JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ピアノ・トリオ マイク・モラスキー 著

2024-04-30 17:54:10 | 


新聞で広告をみて買ってみました。
タイトルが「ピアノ・トリオ」、結構長い間ピアノ・トリオを聞いてきたのでどのように書いているのでしょうか。
まず、著者がどのような方かで、スタートがきまります、今回の著者マイク・モラスキー氏は知らない。結構なお年のようだが、早稲田大学の教授で日本文学、文化、ジャズ史、飲食史などの研究をされて、自身ピアノでクラブで演奏されていた方とうことだ。
 日本での、ジャズ・ピアノ・アルバムの特異的な聞かれ方をどう表現されているかが興味あることだ。

さて本文を読む前に目次で構成をよむと、第1章が”ピアノ・トリオの聴き方”、2章が”初期のピアノ・トリオ”34章が”名盤を聞き直す”で5章が1970年以降のピアノ・トリオ”となっている。
ということで、ピアノ・トリオの流れを網羅した著書だと思う。
もちろん、文句を言おうと思って読むわけではなく、新し発見を楽しみにしながら、疑問があったら、その問題を提起したいというのが趣旨になる。
 著書の内容は1950年ー60年の演奏が中心で、残された演奏の展開のなども具体的に提示すると書いてある。

さて読み始めたのだけれど、これがこちらには頭にはいってこない。ピアニストのそれぞれの特出したテクニックの解説をおこなっていくわけで、ピアニストのアルバムの曲を考察していく。
アルバムを並べると。エロル・ガーナー「コンサート・バイ・ザ・シー」、アーマッド・ジャマル「アット・ザ・パージング」、レッド・ガーランド「グルーヴィー」、ハンプトン・ホーズ「ハンプトン・ホーズ・トリオVol.1」など現代までの28アイテムぐらいになる。
それらのピアニストはある意味、ピアノ・技術の流れに確信を作っていった人たちで(それは間違いない)そこの健闘ということになる。
ということでないようからいうと、これまでにない力作となるであろう。とはいっても何とも頭にはいらない。
そこら辺の残念なところを記してまず最初に残念なのが、それこそ2数種のアルバムの演奏をかいせつしているのだが、アルバム名は書かれているが、ジャケットのヴィジュアル表示がない。私たちはジャケットの表情でアルバムを認識しているところが、あり、もちろん大体わかるものの、実は感覚として演奏には近づけない。ここら辺は編集者の不備としか思えない。
もちろん書かれてる中で持っているアルバムは多いけれど、聴きながらでないと、解らないような、これがテクニックの表現としてしょうないと言ってしまうかということがある。
たとえば記載されたアルバムオスカー・ピーターソンの「ナイト・トレイン」の記載を見てみよう。(こちらはアルバムを聴きながらの確認をする)

ちょっと長くなってしまうけれど、この本を知っていただくためにもあえて部分を引用させていただく。

 「本盤ではは、『 Cジャム・ブルース』で確認してみよう。メロディが終わり、即興演奏に入るときはトリオはブレイクをいれるが、その瞬間にベースとドラムスがピタッと演奏を止め、ピーターソンがひとりでーしかも、右手の単音ラインのみでー弾き始めるのに、それっまでん三人が作り上げた前進力が一切止まることなく、まぎれもなくスイングしている。その後も数回同じ手法を繰り返すが、当然ながら毎回、即興ラインの内容が変わる。(0:52-0:56.1:08-1:12,1:25-1:29)。また、まるでビック・サウンドの金管楽器のセクションからソロイストが短いフレーズを好感して演奏するときと同様に、ピーターソンが大きなブロックコードといぎてのラインを交互に弾き、さらに演奏に熱が増すとがある。(2;05-32;30)。このように、p-ターソンのサウンドはメリハリのみならず、ドシドシ前進するドライヴ感をもってビック
バンドを彷彿させる。

