JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

一つ時代を TO BE CONTINUED / TERJE RYPDAL

2007-06-29 21:43:17 | 聞いてますCDいいと思う


ECMでのTERJE RAPIDALはリーダーよりかKetil bkornstad などのアルバムに参加している方が奔放で頭でっかちでなくて好きです。でもこのアルバムはそのメンバー,ミロスラフ・ヴィトウスとジャック・デジョネットとのトリオで魅力的です。1981年の録音ですからウエザーの後かなりの時間を経たアルバムです。
2曲目のヴィトウスのアコ、こんなに上手かったっけと思うほど、デジョネットも若々しさがあふれています。
ヴィトウスに焦点を合わせて聴いているのですが、私にとっては“限りなき探求”のフリーダム・ジャズ・ダンスがあまりに衝撃的だったので、ウェザーにしろ、それ以後の諸作品にしろおまり馴染めませんでした。最近 アントニオ・ファラオのアルバムで再会しましたが、新しい素晴らしいアルバムが出るようなので、遡っています。
3曲目、このギタリストの個性がでた曲ですが、アコーステックベースをベースらしく(変な表現か)弾いてくれているところが良いと思います。
4曲目はデジョネットが軽くフュージョンタッチのリズムを刻んで、ヴィトウスはエレベを弾いています。26年前ならではと思います。このころの、このサウンド好みです。
5曲目はアルコのソロから、これがまた上手い、高い音でのプレー凄いと思います。
6曲目のリピダルのたうとうようなギターが心を癒しますし、そこでのヴィトウスのベース音もこの時代のものだったのでしょうか。今でも欲しいサウンドです。
7曲目、驚いたことにラース・ダニエルソンと、そのトリオのようにフレーズが。デジョネットのヴォイスが効いています。
久しぶりに古いアルバムを中古屋さんで拾いました。基本的には新しいものを拾うことを目指していますが、買い忘れたという感じで、一つ時代を遡りました。

TO BE CONTINUED / TERJE RYPDAL

TERJE RYPDAL erectric guitars,flute
MIROSLAV VITOUS acbass,elbass,piano
JACK DEJOHNETTE drums,voice

1 Maya
2 Mountain in The Coluds
3 Morning Lake
4 To Be Continued
5 This Morning
6 Topplue,Votter & Skjerf
7 Uncomposed Appendix


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師匠元気で何よりです DUOLOGUE / Mike Nock&Dave Liebman

2007-06-27 22:13:18 | 聞いてますCDおすすめ
新しいジャズ批評が出ているので、さぞや皆さん活躍しているだろうと拾うと、さすがですね。新たに執筆陣に名を連ねていくのでしょうか。皆さんご活躍で何よりです。
ただね、岩波洋三大先生のジャズ日記の記述、ライブで我がハクエイ君を聴いてくれたことはいいのですが、次に出るアルバムは3枚目ですし、先日のキース・ジャレットの公演で会ったハクエイから聴いていた次のアルバムの話、書いちゃって良かったんでしょうかね。ハクエイからは、それはまだ秘密といわれていたのに、と言う事でスタンダード集を出すみたいです。皆さん、凄く期待できますよ。
話はなかなか本題に行きませんが、そのハクエイの師匠のアルバムが出ています。Mike Nock氏からは彼のアルバムの日本盤をハクエイを通じて贈った事もありメールなどいただいて、大変身近に思えるミュージシャンです。彼のDIWから出ているアルバムも素晴らしいので次に出たのを探していたらバーゲン扱いでありました。とっても元気でうれしくなります。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070110

2004年10月ジャズ・フェスティバルでの録音でソプラノ・サックスのDave Liebmanとのデュオアルバムです。
Liebmanは結構デュオのアルバムがありますが、このアルバムは凄い、ピンと張った二人の糸がときに美しく緩み、またやさしく撓み、そして思い切り一直線に張る、Liebmanを再確認です。
1曲目“ACCEPTANCE”はMike Nockの曲から始まりますが、やさしく語りかけるようなメロディー、ノックってビル・エバンスに凄い影響を受けているのですね。エバンスファンは聴いて欲しい、素晴らしいピアノプレーです。リーブマンも入魂といえるメロディーラインでこの一曲だけでこのアルバムを聞く価値ありと思う演奏です。
2曲目は“ON GREEN DOLPHIN STREET”私ライブアルバムで2曲目がこの曲多くと思っています。このメロディーで乗せるのがライブによいのでしょうか。
3曲目はエリントンの曲、正調なノックのソロの後ブレッシングまで聴こえてしまうリーブマンのソロ、世界に入り込んでしまっています。
4曲目から最後までの3曲はリーブマンの曲、リーブマンは完全に音世界に入り込んでいるようで、そこからの、異次元通信のようなアドリブでアブストですが、アブストなど関係ない素晴らしい演奏です。
次は4曲目を叙情的にして、しじまに広がるようなソプラノサックス、ノックのピアノの旋律の張り、歳を感じません。深夜に聞いたらどーんと落とされるような曲。
6曲目はリズミックに戻した曲ですが、2曲目が良かったので、知っている曲を最後に聴きたかったとは思いましたが、まあいいか。ハクエイも師匠も一度行っちゃうと帰ってこないことがあるみたい。
あまりに素晴らしいアルバムなので、ノック氏にメール打っちゃおうかと、思ってしまいました。



