JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

この曲が聞きたい再び Night Train / OSCER PETERSON

2011-07-31 16:28:49 | 聞いてますCDおすすめ



永くJAZZを聴いてらした方は、聴き始めたころのアルバムのいくつかを身に沁みた作品(いつもは聴かない)として位置づけていると思います。
そんなアルバムの、尚且つこの一曲に思い出が残るということで、“この曲が聴きたい”という記事を幾つか書きました。

さて40年以上前に購入したLPレコード(それもたぶん中古だった)はすでになく、


(前に持っていたのはこちらのジャケット)

でも、やはりどうしても手元のに欲しくて、中古ですが新しい(へんか)ものを購入しましたのが数ヶ月前とても落ち着きました。

買ったアルバムは17曲も入っていて、私としては最初のLPの11曲で充分なのですが、オリジナル通りに1曲目から11曲がならんでいるので、不満はありません。

1曲目から有名な曲を、レイ・ブラウンとエド・シグペンのトリオ、極上の演奏になりますが、ちょっとまとまりすぎている感じでしょうか、でも私にはとにかく最初のころの大切なアルバムなのです。

で前述の記事になりますが、このアルバムの最期の演奏“Hymn to Feedom”、ピーターソンがM・ルーサー・キングの演説に感動して作った曲です。新たにアルバムを買い直してきいて再び記事にしたくなりました。

ハーモニーの連なりと、その上に静かなメロディが始まり、メロディを強調すればもう一つ低い低音の鍵盤が答える。
メロディーが主張し、ハーモニーが寄り添う、リズムがバックアップすれば、この一曲が使命を持っているような気持ちになります。
音楽をとおして伝えるべき内容、歌詞もついているのは後でしりました。

Hymn To Freedom

When ev'ry heart joins
  ev'ry heart and together
  yearns for liberty,
 that's when we'll be free.

 When ev'ry hand joins
  ev'ry hand and together
  molds our destiny,
 that's when we'll be free.
 
 Any hour, any day the time
  soon will come when men
  will live in dignity,
 that's when we'll be free.
 
 When ev'ry man, joins in
  our song and together
  singing harmony,
 that's when we'll be free.

というのだそうで、翻訳もありました。

 
自由への賛歌         (沼口 隆 訳)

 みんなの心がひとつになって
 ともに自由を願うとき、

 我々は自由になれる。

 みんなが手に手をとって
 ともに運命を切り開くとき、

 我々は自由になれる。

 どんなときでも どんな日でも
 誇りをもって生きられるときは
 すぐに来る。
 我々は自由になれる。

 みんなが我々の歌に加わって
 ともにハーモニーを歌うとき

 我々は自由になれる。

時節がら日本で、いや世界で必要とされている内容ではないでしょうか。

曲はシンプルなハーモニーの動きにそったゴスペル調の曲で、ピーターソンはもちろんあの時代をベースにした演奏です。
ピーターソンが亡くなっている今、この曲を引き継ぐ人が必要ではないでしょうか。



Night Train / The Oscar Peterson Trio

Oscar Peterson(P)
Ray Brown(b)
Ed Thigpen(ds)

1. Happy-Go-Lucky Local (AKA 'Night Train')
2. C-Jam Blues
3. Georgia On My Mind
4. Bags' Groove
5. Moten Swing
6. Easy Does It
7. The Honeydripper
8. Things Ain't What They Used To Be
9. I Got It Bad (And That Ain't Good)
10. Band Call
11. Hymn To Freedom
12. Happy-Go-Lucky Local (AKA 'Night Train') (Alternate Take)
13. Volare
14. My Heart Belongs To Daddy
15. Moten Swing (Rehearsal Take)
16. Now's The Time
17. This Could Be The Start Of Something




コメント (2)
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旅立ちの準備できましたか? New York Attitude / 寺久保エレナ

