JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

暴力的になってやる  1969MILES / MILES DAVIS

2007-05-31 22:17:12 | 聞いてますCDおすすめ
新年度の仕事が始まり2ヶ月が経ちましたが、これが大変な状況です。訳のわからないような問題が、毎日のように噴出するのです。仕事をしている人間の能力もあるのでしょが、それ以上に奇怪な事が怒ります。
それって詐欺だろうとか、それって居直りだよとか、それって脅しでしょうとか、毎日のように新しいことが起こります。
このことは本すじではなく、本当にしなければいけないことがあるのに、何をしているのでしょうか。(許されません)
今日も午前中にうかがっているところから急遽、離れたところにお詫びに伺う事となり、昼なしで運転で移動です。前にはこのようなときにアルバムを聴いて感想を下書きしていたのに、精神的にできない状況です。
かなりしんどいので、静かな、精神的に和むだろうアルバムを持って出るのですが、それに対してよい言葉も浮かびません。
なんでこんな状況なのかは、神のみが知るのかも知れませんが、ちょっとうんざりしています。
会社の帰りにエーイ逆療法だ、もう頭来ているので、ガッと暴力的なのを聴いてみました。このアルバム本当に凄いと思っています。
“1969MILES”出だしの“DIRECTIONS”暴力的です。このように私も吼え、怒鳴ればいいんだと思います。
マイルスがメインの大切なところは吹きまくるアルバム、3曲目の“MILESTONES”のアドリブの力強さ、ここまで吹くのかと思うほどの迫力です。
このアルバムは、マイルスが亡くなったあと、色々出るアルバムの中、これは凄いと思って拾ったアルバムです。マイルスの評論をすることなど出きませんが、このアルバムのポジションと演奏は特出しているように感じます。
呪術的みたいに凄いと思うのは私だけでないと思います。
おなじみの“FOOTPRINTS”もコリアのフェンダーなども力強く、このころの良さを思い出します。
5曲目の“ROUND ABOUT MIDNIGHT”に移っても、吹ききる強さがあり、ミストーンなど関係なく押し切る力です。コリアが、このように弾けるのを思い出しました。
6曲目“IT'S ABOUT THAT TIME”に移るところ新旧、曲の変化は、ここではへんげといいたい、はどろどろするなか、実に昇華するように移り変わる素晴らしさ、後のショーターが凄いソロをとっているのも印象的です。
7曲目サンクチュアリーは凄い演奏なのに、他の演奏の後のなのでエピローグ的です。
凄まじい自己主張と、回りの奏者を巻き込む強さ、素晴らしいものを聴きながら、帰りましたので、ついた段階で気分は楽になっていました。
そう暴力的でなくなったので、奥さんと夕食を楽しくいただきました。

1969MILES / MAILES DAVIS

Miles Davis(tp)
Wayne Shorter(ss)
Chick Corea(elp)
Dave Holland(b)
Jack DeJohnette(ds)

1 Directions
2 Miles Runs The Voodoo Down
3 Milestones
4 Footprints
5 Round About Midnight
6 It's About That Time
7 Sanctuary/The Theme

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妙薬 TANGO / Piotr Baron

2007-05-30 20:30:45 | 聞いてますCDおすすめ
ショップでJAZZの棚にあるものにTANGOとあると買ってしまう病気は,
ついこの間も出てしまいました。そんなことを聞いた、ある方から妙薬をいただきました。
ポーランドのサックス奏者Piotr Baronの“TANGO”というアルバム、まさに妙薬でしばらく病から離れられそうです。
ベースはなんとソロアルバムでノックアウトをくらったヤツェク・ニェジェラ、そしてドラムスのアダム・チェルヴィンスキというピアノレストリオです。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070307

はじめの曲は“The Last Tango in Paris”テーマでトーンをガトー・バルビエリににせて、うれしくさせますが必要以上にはそちらに行かず、アドリブメロディーを吹ききるところ、すばらしい演奏です。
ニェジェラのベースソロアルバムでも感じた、いないはずのピアノのバッキングを2曲目、切れのよい音と音程のテナーが入っても感じます。
3曲目、テナーかと思う太い力強い音色に聞き惚れます。バラッドの深いメロディはシドニー・ベッシェを思い出しました。
4曲目、ゆったりしたタンゴのリズムでの出だしは、この先この曲が凄くなる事を予感させます。1曲目のラスト・タンゴでもちょっとガトーを聞かせると書きましたが、音と節回しに似たところがあり、ガトーをずっとうまくした感じです。そして私ガトーが大好きでした。
6曲目“St.Louis Blues”でこのPiotr Baronが、シドニー・ベシェを好きなことを確信しました。ニェジェラのベースソロもカッコ良い。
7曲目、ノンビブラートの超ゆったりした出だしを、これほど安定して聞かせるテナーには驚きです。
テナーとベースとドラムスだけのこの編成に不足など感じず、逆にこの組み合わせでよかった。お薦めです。って手にはいらないだろうな。

