JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

いろいろ表現があって Grace / Ketil Biotnsted

2007-07-31 20:29:58 | 聞いてますCDいいと思う
Ketil Bjornstadというピアニストは色々なアルバムを作ってこれ何と思うものもありますが、中古で安ければ拾います。
作曲という行為をメインにしているようで、クラシカルなものも含めて、いろいろなものがあって、全てが好みとはいえません。
例えば“MESSE FOR EN SARET JORD"というアルバムは宗教的な声楽をがメインに成ったアルバムでいつでも楽しむわけには、いや一度聞けば充分です。
それでは最近拾ったもうひとつあるアルバム“grace”はどうかというととても素晴らしいアルバムなのです。
2000年のノルウエーのジャズ・フェステバルのライブアルバムだそうですが、まるでスタジオ録音のようなアルバムです。
基本的にはピアノ楽曲に女性および男性ヴォーカルが絡む組み立てですが、声楽系のアルバムよりフォーク調で聴きやすく成っています。
女性ボーカルは少し鼻にかかってエンヤを思い浮かべます、男性はもう少しやさしい歌声で、POPがベースですので聴きやすく感じます。
1曲目鼻にかかった声と裏返るところが少し民謡みたいなそれでいて個性的な雰囲気です。3曲目ちょっと宗教色を残すもPOPとして軽く清らかです。
5曲目はギターの音が絞るようでいい感じです。6曲目もそのギターで始まって、テナーのメロディは少しねじれていますが、好きな音色です。
7曲目女性シンガーの歌と共にアンデルセンの電気を通したベースのソロが楽しめます。Ketilのピアノは近作より2,3度温度の低い固めの音に感じます。
10曲目テナーはヤン・ガルバレクに大変近いフレーズでサウンドも似ています。この曲がタイトル曲で、インストが長く嬉しめました。
このアルバム、ライブ収録なので、ヴォーカルの間にインストのソロがは挟まれているのですが、インストの間にヴォーカルが挟まれていたら大好きなアルバムになっただろうと思います。

Grace / Ketil Bjørnstad

Ketil Bjørnstad piano
Anneli Drecker vocals
Bendik Hofseth vocals, saxophone
Eivind Aarset guitars
Jan Bang live-sampling / treatments
Arild Andersen bass
Trilok Gurtu percussion

1 No Man Is An Illand...No Man Is An Illand...
2 Lover's InfinitenessLover's Infiniteness
3 The BaitThe Bait
4 WhiteWhite
5 The AnniversaryThe Anniversary
6 Love's GrowthLove's Growth
7 SongSong
8 Love's UsuryLove's Usury
9 NakedNaked
10 GraceGrace
11 The IndifferentThe Indifferent
12 MysteryMystery
13 The CanonizationThe Canonization
14 Take A Flat Map...Take A Flat Map...
15 Finale: No Man Is An Iland...Finale: No Man
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ヴォーカルはあまり得意でありません。2

2007-07-30 21:00:42 | その他
昨日はジャズの聴き始めのころで好きで選んだというのは少なく思います。何年かジャズを聴いてから購入しだしたアルバムはこちらです。やっと自分で選び出した感じです。
そういう意味では好きなヴォーカリストかも知れません。
ヴォーカルを追っかけてないので、本当に一般的なアルバムが残りました。
まずはこのアルバム、どうしても持っていたいアルバムです。
John Coltraneがつくったとは思えない、Bob Thieleが考えたのか、凄いアルバムです。



次の2枚は時代の中でのヒットアルバム、まずは笠井紀美子凄い勢いでしたのに、いなくなってしまいました。ビリー・ホリディーにささげたマル・ウォルドロンとのアルバムです。独特でちょっとくさいけど“Don't Explain”や“Yesterdays”など考えてみればわかり易くて好きでした。



それと同じ時代でしょうか、こちらは話題になったヒット作で、これともうひとつぐらいは売れたように思います。この1枚が凄く個性的で、一度は聴いたほうがいいと思う、バックがART ENSEMBLE OF CHICAGOのシャンソンです。