2011-07-29 21:00:31 | 聞いてますCDおすすめ


今年高校を卒業した女の子のアルトサックスの2枚目で女の子と書いたのは、1枚目のアルバムは女の子と呼んでいい歳のアルトを吹いている女子のアルバムをまとめて聴いたからで、一番印象に残ったのが、この寺久保エレナちゃんで、女の子とは実は呼べない素晴らしさです。
ケニー・バロンの凄いピアノから始まるアルバムは新人としては随分と得をしているように第一印象をうけるけれど、アルトの音もこれが凄い。
2曲目は渡辺貞夫の曲、魅力的な音色は1stでも感じたことで、そのときの感想は「荒削りながらアルトのトーンが凄い、フレーズの発想に指がついていっていないけどこれは練習しかない。」と思いましたが、その練習がうかがえる節回しになってきました。
3曲目はスタンダード、選曲はどのようにしているのでしょうか、まずはスタンダードをきちんと演奏できるようになりたいと語っていますが、選曲がクレヴァーです。
4曲目ファリナッチが加わりますが、(この人選も結構良いと思う。)エレナちゃんの吹き出しに、ペットが驚いているのが伝わってきます。
5曲目はエレナのスローバラッド、バラッドでの厚みという点ではこれからの経験しかありません。
6曲目、ハードバップの流れるようなフレーズではありませんが、流れに身をまかせない単純なフレーズを吹かないところが、これからの成長を予感させるのです。

この9月からはバークリー音楽院に2,3年行くそうで、今先生は誰なのかな、でも偉いことです。
この9月からというのは特に偉い。(なぜ特にかは皆さんには関係ないけど)ボストンからNYに吹きに来るのでしょうか、その成長がとっても楽しみです。

もうすぐ9月、というか8月には移動するでしょうし、準備は出来たのでしょうか。
こんなに大きな置き土産を残して旅立っていくのですから、とにかく偉い、心身を大切に、成長して無事帰って来てくださいね。

New York Attitude / 寺久保エレナ

Erena Terakubo ( as )
Kenny Barron (Piano)
Ron Carter (Bass)
Lee Pearson (Drums)
Dominick Farinacci (Trumpet & Flugelhorn)

1. New York Attitude
2. One For You
3. Star Eyes
4. Oriental Folksong
5. That’s The Truth
6. Invitation
7. This Here
8. Fascination
9. Del Sasser
10. Body And Soul
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喜多郎って今 Treasures of the saints / RICHARD BURMER

2011-07-28 21:13:33 | 聞いてますCDいいと思う


中古屋さんのJAZZの棚からちょっと不思議なジャケで、楽器がシンセとなっているので珍しらしもの好きとしては拾ってみました。
1曲目、シンセにドラムスの響き、JAZZではなくてプログレの序章のような感じです。
2曲目シンセはしばらく聴いていないからいいかなと思うけれど、詩の朗読が入ってきて、これは聞き取れるわけがありません。
ジャケをみるとDylan Thomas吟唱とあります。ちょっとまってよ、ディラン・トーマスって、私、本を持っていました。今はもうなくなってしまいましたが、「ディラン・トーマス全詩集」というもので、確か現代詩人だったはず。
しらべたらウェールズの詩人で1953年11月に亡くなっていました。このアルバムのリチャード・ブーマーさんが、1955年生まれだから同姓なのかと思いました。ところがどうして、この2曲目の曲名は、ディラン・トマスの一番有名な詩なのです。詩などすっかり忘れていますが、ディラン・トマスを調べたら、くっ付いてきました。
ちょっと引用です。死期の迫った父親のD・J・トーマスへの詩だそうです。

Do Not Go Gentle Into That Good Night
                          Dylan Thomas
Do not go gentle into that good night,
Old age should burn and rave at close of day;
Rage, rage against the dying of the light.

あの快い夜のなかへおとなしく流されてはいけない
                           ディラン・トマス
                           鈴木洋美 訳 

あの快い夜のなかへおとなしく流されてはいけない
老齢は日暮れに 燃えさかり荒れ狂うべきだ
死に絶えゆく光に向かって 憤怒せよ 憤怒せよ

急に格調高くなりました。Cademon Recordsに残されたトマスの肉声の朗読がサンプリングされているようです。

4曲目シンセには打ち込みではなくて、生のドラムスがとても合います。マット・ブッシュという人だそうですが、こちらはまるで判りません。

テーマにそっての曲が並んでいるようで曲調はきたろうに似ているなと思います。そう思いながら、喜多郎の字思い出すのに数分掛かりました。キダ・タローから入っちゃいました。(ウソ)
ということで本日の題、喜多郎って今どうしているの?

