忘れていたパブロ・シーグレルのアルバムを聴いたら久しぶりで新鮮でよかった。一時期かなり好きだったので、最近どんなのだろうと思って調べたら、新作のピアノ・ソロの前のアルバム(2017年作)が「JAZZ TANGO」というど真ん中の弾だったので買ってみた。
楽器編成は昨日聞いた、「DESPERATE DANCE」のキケ・シネシ (g)とウォルター・カストロ (bandoneon)と同じだけれど、ギターはスチール弦だからよりジャズ的なサウンドになっている。
シーグレルの曲は7曲はシーグレルらしく現代クラシックの要素もはいったちょっと硬めの曲だけれど、1,6,10のピアソアの曲、特に最後は「リベルタンゴ」の再演がうれしい。
そして聞始めるとシーグレルと疎遠になった理由がわかるような気がする。自分の曲は、少し壮大でメロディーを複雑にしたり、展開を大きくへんかさせたり、難しく主張するような感じをうける。4曲目などそうだし、7曲目シンプルなテーマで始まって良いとおもうけれど途中からどんどん変わってしまう。
間に入っている、ピア空の曲が、哀愁あったり、曲のテーマにぶれがないからピアソラが出てくるとホッとするというかとても良い。
この3曲だけで「いいと思う」にいれてしまう。
とんでもない言い様だけど、この人ピアソラを良く聴かせるために時分の曲作ってるんじゃないの。
JAZZ TANGO / Pablo Ziegler
Pablo Ziegler : piano, compositions, arrangements
Hector Del Curto : bandoneon
Claudio Ragazzi : guitar
01Michelangelo 70
02La Fundicion
03Milonga del Adios
04Buenos Aires Report
05Blues Porteno
06Fuga Y Misterio
07Elegante Canyenguito
08La Rayuela
09Muchacha de Boedo
10Libertango