JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ホッと温まって cafe & alegria / manuel rocheman

2012-11-30 22:49:59 | 聞いてますCDおすすめ


あまりブラジル系のアルバムはしいれませんが、ピアノがマニュエル・ロシュマンで感じよさそうなので拾いました。

1曲目、トニーニョのギターの音で始まる、聞いたことがある曲、ロッシュマンのピアノが美しい、そしてトニーニョの声、冬の出勤にほんわか温かです。エレべの音もしまりがあってこれは大丈夫。
2曲目はソプラノ入って、ユニゾンのサウンドも良い。
3曲目、哀愁あるボッサのメロディ、弾きすぎないピアノとギターがほんのりした暖かさを伝えます。
4曲目はパット・メセニーのようなソロ、ピアノと歌声、タイトル曲にするのにピッタリな美演奏です。
5曲目はロッシュマンのエレべの人の名を付けた曲。
7曲目もロッシュマンの曲で、題名が“トニーニョ”でJAZZ色が強いピアノトリオ、トニーニョは名前だけ参加です。

ピアノがブラジルに行って、でもブラジルの力を受け入れとこうなりますという、ミュージシャンのとても余裕のあるアルバム、こんな余裕がロシュマンなのでしょうか。



cafe & alegria / manuel rocheman

Manuel Rocheman(p)
Toninho Horta(g, vo)
Yuri Popoff(el-b)
Marcio Bahia(ds)
Chico Amaral(ss, M-2.9)

1. Aquelas coisas todas
2. Amor infinito
3. Vertentes
4. Café & alegria
5. Yuri’s Song
6. Meu Canario Vizinho Azul
7. Toninho
8. Pedra da Lua
9. Francisca
10. Belo Horizonte
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ありがたすまぬ MOTOR CITY MOMENTS / Regina Cater

2012-11-29 21:51:30 | 聞いてますCDいいと思う


バイオリンのJAZZはオクサンがバイオリンを好きなのでかなりの人をきいてきました。男性が超絶テクで聴かせる方が多いけれど、女性の方は感性豊かに弾く方が多いと感じます。
そんな中で、テクニックも十分兼ね備え、JAZZの音を出す女性バイオリストと思うのは二人、日本の寺井尚子とこのレジナ・カーターではないでしょうか。
この二人、音の出し方も似ていて、選んで聞くバイオリストです。
前から良さそうだ思っていたら、中古屋さんの棚に600円の価格で並んでいました。応援するハクエイのアルバムがこのような価格だったら、いい気分はしないけれど、こちらはすまぬ、ありがたやと拾いました。

1曲目、華やかなビ・バップはサド・ジョーンズの曲、アルバム・タイトルにあるようにモーター・シティ、デトロイト出身の音楽家の曲を集めたアルバムのようです。
2曲目、はマービン・ゲイのソウル・バラッド、3曲目は一変、ラテン・アレンジしたミルト・ジャクソンの曲、次が自身の作品のモダンなバラッド。
気が向くとこの人アルバムを選ぶけれど、このアルバムが一番古いアルバムでした。
アルバムにテーマがあって、そのテーマが出身地であるデトロイト並びですから、しっかりした気合とリラックスがうまくまじりあったアルバムです。
5曲目がS・ワンダーのソウルフルな“ Higher Ground”で次が“スパルタカスのテーマ”バイオリンの音色の美しさに心あらわれます。
7曲目、こちらもデトロイト出身のバリー・ハリスのソロ、ルイス・ナッシュがこちらはとても楽しい。
チャタヌガ・チューチューで盛り上がった後は、今度は南部のブルースという感じで、アルバムにいろいろなアメリカ音楽を盛り込んだアルバムになっています。



MOTOR CITY MOMENTS / Regina Cater

Regina Carter - Violino
James Carter - Sax tenor e clarinete baixo (1 e 6)
Marcus Belgrave - Trompete e flugelhorn (1 e 6)
Werner "Vana" Gierig - Piano
Barry Harris - Piano (7 e 8)
Russell Malone - Guitarra (9 e 10)
Darryl Hall - Baixo
Lewis Nash - Bateria (2 e 7)
Alvester Garnette - Bateria
Mayra Casales - Percussão

