夫と山下洋輔の多分四十数年ぶりの共演となるだろうコンサート「真夏の夜のJAZZ~渡辺貞夫・山下洋輔 夢の競演」で、さてどちらが先の登場でしょう。

本田珠也ドラムスと坂井紅介ベースがまず現れて得意の白いパンツの山下洋輔登場。

1部
1 
トリオで最初からかなりのテンションをあげているけれど野音の難しさ、私の位置だとピアノの届き方がちょっと低い、ベース・ソロはよく聞こえます。そんなこと以上に野音の魔術、聴く方のテンションがなんだかのまれていくような不思議な感覚です。

2 ブルキナ 
2曲目で数日前にNYから帰った寺久保エレナが登場で彼女の新作のタイトル曲ブルキナというそうですがアフリカでの印象だそうです。エモーショナルなアルトはかなりフリーっぽく始めてモーダルな展開、随分のぶとくなったなという驚きがきました。洋輔は完全に
ぶったたきパターンで対応、太田のド派手なドラム・ソロがいい。渡辺貞夫がステージ裾に覗きに来ました。

3 大きな古時計
寺久保が退場し、かわりに菊池成孔が登場、ソロでアルバート・アイラーのように吹き始めたのは❝大きなのっぽの古時計”CDはあまり好きでなく、だからほとんど聞いてないけれどこれほとんどアイラーじゃない。
でもうまい、良く吼えている。見直したというのが印象か。この曲の洋輔のソロっていうのも聞きものです。

4 スパイダー
寺久保が再び加わって、2アルト、菊池からでこちらも流れがあって良い、エレナのほうはパーカーのフレーズなんかも入れてやはりバッパーの感じ、ヘリが上空を飛ぶという野音のお決まりもまた楽しい。


これも山下の曲だけれど題名は知らない。ここで1部終了。

15分の休憩時間にチューハイを買ったりトイレで顔をあらったりして、こんなのも野音だからかな。

2部
1 
6時50分渡辺貞夫はメンバー全員で登場、ドラムスは同じ本田でパーカッションはンジャンセ・ニャンという多分アフリカの人、コモブチ・キイチロウはエレベ養父貴という知らないギタリストと塩谷哲がキーボードというこの前よりかフュージョン色が強い始まりです。ある十痕はギターがフュージョンソロ、そのあとパーッカションがドラムスと重なったワールドな広がりです。


もちろん聞いたことのある曲だけれど名前はしらない。夕暮れの空を見上げながら聴くナベサダこんな贅沢なかなかありません。

3 サンゴマ
静かなほのぼのとしたアルトからインリズム、今夜はアフリカンなナベサダ。


メローなバラッドに入ったところでメローすぎて雨がぱらついてきた。演奏はすごくいいとこになってこんなもんだ。
キースの時の大雨を思い出す。(実はこの後の大変な状況を予想していない。)

5 ワーム・デエーズ・アヘッド
状況とは別にアルトが熱を帯びてくる。塩谷のピアノ・ソロが良いと思っていると稲妻と雷鳴。


貞夫が神様に祈りましょうかと言って始まった曲はパーカッションがアフリカの言葉で歌う曲。雨乞いの歌じゃないだろうななどとくだらないことを思っているけれど、手拍子も入って雨に負けない野音。

7 フェリシダージ
ここから雨足は激しいというかすごくなってきて避難する人が多くなったけれど私は戻らない。雨なんか気にしないで踊っている娘もいます。舞台もちょっと落ち着かない。


スタンダードだろうけれど雨の勢いがますます激しくなって滝のよう、ここで2部終了のようですが7時35分ぐらいでしょうか、時計も見ることができません。ここでこのコンサートの終了のアナウス。

渡辺貞夫がアンコール演らないわけにいかないでしょうといって、山下バンドの人も全員呼び出しました。滝のような雨の中アルト3人のそろ廻し、これから逆境の演奏になっていくのかとおもったその時、ステージの演奏を切り裂くすごいカミナリの落ちる音、ここでオクサンもこれはダメと席を立ち移動、トイレの前にいったところでコンサート終了でした。

確かに同じステージに渡辺貞夫と山下洋輔が立っていたのですから共演だったのですが、見ることも聴くこともほとんど出来ない、幻の共演になってしまいました。

渡辺貞夫も予定曲は演奏したみたいだったので、それから共演を40分ぐらい演る予定だったのでしょう、予定よりか45分ぐらい早くに終わって、びしょびしょの体で(プールに飛び込んだのと同じ状態)千代田線に乗ってしまいました。