ということで演奏の分析をされているけれど、(その内容は適格だとおもう)時計をみながらアルバムを再度聴くのはおっくになるので、すべてを確信するのは難しい。

試みとして、きれまでにないことではあるが、結構頭に入りずらい内容だと思った。
ジャズ・ピアニストになろうと思う人であれば、もちろんこれくらいの研究は当然であろうが、ぼけっと聞くこちらとしては、ちょっと大変な本だった。
最終章、「近年の『ジャズ神童』について」でエルダー・ジャンギロフとジョーイ・アレキサンダーを選択しているところなど、著者の耳は確かなジャズ耳だとおもうので、この本はある人にとってはとても凄い本だと思う。




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郷古 廉&北村朋幹 デュオ・リサイタル 2024 4 27 アット ファリアホール

2024-04-28 13:45:04 | サポート中、ライブ


土曜マチネというシリーズで土曜の午後にコンサートをやるファリアホールで今回はオクサンの好きなバイオリンの郷古君とピアノの北村君のデュオを見入った。ここのチケットは発売日にネット予約だから、うまく行けば結構よい席が取れる。



ちょっと椅子って真ん中ではなったけれど一番前の席が取れた。

プログラムがこれ。
 


ベートーヴェンのバイオリン・ソナタと現代音楽の組み合わせで、現代音楽の方はやはり難解感はあるけれど、コンサートは締まった感じ。
アンコールはJ・ケージの「ヴァイオリンとピアノのためのノクターン」とシューマンの「」ヴァイオリン・ソナタ第二番第三楽章」でこちらもその組み合わせ。
アンコールのシューマンのきょくでの郷古君の重音での演奏が須アbらしかった。

ということでコンサート後の会食も恒例になりつつある。残会宮田大チャンの時にいったとこっろがよかったので今回もそこ。皆さん宮田大をとても良かったと言ってくれたのでプレゼントをあげた。



さて料理のほうお前回を思い出しながら注文

  

  

  

  

コンサートの時間も席もその後の料理も気に入ってるということで次何がとれるか楽しみだ。



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必然の製作 Silent,Listening / Fred Hersch

2024-04-25 17:38:40 | 聞いてますCDおすすめ



ECMからアルバムをリリースするようになったフレッド・ハーシュがソロを出すのはこれは当然なことで、1曲目” Star-Crossed Lovers”でその素晴らしさがすべて証明される。ビリー・ステレーイホーンの作品は、彼だけの曲集を出すほどの人なので1曲目としてもぴったりだと感じる。とのかく、気持ちよく聴き始められるのは、これは、Stefano Amerioのピアノの音の作り方も大きい。
それがその後の6曲続くオリジナルの良い響きにつながる。
現代音楽的な響きがあるこの曲の連なりが、このアルバムでは特徴となるところと思う。書いた通りアメリアの音がまるで不安感んを与えない感じで安定して聞くことができるけれど、ここら辺が苦手になる人もいるだろう。
それでハーシュのソロ・アルバムを調べてあとで並べるけれどソロ・アルバムでのオリジナルの率を見てみよう。

「PLAYS MONK」  1997年2月  0%
「Fred Hersch at Jordan Hall Let Yourself Go」  1999年  11%
「SONG WITHOUT WIRDS]  2000年  100%
「ALONE AT THE VANGUARD」 2011年11/30~12/5 44%
「SOLO」 2014年 8月14日 0%
「OREN BOOK」 2017年4GATU 1-3日  43%
「SONGS FROM HOME」 2020年3月 20%


ということで今作の「Silent,Listening」はというと64%になっている。
「SONG WITHOUT WIRDS] が100%だけれど、これは3枚組でコンセプトがありオリジナルでまとめたのだろう。
今回オリジナル率の高いアルバムとしたのは、これはECM、アイヒャーの意向というか意思があると思う。今回のECMの音と相まっておさまりの良いものとなったと思う。
そのあとに”. Softly, as in a Morning Sunrise”も、これはこれまでのものとはちょっと違ったコンセプトというか、フレッド・ハーシュの存在感を付ける演奏になていると思う。
ネット上ではハーシュのソロ、とそれ以外のソロという評価のしかたをあるようだ。ハーシュのアルバムを見ての書き方だけど、ちょっと同調してもと思ってしまう。