  TANGO / Piotr Baron

Piotr Baron tenor & soprano saxohones
Jacek Niedziela bass
Adam Czerwinski drums cymbals

1 The Last Tango in Paris
2 Tingel Tango
3 Pozegnania
Farewells
4 Hasta Siemper
5 Joe Lovano Tango
6 St.Louis Blues
7 Tango Milionga
Oh,Donna Clara
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また病気がでた jungle tango / the jazz mandolin project

2007-05-28 21:53:21 | 聞いたけどCDどちらでも
jazzのCD売り場で、jazzという文字と、TANGOという文字が同じジャケにあるとつい拾ってしまいます。このことに気がついたのは2年ぐらい前からなのですが、気がついてみると、なお止められなくなっています。
今回中古屋さんで拾ったのは“JUNGLE TANGO” THE JAZZ MANDOLIN PROJECTと有ります。メンバーを見るとGIL GOLDSTEINがピアノ、アコーディオンですのでいいかなと思いました。
その1曲目が“JUNGLE TANGO”ベースのリズムから確かのTANGOです。MANDOLIN PROJECTと有りますが、マンドリンはエレキギターの高いところの音に感じます。リズムとベースはTANGOというより、ロックベースの音だしです。
曲としてはリベルタンゴをベースにしたとしか思えませんから、これらが全て合わさって、でもドライブ感とかけしって嫌いではありません。

2曲目は打ち込み見たいなリズムの中ギターみたいに聴こえるのがmandola何でしょうか、ギターで充分とおもいます。
3曲目はラテンタッチの軽いのりのリズムのなか、Goldsteinのピアノソロがしゃれていて素敵だと思う演奏です。
マンドリン奏者がメインメロディーですが、ギターに似ているのでギターを聴いているようにで、これてといってサウンド的に驚くこともないので数曲面白い曲だなと思うアルバムでした。

  JUNGLE TANGO / THE JAZZ MANDOLIN PROJECT

Jamie Masefield mandokin,mandola
Danton Boller bass
Ari Hoening drums
Gil Gpldstein piano,accordion
Chris Lovejoy percassion

1 JUNGLE TANGO
2 FREDDY
3 AT THE PRERSHING
4 IPANEMA'S SISTER
5 OH YEAH
6 PROUST
7 TEICH'S BOOGIE
8 POINYILLISM
9 THERE'S A PIPE IN THE CELLAR
10 ODE TO DARK EYES
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お茶目です HABANA MOOD

2007-05-27 21:21:42 | その他
中古屋さんでJAZZの棚を見ていると間違って紛れ込んだアルバムがあったりします。このアルバム見ていたら、ジャケットがとても雰囲気がよくJAZZじゃないけど拾いました。もちろん2枚組みで700円という値段が決めてです。
オリジナル音源のHABANAミュージックとそれを加工した2枚組みです。
まずはオリジナル音源ですがこの分野の良く知っている人には失礼ですが持っている良い音源を選んだ感じです。2曲目のトランペット絡みとか、歌手が井上陽水みたいにねちっこいところおもしろいです。
4曲目はキューバンな女性ボーカル、南国のキャバレーにいるようなトロピカルな雰囲気ギターとコンガにバック男性コーラス、日常と遠く離れた誘惑が満ちた曲です。
5曲目はベースラインにコンガとパーカションの曲でヤァという掛け声は日本とおなじです。
9曲目陽水みたいな歌とコンガとギター、別世界にいるような戻りたくないような世界です。
10曲目は良く知った曲、日本ではラ・パルマだと思います。
11曲目、哀愁あるギターメロディー、始まる前に言い争いみたいのが何故あるのでしょうか、熱い思いが絡みつくように演られます。
次からはそれを素材にした加工アルバム、少し現代的になってそれなりに面白いと思います。
あまり聞かない分野での話しなので失礼ですが、大変楽しめました。
拾ったのはジャケの何とも、日常には帰りたくなくなるような,落ちるような雰囲気でした。
このアルバム、franceで出たよですが、日本語の中ジャケが有り、このように有りました。
“この音楽は違った加工をする試みがなさあれた:ニュージャージーのオレンジでキューバ・ダブを作ってみたのた。”
何ともお茶目です。