このころになるとヴォーカルもいいと思うようにはなります。ところが英語が解らないから致命的です。そんな中でいいと思っている2枚が残りました。
まずはこれ、ルイス・ヴァン・ダイクをバックにアン・バートンがしっとり歌うという事と、曲が“Sunny”“Bang Bang”などJAZZじゃない曲をうまく歌っています。



そして最後になりましたが、このアルバムは素晴らしい。まねなんか出来るわけがありません。貫禄のそして良い歌を聞かせる力のあるライブ、いつまで経っても確実に凄いアルバムだと思います。



このようなLPを買っていたわけですが、これらは有名で、一度は聴きたいアルバムです。

CDになってからはエラと、日本では越智順子を買いましたし、安富祖貴子は最近凄いと思っていて10月20日に大隅寿男のコンサートで合うかも知れません。
おまけはこのアルバム、奥さんがフランスに行ったときにお土産にくれたものです。最初にフランスにいったときなので、指示不足もあったけど、なぜヴォーカルなんだとけんかになった一枚です。やっと日の目をみました。



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ボーカルものはあまり得意でありません。

2007-07-29 21:38:12 | その他
先日ハクエイのライブでお会いしたサキさんはジャズ・ヴォーカルを習っているそうです。サキさんからのコメントに“monakaさんのお好きな女性JAZZボーカリストがいたら教えてください。”とありました。その答えを考えるのですが、実はヴォーカルものは得意でありません。
ジャズ批評の次号も『ジャズ・ヴォーカル』だそうで、投稿のお誘いに一瞬乗ろうかとと思いましたが、何でもではいけないと、やめました。
ヴォーカルのことなど書けば1日で終わると、昔買ったLPを引っ張り出て、振り返ってみました。
どんなのが好きだったんでしょう。
そちらに行く前にジャズでないけど好きだった3枚懐かしいです。



フランク・シナトラの声が結構好きで、はまった時期があります。ソングライターのロッド・マッキャンの作品集。“A Man Alone”



次のはふるさとのの田舎の町を思い出すように淡々とシナトラが歌“Watertown”ジャケットがとても良い。



シナトラ3枚目は残念ながらあまり記憶にありません。

さて何十年も昔に聴きはじめのころのアルバムはまず入門編、サッチモの編集ものとビリー・ホリディのコモドア集。とにかく聴かなくちゃ始まらない。





好きだったのはシングル・シンガースの“ジャズ・セバシャン・バッハ”ところがLPは見当たりません。CDでかいなおしました。あったのはこのLPスペインの印象を歌った“Sounds Of SPAIN"



そしてその流れで好きだったしゃれたコーラスグループダブル・シックス・オブ・パリスの特集アルバム、バド・パウエル、ケニークラークも参加してガレスピーとの競演部分が素晴らしい。



それから今考えると、どのような基準で購入したのかわからない2枚。



エラ・フィッツジェラルドの歌声は大好きだしCDを買うようなってからもサッチモとのデュオ集は拾ってます。
そしてもっと解らないのがこのクリス・コナー、なぜだかまるで解りません。



そして少し解るような気もするナンシー・ウイルソン、色気図いている高校生にとって美しいと思うシンガーでした。



ずいぶん長くなってしまって、一日では無理みたい。今日いえるのは、今でもエラは凄いと思っています。明日もヴォーカルについてだ。ってどこかのラジオみたい。



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素敵な人たちに会いました /  ハクエイ・キム live at jammin'

2007-07-28 14:51:09 | サポート中、ライブ
今日は、ひさしぶりにハクエイ・キムのライブを見に行くことにしました。(7月27日)
結構わが家からは近い場所で,ライブ前には昔よく行っていた飲み屋さんで一杯飲んでからにしました。