このアルバム、ECMがついにハーシュのソロを出した、という意味で意義あるアルバムになったと思う。
そこでハーシュのソロを並べてきいたけれど、そちらも素晴らしいと思った。ハーシュの凄さを改めて認識した。

Silent,Listening / Fred Hersch

Fred Hersch (p)

1. Star-Crossed Lovers
2. Night Tide Light
3. Akrasia
4. Silent, Listening
5. Starlight
6. Aeon
7. Little Song
8. The Wind
9. Volon
10. Softly, as in a Morning Sunrise
11. Winter of My Discontent
 


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穏やかな響き The Sky Will still Be There Tomorrow / CHALES LLOYD

2024-04-23 10:10:10 | 聞いてますCDいいと思う


チャールス・ロイドも御年86歳、最初に出会った頃から60年近くなるのだから、普通の人間関係でも珍しいことだし、それがこちらより年上というのはもはや存在自体凄いと思う。
もちろん亡くなっていないサックスの巨匠はいる。ソニー・ロリンズはまだ尊命で1930年うまれだから93歳、こちらも素晴らしいけれど、最後のリリースが2008年だから77歳のときで、引退されている。御年86歳が現役ということにはまず、なにをおいても敬意を表したい。
で、現役のロイドだけれど、1938年生まれの86歳、彼を知ったのは「Dorarm weaver」というアルバムで1966年,なんと58年も昔にになる。
という落ちはその後60年近いお付き合いになるなで、今回のアルバムはどうであろう。
まずはその2枚組の量に迫力に敬意を称したい。
アルバムの内容になると、まずはピアノのJason Moranの素晴らしさを挙げておきたい。長老に寄り添う演奏というのを、そして技量を感じる。
アルバムは2枚組で、これも、ロイドの今となっては文句なく、良いのだろう。
フルートとテナーを持ち換えるセンスとか、フレージングが素晴らしい。ある意味枯れた、主張を素直に表しているように思う。
しかし長いあいだきいてきたロイドだから、このアルバムで凄く驚いたということはなかった。
なんとも調和がとれたサウンドを作ってくれてたと思う。
このアルバム聞いていて感じるのは、日本の高僧が経を唱えているような、その響きだけで、回りが落ち着いてしまうという感じがする。
ということでアルバムはCD、2枚組になっているが(それも凄いけど)こちらはロイドの祈りの声の様で、ある意味素晴らしいアルバムだと思う。

The Sky Will still Be There Tomorrow / CHALES LLOYD

Charles Lloyd - saxophone
Jason Moran - piano
Larry Grenadier - bass
Brian Blade - drums

01. Defiant, Tender Warrior
02. The Lonely One
03. Monk's Dance
04. The Water Is Rising
05. Late Bloom
06. Booker's Garden
07. The Ghost of Lady Day
08. The Sky Will Still Be There Tomorrow
09. Beyond Darkness
10. Sky Valley, Spirit of the Forest
11. Balm in Gilead
12. Lift Every Voice and Sing
13. When the Sun Comes Up, Darkness Is Gone
14. Cape to Cairo
15. Definat, Reprise; Homeward Dove
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アリスを並べる

2024-04-21 08:42:20 | 聞いてますCDいいと思う
アリス・コルトレーンのアルバムをきいたら、彼女が真のコルトレーンのパートナーだったと確信したけれど、実は最初は何でと思っていた。
マッコイ・タイナーの後にアリスが入って、なんだか強いメロディのラインがなくなってしまったような感じをうけ、なんだこれはと思ったような気がする。
当時アリス・コルトレーンの実績も少ないし、なんかハープとかをピラピラ弾いているようで批判的だった。
コルトレーンがなくなった後、発掘されたアルバムが並ぶようになり、そして今回アリス・コルトレーンの当時のアルバムをきいて、彼女が真のパートナーだったと確信したわけです。