  DUOLOGUE / Mike Nock & Dave Liebman

Mike Nock piano
Dave Liebman soprano saxophone

1 ACCEPTANCE
2 ON GREEN DOLPHIN STREET
3 STAR CROSSED LOVERS
4 NADIR
5 BREATH
6 THE PANDERER


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超入門いたします To Kiss the Lvories / Wojciech Niedziela

2007-06-26 22:01:53 | 聞いてますCDおすすめ
ショップに行ってWLODEK PAWLIKのアルバムを探したけれどありません。何の気なしに隣のアルバムをひっぱたらニェジェラって、あのベーシストでしょ、握り締めました。
兄弟のピアニストのニェジェラのアルバム、同じく拾って帰ったジャズ批評138号にオラシオさんが超入門者にお薦めでは有りませんか。皆さんJazz批評で頑張っているんだなーと尊敬しながら聞いています。
超初心者みたいにワクワクしています。拾ったその日に、その情報がふわふわはいるということは、これまでもめぐり合っているシンクロニシティを感じてしまい、このアルバム悪いはずがありません。(もちろんオラシオさんご推薦なら当然です)
サックスの入ったカルテットの演奏です。
実に初心者として聴くのも一考ですので、楽しみが増えたのでした。
1曲目ピアノ・トリオの演奏のように始まります。済んだピアノの音でシャープな線を引いていくとテナーがストレートな音で入ってきます。コルトレーンのバラードプレーのような音です。次にベースが低い音程でソロをとりドラムスがロールします。
2曲目はセロニアス・モンクのようなフレーズで始まる曲で、このアルバムの曲全てピアニストの作品ですが、バラエティーに富んでいます。
3曲目は華麗なピアノフレーズの後に、すこしアンニュイな雰囲気にダウンすると、ソプラノサックスがけだるく、物思いにふける様で、曲名“Long days lonely nights”がぴったりです。後半のピアノソロのフレーが美しい。
4曲目は新主流派みたいな合奏から入りニジェイラの力強いベースソロ、サックスがブローするとフリーインプロヴィゼーションの様を呈しますが、ドラムスがしっかり叩いて安心して聴けます。
5曲目は高い音域でのシングルトーン美しいピアノメロディとベースソロが楽しめるデュオです。
6曲目ソプラノサックスでのカルテットが軽快に“420Kmfrom home”ってどこでしょう。
7曲目はこえこれもモンクライクな短いピアノトリオの曲。

なかなかJAZZの色々な面を自然に見れて、JAZZを素直に聞ける超入門品でした。(超かな)
このピアノのトリオにベテランテナーPtasezyn wroblewskiの加わった凄いアルバム、今のポーランドの“Rial Jazz”につながっていくんだと思うと、入門した人はこっちも聴くともっとJAZZの凄さが感じられますよ。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070116

To Kiss the lvories / Wojciech Niedziela

Wojciech Niedziela piano
Maciej Sikał tenor sax, soprano sax
Jacek Niedziela bass
Marcin Jahr drums

1 To Kiss the lvories
2 Domingo's tune
3 Long days lonely nights
4 Water Walker Dog
5 BLLVNS
6 420 km from home
7 Domingo's tune

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家族の情景 PASODOBLE / Danielsson & Mozdzer 