ということで自由が丘で電車を降りてこの店、私たちの地域ではかなり有名で、山口瞳なども訪れた今だ雰囲気の変わらないところです。店内の写真を撮ることは、はばかられましたが、壁には“祝70年” 金田酒学校 平成18年6月という額があります。
わたしが行っていたのも25年ぐらい前ですが、素晴らしいところです。
一階にこのじ形のカウンターがあり、そこでは常連さんが飲んでいるのです。お銚子2本位を文庫を読みながら飲んで、按配良くなると、お勘定といって出て行かれます。ここの常連の60年代のお客さんは凄いと思います。
私たち夫婦はそこまで枯れていませんでしたから、面白そうなつまみを多くたのんで、楽しむタイプでした。久しぶりに行っても店の親父は顔色ひとつ変えずに席を案内してくれるのです。
本日は 関アジ刺身、ナスいんろう揚げ、はも皮、めごち天ぷら、冬瓜吸い椀などをいただきました。
でそのあとが都立大学にあるのクラブです。



アップライトピアノのドラムスのセットがありましたが、まあこじんまりしたお店です。
7:30の1stへのお客さんは女性12人男一人(うち私たち夫婦)という状態でこれではどんなことになるやら、カクテルショーみたいになるのでしょうか。しかし男は私一人とは、いやハクエイがいた。

1SET
 1 Beautiful Love
中音から高音へのハーモニーの中で音が澄んで響きます。
 2 Meditation
女性向けに選んだ曲と思われる、とは行ってもメロディの切れがあり良い演奏です。
3 Time rimwnbmberd
   内省的な曲でB・エバンスを思わせます。
 4 Newtown
   ハクエイのCDからの自作曲。アルバムの演奏より、しっとりした感じで、市場のイメージがバーチャルな宇宙空間にある市場のようになって楽しい。
 5 In the wee small hours of the morning
O・ピーターソンがゆったりと懐深く弾くトラッドのような感じで、いい雰囲気で1stが終わりました。
休憩の時間に隣に座る女性に話しかけられました。B・パウエルでJAZZに入って、B・エバンスなどをだいぶお聞きのようです。日本の若い人の演奏をと、数日前にハクエイを聴いてビックリされたそうです。翌日には彼のCDを買って聞き込み、こうしてまたライブに来たそうで、なんともうれしくなる素敵な方でした。うれしくなって、早速ハクエイを紹介しお話していただきました。素敵な人といえば、反対側にお座りの女性三方も何度かハクエイのライブで顔を合わせたことがあり、楽しくお話できました。
ありがとうございました。

2 SET
 1 Stella By Starlight
2 The first contact
ヨーロッパのピアニストのようにハーモニーとメロディが整ってこれはエンリコみたい。
 3 You don't Know what love is
少しラテン調もいれて、こったアレンジにしています。
 4 Blame It On My Youth
5 Alone Together
彼の1作目に入っている曲で、良く演奏しますが、前よりかやわらかく弾いているのは、ピアノ自体にあわせたところがあるかも知れません。

アンコール 
1 It Never Entered My Mind
やさしく歌うようなソロパフォーマンスでライブは終わるのですが、ちょっとさっぱりしすぎてさびしい。袖に帰るハクエイを捕まえて、強引にもう一曲、ちょっと激しくいこうよ、とたのみました。「ストレートノーチェイサー演りなさい」、“monaka”サンにいわれたら断れないと演ってっくれました。
 2 Straight,No Chacer
もちろんノリノリでいらした方も楽しまれた確信したアンコールでした。

ハクエイからセットリストも奪ってきたのでプレーヤーの手書きリストを、2SETの1曲目は変わっちゃます。ハクエイもエバンスのようになってくれるとこのリストも価値が出るかも。





 
      


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雨音が重なって Berd Alone / Michel Tokaj