今回アリスのアルバムを始めて手に入れたわけで実はよくしらない。コルトレーン死後にリリースされたアルバムがいくつかあって、それで徐々にアリルを納得していったように覆う。アリスの参加の演奏を並べてみるのも面白いかもしれない。(演奏された日とリリースされた時の違いも理解に影響する)

アリス・コルトレーンの参加作を並べるということではまず最初はこのアルバム。
1966年3月28日のヴィレッジ・バンガードでのアルバム。これはまだジョンが生きている頃のリリース、二人のリリースされたライヴの初めての演奏、さほどアグレッシヴにピアノを弾いていないじゃないかと当時思った。


「coltrane lve at the village vanguard again!」 1966年5月28日録音  1966年12月リリース

そして当時遺作とされたアルバムが発売された。実はこのころからジャズを聴き始めていて、コルトレーンの死の記事がほぼ初期の大事になっている。


「EXPRESSION」 1967年2月15日3月17日録音 1967年リリース

ということでこの後のリリースは死後の発売になっていく。(と言ってもすべてのアルバムをモーラすることは出来ず、持っているアルバムを並べるだけなのは勘弁願いたい)

日本でのライヴのアルバムが出ているがこちらは持っていない。
やらり録音順に並べていくのがいいので死後の発表にもどすと、1966年6月2日にニューポートで演奏している。(2009年リリース)



この後、日本公演後、「エクスプレッション」になるわけだが、一部同日に録音されたのがこちら。(”オグンデ”、”エクスプレッション”はそのあと3月に録音)


「STELLAR REGIONS」 1967年2月15日 録音 1995年10月リリース

そしてコルトレーンのコンサートの最後のライヴになる。


1967年4月23日 録音 2001年リリース

ということでリリースが順番を前後するので、感覚がぶれていくのだけれど、私的にはこうやって発掘してくれたおかげで、アリスのことを段々と認めていけたと思う。

そして先般のアルバムになるわけで、ある意味しっかりと結論付けられたと思う。









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最良のパートナー The Coltnegie Hall Concert / ALICE COLTRANE

2024-04-18 16:11:48 | 聞いてますCDおすすめ



この公演はジョン・コルトレーンの早すぎる死から4年後に、スワミ・サッチダーナンダの主宰するインテグラル・ヨガ・インスティテュートを支援するために行われたスペシャル・ガラ・コンサートで、ローラ・ニーロ、ザ・ラスカルズも出演したというカネギー・ホールで行われたコンサート。
CD1はアリスが当時出した、アルバムのすぐあとで、そこからの演奏に始まった。
昔は信じていなかった、ハープの演奏が落ち着いた雰囲気を醸し、シェップとサンダースのソプラノが静かなスピリチャルなサウンドを作っていて、アレッ、聴きやすいとおどろくけれど、まあ、これはこれでいいか。
実は次のCD2のコルトレーンの2曲がこちらとしては聴きどころになる。
28分の”アフリカ”クリフォード・ジャーヴィスのドラム・ソロかな。から始まってシェップとサンダースのテナー・ソロの交換、これはジョンのグループを超えてきた演奏だろう。
ジミー・ギャリソン、セシル・マクビーの2ベース、エド・ブラックウェル、クリフォード・ジャーヴィスの2ドラムスにしたグループの効果が凄い、思いリズム、ハーモニーにのって、テナーが浮かび上がるし、間に聞こえるピアノがまとまりを付ける。
サンダースが散々咆哮した後に、続いて、エド・ブラックウェルのドラム・ソロ、続いてセシル・マクビーのベース・ソロそれに続いてギャリソンのソロの二つのベース・ソロが何とも懐かしくて嬉しい。
再び二人のテナーが咆哮というか、ジョンをなつかしむように吠えて、終焉を迎える。
次の”レオ”という今日はジョンとのオリジナル形式で発表されていない曲のようで、1966年のニューポートのフェスで演奏されている。
ファラオとシェップのそれぞれのテナーでの叫びに、ピアノが結構な絡みが力強い。ブラックウェルの、これはライヴで受けるという素晴らしいソロがが続き、総出のエンディングで終わる。
こう聞くと、ジョン・コルトレーンの最良のパートナーはアリスだったのだと今になって確信する。