記事としてはうれしいような、記憶から消えないコンサートになりました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昔話も聞かせて  EQUILBRIUM+ / Hans Ulrik & Lars Jansson Trio

2013-07-27 23:46:03 | 聞いてますCDおすすめ


昨日はメロディがゼロのアルバムで結構神経をなぜる部分があったので、それではと超メロディアスなソプラノが歌うように始めてアドリブを展開するという、とても解りやすいアルバムを聴くことにしました。(というよりか自動的に手がいった。)
それにピアノが良い、なんとラース・ヤンソンのトリオがバックです。
2曲目、テナーに持ち替えてゆったりと優しく“Once Upon A Time”このアルバム昔話も用意されているのです。
3曲目はヤンソンの“Hilda Smiles”「What'New」の時よりもしっとりと落ち着いた演奏はこの新しいトリオの成熟でしょう。ベース・ソロが格段と良くなっています。
4曲目、ソプラノが結構しっかりJAZZしているタイトル曲、ヤンソンが久しぶりにうなっていて、アドリブを楽しんでいるのが伝わります。タイトル曲が納得できる演奏です。
5曲目は美しいピアノ・ソロから始まるテナーの“賛美”はコルトレーンの「至上の愛」からの曲、1965年生まれのハンス・ウルリクコルトレーンの影響の強い世代だとうなずけます。
6曲目はタレンタインみたいにアーシーで、7曲目はオーソドックスにブルージーな演奏です。
9曲目ゆったりとしたバラッド、ハードもソフトも、テナーでもソプラノでも、なんでも吹分けて、この人参加作品がたくさんあるのが理解できます。
そして昔話というのは残りの5曲、1994年に録音されたものとのカップリングです。
バックのトリオはダニエルソンにシュベリの旧ヤンソン・トリオ、「IONVISIBLE FRENDS」の前の年の録音です。マリリン・マズールが3曲参加というこれも良い。
ちゃんと昔のヤンソンの音も聴けるし、ダニエルソンのソロもあります。なんと11曲目“At Once Always”なんかはヤンソンと初めて会った「Trio84/Eternal Now」で演っていた曲でした。

昔話なんてかいているけれど、今聞いてもときめく演奏。
最後の“To The Mothers In Brazil”の美しいバラードも「A Window Towards Being」で演奏した曲で1991年だからやっぱり昔話か。

EQUILBRIUM+ / Hans Ulrik & Lars Jansson Trio

Hans Ulrik(ss,ts)
Lars Jansson(p)
Thomas Fonnesbaek(b)
Paul Svanberg(ds)
Lars Danielsson(b)
Anders Kjellberg(ds,shaker)
Marilyn Mazur(per)
Mona Larsen(vo)
#1〜#9:2012年9月11&12日スウェーデン-イェテボリのNilento Studio
#10〜#14:1994年5月デンマーク-コペンハーゲンのSun Studio

1. Downward Dog
2. Once Upon A Time
3. Hilda Smiles
4. Equilibrium
5. Psalm
6. Horace
7. Bacharach
8. Follow The Swallow
9. Den Bla Anemone (The Blue Anemone)
10. This Is The Way It Goes
11. At Once Always
12. Secret Wishing
13. For You
14. To The Mothers In Brazil
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蚊 蚊 蚊 蚊 蚊  Nella Basilica / Roberto Fabbriciani Robin Hayward

2013-07-26 21:36:49 | 聞いたけどCDどちらでも


ジャケットが良かったので、これは静謐な世界が流れるだろうと予想して買って、これほど違っていたアルバムも久しぶりです。
フルートとチューバのデュオというのが危ないけれどイタリアのサンドメニコ聖堂で録音されているから予想通りでも良いと思う。

ロベルトファブリシアーニというフルートの(巨匠らしい)とベルリンで活動するチューバのロビン・ヘイワードのデュオ、1曲目ブーンというビブラートのかかった管のロングトーンがつづいてなんだか蚊が飛んでいるような感じ。
2曲目今度はチューバが同じように筒がなっているような音が続いて1~2曲メロディのないロングトーンの世界が26分。
現代音楽というのが枠でしょう。
3曲目、最初がマースピースを震わせないチューバの排気音だから驚く、ここまで音階、スケールというものはなし。
4曲目バスフルートが2音か3音移動しだしてチューバも音をだすアルバム最初の動きが33分でハーモニックなフルートがやはり蚊の羽音のみたいになって終わり。
もちろん最後まで変わらず45分。