1980年NHKのドキュメンタリー番組「シルクロード」の音楽を担当し、当時本当に良く聴きました。1990年代の中ごろまでは動向わかっていて、2000年ごろにもたしか有名なアルバムがあったけど、このごろ全くノーマークです。
答えは簡単に出て、2011年3月にもアジア・ツアーを行っていて、10万香港ドルを東日本大震災に寄付したそうです。

ということでいろいろ解りながら、久しぶりのシンセは良いものでした。

もう一つこのリチャード・ブルマーさんは、2006年に50才で亡くなっています。このアルバムが遺作となってしまって、ちょっと縁起よくないの作っちゃったかもしれません。


Tresures of the saints / RICHARD BURMER

Richard Burmer (vocals, electric guitar, electric piano, keyboards, synthesizer, percussion)
Tim Wheater (vocals, flute)
Bill Golombisky, Elizabeth Ainsworth,Dylan Thomas (vocals)
Matt Bush (drums)


1 Procession of Treasures
2 Do not Go Gentle Into That Good Night
3 Rabrini
4 Ghost Tower
5 Apples on the Windowsill
6 These Things Will Change the Sleep of the Angels
7 Leaders in Frenzy
8 Three Off a Grassy Shore
9 Revolving Faces of God
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ラスベガス演舞場 the STANLEY CLARKE BAND

2011-07-27 21:52:13 | 聞いてますCDいいと思う


スタンリー・クラークの愛嬌のある笑い方が好きだし、ウッドのウォーキング、アルコのプレーなど、アメリカのベーシストのなかでもかなり上手い人でずっとファンだけど、いろいろやりすぎてしまうところがあるから、アルバムはバラツキが多いみたい。
グラミー賞を取ったアルバムらしいけれど、それってJAZZファンは大喜びすることでもありません。
1曲目、エレベはスタンリーらしく、前作のレニー・ホワイトのへなへなドラムスよりも、ずっと締まって気持ちが良い始まりです。
後半voiceが入るあたりから、ラース・ダニエルソンがMozdzerとFrescoと作ったアルバム「The Time」の“Asta”みたいです。ベースのメロディをいつも考えていると似てくるのでしょうか。
4曲目、エフェクトをつけながら、しゃれたフュージョンに仕上がっています。
このアルバム、レンタルやさんで借りてきて、聞いていますが、レニーのショーに上原がゲスト出演下感じ、上原のピアノ部分がさえ際立ちます。8曲目のピアノソロは流石です。
最期でアコベを聞かせてくれるし、ボーナストラックではアルコもありの大サービス、スタンリー7変化、かなりのファンなので、おつつみ投げたくなりました。
私のblogとしてはやけに簡単に済ませたみたいですが、楽しみましたよ。
こんなところのどこかで、このバンドのショーなどみたら楽しいでしょうね。



写真提供はLAからでした。

the STANLEY CLARKE BAND

・スタンリー・クラーク-Stanley Clarke(el-bass,guitar)
 ・ルシアン・シロタ-Rusian Sirota(synthesizer,el-piano)
 ・ロナルド・ブルーナーJr.-Ronald Bruner Jr.(drums)

 very special guest
 ・上原ひろみ-Hiromi Uehara(piano)
 ・シェリル・ベンティーン-Cheryl Bentyne(vocal)
 ・チャールズ・アルトゥラ-Charles Altura(el-guitar)
 ・ア-マンド・サバル・レッコ-Armand Sabal Lecco(el-bass)
 ・ボブ・シェパード-Bob Shepperd(tenor-sax,soprano-sax)
 ・ロブ・ベーコン-Rob Bacon(el-guitar)
 ・ロレンツォ・ダン-Lorenzo Dunn(bass-synthesizer)


1 Soldier
2 Fulani
3 Here's Why Tears Dry
4 I Wanna Play for You Too
5 Bass Folk Song No. 10
6 No Mystery
7 How Is The Weather Up There?
8 Larry Has Traveled 11 Miles And Waited A Lifetime For The Return Of Vishnu’s Report
9 Labyrinth
10 Sonny Rollins
11 Bass Folk Song No. 6 (Mo Anam Cara)
12. サムウェア (日本盤のみのボーナス・トラック)

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わたしの開高健 細川布久子

2011-07-26 21:43:42 | 


雑誌「面白半分」に入り、望むべくして開高健の担当編集者としてなり、私設秘書みたいな存在にまでなった女性が描く内容は、評伝ではなく、あくまで開高健に対しての、敬慕の本。