01 Don't Git Sassy
02 Don't Mess With Mr. T
03 For Someone I Love
04 Forever February
05 Higher Ground
06 Love Theme From Spartacus
07 Prey Loot
08 Fukai Aijo
09 Chattanooga Choo Choo
10 Up South

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追悼に代えて 哀悼 オースティン・ペラルタ

2012-11-28 21:07:40 | その他
お友達がオースティン・ペラルタが亡くなったと知らせてくれた。
その日は関西まで告別式に出かけたあとで、そして翌日はオクサンの実家までこちらは泊りがけで出かけていたのでわさわさして、そのことに気持ちが行かなかったけれど、平日に戻ったら思い出して落ち込んでいる。
6歳でピアノを初めて10才でJAZZを弾き始めた少年は15歳でプロ・デヴュー、私は最初のアルバムをレンタルで借りて聞きました。
その後東京JAZZを観て、2枚目のアルバム「Mantra」で実力を確認、
そのまま突き進んで」という題の記事にしました。
勝手に決めている現役JAZZピアニスト100人にもえらんで、その100人の中で一番若い人でした。
記事の題にしたそのまま、そのまま突き進んでということが、儚くも絶たれてしまいました。
とても痛ましい今年の出来事になりました。

亡くなる寸前まで演奏していたということですから、JAZZ仲間の動揺も凄いみたいです。
亡くなった理由も公開されていないようですが、これからという人、どこにたどり着くか楽しみにしていた人なのでとても残念としか言いようがありません。

ご存じでない方もいらっしゃると思いましたので、追悼に代えて、記事にしてみました。

 オースティン・ペラルタ  22歳 合掌
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ビルも、 ギルも、ドンも i remenber bikk atribute to bill evans / don sebesky

2012-11-27 20:52:55 | 聞いてますCDいいと思う


ドン・セベスキーを聴いていたのはCTIの初期のフュージョン・ビックバンドの時代だから70年代の初期、その後はほとんど聞かないからどんな傾向をたどってきたのか、よく知らない。
このアルバムは1997年の録音だけれど、メンバーが豪華で、ビル・エバンスのトリビュートということで面白そうなので買ってみた。
セベスキーがピアノを弾くとおもっていたら、ピアノレスでエバンス音楽を表現するということらしい。

1曲目ブラス・セクションでおなじみのメロディ、一寸とらえどころなくて頼りなげだけれど、ジョー・ロバーノのテナー・ソロになってJAZZらしくなります。
2曲目、私、ピザレリは一寸苦手はチェット・ベイカーと同じ理由。
3曲目の“So What”はさすがセベスキーのアレンジ、きっちりしまってかっこいい。
4曲目は、エディ・ダニエルスクラがとても良い雰囲気。
5曲目では、リー・コニッツのアルト・ソロ、これだけ人がそろうと、順番に演らせても面白くなるわけで贅沢です。
7曲目がセベスキーの曲で“ギルじゃなくてビルだぜ”って題が気に入って買ったところもある。ギル風アレンジでもっとぐいぐいと行くかと思えば、これもエディ・ダニエルスとボブ・ブルックマイヤーが良い感じ、上品なしあがりです。
8曲目、トーツ・シールマンスもエバンスの音楽には必要かもしれません。

だいぶ古いアルバムですから、あまり気張らずに聞いていれば、ビルも、ギルも、ドンも、それ以外にもジョーも、エディも、マークも、ラリーなんかもいて、とても豪華なムード・ミュージックを聴いているような、それでいいと思うアルバムという感じです。

アッ、ビルとギルはいなかった。

i remenber bikk atribute to bill evans / don sebesky

Joe Lovano(Ts)
Tom Herrell(Flh)
Larry Coryell(G)
Marc Johnson(B)
Joe LaBarbera(Ds)
John Pizzarelli(Vo, G)
Eddie Gomez(B)
Marty Morell(Ds)
Toots Thielemans(Harmonica)
Sue Evans(Per)
Dave Samuels(Vib)
Eddie Daniels(Cl)
Lee Konits(As
Dennis Mackrel(Ds)
Hubert Laws(Fl)
Joe Passaro(Per)
Bob Brookmeyer(V-Tb)
Ken Sebesky(G
New York Voices(Vo)
Jeanie Bryson(Vo)
Brass and Woodwinds, Strings,