フルートの人は実にたくさんのアルバムをだしているから認める人が多いのでしょうが、ですからこのアルバムも意義深いものなのでしょう。
予想との違いで驚いただけで、意義はあるので悪くはないだろうけど、好きな人は少ないかもしれない。

蚊というのは食物連鎖の初期に位置する生物で、人間にとってどんな利があるのかなどと思ってしまうのは、先日夜中に頭にきたからです。寝ているときに蚊が襲ってくるのは大損みたいに感じます。
蚊が好きという人はほとんど聞いたことがないけれど、いるならぜひ名乗りをあげて理由を聞かせてほしい。(ハチとかハエはいそう。)

このアルバム、そのような嫌われものではありません。
好みはあると思いますが、夜、真っ暗にしてベットで横になって聴く方法が一番楽しめると思います。

RNella Basilica / Roberto Fabbriciani Robin Hayward

Flute [Bass, Contrabass, Hyperbass]– Roberto Fabbriciani
Tuba [Microtonal]– Robin Hayward

1 Nella Basilica
2 Adagio
3 Riflessione
4 Colori Di Cimabue
5 Arezzo


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再認識 TO THE UNKNOWN / OMER KLEIN

2013-07-23 20:56:42 | 聞いてますCDいいと思う


クラシカルで安定したフレーズの出だしを試聴して買ったアルバムおオマー・クレインは、初めての人かと思ったらデヴューアルバム“INTRODUCINNG"を買っていて、面白くなかったのですぐ売ったことをおもいだしました。
この1曲目、かなり長尺にピアノがソロをとるけれどフレーズが変化していって今度はなかなか面白い。
2曲目は繰り返しパターンのちょっと変わった曲だけどアドリブは悪くない。ベース・ソロも入るけれどこちらもあるレベルに達している。
3曲目アップテンポのオリエンタルというか、イスラエル的な曲、82年イスラエル生まれのピアニストの仲間はベースが85年うまれ、ドラムスは幾つだかわからないけれどみんなイスラエル生まれ、イスラエル人のジャズがいまや一角を形成している。
4曲目、落ち着いてゆったりしたバラッド・プレーで美しいタッチの響きが続きます。
5曲目も良い曲だけれど、6曲目は好きでないパターン。“Le papa de Simon"という題だけれど、繰り返しのフレーズがノーテンキで面白くないのでこの曲は飛ばすことにした。
するとあきがこないで7曲目のピアノ・ソロもなかなか、ベース・ソロは特にほもめられないけれど、ドラムスほとんどソロなしだけれどこちらは正確しっかりたたいていてこれはいい。
とおもったら、シャイ・マエストロの初リーダーアルバムでたたいているし、リー・コニッツやフローリアン・ウェーバーとも一緒しているシヴ・ラヴィッツでした。
最後の曲はイスラエル調でなかなか面白い。

幾つかの頭のところを試聴して、良いとおもったから買ったけれど、これはダメという曲があって、でも結局良いところの方が多いというのが結論になった。
考えてみれば、一番最初の出会いは上手くいかなかったわけで、何度も認識をかえるこちらに問題があるのかもしれません。


TO THE UNKNOWN / OMER KLEIN

Omer Klein (p)
Haggai Cohen-Milo (b)
Zik Ravitz (ds)

1. Fear of Heights
2. Bliss
3. Resistance
4. Modesty
5. Inevitable
6. Le Papa de Simon
7. Mr Dream
8. One For The Road
9. To The Unknown
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時のみぞ知る -クリフトン年代記- ジェフリー・アーチャー著 戸田裕之訳

2013-07-22 21:17:44 | 


ジェフリー・アーチャーのサーガ「ケインとアベル」が出版されたのが1981年で30年以上も前のことだけれど、この本は面白かった。面白かった外国小説ベスト10に入るとも思っている。
その後1983年には続編「ロスノワスキ家の娘」1991年には同様なサーガ「チェルシー・テラスへの道」1992年には「メディア買収の野望」などずっと読み続けてきている。当初の永井淳氏の翻訳がとても読みやすくしてくれたと懐かしいが亡くなってしまった。