2007-06-25 20:51:23 | 聞いてますCDいいと思う
outside recordというところから出た“THe Time”と“between us and the light”の2枚のアルバムは素晴らしいと思いましたが、今度はACTからFRESCOが抜けてベースのDANIELSSONとピアノのMOZDZERのデュオアルバムが出ています。
2枚のトリオアルバムが、トータルコンセプトが強いのに対して、こちらは2人のインタープレーが大目的で、自由な雰囲気です。1曲目から6曲目までがDANIIELSSONの曲です。前作ではMOZDZERの曲が多かったのに何か意味があるのでしょうか。
私はDANIELSSONが日常の情景、もしくは家族の情景をMOZDZERと会話している様にに聞こえます。ピアノはこちらのほうがずっとうまいのですが、昔チック・コリアが出した、“Children's Songs ”を思い浮かべました。
1曲目、DANIELSSONらしい曲、ピアノが少しソフトな音で、クラシカルな演奏です。
2曲目、ゆり椅子に座ったような、ひとところでゆれるような、おとなしい表現の曲。
4曲目“Prado”とはだれか人物なのでしょうか、優しい人物のように感じます。ピアノとHARMONIUMのオーバーダブはフランスの雰囲気です。
5曲目はちっと緊張感が漂う曲でベースソロもジャジーです。
6曲目“Daugher's Joy”という曲名の割りにマイナー調の曲です。
7、8とMOZDZERの作曲で、、これまでのDANIELSSONに答えるかのかのように、“It's Easy With You”
9曲目は“Reminder”は静かなラースらしい曲
11曲目は民族的な感じを受ける曲でピアノのテクと情念がしっかり現れる演奏です。
デュオを作る時、まず演ってみますが、段々と追求がはっきりしていくように感じます。
出会ってみればとても気があう2人がまずは作ったデュオですが、これからまだまだ発展していきそうな予感がします。Terji Geweltとchristian Jacobのデュオも発展していきましたが、ことらはもっと技量があるので、先が楽しみな2人です。


PASODBLE LARS DANIELSSON & LESZEK MOZDER

Lars Danielsson bass, cello
Leszek Mozdzer piano, celesta, harmonium

1 Praying
2 Fellow
3 Entrance
4 Prado
5 Pasodoble
6 Daughter's Joy
7 It's Easy With You
8 Hydrospeed
9 Reminder
10 Innocence 91
11 Follow My Backlights
12 Eja Mitt Hjarta
13 Berlin
14 Distances
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三様と一体 between us and the light モジュジェル ダニエルソン フレスコ

2007-06-24 20:42:50 | 聞いてますCDおすすめ
Mozdzer Danielsson Frescoの3人の名を冠したトリオのアルバム“THE TIME”を聴いてから、あまり時間を空けずに新作が手に入りました。
1曲目パーカションの響きからピアノのメロディ、再び彼らが戻ってきた感じです。
2曲目、3曲目とMozdzerの曲が続き、前作がDanielssonの曲の雰囲気が強かったのですがピアノの曲調が強くなっています。
4曲目Frescoのヴォイスはより宗教的な響きになっているように感じます。
5曲目パーカションのソロからピアノとヴォイスになるとスパニシュな宗教歌のようです。
6曲目まではFresco の曲でここではダニエルソンのベースソロがうれしい。
7曲目は再びMozdzerの曲になりますが、この曲は3者のそれぞれの個性が溶け合っている様に感じる演奏です。
8曲目、Danielssonのチェロのアルコとピチカート、ベースの3重録音から入り、美しいピアノのメロディー、“Melange Blue”の1曲目を思い出させる、ダニエルソンの曲としみじみ感じます。
10曲目はMozdzerの曲ですがDanielssonとのデュオでベースのソロも良い次のデュオアルバムにつながる曲。
11曲目はFrescoの曲ですが、7曲目と同じように、3者が同じくらいに溶け合っって三位一体の曲。
このアルバムそれぞれの個性がしっかりと出た曲と、3者が溶け合った曲が別れていて、少しフリーなアップローチが入ってきて、グループが続くならば、一つの方向のような気がします。
“THE TIME”がDanielssonのの考える音楽を表現するのに、表現力のあるピアニストと、個性のあるパーカショニストが参加した感じを受けました。今度のアルバムはまずピアノ、つづいてパーカションそしてダニエルソンの個性をそれぞれ表現しながら、間に3者が一体となった演奏が挟まれる感じです。

between us and the light / Mozdzer Danielsson Fresco

Leszek Mozdzer(p)
Lars Danielsson(b)
Zohar Fresco(per)

1 Requiem 18/9
2 Light Up The Lie
3 Ex Ego
4 The O
5 Adama
6 Abraham's Bells
7 Fake Master's Hypnosis
8 Psalmem
9 Eden
10 Pub 700 (Between Us And The Light)
11 Abraham's Bells II