2007-07-26 21:30:43 | 聞いてますCDいいと思う
Michel Tokajのこのアルバムは、一年ぐらい前に一度手にとったものの、そのまま分かれてしまいました。その後に大変評判が良いので、探していたところ、やっとめぐり合いました。
やわらかい表情豊かな音で、メロディを探っていくようです。ベースはアメリカで活躍のオレク、ドラムスは、Adam Kowalewskiの“風のささやき”で叩いている人で、きっちりと安定しています。
2曲目“EVERY TIME WE SAY GOODBYE”の出だし少ない音でメロディをつむぐようう、シャンパンの泡を見ているよう。
3曲目は静かに始まるものの、メロディがだんだんとモーダルになっていく演奏です。若さもしっかり感じます。
次の4曲目になると幻惑させるような世界を漂う感じです。
7曲目も幻想的な内に向かう曲、8曲目はしっかりした音程で、なおかつ重量感のあるベースがリズムを刻むモーダルな曲
9曲目は、悲しげな“TEARS”という曲。
涙は心の告白、悲しみを洗い流す力もあります。外で降っている雨音と重なって、静かな気持ちになる曲です。
10曲目はジャジーにのりのよい曲、最後Abbey Lincolnの美しい曲“BIRD ALONE”をエピローグのようにソロピアノで余韻を残してた別れになりました。


Bird Alone / Michal Tokaj

Michal Tokaj piano
       Oarek "Oles"Oleskiewick bass
Lukasz Zyta drums

1 Dawn
2 Everytime We Say Goodbye
3 Skyline
4 Pentulum
5 One Day Before
6 Lines For Oles
7 Chlopi
8 Pentatonic
9 Teras
10 Beginner's Bane
11 Bird Alone
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打って、走って、守って Simply Music/calderazzo watts gagnon

2007-07-25 21:19:13 | 聞いてますCDおすすめ
Joey Calderazzoのアルバム“Haiku”は内面を表現するいいソロアルバムでありましたが、こちらとしては、トリオが聴きたいと思っていました。昨年出た新作は、ギターや女性ヴォーカル入りのソフトなもので、ちょっと驚きました。
中古屋さんに古いアルバムですが知らないものがあり拾いました。1996年の“Our Standards”の後にカナダで録音されたアルバムです。3人の名が連なって Co-reader albumになりますが、実力はcalderazzoでリーダー各、executive producerをベーシストが務めているので、そちらがお膳立てでしょう。
“our standards”のlars danielsson(b)、jacek kochan(d)のトリオと比較するのも良いでしょう、こちらはJeff"Tain"Watts(d)Sylvan gagnon(b)の組み合わせです。
1曲目、ベースの弦が少しゆるいのが気になりますが、がんばったベースソロがあります。フェードアウトはいただけません。
2曲目はCalderazzoの美しい曲、少し長くしすぎた気はします。
3曲目はwayne shoterの“SPEAK NO EVIL”、ショーターの曲を演奏するの好きですね。テーマのうねり方が好きなのでしょうか。とってもピアノに合っています。こうゆうの聴きたっかたのです。ベースのソロもかなり良い。
4曲目はワッツの曲で、テーマに沿ってウォーキングラインを聴く曲です。
5曲目はスタンダード“IT'S YOU OR NO ONE”ピアノの調子も一段上がってドラムストのロールなど、シンプルに直球勝負になっています。
6曲目からはジャケットのアルバムとは違った順番に収録されていて、ジャケットでは最後に書いてあるCalderazzoの“Mikell's”という曲で華やかになります。残念ながら少し長くなってフェードアウトです。
7曲目は“Take Off You Blues”ワッツをバックに高いテンションのピアノ、ベース、ドラムスのソロもよくまとまり、このアルバムのベストテイクです。
8曲目は可愛らしい歌の“The More I See You ”短くエピローグとして演奏されます。
リハーサルをどれほどしたかわかりませんが、長くなってまとまりが悪くなった曲
は思い切ってフェードアウトをしたみたいですが、そこにいたる部分は聞き応えありますし、7曲目などはかみ合って凄い演奏だと思います。
十年以上前の演奏ですが若さも感じ、打って、走れて守りも出きる日本の英雄的野球選手のイメージに重なります。

Simply Music / Calderazzo Watts gagnon

Joey Calderazzo piano
Jeff"Tain"Watts drumus
Sylvan gagnon bass


1 Odyssee
2 Catania
3 Speak No Evil
4 Blutain
5 It's You Or No One
6 Mikell's
7 Take Off You Blues
8 The More I See You
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ギアナ高原のカエル walzone / Walter Lsmpe