開高健についを語るなどという事は無理ですが、話すときは何かを気取りたい、ほんの一言でもカッコ良い言葉を挟みたくなります。
又、人々が開高について語る時も鋭い一節を探してしまいます。
この本もそんな気持ちで読み始めましたが、ここには気取りはありません。
担当編集者として、一歩ひかえたそれでいながら、開高の内を感じ接する中でのエピソード、それがこの本の流れですので、いつもの抜粋は致しません。
ただ女性ならではの鋭いカンで、妻である牧子と健との関係の真実を語っているようです。
私設秘書として、多くのことを飲み込みながら、開高の紹介での就職によってうまれた軋轢、そして思わぬ開高の反応、ここのところはちょっと抜粋させていただきます。

「あの時、私は、初めて、開高さんの小心さにぶつかったのかもしれない。そして、開高さんを知って以来、初めて、傷ついた。開高さんが見えなくなった。私の内で何かがひっそり崩れていった。」

このことで、少しずつ距離が生じます。就職先を去り、フランスに渡った著者、この本は布久子の開高健に対しての敬慕の書ということに変わりはありませんが、通して読み終われば、開高にみちびかれた細川布久子の成長の記録となっているのです。
後半の彼女と思いと、開高との距離、そして現実の彼女の部分に人間の成長を感じます。
最終章で彼女に起こることは、神様が仕掛けたお遊び、心素直で居ると気がつく偶然の喜び、このようなことあるのです。

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前衛でなく尖鋭  SIREN / Uri Caine

2011-07-25 20:45:53 | 聞いてますCDいいと思う



ユリ・ケインはエレピからアコーステックまで幅広くこなす人で、何処に参加していても気になるピアニストです。
新しいアルバムはいつものWINTER&WINTERからのピアノ・トリオでドラムスはかなり一緒のBEN PEROWSKYでベースのほうはJOHN HEBERT、ピアノ・トリオとしては2004年の「Live at the Village Vangard」からベースが替わったメンバーです。
ジャケも結構似た感じだし、演奏も延長にあるようです。
1曲目リズムを強調した強いピアノから始まり2分ちょっとの短い演奏、2曲目はすぐアドリブに入っているような演奏はテーマとソロというわけ方をせずに3人がインプロで曲をつくっていく感じです。
4曲目粒だったピアノのフレーズが疾走する感じ。
5曲目、4ビートなしのインプロはフリーとはなっていませんが、つっとんがって、前衛とはいわずにJAZZの尖鋭です。
6曲目でドラムスがしっかりした4ビートをきざみますが、ピアノは簡単にはメロディアスにならない、リズムに乗ったベース・ソロがカッコいい。
7曲目フリー・インプロからこれは“ドルフィン”だと気がつくのは一瞬のフレーズが何度か顔を出すからです。
8曲目1曲だけはヨーロッパをかんじるクラシカルな静かなバラッド
9曲目、尖鋭としたインタープレー
10曲目少しゆったりとした、ブルースを感じさせる演奏。

ここのところニューヨークでのJAZZライブ状況も調べだしましたが、ケインのトリオ演奏しているみたいです。NYでこれを選ぶかどうか、そこはちょっと考えてしまいます。 

SIREN / Uri Caine

Uri Caine (p)
John Hébert (b)
Ben Perowsky (ds)

1. Tarshish
2. Interloper
3. Siren
4. Crossbow
5. Smelly
6. Succubus
7. Green Dolphin Street
8. Foolish Me
9. Calibrated Thickness
10. Hazy Lazy Crazy
11. Free Lunch
12. Manual Defile

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LAからのカード2 IN MY ROOM / LARRY GOLDINGS