  HABANA MOOD

1. Cien Fuegos
2. Mil Congojas
3. No Tiene Telerana
4. Lagrimas Negras
5. Rythm Impro
6. Yo Soy Como Candela
7. Descarga Oara Gozarte
8. El Diablo Tun Tun
9. La Mujer De Antonio
10. El Manisero
11. Al El Vaiven De Mi Carreta
12. Rythm Impro Dub
13. La Mujer De Antonio Dub
14. Cuban Beat
15. Mil Congojas Dub
16. La Mujer De Antonio (Soundcheck Dub)
17. Al El Vaiven De Mi Carreta Dub
18. Yo Soy Como Candela Dub
19. Radio Cuba Version
20. Cien Fuegos Dub

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風を感じてクルセダーズを聴きたい

2007-05-26 22:25:03 | その他
今日は友達に誘われたといって朝早くから奥さんはバーゲンへでかけて行来ました。昼も戻らないだろうから、渋谷のショップに、いけるときに行こうというので出かけてきました。ゴールデンウィークのパターンと同じで、3軒回って、おなじみの、ゆったりした中華料理屋で戦果を振り返りながら、五目焼きそばを肴に生ビールと紹興酒1ポット、これパターン化しそうです。凄くたのしい。
さて今日拾ったのは新しいのが3っと古いのが4っ。
新しいもの
evolution/revolution / Martin Bejerano naryさんのところで見て聴きたくて
night & the music / FRED HERCH TRIO
A Sip Of Your Touch / RICCARDO DEL FRA
古いもの
MUSIC / WOLFGANG HAFFNER どっかで褒めてた
Displaced / THE Niel Cowley Trio 中古屋さんにはずっとあるけど新しい
PIANO MAN / pnilippe saissu
UNIT / ADAM MAKOWICZ ポーランド買い

行き帰りの電車のの中では中山康樹著“ライブ名盤”入門を読んでいました。



なかなか率直な表現で、ハービー・ハンコックのところでは“チック・コリアの劣化も著しいが、ある意味でチック以上の重症ハービー・ハンコックかもしれない。”なんて、気持ちよくかいてある本です。気持よくなってきて、もちろんビール飲んだからか、この本にあるジャズ・クルセイダーズ、読んでたら無性に聴きたくなりました。ところが私アルバム持っていません。この本でも“そこそこの魅力”と有ります。選んで聴かなくても、そう言えばあったほうがおいいよね、的なグループ。思い出も含めてジャズ・クルセイダーズのほうが正統でしょうが、レンタル屋さんによってクルセイダーズの方を借りてきました。
風がほほを伝う心地よい午後に聴くにはいいんじゃないですか。



“PUT IT WHERE YOU WANT IT” ジャズ・クルセイダースから変わって私はどちらを信奉していたか、JAZZが抜けた時、がっかりした覚えがあります。でも結構その後も、聴くことが多かったと思います。



“KEEP THAT SAME OLD FEELING”はVOCALが入っていますが、好きな曲でほんとはこのころが一番ポップではないでしょうか、テナーのフレーズは結構好きです。。



私としてはこのアルバムの“SCRATCH”が一番記憶に残っています。同じアルバムの“SO FAR AWAY-LIVE”も懐かしく感じるので、当時何気なく聴いていたのでしょうね。
久しぶりに、過去からの風が吹いています。



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音楽の贈り物 NIGHTWINGS / LOUIS VAN DIJK

2007-05-25 22:43:15 | 聞いてますCDおすすめ
バッハに“音楽の捧げもの”という楽曲があります。フリードリッヒ大王に招かれたバッハが即興した演奏から生まれ王に献上された曲です。
大王への献上ではなくても、人に音楽を送ることはよくあります。
1曲目ボブ・スキャッグスの“WE'RE ALL ALONE”、語りかける様なメロディは友人のやさしい気持ちを送られいるようで、清清しい感じです。
そして、このアルバムがまさにその贈り物です。
2曲目は“SOMEONE TO WATCH OVER ME”はケビン・コスナー主演のかっこいい映画、“追いつめられて(No Way Out)”でうまく使われて大好きになった曲です。
クラシカルな調べと軽やかなスウィングが基調のようで、バッハの旋律から、WHISPER NOTへなって行くところのおもしろいですが、4ビートに変わるところ、まるでMJQのJ・ルイスの後のM・ジャクソンソロの感じでニッコリしました。
4曲目も1曲目と同じようなやさしいメロディの曲。
ベースがN・H・O・ペデルセンですが、ドラムスと2人あくまでもサポーターです。バン・ダイクのためのアルバムで仕事を引き受けた感じですが、的確なことには変わりません。
5曲目“INVENTION”バッハです。6曲目はペデルセンのベースも少し目立つ、内省てきで、ジャジーな曲です。10曲目でおおペデルセンと思えるのも、それはそれでうれしく思います。
7曲目は映画ディア・ハンターの中の曲でクラシカル、最後の2曲ではクラシカルなフルートの響きも突然ですが変には感じませんでした。
後味の良い、何度も聴きたくなるアルバムではないでしょうか。