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深く下りて THE TIME / Mozdzer Danielsson Fresco

2007-06-23 15:10:46 | 聞いてますCDおすすめ
ベーシスト Lars DanielssonのアルバムはACTより出ている“Libera me”“Melage Bleu”とjazzを聴くというより物語を読む様うな感じを受けます。そのDanielssonのアルバムで最近聴いているアルバムがMozdzer Danielsson Frescoと3人の個性的な奏者の名を連ねたアルバムが2枚、Fresciが抜けたデュオが1枚有ります。これらのアルバムもどれも素晴らしい内容です。そのうち最初に出会ったのがこのアルバム。
1曲目の“ASTAⅠ”のメロディーが聴こええるとうるっとしてしまいます。
FRESCOのヴォイスにちょっと硬質なピアノ、やわらかいDANIELSSONのバースソロ、MOZDZERとのインタープレー、心が下に下に、下りていくように感じます。何処までも深く、行き着くところまで下りた闇の中で見える光、ジャケットの輝く木がイメージです。
2曲目も下り立った闇を歩き始めた様に静かです。人間はどれほどのことが解っているのでしょうか、自問しながら歩いているのです。ただ現実には問題があることを知らされる様な具体的なイメージの3曲目です。
4曲目は“TSUNAMI”意識は再び過去に戻っていくように、この曲はMAZDZERの曲ですが、DNIELSSONのフレーズも挟んでピアノの主張となります。
5曲目タイトル曲“THE TIME”DANIELSSONの一連の好アルバムには、時というものがいつも関わっているように感じます。時と記憶と瓦解、再び“ASTAⅡ”でアルコとヴォイスが溶け合って、優しくすべてが認められるように感じます。
7曲目は軽快なパーカションの効いた美しい曲。
8曲目はピアノのメロディがちょっとねじれるとベースソロがフォーク調、ピアノに戻ると又ちょっとねじれる面白き曲。
9曲目はコメダの曲は、緩急の美しい表現で水の流れのようです。
10曲目はちょっと乾いたアルコの音とチェロのピチカートがLibera Meよりも素朴な感じです。
12曲目再度“ASTAⅢ”で終わるのはこれをメッセージとして残し、別の次元に戻っていく様です。
このアルバムはLars Danielssonが目指す物語世界のように感じます。


 The Time / Mozdzer Danielsson Fresco

Leszek Mozdzer piano
Lars Danielsson bass
Zohar Fresco Percussion

1 Asta
2 Incognitor
3 Sortorello
4 Tsunami
5 The Time
6 Asta II
7 Easy Money
8 Smells Like Teen Spirit
9 Svantetic
10 Suffering
11 Trip To Bexbach
12 Asta III
13. Suffering ( Bonus Track)



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専門用語の美しさ Winter's Tale / Zsolt Kaltenecker

2007-06-21 21:11:10 | 聞いてますCDいいと思う
Zsolt Kalteneckerのアコーステック・ピアノ・トリオのアルバムはずっと待っていましたと、前置きなしに言葉がでてきました。
“Triangular Expressions”でびっくりしてからアコトリオを待っていました。
待った分だけに、一度聞いたら納得ですとはいえないというか、これが簡単にはいきません。
好きな分野の、もしくは面白いと思うところの専門書、そんな本の中には、その分野だけに使われる、難しい言葉が硬質に光っていると感じませんか。専門用語の持つ力強さ、輝き、主張、正確さ、それは定義を突き詰めた潔癖なフレーズです。
Zsolt Kalteneckerのピアノを聴くとそんな硬質な専門書を思い浮かべてしまいます。
そのようなZsolt Kalteneckerが好きなのですが、このアルバムはどうでしょう。
1曲目前よりか、幾分硬質さが薄まった感じですが、粒だったフレーズは健在です。すこし軽やかさが加わったようです。
2曲目のベースの音と、3曲目のピアノのが甘くなりすぎている印象で戸惑います。
4曲目のぴあのの音とメロディーそしてはや引きの長尺フレーズ、これがKalteneckerの魅力に思います。
5曲目沈んだハーモニー、6曲目はアルペジオの練習みたいでどうも、ということでKalteneckerがそこにいることは確かですが、いまひとつ期待を課か過ぎた気がします。お勧めと当然なるだろうと思っていたのに差が出てしまいました。