2007-07-24 22:00:58 | 聞いてますCDいいと思う


blogの記事を書いていると、やはり出会いが必要で、中古屋さんでは何枚かを,
知らないものも含めて、まとめて拾うようになってしまいました。
このアルバムは、相手がわからずに、数枚拾った中の一枚です。1,2曲簡単に聞いて、これだめだと思ったアルバムで、ほかに拾ったアルバムを聴き終わった数日後に、寝しなに聞きました。酔っているので、記憶は定かでないのですか、これがいいんじゃないのというおぼろげな記憶が翌朝ありました。
改めて聴くと、不思議なアルバムです。聴き進むうちに思い浮かんだのが、南米にあるギアナ高原。イメージがそれほど遠くに飛んでいく強いアルバムです。



南米ギアナ高原にあるテーブルマウンテン、をご存知でしょうしょうか。地盤がやわらかい部分が風雨で削り取られ、硬い部分だけが台形状に残った山です。
平地から隔絶さらた高台が、失われた世界のモデルにもなるところです。
TVで以前見ましたが、その地では、下の世界とは別の進化が行われ、独自の種が存在するとのことで、大変面白いものでした。
世界中にいるカエルで、孤高に独自性を持つカエルがギアナのマウンテンに存在するのです。



そのことと、このアルバムは関係ありませんが、このような前置きが欲しいほどの驚きの強いアルバムなのです。
最初、失敗と思ったのは、このピアノ、JAZZやってて楽しいのかなと思う雰囲気を感じたからです。重いピアノと踊らないメロディ、普通聴いてもだめだと思いますが、聞き違いがあったのです。知らずに捨ててしまう危ないアルバムです。
昨日も知らないピアノトリオを聴きましたが、ベース、ドラムス、ピアノと数段テクニックと表現が上のオーストラリアの人たち2006年のアルバムです。
1曲目、リズムに先導されるハーモニーの組み立てとバッキングが主のような曲は、それでもバックのベースが大変うまいと感じる演奏です。この曲ではピアノがすごいと思いません。
2曲目ピアノでのハーモニーからメロディーはベースとのユニゾン、重い感じですがこのピアニスト、左手の低音の音が硬く、強くベースの低い音にも負けない強さです。(この曲がすごいと思うようになったのは数回聴いた後です)
この2曲目と、次の曲はライブ収録で、最初聞いたときには、楽しいライブなのかと疑問に思いました。3曲目聴いても演奏者の楽しいリズムに乗らないような浮遊するような中で、ピアノが硬い石のような感じです。ここではドラムスのテクニックが光ります。
4曲目は少しジャジーになっていますがそれは、普通の形態に迎合していません。強いタッチのラインとトリオの演出で重いながら、凄さを感じてきました。いろいろjazzを聴いていますがこのような演奏あまりないように感じます。
そう思い出すとこれが楽しいアルバムになってきます。5曲目モンクが元気になったような演奏、グルービーなピアノの後にドラムソロも面白い、昔のJAZZを彷彿させます。
6曲目、なかなかとらえどころのないメロディで、それを考えると、JAZZを初めて聴く人には薦められないアルバムです。(基本的には何でもいいと思っていますが、このアルバムそれでは嫌われるし、もったいない)マイナーなところ、でもこれ演奏者のユーモアも感じるのです。
7曲目、オーストラリアのミュージシャンの凄さを感じます。
8曲目はそれまでとは変わって、とってもブルージーな曲で、なおかつ演奏者の偏屈でないユーモアが感じられる演奏です。
9曲目はジャジーにした曲で、ピアニストの持つセンスを展開した曲になりました。
とんでもないところでギアナ高原のテーブルマウンテンに飛びました。知らないピアノ奏者を聴いていると、誰の影響を受けているのかをつい思い浮かべます。
このピアニスト1枚を聴き終わると、だんだんとその個性の確かさに驚かされまが、どこへ繋がっているのか系譜が思い浮かびません。
セロニアス・モンクとかトリスターノの後にテーブルマウンテンの上で独自に進化したようなピアノスタイルに感じてギアナへ行きました。

  walzone / Walter Lampe

Walter Lampe piano
Jonathan Zwartz bass
Danny Fischer drums

1 Ping Pong
2 Wax Pendulum
3 Enchantress
4 Sentence Of Six
5 Eezo
6 Silver Spring
7 Spritty
8 Mobile Home
9 Creatures Of Delight