1.Waltz For Debby
2.I Remember Bill
3.So What
4.Quiet Now
5.All The Things You Are
6.Piece Peace
7.Bill, Not Gil
8.Very Early
9.T.T.T.T. (Twelve Tone Tune Two)
10.Autumn Leaves
11.Blue In Green
12.I'm Getting Sentimental Over You
13.Epilogue
14.Bill Evans Interview
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冬の空ピアゾラの子供たち Hijos ilegitiwos de Astro / Tentacion Tango

2012-11-26 21:01:08 | 聞いてますCDいいと思う


人間ドックへ行って体重を測ってもらったら家で測るより1Kgも少なく出て得をした気分、午前中には終わってしまったので、久しぶりにお茶の水に行ってみました。
昼の時間をUですごして、すぐ近くのイタリア料理屋さんに、ここでネットで選んでおいた、パスタやピザでない料理を頼んで、拾ったアルバムを眺めながら一寸いっぱいという予定でした。ところがランチタイムはピザとパスタだけだそうで、座ってしまったてまえ、ペスカトーレをいただきました。



これだけ仕入れたので気分は上々です。

タンゴの棚で見つけたのがこの一枚、アレハンドロ・ファッサニーニという人が率いる楽団だそうで、よく見るとブエノスアイレスではなくてイタリアで録音されています。
日本は寒いピア空でなくて冬空、そんな出勤に曇った空に、少しかなしげなタンゴが似合います。

1曲目バンドネオンで始まってバイオリン、ピアノと入ってくるからもちろんタンゴですが、ドラムスのリズムが入ってきてここら辺が今までと違います。
2曲目ではエレキギターのフレーズがアドリブ、でも旋律はピアソラににた美しい流れ。
この指揮者のファッサニーニをいれて全部で10名のバンドで、曲は全部ファッサニーニさんの作品だそうです。



4曲目美しいバラッド、バイオリンの後、ガット・ギターも哀愁たっぷり、長めのしっかりした曲で、ピアノは琴らもアドリブで弾いている感じです。
5曲目はサンレモ音楽祭にも出ている、ヴァレルモ・ヴィスコンティのヴォーカル、とても正統的なタンゴの歌い方です。
6曲目、これってピアソラの曲ではと思ってしまうけれど、このアルバムのタイトルが「アストロの私生児たち」というのだから、うなずけます。
この人ピアゾラの後継者みたいに言われる現代タンゴ界の人だそうで、ピアゾラに親しんだ耳には心地よく、そしてモダンなところも十分あるという、なかなか聞きごたえのあるアルバムでした。


Hijos ilegitiwos de Astro / Tentacion Tango

Daniela Ferrati(p)
Francesca Giordanino(vln)
Aurelio Venanzi(vla)
Andrea Agostinelli(violoncello)
Giampaolo Costantini(bandoneon)
Riccardo Bertozzini(g)
Ivan Gambini(per)
Gianluca Ravaglia(double b)
Valeria Visconti(vo)
Alejandro Fasanini(arr,cond)

1. En Primavera Viste De Blanco
2. Verano Apiazzollado Para Enrique Felpi
3. Milonga Para El Otono
4. Invierno Inverso
5. Altalena
6. Sencillito Che
7. 74 Revoluciones Por Eternidad
8. Plegaria para mi hermana
9. Tu Recuerdo
10. Se Armo El Bochinche
11. La Divina Donna
12. El Ultimo Brindis
13. La Estampita De Gardel
14. Pequenas Plenitudes



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ここのところ

2012-11-24 16:40:12 | monakaのダイエット日記
ダイエットを始めてから4カ月がたったけれど最近はお寿司だったりパスタだったりお休みのたびにたべるから体重が減って行くという事が無くなった。
土日で1.2Kg増えて、それを月曜から200gづつ減らしていくとまたお休みが巡ってくるパターンになってしまった。
特にそれで問題なわけではないけれどもう少し減ると良いかなとも思う。

いつも自宅の体重計にのるけれど、今日はドックで体重測定してもらった。自宅で測るよりか1Kgも少なくてとても得をした気分、お医者さんからも6Kg減ってまねとおほめにあずかった。




という事で右肩下がりは止まってしまってぎざぎざののこぎり状態になってきました。
右肩上がりにならなければいいのだけれど、今晩はうな重だそうで・・・・・
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ワイルドファイア ネルソン・デミル 著 白石 朗 訳