The Coltnegie Hall Concert / ALICE COLTRANE

Alice Coltrane アリス・コルトレーン (piano, harp, percussion)
Pharoah Sanders ファラオ・サンダース (tenor saxophone, soprano saxophone, flute, percussion)
Archie Shepp アーチー・シェップ (tenor saxophone, soprano saxophone, percussion)
Kumar Kramer クマール・クレイマー (harmonium)
Cecil McBee セシル・マクビー (bass)
Jimmy Garrison ジミー・ギャリソン (bass)
Clifford Jarvis クリフォード・ジャーヴィス (drums)
Ed Blackwell エド・ブラックウェル (drums)
Tulsi トゥルシー (tambora)
1971年2月21日米ニューヨークのCarnegie Hallでのライヴ録音


Disc 1:
1. Journey In Satchidananda ジャーニー・イン・サッチダーナンダ
2. Shiva-Loka シヴァ・ロカ
Disc 2:
1. Africa アフリカ
2. Leo レオ


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カーネギーへの道 House of Culture / GARY BURTON

2024-04-17 15:58:45 | 聞いてますCDいいと思う


熱帯のサブスクで聞いていると、アレッこれ何、というアルバムに出会う。これが出ていれば入手するはずだけれど、どうやらここだけのものらしい。これまで集めていたものに係るので記事にすることにした。

ゲイリー・バートンの初期の演奏、RCA時代が、何とも前に進む演奏で大好きだった。だからそのころの演奏はあつめているのだけれど、どうやらこのアルバムはその時期のものだ。
メンバーはバートンにスワロー、ギターがラリー・コリエルでドラムスがボビー・モーゼス、彼の歴史的一枚、カーネギー・コンサートとの同一メンバーということで、こんなのがあったのかとびっくりした。

演奏の方は1967年、ヘルシンキでのコンサートの録音になっている。
演奏はというと、カーネギーのような良い録音状態ではないし、ロック音楽との融合というのも、積み上げ段階のものとなっている。
だから、このアルバムの演奏に興奮するかというとそうでもないけれど、今新しい記録が手に入るそれはそれで、とても嬉しい。
曲目はだすたーから2
曲、アナグラムから3曲、それに”フォーリン・グレース”になっている。
バートンの自伝の記述と集めたアルバムから当時を振り返っていきたい。

スタン・ゲッツのバンドをやめたバートンの1966年の記述。
「1966年11月、ニューヨークのアパートに戻った僕は金も底をつき、次にどうすべきかけんとうもつかない状態いあった。」
そんな中で、ラリー・コリエルに出会い、ステーヴ・スワローが一緒にやることになり、ロイ・ヘインズがドラムスになった。
そこで出来上がったのが、ゲイリー・バートン・カルテットの初アルバム「Duster]1967年4月録音。



自伝にはニューポート。ジャズへの参加のことは書いていあいけれど、このアルバムが1967年6月1日の録音。ドラムスはヘインズに変わってSTU MARTINが叩いている。



そこで自伝には「来るべきギグにむけ、ぼくはラリー・コリエルのフリー・スピリッツ時代からの友人、ボブ・モージズをドラマーとして雇い入れた。当時まだ19歳ながら、並外れて才能豊かな人間だった。(もちろん今もそおうだ)彼は次の10年かんで脱退と再加入を三度繰り返したが、グループにいるときは必ず創造性に満ちた貢献をしてくれた。」
そして「『ロフティ・ファイク・アナグラム』は1968年に発売されている。にもかかわらず、僕の生活は苦しかった。それまでは常に誰かの下で活動していたけれど、いまや逆の立場になったわけだ。バンドリーダーとしての経費を支払うと、僕の収入はサイドマン時代のそれを下回っていた。」というこのアルバムの録音は1967年8月15-17日