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無理しなくても musik2 / michael scheinkofer

2007-07-23 21:23:50 | 聞いたけどCDどちらでも
中古屋さんでまるで知らずに拾ったアルバムです。ジャケからは,なかなかよさそうですが、突然アバンギャルドであったりすることもあり、そのことも楽しく驚くように意識しています。
そして1曲目聴いてみると、これが良い。大当たりかなと思いました。2004年ドイツのアルバムでそれはドイツ語ですから注意が要るアルバムです。ベースがオーソドックスに低く弾くソロで安心できます。
2曲目はピアノのフレーズががんばってドラムスが真剣に叩いているのが好感もてます。
飛びますが5曲目のゆったりした演奏の中でのメロディの表現はなかなかすばらしい。
なぜ飛んだかというと、スイングをもとめたスタンダードの“I'm Old Fashioned ”などスウィングしたいけど、ちょっとうまくいきません。このピアニストいろいろなことをアルバムでやろうとしていますが、すべてがうまくいっているようには思えません。右手のすばらしい部分があるのですが、左手が画一的ですので、特に早い曲では面白みが出てきません。最後の10曲目などは、それまでにないグルービーな表現をしたかったのでしょうが、つけたしの様に感じました。
7曲目のマイルスの曲へのオマージュも右手のメロディーラインは聴けますが、それだけではちゃんとした曲とはならないでしょう。
8曲目、9曲目の曲、テンポがゆったりした中で、メロディをさっぱり表現しているのは、とても良い感じです。
ドイツのピアニストのアルバムというと、ちょっと違うJAZZに感じますが(特にリズム)このアルバム、苦手な部分を省くと、良い感じで、無理しなければ、と思いますが、がんばり過ぎました所ありでした。

musik2 / Michael Schleinkofer

Michael Schleinkofer piano
Markus Schlesag bass
Matthias Rosenbauer drums

1 Back With A Tear
2 Giant Toughts
3 Romanze
4 I'm Old Fashione
5 Two Roses
6 Auf Der Alten Burg
7 Milkestones
8 So Sorry
9 Aivtis
10 Three Marching M's



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1000円で音楽三昧

2007-07-22 20:59:11 | その他
このごろジムに行くのが億劫になっています。運動不足と足の筋肉の維持のために泳いだり水中歩行などをするのですが、リハビリも含め、足の状態は改善されているように思えず、だんだんと面倒になっています。奥さんのきつい視線の中、今日は久しぶりに行ってきました。
帰り道にはレンタルショップがあり、CDを見てみると聴きたいのがありました。半額サービスではと3枚選ぶと、CDは対象外、ただし5枚で1,000円というので2枚追加して午後からは音楽三昧です。

まずは猪野秀史という人のデビューアルバムだそうですが、フェンダーローズの演奏で、ジャケットが面白いので選んだもの、ドラムスとベースは打ち込みで、まあそこのところが不満だし、スパルタカスのテーマとか、蘇州夜曲なんかは、面白いと思います。



見つけて聴きたかったのはこのアルバムです。


いぜんもレンタルで1stを借りて、気に入ったのですが、新作のようです。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070325

