Thirry Maillard は出会った』と気にかなり気に入って、ずっとかっていたけれど、CDでの輸入がなかったのか、ここのところ買っていなかった。最後に買ったのが「PARIS NEW YORK」の2019年だから久しぶりに新譜にであった。
「Ballades」というタイトルだからバラッド集で、すべて自作曲のようだ。
1曲目”Pour Jacques Brel"から”Plus jamais pareil”へとなんとゆったりと、やさしく語り掛けてくれる。アルコのベースとの掛け合いも愛おしい。ベースはThomas Bramerie ドラムスはAndré Ceccarelliの名コンビだからバックの行がぴったり、贅沢な組み合わせのアルバムとなった。
ピアノ・トリオのバラッド集がから、ペットもテナーもいない分聞き手によってはあきてしまうという向きもあるかもしれないが、この名コンビ・リズムを聞いているだけでも楽しい。さすがにティエリーのぴあの・ソロだけだったらあきただろうが、このリズムのおかげで変化が出来る。
全17曲、購入は輸入品で曲名がフランス語、意味が解らなかったらネットに訳があったのでそちらから借りた。曲名と照らしながら再び聞くとフランスの散文を読んでいるようで楽しい。
ティエリー・マイヤール
Ballades / Thirry Maillard
Thierry Maillard (p)
André Ceccarelli (ds)
Thomas Bramerie (b)
Recerded 2019
1ジャック・ブレルのために Pour Jacques Brel
2二度と同じに Plus jamais pareil
3狂ったように Éperdument
4あなたを救いたくて Pour te sauver
5イローナ Ilona
6肺炎 Lungo mare
7前のように Comme avant
8 2 つの世界の間 Entre deux mondes
9アローン Alone
10ニサヌ Nissanou
11われらの歴史 Notre histoire
12それだけなら Si seulement
13川に沿って Au bord de la rivière
14さよならなしに Sans adieu
15トランシルヴァニア Transylvanie
16あなたのイメージ Ton image
17ヴィジョン Vision