NIGHTWINGS / LOUIS VAN DIJK

LOUIS vAN dIJK piano
Niels Henning Orsted Pedersen bass
Terry Silverlight drums
Chris Hinze frute
Greg Maker bass

1 WE'RE ALL ALONE
2 SOMEONE TO WATCH OVER ME
3 WHISPER NOT
4 YOU AND ME(WE WANTED IT ALL)
5 INVENTIONE
6 NIGHTWINGS
7 CAVATINA
8 CLOSE ENOUGH FOR LOVE
9 CARTES POSTALES
10 LA GRANGA
11 TRIOLOGIE
12 ALLEGRO
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幾多の思い出 Stage Of a Long journey / Eberhard Weber

2007-05-24 21:19:29 | 聞いてますCDおすすめ
Eberhard Weberというベーシストはずいぶん長いあいだお付き合いしているようですが、実は本人のリーダーアルバムは“Endless Days”しかもっていません。ずいぶん聴いた様におもうのは、ガルバレイクやバートンを多く聴いたからかも知れません。そのような意味で、ちゃんと聴いていないのに親しみがあり、このアルバムではメンバーにその2人もいるのできちんとした気持で拾いました。
65才の誕生日を記念した、フェスティバルでのコンサート・アルバム“Stage Of A long Journey”は私の持っているアルバムの中の曲(このコンサートでも最後の曲)“The Last Steage Of A Long Journy”からつけられたと思われる、Weberの音楽の総括みたいなアルバムす。
最初の2曲はオープニングみたいで落ち着きがなくアリャと思いながら始まります。2曲目のカーラ・ブレーの曲は、ウェバーらしいのかも知れませんが、落ち着いた雰囲気はありません。やたら拍手が大きい(ECMってそうですね)
3曲目wolfgang Dannerのピアノとベースデュオは大きなコンサートホールの残響で美しく響く“yesterdays”です。
4曲目“Seven Mivements”はバロックの音階のベースとガルバレイクのデュオ。
5曲目より9曲目までは、birthday Suiteと名づけられた、一連のウエーバーの曲を組曲風につなげて演奏しています。
5曲目オーケストラバックのウエーバーのソロは広い景色を写しているようで、津続くガルバッレクも北欧の風景模様です。
6曲目のRainer Bruninghausのピアノもロマンチックな響きで7曲目につながります。しっかりしたオーケストレーションをバックにバートンのメランコリックなソロは久しぶりな気がします。
8曲目はMarilyn Mazurのソロ、彼女の会話するようなストーリーのあるパーカションはいつも驚かされ、楽しめます。
9曲目“Yellow Fields”は大地のことなのでしょうか、バートンの牧歌的な優しいソロ、ガルバレイクのソロも広がりがあり、豊かな実りを収穫している満ち足りた感じが伝わります。
組曲が終わって一転エレクトリックなエレベのリズムにNino GのボイスReto weberのhangでちょっとショータイム、楽しいところで観客も沸きます。
ちょっと気持ちが和んだ後は11分の大作でその名も“Last Stage Of A Long Journey”プロローグ的なストリングスからクラシカルなメロディ、美しいピアノ、ベースをバックにガルバレイクとバートンが一昔前のように、みずみずしく感じるのは逆にさびしい気がします。ストリングスのエピローグのあとっホーンのちょっと不協なハーモニーで終わるのもヨーロッパ的です。
アンコールでしょうか、ベースソロでおしまいのご挨拶。
Birthday Suiteとなずけられた一連が聴きものです。Eberhard Weberをそれほど追っかけた事がない私にとってみると、ウエーバーの有名曲を綴ったこのアルバムはウエーバーの幾多の思い出を見るようで、とても良い経験でした。