2011-07-23 21:50:10 | 聞いてますCDいいと思う


ラリー・ゴールディングスのピアノがなかなか良いと何年もまえに読んでか買おうと決めたアルバムと会わないうちに幾つかサイドでそろったけれど、本人のアルバムはこれが始めてかも知れません。
ショップで手にとると、ソロ、そして一つ一つが短くてこれ良さそうだと想像できます。
LAのラリーの自宅に、器材それも2トラックのアナログ・テープ・レコーダーなんかをもちこんでラリーの部屋で録音したアルバムです。
間奏4曲を除いてラリーのオリジナルが5曲、Brian WilsonやJ・ミッチェル、レノンなどの曲のほかスタンダードやフォスターの曲など、愛唱歌というのではなさそうですが、知っている曲も知らない曲も、メロディはきれいなものを選んでいるようです。
1曲目、でだしからとても美しいメロディです。ビーチボーイズのサウンドからこのメロディ抽出しているのは、やはりフェバリットなのでしょうか。ビーチボーイズの独特のハーモニーがないので、ちょっとオリジナルにはつながりませんが、これリエンの「natukasii」のイメージにとても重なります。
2曲目はなんとフォスターの曲、これアメリカの一番基本的な曲でしょうから、練習曲でない部屋で何だか弾く曲だったのではないでしょうか。
3曲目はオリジナルでゴスペル調、ちょっとキースです。
5曲目“Take Me Out To The BallGame”結構この曲演奏するのですね、曲名からしてアメリカの合言葉みたいな、そして曲も4ビートの合言葉なのかも知れません。
7曲目はジョニー・ミッチェルの曲でこれも美しい、特に曲の色彩を強調するのでもなく、深く追い込まず、好きなカードにちょっと一言したためて届けるような感じ、LAから知り合いではありませんがカードをいただいたような感じです。
嬉しいことにセレモニーで流したアブドラハ・イブラヒムの“The Wedding”が16曲めで、それが今LAからカードみたいに届くのもまた神様が楽しんでいるようです。
ジャケ裏にはゴールディングスが18才でピアノを弾いている模様、もしかすると録音したのと同じ部屋かも知れません。



この部屋で彼の横で聞いてもらえるように造られたアルバムです。



IN MY ROOM / LARRY GOLDINGS

Larry Goldings-piano,Hammond B3 organ(6,13),Hohner accordion(6)

Steinway & Sons O(1913) 1-5,7,9,11,12,15,17,18
Mason & Hamilin BB 7'Grand(1915) 8,9,14,16
Wing & Sons upright(1917) 6,10,13


1. In My Room
2. Beautiful Dreamer
3. Crawdaddy
4. Interlude No. 1
5. Take Me Out To The BallGame
6. The Flower Song
7. All I Want
8. Roach
9. Maybe
10. All My Born Days
11. Interlude No. 2
12. Everything Happens To Me
13. A Rose For Emily
14. Libre
15. Interlude No. 3
16. The Wedding
17. Interlude No. 4
18. Here, There And Everywhere


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LAからのカード1

2011-07-22 22:11:23 | その他
ポストカード



家に帰ると机の上に一枚のポスト・カードが届いていました。
誰からかが一目で判るものですが、紙で、形で、届くと嬉しいものです。
通信費を考えて我が家もスカイプを導入し、又メールも届くのですが、嬉しさはカード、メール、スカイプの順じゃないでしょうか。ヘッドホーン着けてしゃべるって、なんだかまだ恥ずかしい感じです。
紙に文字が書いてあるのはいいもので、それも「お父様、お母様」で始まるはがきというのは生まれて初めて、今まではオヤジだったので格段の向上です。

たいした内容ではありません、元気です、会える日を楽しみに、ということですがなんかニヤついています。

LAには写真を送りなさいといっていますからメールではいくつか届いている写真がこちら、カードにある場所が家からすぐという事で



こんな写真や



を送ってきました。



こんなところに通っているようです。



牡蠣をたべたり



などを食べたそうです。

続くと胃がもたれて、ご飯が食べたいというので、お鍋でご飯炊きなさいといってあります。(お釜は別の場所に送られているのです。)

どちらにしても元気なようで何よりです。
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薫芳を醸す SONGS OF MIRTH AND MELANCHOLY / B・MARSALIS&J・CALDERAZZO