では今度見つけた演奏はいつのものかというと自伝ではこういう記述がある。

「ラリー、スワロー、そしてモージズの三人ともすっかりグループに慣れ、ジャズとロックを融合させる試みに全霊を打ち込んでいた。~
 秋を迎えるころ、ヨーロッパカウチで演奏する手はずをウエイン(ジョージ・ウエイン)が整えてくれた。ヨーロッパに行ったのはスタンとのツアーだけだったのでーそれも苦い記憶ばかりだー新しいメンバーと演奏できるのが待ち遠しくて仕方なかった。まずはロンドンにおけるジャズのメッカ~」

録音日の記載はないが、このヨーロッパ・ツアーに一日がこのヘルシンキに演奏だろう。ということは秋にはいってからというのが録音の順番になる。



そしてこのメンバーで翌年1968年2月23日に録音されたのがカーネギー・ホール・コンサートになる。



House of Culture / GARY BURTON

1 June the 15 th 1967
2 Mother Of The Dead Man
3 General Mojo's Well Laid Plan
4 Falling Grace
5 Lines
6 Portsmouth Figuration
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リチャード・ガリアーノを並べる

2024-04-15 15:15:43 | 聞いてますCDいいと思う
リチャード・ガリアーノの古いアルバムを2度買いしたので、棚にあるガリアーノ参加のアルバムを並べてみた。
タンゴはもちろん、ジャズメンからの参加依頼もあるし、自分でも共演するし、最近ではクラシックの作曲家の作品の録音もおこなうなど、アルバムの多い人。