2012-11-23 16:53:14 | 


「王者のゲーム」の続編「獅子の血戦」を読もうと思ったけれど、どうせなら「王者のゲーム」との間にある2作を読んでからということにしてその2作目「ワイルドファイア」に取り掛かった。
9・11のことがここでも重くのしかかっているけれど、核の報復システムを使ってイスラム世界の消滅をはかるベイン・マドックスを追うジョン・コリー、今回もオクサンのケイト・メイフィールドと一緒です。
悪役が石油会社の大金持ちでなんでもできる感じだから、なんだか007の悪役みたいで、スタートは007を読んでいるみたいです。

読んでいたらちゃんとかいてありましたから引用です。

「 もしかしたらマドックスは人格形成期にジェームズ・ボンドものの映画をやまほど見てしまい、いかれた悪党たちにかじょうなまでに感情移入してしまったのではないだろうか。 」

それでは気に入った部分を

マドックスは考え込んだ。「それについては、顧問弁護士との相談がひつようだな」
ケイトが答えた。「おや、てっきり弁護士はおきらいなのかと」
マドックスはこわばった笑みをのぞかせて、「ああ、嫌いだよ―かかりつけの肛門科の医者が好きになれないのとおなじだ」

最後の対決の糸口があの行為だったとは、ネルソン・デミル恐るべし。
後半結構楽しく読みました。

次はデミルの新作ですが、まだしばらく届かない。その間に思ったよりか早くフェフリー・ディーヴァーの「バーニング・ワイヤー」が届いたので、明日は電車で移動もあり、とてもいいタイミングです。
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150%を MY MUSIC / LUCA MANNUTZA

2012-11-21 21:21:17 | 聞いてますCDおすすめ


安心印のアルボーレ・レコードからこれも安心のルーカ・マンヌッツアのアルバムだでた。
最初に聞いたときは、アルボーレ・レコードがついにイタリア人がプロデュースするよりかイタリアらしいサウンドのアルバムを作ったとおもったけれど、すぐには記事にできないでいた。

1曲目、最近こちらも出た、Jean-Pierre Masのアルバム「JUSTE APRES」の1曲目“Buton dansnt”に雰囲気が似ているけれどそちらはEric Savaのテナーのワンホーンでイメージ安定したけれど、こちらは3管というので若干好みが出てくるところ。
ジャケ、裏の曲名のところにソロをとる順番が書いてあるのが親切で、ソロを書き抜いて○をつけながら聞いてみました。
1曲目イオナータがまずは出てくるとこれはうれしい。ますますいい音になってます。
2曲目はマンヌッツア、きっちりと曲の形をつくります。
4曲目で再びイオナータ、先日Dado Moroniとのデュオ「Two For Duke」でも感じたけれど、歌心が素晴らしい。
5曲目はマンヌッツア、イントロのソロがすごいし、7曲目もマンヌッツア、ピアノはサウンド作りであまり前に出ませんが、出るときは必ず凄い。
8曲目のレッキアのメローなソロがいいのと、3人目のイオナータのソロがまたすごい。
一番前に出ているフランセスコ・レントという人ですが、一つもマークがつかなかった。
3管でハーモニー、ユニゾンするときに一番気張って吹いていて、バランスが一寸気になる。
ということで、私はマンヌッツア、イオナータ、レッキアの順に楽しみました。

なぜ記事が書くのがおくれたかというと一寸生意気書いてみたいからです。
普通のアルバムでは気にもならないけれど、マンヌッツアのサウンドが100%近くまで完成されたのであれば150%のものを求めたい。
日本のプロデューサーとして次の創造に行くべき、それが可能な関係があると思う。
それが驚きになるのです。
豊田さん、頑張ってね!