  Stage Of a Long journey / Eberhard Weber

               Gary Burton(vibes)
               Jan Garbarek(ss)
               Rainer Bruninghaus(p)
               Eberhard Weber(b)
               Marilyn Mazur(perc)

               SWR Radio Symphony Orchestra Stuttgart

               Roland Kluttig(conductor)  
               Wolfgang Dauner (p)
               Nino G.(beatbox)
               Reto Weber (hang)
 
1  Silent Feet
2  Syndrome
3  Yesterdays
4 Seven Movements Birthday Suite
5 Colours of Chloe
6 Piano Transitino
7 Maurizius
8 Percussion Transition
9 Yellow Fields
10 Hang Around
11 Last Stage Of A Long Journey
12 Air






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異邦人覚えてますか Aziyz / ANTONELLO MESSINA

2007-05-23 22:09:42 | 聞いてますCDいいと思う
イタリアのトランペッターfabrizio bassoは今一番の旬な人で、演奏内容も多彩なので、アルバムによってどんな事をしているか聞きたくなります。
このアルバム、リーダーがマルチキーボード奏者で,後がリズムという構成です。
ウィズ・ストリングスみたいに哀愁たっぷりになるのか、はたまたHIGHT FIVEのようなハードブローになるのか、私はバラッドプレーたっぷりを期待して拾いました。
1曲目ドラムのリズムの上にバンドネオンとペットの何とも民族的なメロディー、ちょっと驚くとリズムがアフロキューバンのようになって、サブトーンのペットが古いビックバンドでのソロのように吹きます。驚いた出だしです。
2曲もバンドネオンがいわくありげにハーモニーを奏でると、ペットとバンドネオンはJAZZとはちょっと違った楽曲を始めます。途中ペットは段々とJAZZ的にバンドネオンはオリエンタルにという感じですが熱を帯びてきます。
3曲目は美しいピアノの響きにソプラノサックスが加わったり、バンドネオンやシンセが聴こえる多重録音で、内省的に聴こえます。ペットはお休み。
4曲目ドラムスの重めのリズムで始まり、バンドネオンとペットの幾何学的なメロディーのあとJAZZ的なソロになります。
5曲目は、重量感のあるベース音の上を静かなピアノメロディが流れて、ここもペットはお休みです。
6曲目は哀愁あるオリエンタルなメロディで、これまでの雰囲気からも、昔はやった久保田早紀の“異邦人”を思い出しました。エキゾチックな不思議な雰囲気が、このアルバムからただよいます。
7曲目はベースの深い音のソロから入る曲でも、このベーシスト、ピッチも確かでかなりの名人と思います。静かなピアノにバッソのバラッド。
8曲目はバンドネオンに持ち替えますと、動的になりピアノとの使い分けが、はっきりしています。バンドネオンのソロはテナーのホーンライクで、バッソとのカルテット的な演出になります。ドラムスはPaolo Fresuの5tetのドラマーで随所にしっかりしたアクセントが入って、上手いと思います。
9曲目は“ワルツ・フォー・デビィー”ピアノ・トリオとして演奏ですが、この曲のピアノは良く動く演奏です。上手く仕上げたという事を感じる演奏でベースソロが効いています。
最後はイタリアのちょい悪オジサンの歌入りで、ウィズ・ストリングスよりかは好きです。
アルバム前半ではBassoのフレーズにちょっと、とまどいましたが、さすが効き終わればやりたいように演っていると思うペットのソロでした。最初の2曲でちょっと硬いアルバムかと思いましたが、後半はしっかり聴かせるバラエティーに飛んだエンターテーメントでした。“異邦人”も思い出すアルバムです。


Aziyz / ANTONELLO MESSINA

Antonello Messina fisarmonica, bandoneon, p, syn
Fabrizio Bosso, tp
Luca Lo Bianco contra-b
Ettore Fioravanti ds
Peppe Voltarelli, voice 10
Fabio Rizzo, sax 3


1 Schaan
2 Camelot
3 Soliloquio
4 Aziyz
5 L'Orologio Americano
6 Dedalo
7 Heart of Darkness
8 Nikablues
9 Waltz for Debbie
10 Milonga
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この曲が聴きたい 13 Sunflower / Lee Konz