ということでKalteneckerのイメージになってしまいました。

おいおい最後の“Mr.Brooks”って、専門書に付録でついた小冊子みたいに解りやすいじゃない。


Winter's Tale / Zsolt Kaltenecker

         Zsolt Kaltenecker (p)
         Viktor Hars(b)
         Gergo Borlai(ds)

1 Still
2 Neon
3 Ivory Tower
4 Pasolini
5 Swamp-Road Possibilities
6 Walls
7 The Lion's Song
8 Paris
9 Kofein
10 Winter's Tale
11 Mr.Brooks
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後ろからじゃ Solar / Don Bennett

2007-06-20 23:48:57 | 聞いたけどCDどちらでも
都内のショップへ行くと新しくリリースされたアルバムが試聴できるようになっています。大変助かることですが、売れ筋のものが多く、試聴ができるアルバムは限られます。聴きたいアルバムは他にあり、聴けるアルバムは決めているものが多く、実際にはじっくり聞くことはありません。
ただもう1枚くらい拾おうかとか思うと、知らないのをちょっと試聴してみます。このアルバム、もう一枚くらいと思って試聴1曲目を聴いてちょっと古そうですが拾いました。
1994年オランダで録音されたDon Bennettというピアニストのトリオ演奏です。
1曲目とってもファンキーでモーニン見たいな部分もある乗りの良い曲です。最近このようなの聴いていないし、良い演奏と思い1曲目を少し試聴して決めました。
この人1941年生まれのアメリカ人、シカゴ、ニューヨークで活躍し、1993年にオランダに移り住んだ人のようです。(最近オランダからニューヨークに移った人のアルバムを聴いたよ)
2曲目も同じ雰囲気で、メロディがちょっと似ているのは残念な気がします。
4曲目“You Don't Know What Love is”はテーマではバックはアルコベースでピアノも格調高い感じです。
5曲目、6曲目とピアノのブロックコードが同じ感じ、フレーズもあふれ出るというのでなくちょっとつまずくところも感じます。
7曲目はベースソロが入りますが、ドラムスも含め平均点より少し上かなと思うくらい、ただピアノも10曲目“Blue Moon”でもメロディーが詰まる感じですので合っているといえるかな。11曲目は“A Night In Tunisia”で期待したのですが、アレンジも微妙に凝ると、メロディがあふれないのでのってきませんでした。
曲の並べ方が後ろからだったで、試聴したら拾わなかったと思います。

Solar / Don Bennett

DON BENNETT piano
JAMES LONG bass
DOUGLAS SIDES drums

1 BLUES FOR NIKKI
2 SINCE I FELL FOR YOU
3 SOLAR
4 YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
5 IF I SHOULD LOSE YOU
6 TUNE UP
7 AFTERNOON IN PARIS
8 IN SEARCH OF...
9 IT'S YOU OR NO ONE
10 BLUE MOON
11 A NIGHT IN TUNISIA
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リズムしよ LA SANGRE DEL RITMO ./ NIKOLA JARITZ

2007-06-19 22:28:33 | 聞いてますCDいいと思う
ピアノやその他の楽器のメロディーに一喜一憂していると、リズムだけに身を任せたいとおもうことがあります。
そんな時にもちろん有名なドラマーの作品というのもあるでしょうが、何も知らないながら“JAZZ AFRO-CUBAN AND LATIN-PERCUSSION RHITHMS”とサブタイトルにあるアルバムが聴きたくなりました。
参加メンバーがたくさんいますが、ほとんど全てはパーカッションのnikola jaritzの曲で、曲によって参加がずいぶん違います。
2曲目、ガトー・バルビエル風だったり、3曲目ではピアノのイントロがJAZZ的ながら、ブラスアンサンブルはクルセーダース、バラエティーを感じます。
ライナーを見るとnikola Jaritzという人パーカッションとしてかなりのアルバムを残していて、リーダーとしても1980年から1993年までに6枚の写真が載っています。そしてこのアルバムはそれのセレクトの様です。
もちろん当初の目的がリズムに身を任せるという事なので、とても気持良くなっています。基本的にはコンガでリズムを表現しています。
5曲目はテナーの泣き節が有ったり、6曲目はギターのラテンリズムにベースのソロがかっこいい曲です。ベーシストはTHORSTEN ZIMMERMANNという人ですが知らないでしょうね。なかなかいい感じ。ギターのソロがJAZZ的ですとサックスはガトーみたい。
7曲目のテナーもガトーの感じでKOCE ANDONOVという人も意識したのでしょか、いいとこだけとってフェードアウトします。
このアルバム、どうやらパーカションのいいとこアルバムなので、リズムを聴きたい目的に合致した、リズムしよ、になっています。
コンガの色々というのは特に聴きませんが、それが入っています。11曲目BERNDT LUEFのバイブ、CHRISTIAN MUTHSPIELEのトロンボーンこの曲も乗ります。
12曲目もベースのソロが面白いし、リズムが主体ですが、メロディアスで楽しめます。
17曲目トランペッットソロがなかなか、18曲目はラテンだとこうなるでしょが、ガトー・バルビエル的で私は好きです。
最後の曲はスパニシュなリズムからソプラノサックスのメロディー、エレキギターのメロディが入ったり曲として膨らんでいながら、まとまり感もあります。
このアルバム、外観で予想したよりさっぱりしていて、それでいてリズムはしっかりしていて、リズムしよ、にぴったりだとおもいます。