タンゴとエレクトロニカの融合をコンセプトにしたGotan Projectのアルバム、出だしからドラムスのリズムが新鮮ですし、タンゴにないエレキギターの音色にバンドネオンがマッチするのです。2曲目のベースのリズムも良い雰囲気。3曲目は打ち込みでしょうか、低いコンガのようなリズムが聴いた哀愁曲。4曲目のウッドベースの音は完全にJAZZ。6曲目、バンドネオンとヴァイオリンのタンゴのリズムとドラムスのロックリズム、それにポルトガル語のラップこれがぴったりと交じり合っていて、心がうずきます。7曲目、低いウッドベースにバンドネオン、女性ヴォーカルがラジオから聞こえるような部分、しゃれています。このアルバムには11分の映像もついているそうです。
ここで億劫になってきたきたリハビリをしなくてはいけません。1時間ぐらいの行程です。
リハビリもすんで食事前に映像を見ましたが、製作過程がかっこよくまた興味深くありました。調子に乗ってYOU-TUBEで遊びましたがかっこいいです。

http://www.youtube.com/watch?v=wZk-LJ_KCMg&mode=related&search=

もう一枚はジャケットがかっこいいので聴きたくなりました。ロンドンで結成されたブラジリアン・クラブ・ジャズ・バンド“Jazzinho”という名でジャニーニョ
Sweet Little Jazzという意味だそうです。
エレベとギターがJAZZ調ですが、以外にブラジルのにおいが薄い(期待したのはそこでしたが)軽く聴けるアルバムでした。






追加で選んだのがこの2枚、まずはちょっと聴いてみたかったシンガー安富祖貴子のアルバム、なかなかハートフルなそしてソウルフルな良い感じのシンガーです。出だしのマーシー・マーシー好きな曲です。全編アレンジが良く演奏も楽しめます。プロデュースした井上陽介のベースをバックにしたドント・エクスプレインもなかなかの出来、評判のことはあります。


最後の一枚は説明必要なし、前にも聞きましたが、持っていないので再度聴いて見ました。ASTOR PIAZZOLLAのTango Zero Hourでした。



そして休日は終わってしまいました。明日もハードな折衝があるので気が重たいのですが、週末はちょっと楽しみがあります。
変な仕事が入らなければ良いのですが、わが・・君と再会です。




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ここはいいのですが Sketches of Spain Nas / CONRAD HERWIG

2007-07-21 22:21:01 | 聞いたけどCDどちらでも
中古屋さんで拾うのに、blog、方の記事が参考になるようになりました。それも相手の方の好みが解るので,それも含めて楽しめます。
リズム方面がお得意のnaryさんが褒めていたアルバムで、聴いてみたいと思っていたアルバムです。
ブルーノートで行われた、live録音でLatenでMilesの曲を演奏しているアルバムです。コンセプトとして惹かれたし、800円なのが嬉しくなりました。
1曲目“Solar”おなじみのテーマが出たところで、まずひっくり返りました。マイルスのおなじみのテーマがラテンで出るので、まず驚きます。ここで思い切ってひっくり変えるのがいいのかも知れません。
2曲目“Seven Steps To Heaven"は1曲目で解っていたので、驚きません。
3強目は大作“Sketches Of Spain”ですが、何か乗らない。気がつきましたが、このアルバムのリーダーConrad Herwigはtromboneなんですね。この楽器凄く難しい事を知っています。音程をしっかりとって音を締めるのが難しいのですが、この曲の長いソロ、これが合いませんでした。私トロンボーンが会わないときはかなりだめなのです。
もうひとつbassの音と音程もしっくりきません。しょうがない事かも知れませんが、録音バランスもかなり偏っているように感じます。
だから詰まらんと言い切るかというと楽しめるところがあります。
3曲目の“Sketches Of Spain”の始まりのラテンのリズムこれがかっこいい。そしてRichie Floresのコンガのソロこういうのはすばらしい。
4曲目の“Petits Machins”のサウンドのつくり方も、ドラムスのソロも素晴らしいということを感じます。

Sketches of Spain Y Mas / Conrad Herwig

Conrad Herwig (Tb)
Brian Lynch (Tp)
Paquito D'Rivera (As,Cla)
Dave Valentin (Fl)
Mario Rivera (Bs)
Edsel Gomez (P)
John Benitez (B)
Robby Ameen (Ds)
Richie Flores (Conga,Per)

1 Solar
2 Seven Steps to Heaven
3 Sketches of Spain
4 Petits Machins

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