2007-05-22 20:56:31 | この曲が聴きたい
JAZZを聴き始めるとこれが気に入っているとか、カッコいいとかそれぞれの人が思う曲と演奏があるでしょう。例えばアート・ペッパーのユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥで有ったり、サイドワインダーで有ったりすると思います。
jazzを聴き始めてしばらくたってから、驚いたアルバムが2枚ありました。1枚はチャールス・ロイドのフォレス・フラワー、モンタレーのライブアルバムですが、ジャズが古くなくフラワームーブメントの呪術も感じ、それまでにない感覚で怖くなったアルバムです。中学で買ってしばらく友達に預けた思い出のアルバムです。
そして同じころ、再販されたアルバムがこれ。この曲が聴きたいということでは1曲選ぶ事がつらいのですが、やはり第一印象、1強目の“Sanflower”です。JAZZのプレーが驚くほど自由で、創造を持っていることを感じたアルバムです。このような演奏があるんだと、たぶん年末の時期、クリスマスプレゼントが降ったような震えを思い出します。
その後、CDで買い換えましたが、LPで聴くのがやはり一番です。今日は地下でLPにしました。
ペットとアルトのユニゾンからコニッツのソロ、、力強いアドリブの流れは、その後のドン・フェララの迫力も引き出して、インタープレーの素晴らしさを満喫できます。
何枚かのアルバムと曲が、その後の私のJAZZ聴きのベースに成ったとおもいます。この曲がその一つだということは間違いありません。

Lee Konitz(リー・コニッツ)
Very Cool

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好天の空にスパイシー SPANISH IMPRESSION / CHARLIE MARIANO

2007-05-20 21:14:49 | 聞いてますCDいいと思う
昨日今日と2日続けてのお休みはひさしぶりにたいしたこともせず、昨日はサッカーの応援に夕方から出かけたぐらい。今日は凄い天気だけどクリーニングから帰ってきた服をしまったりしていて、生産的ではなかったけれど花屋さんから苗を買ってきて二つ鉢植えをつくったからそれで良しとしよう。ポーチュラカという松葉牡丹とアメリカンブルーというヒルガオの仲間だそうで、花はまだついていません。
夕方からこのアルバムを効きながら、リハビリをやっていたら元気が出て来たので、これを書いています。





チャーリー・マリアーノが97年に日本の企画で録音したスペインの曲を全編で吹いている、スペイン哀愁ムード満点のアルバムです。
アランフェスやマラゲーニャなどの有名曲もありますが、その他の曲も良い曲そろい、演奏は知らない人達ばかりですが、ギターにピアノトリオのクインテット、ピアニストのJorge Reeterという人がなかなか素晴らしい。
2曲目“Malaguena”Dieter Ilgの出だしのベースソロはちょっとヘイデンを思い出してこれもいいしそのあとのピアノソロもいかにもスパニシュ。
6曲目のベースとアルトのユニゾンからはじまる“Maids of Cadiz”が美しい曲で好きな演奏です。
ただこれ、スペインのスパイシーが強くてしばらく聴きたくなくなる不思議なアルバムです。マリアーノの少し粘る音色のせいかもしれません。

SPANISH IMPRESSION / CHARLIE MAARIANO

CHARLIE MARIANO ALTO SAXOPHONE, SOPRANO SAXOPHONE
PAUL SHIGIHARA GUITER
JOERG REETER PIANO, KEYBOARD
DIETER ILG BASS
JERRY GRANELLI DRUMS

1 IBERIA
2 MALAGUENA
3 ADAGIO CARDINAL
4 ARANJUEZ
5 GRANADA
6 MAIDS OF CADIZ
7 MACARENA
8 LAGRIMA
9 SPANISH GIPSY DANCE
10 ADELITA


今日はこうやってだらだらと書いているのは本当はもうひとつ、お薦めがあるからです。近くのスーパーで売っているレトルトカレーにおどろいています。奥さんと2人何かの折にはこれで充分状態です。
タイカレーで、チキングリーンという名で値段は300円前後です。タイで作られていて、ナンプラーとココナツミルクがきちんと効いた、辛いカレーです。あいまいな味でない、きちんとした辛さが素晴らしい。



ヤマモリという会社がタイで製造輸入しているようです。奥さんがよく出かける人間には素晴らしい製品だと思います。
近くのスーパーにはチキングリーンしか置いてありませんが、別の場所で2品を発見しました。まだ食べていません。



一つがチキンイエローで辛さは控えめでインドカレーに近いそうです。
もうひとつがチキンレッド、こちらは赤唐辛子仕様でグリーンが茄子入り、レッドはタケノコだそうです。どちらが凄いかたのしみです。書いていてもツバキがたまる。

スパイスの刺激で夕方から急に元気になりましたが、今週も頑張らなければ。




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