LA SANGRE DEL RITMO / NIKOLA JARITZ

Koce Andonov - szaxofon
Niki Friesenbichler - trombita
Tugrul Gülenc - gitár
Peter Herbert - nagybőgő
Otto Irsic - dobok, hangszerelés
Nikola "Nicos" Jaritz - hangszerelés, producer, ütőhangszerek
André Jeanquartier - harsona, zongora
Berndt Luef - marimba, vibrafon
Herwik Matschy - szaxofon
Karlheinz Miklin - hangszerelés, szaxofon
Christian Muthspiel - harsona
Ewald Oberleitner - nagybőgő
Wolfgang Peisser - gitár
Herbert Pichler - hangszerelés, zongora
Gerd Schuller - zongora
Brüning Von Alten - dobok
Thorsten Zimmermann - nagybőgő



1 Cha-Cha De La Habana
2 Sentido Cubano
3 Samba Nueva
4 Tierra De Cuba
5 Valsa Cubana
6 Samba Para Gato
7 Brazilidade
8 Ardente
9 Afro-Cuba
10 Nikola's Guaguanco
11 Para Los Amigos
12 La Jungla
13 Otao E Eu
14 Ritmo
15 Congas Pa' Mandito
16 Ritmo En Trance
17 Homenaje A Cuba
18 Caliente
19 Macumba




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ストレートなワールドな Going Dutch / Joris teepe

2007-06-18 23:43:57 | 聞いてますCDいいと思う
Joris teepというベーシストの2004年のアルバム。
1曲目ドンというベースで始まる曲は、ベースがちょっとというものを聴いた後なのでホットします。
Randy Breckerのソロがメロディアスで認識しなおしです。
ニューヨークにオランダから移ったベーシストの2曲目はこれが入っているから買った“footprints”でもう一つのねらいのGergr Colliganが男らしいフレーズでドラムスのGene Jacksonもベースソロもしっかりしているトリオ演奏です。
footprintsをいろいろ集めたことがありますが、この演奏はかなり上位です。
3曲目ソプラノサックスとトランペットが交錯する曲、4曲目は古ーとの静かな小品ですが、クレジットにはありません。ピアノの響きが美しい。
5曲目の“Inventions in Maine”は金属的なドラムスに硬いピアノのメロディー、ベーシストの曲が8曲中6曲ですが、バラエティに富んだ面白い曲であきません。随所でコリガンのピアノが引き締めます。
6曲目はエレピで軽やかで、曲としてもおもしろいと思います。
7曲目はJohn Coltraneの曲ですが、アルバム“ジャイアントステップス”からでめずらしい選曲に思えます。
8曲目ハードバップの“Win Win Situation”がウォーキングベースのうえをテナーが思い切り良く、気持ちの良い一曲ランディーのトランペットがここでも冴えています。
この曲もなかなか素晴らしくオランダの人がNEW YORKに行って、そこでそこで活躍するミュージシャンとストレートにJAZZがができる、ストレートなワールドなJAZZ演奏を感じます。


Going Dutch / Joris teepe

Joris Teepe bass
George Colligan piano
Gene Jackson drums
Randy Brecker trumpet flugelhone
Don Braden tnersax,sopranosax


1 THE PRINCESS & THE MONSTER
2 FOOTPRINTS
3 NANANANANA
4 THE HEALING
5 INVENTIONS IN MAINE
6 GOING DUTCH
7 SYEEDA'S SONG FLUTE
8 WIN WIN SITUATION
9 BONUS TRACK (Video Clip)
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