これが一番古くてほとんど覚えていない。


「New Musette」 1991年

次が今回の2度買い、チェロが登場するからまあいいか。


「BLUES SUR SEINE」 1992年

ビリー・ラグレーンもこれからづい分と共演。


「Viaggio」 1993年

このアルバムで”estate"をきにいった。このあたりからジャズ・メンとの共演が多い。


「ESTATE」 MATTHEU MICEL 1995年

ベースがパレ・ダニエルソンでドラムスがジョイ・バロン、ポルタルのクラ。


「Lauita」  1995年

これはラグレーンとアル・フォスターのドラムス、ジョージ・ムラーツのベースとどれも1流が相手をしてくれている。


「NEW YORK TANGO」 1996年

アコーデオンの3人のトリオ・アルバム。


「AZZOLA-GALLIANO-SALIS」 1996年

ポルタルとのデュオ・アルバム。ここからドレフェス・ジャズからリリースおおくなって7枚続く。


「Blow UP」 GALLIANO PORTAL 1996年


「french touch」 1998年


「passatori」 1999年


「ace to face」 eddy louiss galliano 2001年


「PIAZZOLLA FOREVER」 2003年



「concerts」 2004年


「Ruby,My Dear」 2005年

milanmusicというところから、オケをバックにいれたライヴ。リベルタンゴやオブリヴィオンなど真向勝負で気持ちがいい。ピアソラ6曲のガリアーノ3曲も良い。

「Tango live forever」 2005年


「LUZ NEGER」  2006年

アクトからちょっと驚くメンバーでの発売。声が良くって2019年まで3作が出る名人のあ集まり。


「MARE NOSTRUM」 Poaolo FRESE Richard GALLIANO Jan LUNDGREN 2007年

ピアソラとの共演歴のあるゲーリー・バートン参加のアルバム。バートンの棚でないところで保管で忘れていた。


「L'HYMNE a l'amour」 2007年

Gonzalo Rubalcaba,Charlie Haden,Mino Cineluとのロスでの録音。どうしてガリアーノってこう一流を集められるのだろう。


「Love Day」 2008年

このアルバムはグラムフォンからで、クラシック作曲家作品にも挑戦で、この後ヴィバルディ、モーツアルトの曲集もだす。


「Bach」 2010年

こちらは東京JAZZ2011での手合い尚子との共演。


「LIBERTANGO IN TOKYO」  Naoko Terai 2011年


「Vivaldi」 2013年

3月13日に亡くなあった、Silvain Lucとの共演。Lucが先に亡くなるとは思わなかった。追憶をこめてこちらは最後に聴こう。


「LA VIE EN ROSE」 RICHARD GALLIANO SYLVAIN LUC 2015年


「Mare Nostrum Ⅱ」  2016年

こちらもSYLVAIN LUCとの共演でドラムスはアンドレ・セカレリ。


「NEW JAZZ MUSETTE」 2016年


「Mare Nostrum Ⅲ」   2019年

並べてみたら結構な数で、ジャレット、バートン、マイルス、ヘイデンについで多いのには驚いた。
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花見続いて

2024-04-13 15:04:07 | その他
プールで一緒の友達が花を観に行こうという。オクサンの病院の後に迎えに行って、車で30分ぐらいの大型店舗の駐車場に車を止める。無料の駐車場なので解離崖に何か買えばよい。
そこからあるいて5分ぐらい、着いたのがここ。
実は別の花を観ようときたのだけれど、まだ十分に桜が咲いていた。
 

この前より天気も良いのでこれは良い。
 




実は桜は終わっているだろうから、チューリップを観ようときたのだけれど、こっちの方が終わりかけていた。

 

  

小さな用水路沿いにかなりの道が続いている。

 

両方の花がたのしめて、近場、駐車場代なし、帰りにはスーパーでお弁当をかって、自宅にかえってから、となんとコスパの良いお花見でした。



 


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いつもの間抜け BLUES SUR SEINE / RICHAR GALLIANO JEAN-CHARES CAPON

2024-04-11 14:48:57 | 聞いてますCDいいと思う


リチャード・ガリアーノは今でも結構作品を発表していて、凄いと思う。最近はもういいかなと控えているけれど、古い作品をみたらチェロとデュオしているアルバムがあるので、これは買ってみた。
1992年の古いアルバムで、チェロの、JEAN-CHARES CAPONという人とのデュオとなっている。
ガリアーノの場合、多くのアルバムを作っているが、その重心をタンゴにするのか、クラシック、もしくはジャズと変えているので今回はどのようなアルバムだろうか。
チェロとのデュオということで期待したものの、1992年の作品。最近のジャズでチェロが使われると、結構クラシック系の音とメロディーに寄った使われ方がおおくて、それが好みになっている。でも最初のころのジャズ・チェロは、ベースと同じ扱いで、リズム楽器の感がある。
このアルバムのチェロは、残念ながらベースの置き換え感があって、ちょっと好みとはちがった。
当時なくなったマイルスに向けて”GOOD BYE MILES”なんて曲をいれたり、ジャズベースの構成はそれなりにで、その後のバラッド”NEIGERIE”のチェロ・ソロなどは今でも新鮮に響く。
とここまで書いて曲名などをしらべていたら、なんとこの自分で記事にしていた。手元になかったので当時売ってしまって忘れ去っていたのだろう。ということで2度目の記事じゃとおもったけれど、チェロを演っている、いま新たに聞いたことで良いか。

まぬけだったので、整理のためにガリアーノを並べてみようか。

BLUES SUR SEINE / Richard Galliano

Richard Galliano (Artiste)
Jean-Charles Capon (Violoncelle)

1. Blues Sur Seine
2. For My Lady
3. Pied Dans le Caniveau
4. Waltz for Debby
5. Laura et Astor
6. Kitou
7. Forains
8. Tears
9. Good Bye Miles
10. Neigerie
11. Fou Rire
12. Bateau Mouche
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