そして“ケインとアベルを超えた全英第1位ベスト・セラー“作家の最高傑作”などと帯に書かれた文庫が出版されたので、これは図書館の順番待ちなどしないで、即購入。

クリフトン家の100年にわたるサーガになるそうだが、その1部というところで英国では3部まで進むところとなっているそうです。
主人公ハリー・クリフトンの出生の秘密からバリントン家との係りが展開していくわけだけれど、きっと主人公の子供へとすすんでいくのだろうと想像します。

途中図書館で永く待っていた“獅子の血戦”なんかが入ってきて上巻で一時止めていたのを読み終えた。

“作家の最高傑作”なんてかかれているけれど途中でとめれれたから、どうも出版社もレコード屋さんと同じようなをする。もちろん面白いけれど、最高傑作とはかんじないで、ワクワク、ドキドキ感は“ケインとアベル”の方だと思うから、一寸反発が出てしまったのかもしれません。
でも30年もたっているから、こちらの頭も30年硬くなっていて、ナイーブでなくなったせいかもしれないので、えらそうなことは言えない。

後半は結構一気によんでしまって、恒例のお気に入りをポイントしておくのを忘れてしまった。

筋とはほとんど関係ない、ものだけれど、女性をうれしくさせるのはその人の履いている靴をほめるといいよというものだったけれど、書いてあるところを見つけられなかった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

拡幅の工程 A Borderless Hour / Hakuei Kim Trisonique

2013-07-21 18:09:33 | 聞いてますCDおすすめ
この記事はハクエイ・キム氏が内容を検討し、問題ないとしたものです。




ハクエイ・キムがリーダーを務める「トライソニーク」のセカンドは最初飛び込んだ池袋DUになくて翌日渋谷Tで手に入れた。
2009年横浜ジャズの時に新しいグループの結成を告知されて、一年の活動のなかからできたアルバムが2011年1月にリリースされた「TRISONIQUE」この時は結構緊張したのを覚えています。
その後、ソロ演奏や映画音楽造りなど活動内容の幅を広げてきているので、続けている「トライソニーク」の立ち位置が変わっていくのも当然のことなのです。
昨年2012年の横浜ジャズでエレキを使っていると聞いて驚いていたけれど、12月には新宿ピット・インで体験して驚いたけれど、その方法を突き詰めて出来上がったのが今度のアルバム「A Borderless Hour」ということになります。
そんなことを踏まえていうならば、今度のアルバムピットインからずいぶん安定した位置に収まったアルバムになっていて、こちらは当然そうなるだろうと思っていからそんなに驚かない。
3月にアルバムのことを話した時はもう一つ驚かせますとハクエイが言っていたのはこの「トライソニーク」立ち位置のことだったのかもしれません。

このアルバムの発売にあわせて月刊誌「JAZZ・LIFE」でインタヴューされているのでその中のコメントもいくつか引用させていただいて(『』)このアルバムのことを書いていこう。

1曲目の“イントロ”と“ジャッキー・オン・ザ・ラン”は『もともと1つの曲だった』で、何度か聞くうちに1曲目をイントロとした意味があることが解ります。
活動を続けるうちに煮詰まった感のあるトリオ、『それで昨夏に杉本さんと好きなバンドの話題がでたことから、今後どうするかという話題なって、エレクトリック楽器やエフェクターを導入しようとなりました』それが横浜ジャズやピットインに展開された、アルバムに発展したわけです。
このアルバムを作るにあたって『バックグラウンドが異なる3人にとっても、共通する音楽理念を求めた時に、共感できるものを見出した。』『あえて自分の頭でなっている音に近づけたいと、バンドとして取り組んだ作品です。』
と言うように、この2分弱の「イントロ」はこのアルバムに入るにあたっての聞く側の立ち位置を導く部分なのです。
続けてエレベがラインを作るとピアノとノエビコードの多重録音で進行、カルタさんがガンガン叩いて、トニー・ウイリアムスみたい。
かなり多重録音をしているのは『ロック・バンドで言うところの“スタジオ・ワークの美学”の追求がアルバム・コンセプトになっています。』
3曲目では杉本さんのデストーションをかけたベース・ソロ、『杉本さんは昨年入手したフェンダー・プレシジョン・ベースにディストーションをかけたり、マイクロシンセサイザーを繋げて音つくりにこだわっています。』
4曲目、ピアノの和音といい、エレベのラインといい、これはロックへのオマージュ、私ジャック・ブルースを思い浮かべました。変音したピアノとハクエイだとわかるメロディ・ライン、これは一つの形の完成に思います。
『「クロック・ワーク・ロック」はロックに対する、僕たち流のオマージュですね。』
5曲目は『震災以降い自分の身近な人たちが亡くなったことで、人間の生死の境目が、人間が考えるモラルの範囲外にあるのだと痛感させられて書いた曲』だそうでクラシカルなピアノのソロから変音したピアノとアコベで黒い流れ、そこから安息へととながります。
6曲目、トライソニークらしい始まりは“ディレイド・リゾリューション”の変形に一番近いような感じです。
『“ゲートウェイ”は以前といもの中間のトライソニークを「架け橋」という言葉で表わしました。』
7曲目おリエンTるなクラヴィコードの音色が加わっ曲“メソポタミア”生ピアノ、クラヴィコード、エレベなどが一体となって、トライソニークの進化の過程が見えるような曲です。
8曲目「アンティキテラ・メカニズム」(まことにかってな名前です)、トライソニークの幻視的なワールドも一つの流れで形を変えながら続いているのです。
9曲目これも一つの流れ、遠くを望むように「オン・ザ・ホライズン」
最後はパーカションとドラムスの多重のように始まって、エフェクターのピア、これも多重、2曲目4曲目と近い形の曲で、今のトライソニークの力を喜んでいるような演奏で終わります。
『シンセザイザーのような電子楽器で音をつくるのではなく、単体ではアコーステック楽器のネオヴィコードを使ったのが、今回のぼくのこだわりなんです。』