2011-07-21 20:45:59 | 聞いてますCDおすすめ


Joey Calderazzoをジョイ様などと呼んで親愛を表現したのは私ではありませんが、随分永いこと注目になってきました。
最新作はバンマスのBranford Marsalisとのデュオということで、少し構えてしまいます。その構えがそのまんま、聴く側に影響を与えているところがあります。
ブランフォードのデスクグラフィーとかジョイのこれまでを一切知らない人が聞いた感想のほうが的を得るかも知れません。
スライド・ピアノとデキシーの香りのする1曲目、ニューオリンズの午後の一室に2人が集ったような感じのする始まり、タイムを自由に変えながら語らうことが目的です。
2曲目、ソプラノの音とメロディは傑作「エターナル」を思い出させる、クラシカルなブランフォードの作品、1曲目との落差を可能するジョーイだから録音できているのです。
3曲目、2曲目より少しイタリア歌曲が入ったb欄フォードのメロディに寄り添うのはジョイ以外いるだろうか、それはジョイのアルバム「Haiku」で実証されているのです。
ジョイのこのピアノを聴けることは喜びです。
4曲目はショーターへのリスペクト、コンテンポラリーなラインがこの曲では聞くことが出来ます。
5曲目ブランフォードのクラシックとジャズをミックスさせたような曲、ブランフォードのカルテットで2人は常に一緒に演奏しているので、デュオで吹くことはたびたび会ったはずです。そのデュオを突き詰めて残そうとするとアルバム1枚の長さが必要だったのです。
簡単な感想では済まされない一つの到達点を作り上げた感じがします。
7曲目の後半ソプラノとピアノの集中力はこの時点だから可能だったのでしょう。
良い香りのお酒を造るように、素材とか技術、手間隙が必要な時をへて醸されていき、その時をとらえたような、そしてそれはニューオリンズの一室に居るように和みを含んでいるのです。

SONGS OF MIRTH AND MELANCHOLY / B・MARSALIS&J・CALDERAZZO

Branford Marsalis - Saxophones
Joey Calderazzo - Piano

1.One Way
2.The Bard Lachrymose
3.La Valse Kendall
4.Face on the Barroom Floor
5.Endymion
6.Die Trauernde
7.Hope Buy
8.Precious Buy
9.Bri's Dance



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パスクァ探し2 NAOKO LIVE / NAOKO TERAI

2011-07-19 21:42:17 | 聞いてますCDいいと思う


2001年に演奏50周年記念ツアーを行った渡辺貞夫のバンドにはピアニストとしてアラン・パスクァが参加していてその東京公演模様が怪しいDVDとして残っていました。
気がつかないところに気にしている人が居ると、ちょっと驚いたり、あわてたりします。
別段知らなくても良いことですが、こんな人と演ったことあるんだというのはその人の理解にはあってもいいことなどと考えているともう一つありました。
寺井尚子のアルバムはオクサンもすきだから、結構聴いてきたつもりですが、一枚マークはずしてました。渡辺貞夫ツァーの前年、寺井尚子とリー・リトナーが共演したコンサートのピアノがアラン・パスクァでした。
1曲目、コリアの“スペイン”から、いかにもコンサートのオープニングらしい、始まりです。
2曲目パスクァのソロから始まって、寺井のバイオリン、リトナーのギターとつづきますが、このときのコンサートでは寺井とリトナーの双頭バンドのように続きます。
最近の寺井尚子さんのバンドってどうしてメンバー一緒なんでしょうか。ちょっとマンネリ感じています。
2000年12月名古屋でのコンサートですから、曲目もアレンジもちょっと時代を感じますが、でも今と比較して新鮮なところも感じます。
5曲目、日本っぽい曲調で寺井さんの曲がと思えばリトナーの曲、6曲目は寺井さんの曲でパスクァがソロをとります。
9曲目、リトナーの97年の古いアルバム「ALIVE IN L.A.」で演奏されている曲ですが、ここでピアノを弾いているのがアラン・パスクァ、その関係できたのでしょうか。
最期の曲は寺井尚子のデヴュー・アルバムのタイトル曲、パスクァの美しいピアノをバックに、このようなピアノと組んで欲しい、実に美しく終わります。
2000年のパスクァといえばあの「Live in Rocco」(7月)をリリースした年でしたが、Alan PasquaのOffical Home PageにあるDscographyにはこの寺井尚子の「Live」が見当たりません。
忘れちゃったのでしょうかね。


NAOKO LIVE / NAOKO TERAI

Naoko Terai(vln)
Lee Ritenor(g)
Alan Pasqua(p, synthe.)
Dave Carpenter(b)
Harvey Mason(ds)
Jochem Van Del Saag(synth., vo)
Rec. Dec. 9, 2000, live at Aichi Geijutu Gekijou.

1. Stolen Moment
2. Bampin'
3. Black Market
4. Princess T
5. Spain
6. Shadow Play
7. Four on Six
8. Cantalope Island
9. Rio Funk
10. Thinking of You

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