MY MUSIC / LUCA MANNUTZA

Francesco Lento (tp, flh)
Paolo Recchia (as)
Max Ionata (ts)
Luca Mannutza (p)
Renato Gattone (b)
Andrea Nunzi (ds)

Recorded at Icarus Recording Studio Rome Italy, on November 29-30, 2011

1 SO NEAR, SO FAR T. (Crombie / B. Green)
2 EVAN’S EVEN (Luca Mannutza)
3 PIPPO (Luca Mannutza)
4 LIBERO (Luca Mannutza)
5 SAFARI (Luca Mannutza)
6 NEL MARE (Luca Mannutza)
7 SHADES OF GIRA (Luca Mannutza)
8 COSI’ COME SEI (Luca Mannutza)
9 TWO FRIENDS (Luca Mannutza)
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若い二人の SWEET & SOUR / DANIEL HUMAIR

2012-11-20 21:55:15 | 聞いてますCDいいと思う



一寸前にダニエル・ユメールとニコラスフェルメールが一緒に作ったアルバムを記事にしたけれど、このダニエル・ユメールのグループには大好きなエミール・パリジャンがいて新しいアルバムがリリースされた。
手に入れて聞いてみればやメンバーがいろんなところでかぶっていておかしい。
まずベースのJerome Regardはフェルメールで一緒に演奏していてNicolas Folmer meets Bob Mintzer "off the beaten track vol.1"いるし、ほかでも別なアコーデオンの人と演っている。
そしてアコーディオンの Vincent Peiraniは「ESTっていう素敵なアルバムを作っているし、ワケニウスのACTのアルバムでもアコーディオンを弾いている。
そしてパリジャンとヤーロン・ヘルマンがこちらもACTでグループを組めば、なんかこの間のパリのめぐり逢いが続いているような感じだよね。

このアルバムはダニエル・ユメール色がベースになるけれど、若手が頑張っていて、天才肌の若手を使うのがユメールの作戦化かもしれません。フリー・インプロの色合いが強いので万人に向くとは言えませんが、経験豊かな方には面白い。

1曲目ひしゃげた感じで始めるけれど、パリジャンのソプラノはパリジャンだから、これは聞いていて楽しい、ピアノではなくてアコーデオンなので、硬いピアノ音でガッと来るのでなく、ソプラノサックスと同音域で、混ざり合った面白いサウンドになっている。曲が進むにしたがってこのヴェラニ氏が只者でないところが幾度もあって驚く。
パリジャンの方は想定していたけれど3曲目でのテナー、テナーを聴くのは2つ目だけれど、この曲のテナーはいい音でこちらもなかなかです。
4曲目、フランス風アコーデオンをデフォルメして、クレズマーなんかもはいっている感じ、後半のソプラノ・サックスとアコーデオンの速弾きには唖然となります。
6曲目もアコーデオンとソプラノ・サックスで東欧風メロディでこれも良い。

ユメールのわさわさ叩くドラムスの好みは分かれるでしょうし、くせも強めですが、若い二人(ベースは安定したラインでドラムスを補っている)、アコーデオンには吃驚、ソプラノにはにやりとしました。


SWEET & SOUR / DANIEL HUMAIR

Daniel Humair (ds)
Emile Parisien (ss, as)
Vincent Peirani (acc)
Jerome Regard (b)

01. A Unicorn In Captivity
02. Ground Zero
03. Care 4
04. 7A3
05. T2T3
06. Oppression
07. Shubertauster
08. Debsh
09. Ground One
10. Road To Perdition


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クラシカル タンゴ sense of tango / ROBERTO DARIS & TRIESTE STRING TRIO

2012-11-19 21:49:37 | 聞いてますCDいいと思う


中古屋さんで棚に「sense of tango」というタイトルで、なんと訳すか広義すぎて困るけれどジャケもきれいだから拾ってみた。
ロベルト・ダリスという人はイタリアの人で、トリエステ大学で数学も教えているらしい。ストリングストリオの人たちもクラシックの奏者のようで、演奏自体とてもクラシカル、アコーデオンを聞くというよりか、弦楽奏を聴いている方が強い感じです。
1曲目が有名なブエノスアイレスの四季で、いろいろな演奏を聞いてきましたが、一番格調高いというか、抑制のきいた演奏です。

クラシックを中心に聞いている方は楽しめると思います。弦の音がとてもきれいに採れてます。


sense of tango / ROBERTO DARIS & TRIESTE STRING TRIO

ロベルト・ダリス(アコーディオン)
トリエステ弦楽三重奏団

emmanuele Baldini violin
Benjamin Bernstein viola
Tullio Zorzet violoncello

 1 ブエノスアイレスの四季
 2 カフェ1930
 3 ファイブ・タンゴ・センセーションズ




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