思い返すと昨年のピットイン、まだすべてノンタイトルといっていましたが、あの時最初に演奏したものが、“ジャッキー・オン・ザ・ラン ”3曲目が“レクイエム”2ndの最初が“ゲートウェイ”2曲目が“クロックワーク・ロック”3曲目が“オン・ザ・ホライズン”となったのではないでしょうか。

ピットインのときからまた形を変えて、2,4,10曲で見せる新しい形や6,7,8曲の流れの継承や9の変わらぬ美しさなど、このアルバムがハクエイ・キムが拡幅の工程をたどっていることは明らかになりました。

鈴木良雄さんのところのジェネレーション・ギャップやソロ演奏、太田剣さとの演奏活動を続けることでこのトライソニークが形成されているのことは確実で、ですからこの拡幅をもったハクエイのバンドはどの方向も提示できる存在となっているのです。

月刊誌「JAZZ・LIFE」8月号、デヴュー依頼その実力を認めてくれている中川ヨウさんのこのアルバムのレヴューも載っていてこちらも、祝福していただいているので合わせてご覧ください。

参考資料 JAZZ・LIFE 8月号 奥沢涼 取材

A Borderless Hour / Hakuei Kim Trisique

ハクエイ・キム(piano, Neovichord)
杉本智和(bass)
大槻“KALTA”英宣(drums)
Rec 2013 2/26~2/28
All songs written by ハクエイ・キム / All songs arranged by トライソニーク

1. イントロ
2. ジャッキー・オン・ザ・ラン
3. パラレル・ブルース
4. クロックワーク・ロック
5. レクイエム
6. ゲートウェイ
7. メソポタミア
8. アンティキテラ・メカニズム
9. オン・ザ・ホライズン
10. モノリス
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サティだったんだ satie / amarcord wien

2013-07-20 15:30:38 | 聞いてますCDいいと思う


楽器の組み合わせで買ったものだけれど、よくよくみるとsatieだったからサティ集だと気が付いた。amarcord wienというグループで5枚のアルバムをだしていて、テーマを選んでアルバムを作っているようで、ピアゾラ集があるので出来たらそちらと会いたかった。
でもサティが嫌いなわけではないし、この編成のための作曲ではないので、アレンジなども楽しめるアルバムで決して悪いわけじゃありません。
もちろんジャズではないし、サティをかたる薀蓄もないので、さて何を書いたら良いのやら、全体を聴いて、結構サティの曲を知っているとおもったのが結論で、たぶんピアゾラ集にであったら買うだろうと予想できるぐらい良いグループです。

アコーデオンとバイオリンがメロディ・ラインでチェロとベースの弦が加わって、これはサティの世界を、ある意味ゆったりと表現していて、これ特に意味を求めなくてもという中途と感じでいいのかもしれません。

結構き知っている演奏になって、やわらかのなアンサンブルがサティでないとどうなるかがちょっと聞いてみたいというところで終わりました。

さて今日はこれからハクエイ・キムの新しいアルバムをもってナルへ行ってきます。

satie / amarcord wien

Sebastian Gürtler violin
Tommaso Huber cell0
Gerhard Muthspiel accordion
Michael Williams bass

1 Gnossienne
2 Gymnopédie 1
3 Gymnopédie 3
4 Gnossienne 6
5 Gnossienne 1
6 Je te veux
7 Pour sortir
8 Gymnopédie 2
9 Gnossienne 4
10 Gnossienne 3
11 Valse-ballet
12 Ogive 1

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水菓子の詰め合わせ送ります。 Trois Troios / CLAUDIO FASOLI

2013-07-19 21:38:40 | 聞いてますCDいいと思う


ジャケを見てだけれど、テキシェとロマーノの名前に気が付いたから買いました。
1993年から94年にかけて録音された、サックスのクラウディオ・ファゾーリに後2人を加えた3種類のトリオの演奏が入ったアルバムです。
このファゾーリという人はヴェネツィア生まれで70年代から活躍しているそうですが、ほとんど接点なかったように思います。

1曲目テキシェの重たいベース・ソロからストレートで良い音色のテナーが入ると、アルド・ロマーノがドラムスを入れているのが気が付きます。フリー手前の運びが崩れることなく、渋紙色という感じです。
2曲目は女性ヴォーカリーズにソプラノサックスが加わると、ピアノのバタグリアが入ってきているのが解る、アンヴィエントのJAZZ版というか、鶯色という感じでしょうか。
3曲目テキシェのグループは今度はリズムを刻みますが、ソプラノ・サックスの方は激しいフレーズで対応します。
4曲目は3番目のトリオ、ギターのグッドリックはECMからもアルバムを出しているし、門下生も多い重鎮、テナーが入ってGATEWAYのおとなし版か、苔色という感じでしょうか。
このアルバムファゾリーニがテキシェやグッドリック、JAY CLAYTONなどの個性ある色と自分をかけて少しずつ違う世界を作った感じのアルバムです。
5曲目はギーター入りのジャズ・インプロ色のつよい感じの曲。
バタグリアらしいピアノで始まる6曲目は1曲目と同じ曲のヴォーカリーズ・バージョン。ヴォーカル入りが現代音楽より、ギターが主流派、ベース・トリオがちょっと重ためと違いがあるものの、全曲ファゾリーニのオリジナルで元は同一なものがうまく並べられたというものでしょうか。

和菓子、たとえば今の季節で言えば水菓子の詰め合わせをおくられたような、きれいに並んだのをみていろいろ並んでいるねという感じです。
いただいた和菓子を全部一人で食べられないけれど、こと音楽はすべていただいても太らないから安心です。

そういえば常日頃からご愛顧いただいている皆様には、厚く御礼申し上げます。日ごろの多大なるご厚情への感謝のしるしといたしまして、心ばかりの品をおくらさせていただきます。
引き続きご支援賜りますようよろしくおねがいします。



ということできれいに詰め合わせたようなアルバムから色が浮かび、水菓子が浮かんでこのようになりました。
お気に召しますかどうか、お気に召さないようでしたら、別のものと交換いたします。
いくらでも簡単なのでおきになさらないでください。



これからもよろしくお願い申し上げます。

Trois Troios / CLAUDIO FASOLI

Double Bass– Henri Texier (tracks: 1, 3, 7, 10)
Drums– Aldo Romano (tracks: 1, 3, 7, 10)Bill Elgart (tracks: 4, 5, 9)
Electric Guitar– Mick Goodrick (tracks: 4, 5, 9)
Piano– Stefano Battaglia (tracks: 2, 6, 8, 11)
Tenor Saxophone, Soprano Saxophone– Claudio Fasoli
Vocals– Jay Clayton (tracks: 2, 6, 8, 11)
RECORDED at Studio MM Recording Lab, Parma, Italy, on April 15, 1994 (tracks 4, 5, 9)
at Studio Acousti, Paris, France, on November 13, 1993 (tracks 1, 3, 7, 10)
at Studio 7, Milan, Italy, on June 5, 1992 (tracks 2, 6, 8, 11)

1 Why
2 Sintrio
3 Trio
4 Crepuscule
5 Jambsch
6 Why (Part 1, 2, 3)
7 Fun
8 Triangle
9 Why
10 Slow Tune
11 Sea (Part 1, 2)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする