JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

暖かい国からのカードと救援物資

2012-02-29 22:10:04 | その他
朝起きたら言われたとおり雪になっていて、もう3月だというのにとても寒い一日になりました。

寒い寒しといいながら毎日すごしていたら、とても暖かそうなカードが届きました。
随分前に行ったと聞いていましたが、ジャマイカからのカードは2月も後半になって届きました。



写真の滝登りを楽しんだそうです。

学校ももうすぐ終わりで、その後資格試験の準備にないるようです。
そんな準備のために支援の物資の依頼があって、その品物を準備したりするのですが、追加のメールがドンドンきます。

メンソレータム・リップクリーム
指定のヘアージュレ
アマゾンから届いた本(地球の歩き方2冊、ヤング向け女性雑誌)
せんべい
カリカリうめ
ユンケル(これが最初のメインだった。随分高いのでオクサンがおどろいていた。)
インスタントの味噌汁

後はこちらからのプレゼントで、デヴィッド・ギャレットとオクサンのツーショット付きデヴィッドの新しいCD、ツーショットはないけれどハクエイの新しいソロ・CDは丁度いい機会でした。

送る前日になって、日本語字幕の入った映画が見たいと追加注文、この担当はこちらですが、そんなこと早く言っておいてくれたらきちんと考えて揃えるのに、あわててブック・オフと新星堂に行きました。
フェバリットなカサブランカは500円で、息子はみていないだろうからすっと選んで、後はブック・オフの棚からですが、なかなかいいものがありません。



この間みた「ブラッド・ダイアモンド」は見ごたえがありましたから、こうゆう仕事には関わらないようにという意味も込めて選びました。



もう一つはエイヤッで昔みた映画が懐かしくなって選びました。逃亡ものの傑作。ジーな・ローランズがメチャクチャカッコ良い、舞台もニューヨークだったんだろうな、すぐ箱に入れて送ってしまいましたが、再び観たくなってしまいました。



時間が無くて揃えられなかったけれど、新しく生活を始めている二人に贈りたい古いアメリカ映画私の大好き3本は、一本はカサブランカがあったからよいけれど後の2本次の物資までに準備しておくことにしました。

で後の2本はグレース・ケリー主演の「上流社会」とダにー・ケイ主演の「5つの銅貨」、豊かなユーモアと暖かい心のつながり、あまりに知られた映画かもしれませんが、若い人は見てないかもしれません。
皆さんも是非どうぞ。
どちらもルイ・アームストロングがかっこいいのです。




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知らない街にいる Liberetto / Lars Danielsson

2012-02-27 22:39:39 | 聞いてますCDおすすめ


ラース・ダニエルソンのアルバムがでると、いつもすこし緊張して接しているように思います。
そこにはメロディが形成する曲だけではなく、語り部が伝える物語みたいなものをかんじて、それを読み取れるかみたいにかまえてしまいます。
2006年の「Melange Blue」では鳥の視線と人間の伝説みたいな物語を感じましたし、MozdzerとFrescoと作った「Time」では、どこまでも深く下りていくような、闇とそこでさがす光の物語を思い浮かべました。
誠に勝手な想像ですが、小説を一冊買うような感じです。

1曲目、音色に特徴のあるトランペッターを選ぶように感じるダニエルソンですが、今まで一番乾いた音色のアルヴェ・ヘンリクセンで少しとまどうイントロです。
ティグランのピアノが静謐な音でダニエルソンの世界に登場する2曲目、まさにダニエルソンに抜擢されたのでしょうね。ティグランがデヴュー作を吹き込んだのが17歳のとき、その頃から凛とした才能を見せてきました。
風に凛と立つ

このダニエルソンの起用は不思議なことではありませんがまだ24才です、いまだに若い集団にいるのです。

3曲目は古い民謡のようなペットのメロディにすんだピアノの音色。
4曲目もダニエルソンの世界、Parricelliのナイロンギターが加わってティグランのピアノソロは、個性もしっかり示します。
引き続いて5曲目のベース・ソロ久しぶりでとても嬉しい。
6曲目はティグランの曲、特有の自分の生国をきちんと表した作風は、ダニエルソンも受け入れるところなのでしょう、引き続いて7曲目はその国、アルメリアのフォーク・ソングでいかにティグランを重んじたかがわかります。
最近、TVの受信レコーダーが新しくなってとても美しい、それでBS放送でヨーロッパの街めぐりをよく見ます。
主要都市だけでなく、普通では訪れることが困難な街の風景や生活を写してくれます。
もちろんTVで安心してみていますが、TVもこえて、レポーターもこえて、突然その街におかれたらいかがでしょうか。
何も知らない、そこで目に入る風景だけ、前後左右のわからない中では逆に中心はあなたとその視界、ダニエルソンのティグランの世界は視覚はないのに、そんな世界に置いてくれるのです。
8曲目そうやって思っていると、とても気持ちが軽くなって、オリエンタルなフワフワと街を彷徨う感じです。
10曲目、そんな街への案内役ラース・ダニエルソンはある意味不思議を分け与える天使のような存在で、知らない街を見せたかとおもうと、普遍の天上の町にいざなったりするのです。
11曲目は現実に変えてナイロン弦のメロディとピアノが活き活きとしている世界でした。
そう、天使はちゃんと連れ帰って終わってくれるのです。
最後はやさしいお別れの曲。
天使ダニエルに連れられる街の風景をまたひとつ残しました。


Liberetto / Lars Danielsson

Lars Danielsson / bass, cello, piano on #8
Tigran / piano, vocals on #7
John Parricelli / guitar
Arve Henriksen / trumpet
Magnus Öström / drums & percussion


1. Yerevan - (Hamasyan, Tigran)
2. Liberetto - (Danielsson, Lars )
3. Day One - (Danielsson, Lars )
4. Orange Market - 07:39 (Danielsson, Lars)
5. Hymnen - (Danielsson, Lars)
6. Svensk Låt - (Hamasyan, Tigran)
7. Hov arek sarer djan - (traditional)
8. Party On The Planet - (Danielsson, Lars)
9. Tystnaden - (Danielsson, Lars / Hamasyan, Tigran)
10. Ahdes Theme - (Danielsson, Lars)
11. Driven To Daylight - (Danielsson, Lars)
12. Blå Ängar - (Danielsson, Lars)

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ミニ・ライブの後

2012-02-25 18:16:38 | サポート中、ライブ
昨日、銀座楽Y楽器の7階ホールでハクエイ・キムのDVD、CD買った人無料招待ミニ・ライブ&サイン会があり、買ったお店がそこだったので、しばらくあっていないイケメンに会いに行った。
少しスリムになって、斜め下からの見栄えはかなりよかったけれど演奏中は撮影禁止、で実はその前の日にこちらもイケメン・バイオリニスト、デヴィッド・ギャレットのミニ・ライブにオクサンが行くというのでカメラをかしたら、こちらは撮影自由で動画をとりまくり、電池がほとんどなくなっているのです。

というのでハクエイの写真はなし、彼のサインが入っていないものが、3つになったので、サイン会では全部だしてサインしてもらった。そんな人はいないみたいだけれど、丁寧に名前入りですべてサイン、これは私の名前とサインがわかれたのでサインの部分です。



さて演奏は格好長くしてくれて全5曲でした。

1 Winter Festival
さすが楽器店、ピアノの音とても綺麗です。出てきてすぐで集中がむずかしいのか、演奏は少しあせっているようなフレージングが入ります。でも私が見ても男前ですね、7割が女性で全部で100名ぐらいでしょうか、前から2列めなのでよくは数えませんでした。

2 White Forest
このごろ必ず引いている曲、最初は新曲かと思うほどの美しい導入部、これはいい、3月17日の原宿のソロ・コンサートもこの入り方いいです。

3 Delayed Resolution
ここら辺が山になっていました。

4 Autumn Leaves
  “枯葉”はアルバム収録より長い演奏、引き始め一瞬バッド・パウエルを感じて、こんなのも面白い。珍しくちょっと引きすぎの所もあり、そしてミスタッチも。

5 Don't Cry For Me Argentina
珍しくここでもミスタッチでなる音はぶいたりと、本当にソロって難しい、彼の場合演奏ごとにインプロをひきだすので、演奏のたびに新しい物として曲に対面している。とても大変な演奏になるけれど、はじめたことだから17日は最高のパフォーマンスを皆さんに見てもらってください。私は出張でいけない。まあその前にもう一度会うけれど。


ミニ・ライブが7時半に終わってサインをもらえば次は食事ををということにないますが、夜の銀座で目標がありません。
新橋方面にあるいて、8時ぐらい、お姉さんたちの出勤時間で、実に大変だと思いながら高額銀座地帯を通り越し新橋にはいりました。

それでも知っているところもなくしばらくあるいたら、ビストロの看板があるそれも小さなドアがありました。
これ写真とらなかったので申し訳ないですが、ほんとに小さなドアの店、時間も8時すぎたのでいいかと入りました。

でここが大正解、とっても楽しい夕食をいただきました。

歩いた後の時間がたっていたので3,500円のコースをオクサンと二人でいただきました。



マグロのブラレタンド 

マグロとジャガイモのサラダです。ドレッシングもとてもおいしい。



鶏肉のリゾット

アルデンテ状態もうまい具合で前菜としてとてもうまい誘いです。



魚のメインが白甘鯛のヴァブーレ
カリカリの皮の下には、半生にソテーした鯛、クリームのソースには生ハムがあしらわれて、とても料理をかんがえている方の苦心が感じられます。



豚ロース肉のロティ
フル・コースじたでですが、量がとてもうまい按配で最後の豚肉おとてもおいしくいただきました。

デザートはこちらのいただきました。



実はとても素敵なのは、このお店、カウンターだけ、それも6人が座れるだけのお店です。
シェフがカウンターの内側ですべて一人で調理するお店です。
料理の仕込をしっかりして、それを電子レンジを使いながら美しい形にする、目の前のことをとても驚きながら楽しくいただきました。

もちろんワインをいただきましたが、ただただ歩いて見つけたお店でこんなに作っている人の努力が伝わるお店も珍しい、実にすばらしいお店だと思います。
この料理をする準備のために、昼の時間には開店できないというのがうなずける、よく考えたお料理でした。

6人のカウンターのお店、急に込んでもこまるので店名は秘密、新橋です、ビストロです、桜です、とてもすばらしい、心から応援したくなるお店です。

で昨日パソコンが壊れて、しばらくめどなしといいましたが、実際壊れていました。
デルのテクニカルのオニイチャンとその事実を確認して、デルの営業のオネイチャンとも方針を相談した。(みんな外国の人が日本語で対応してくれて、私は大好き)

でこのように記事はかいているけれど、朝からOS再イインストールして結構大変な一日でした。

アメリカにいる息子の青色申告のための入力がすべてアウト、これがショックですが昨日に続いて記事がUPできるぐらいですからまあ、問題なしなのかもしれません。

もう古くなったハード、近々交換です。












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連続 ミニ・コンサート

2012-02-24 17:13:30 | その他


この前の日曜日、ハクエい・キムのソロの演奏のDVDが出たので買いました。
それはこの夏に目黒のパーシモン・小ホールのコンサートとエビスでおこなわれたミニ・ライヴの模様で、パーシモンの方は見に行ったので記事にしました。

それがDVDになっているのですから、これは追体験できて嬉しい。日曜日は数年前に亡くなった仲間(オクサンの友達)のお墓参りにいき、その後友人の家で食事会、そこにある大きなTVで見せていただきました。





飲みながら、話しながらなのまだ真剣にみていませんし、日曜日は完全に酔っ払ってよく覚えていません。ピアノを教えている女性もみていましたが、この弾き方でこの音は凄いといっていました。

このDVDを買ったら、おまけでミニ・ライヴの招待券をもらいました。
ということでそれが今日、ハクエイに渡すお土産とサインがまだないCD2枚とこのDVDを持っていってきます。

突然現れたミニ・ライブです。

突然といえば、オクサンも昨日はミニ・ライブ、21日の朝に海外まで追っかけで観に行くミュージシャンが日本に来ていることを知り、どこかでライブをやらないか、探して欲しいとご用命、23日に新宿TRであるというので行ってきました。



昨日そのまま上海に旅立ったイケメン(そう書いてある)バイオリニスト、デヴィッド・ギャレット、こちらもサインとギタリストのピックをいただいて、普段にない興奮状態で帰ってきました。

もう一つ、突然ですが、昨日家のパソコンがおかしくなりまして、もしかしたら動かないかも知れません。

という事でもしかすると突然にしばらく間が空くかもしれません。


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月と蟹 尾道秀介 著

2012-02-22 21:26:12 | 


何を見て読もうと思ったのか、著者も何もしらないけれど、たぶん新聞の広告をみて、図書館で検索し、照会文を読み予約をしたもの順番がまわってきた。

図書館の照会文は次のようなものでした。
「 世界は大きくて理不尽だから、僕たちは神様を創ることにした-。海辺の町、秘密の場所で子どもたちが見つけた「ヤドカミ様」の正体とは。やさしくも哀しい祈りが胸を衝く長篇小説。『別冊文藝春秋』連載を単行本化。」

半年ぐらいまったら順番が巡ってきて、後の人もいるので、きちんと読んで戻そうと読みました。

照会文とはちょっと違う感じをうけたのが一番の印象。
閉鎖状況にあるような大人たちや、そこで秘密の行動をとる子供たち、すべてにどうも魅力がない。その人間像は著者の意志が充分つたわる像であるけれど、大人の行動はうすぺらく、子供の方は、子供特有の残酷さはえがかれるものの、馬鹿に大人じみて(物語の大人より大人びた会話をしてみたり)いたりして、怖く感じた。
子供が異常状況下で精神の均衡を保つような儀式では、映画「禁じられた遊び」があるが、比べるとそれは思考の後の賜物であって、その儀式自体も純粋に昇華できない。
これが現代の子なのかと不思議に思う。

このやるせなさがすべて、作者の意図であろうと思う。しかし、純粋にこの登場人物たちを自由に行動させるならば、母親は恋慕にひかり、恋人になる人間の人間性が問われ、発端となった事件の当事者の祖父の存在も輝くものとなったであろう。
そこでうごめく子供たちは、もっと残酷に、そして素直に行動したのではないかと思う。

読み始めた最初の部分で感じた、廻り灯籠のような幻視を期待したのは、こちらがこの本をしらなすぎたからいけないのだが、最期まできちんと読ませたのは、こちらの望みとは違うけれど作者の意図するところと、構図がきちんと伝わってきたからだろう。
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森を歩く自由 Mill Creek Road / GEOFFREY KEEZER PETER SPRAGUE BAND

2012-02-21 21:28:28 | 聞いてますCDいいと思う


年に一度のお祝い日は通り過ぎたけれど、とても嬉しいプレゼントが三つ、一つ今、もう一つは昨日とどいたのでまたの機会にして、数日前に静岡にいる方から思わぬプレゼントをいただいた。
前から聴きたいと思いながら手に入れていなかったアルバムをお譲りいただいたのです。
この方、ブログじゃない方面で活躍の山下達郎フリークで、アラン・パスクァとはお友達の方、私がこのごろではジェフリー・キザーを拾っていると書いたらば、このアルバムを教えてくれました。
キーザーは6,7年前からサンディエゴに移り住んで地元のミュージシャンとも演奏を始めている。その状況はアメリカ在住のお友達「ジャズ&オーディオ通信」のJazzaudiofanが詳しく書いてくれているのでそちらを読んでいただけると良いと思う。

Peter Sprague & Geoffrey Keezer Quartet Live!
Soka BluePort Jazz Festival 2011

この記事を読んだときになんとも羨ましく思っていたら、記事にあるアルバムを贈ってみらうという嬉しいものとなった。
時々良いことが起こるのも、神様の思し召しです。私がポチィるのをミスッてアラン・パスクァのDVDが2枚になってしまったのを、一番良い行き先ということで送たことが忘れずにいただきました。この彼からのプレゼント功徳というのはことか、いや贅肉のないというより肉のない骨ばかりみたいな方の徳行のおかげでした。

1曲目早めののパッセージで始まる曲はもっとゆったりの予想と違ってビックリ、その後のキーザーらしいソロでこれも悪くはない、ドラムスも結構な手数で、今の西海岸のえんそうだから当たり前か。
2曲目なグルーヴ感のある、ジョージ・ベンソンを思わせる曲。
3曲目、タブラの入ったインドの鉄道の車窓をイメージした曲はそういわれればそうだけれど、アコーステックの響きがよくてカントリー調、ナイロンとスチールのダブルネックのギターを使っているようで、1,2曲のエレキより音数をおさえて歌心が伝わります。
4曲目はナイロン弦の静かなバラッド、ジャケの森の小道を雑事から解き放たれて歩くみたいな感じです。
この道を歩くものは、共通した約束事でだあれもが自由であるような、昨年いった、ニューヨーク州のの田舎町の小道をおもいだしました。





5曲目はアコなのに結構はげしい曲、6曲目はパット・メセニ調、タブラちバイオリンがはいった爽やかな演奏。

サンディエゴに住むことがとても良い環境で、そして森をあるく自由がこれからもキーザーたちの音楽を広げていくだろうと感じさせえるアルバムでした。


Mill Creek Road / GEOFFREY KEEZER PETER SPRAGUE BAND

Geoffrey Keezer (p)
Peter Sprague (g)
Hamilton Price (b)
Duncan Moore (ds)
Zach Harmon (tabla on 3,6)
Erica Adams Ochoa (vln on 6)

1. Thessaloniki
2. En Babia
3. India Zach
4. Mill Creek Road
5. Durga's Hammer
6. Etendue
7. Moot Point
8. Nightfall on the Serengeti
Recorded at SpragueLand Studios, Encinitas, CA September 14 & 15, 2010
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コンバット!! 私の異常な愛情 / 宮崎茂樹 著

2012-02-20 22:02:22 | 


先日見た戦争映画「ブラッド・ダイアモンド」がかなりよかった。そう思えば結構戦争映画を観ていりことに気がつきました。図書館こ行ったら、ちらも結構好きな宮崎茂樹氏のこんな本があったので借りてきた。宮崎氏は“不肖”のついた本をしゅっぱんしているドキュメント・カメラマンです。
副題に“不肖・宮崎流戦争映画の正しい観方”とあります。
私もかなり戦争映画も好きなんです、なんたって私コンバット!!で育ちました。

氏が前書きに書いていますが、全くその通り、引用させてもらいます。
「戦争映画とは、単なるシネマでは断じてない。男の子は戦争映画をみて、規律、勇気、自己犠牲などという美徳を学ぶのである。ついでにハウツウ・コンバットも学ぶのである。そして一人の男に正調していくのである。」

ということで全24章23本の戦争映画の観方です。
ただ私は何本みているか、他に思い出の戦争映画あるかなと思って読んでます。

その映画ですが23本書いてみます。この中で観ていた映画は15本(たぶん)

「戦争と人間」  「人間の条件」は読んだけれど、こちらはたぶん観ていない。
「ダーク・ブルー」 こっちは観たけれどかなり忘れている
「トラ・トラ・トラ!」  これはたぶん主義的に観ることを拒否したと思う。
「U-571」  これはかなりおもしろかった。
「スタンリーグラード」 こちらも人間描写がかなりおもしろかった。
「戦争のはらわた」 サム・ペキンパーの大ファンだったからきっと観ている。
「プライベート・ライアン」  これはトム・ハンクスながれで観た。
「遠すぎた橋」 これは見たかどうか解らない。
「バルジ大作戦」 これは見たと思うが良く覚えていなし。
「ひまわり」 なんと子供だったのに、ソフィア・ローレンのファンで観た。わかるはずがない。
「日本のいちばん長い日」 これは観ていない。
「駆逐艦ベッドフォード」 これも観ていないと思う。
「博士の異常な愛情」 これは監督流れで観たはずだが、最後のな場面しか覚えていない。
「ワイルド・ギース」 傭兵のはなしだった。
「ワンス・アンド・フォーエバー」 これはメル・ギブスンながれでみた。
「フルメタル・ジャケット」 これはかなり面白かったし、監督はキューブリック。
「地獄の黙示録」 評判ほど好きでない。
「ディア・アメリカ―戦場からの手紙」 これは思い出せない。
「ディア・ハンター」 これは評判以上に好き。マイケル・チミノ監督どうしたのか。
「キリング・フィールド」 これは観たかもしれないけれど忘れた。
「サルバドル―遥かなる日々」 これはたぶん観ていない。
「ブラック・ホーク・ダウン」 これは最近でよく覚えている。
「ノーマンズ・ランド」 こちらは見ていないと思う。

ということで15品は観ていました。2004年にでた本だから「ブラッド・ダイアモンド」は入っていないけれど、ジャーナリスト含みで宮崎氏は必ずこの映画は取り上げただろうと思います。

これ以外に私の記憶に残っているのは次の作品
「史上最大の作戦」1962年 小学生で家族で見に行った、休憩があったと思う。
「大脱走」1963年 これも家族で見に行った。
「脱走特急」1965年 姉と見に行った。
「パリは燃えているか」1966年 これは友達と、ということでこの頃から独り立ちした。
「コマンド戦略」1968年 こちらは社会性なしの戦争映画だった
「Uボート」 1981年 オクサンと観た。かなり面白かった。

他にわすれているのがあるかな。
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新しい物は輝く TANGO SENSATIONS / FABIO HAGER

2012-02-19 22:14:04 | 聞いてますCDおすすめ


JAZZのCDを買うときに、このごろではTANGOの棚を見るようになりました。元論まるでしらないので、感を働かせて買うので当たりが3割ぐらいになってきました。(タンゴだとおもったらラップだったりもします)
いつもちょっと変わったTANGOとおもって探していますが、たまには正当なものも聞いておかなければとおもって、それらしきものを仕入れました。
バンドネオンをとタンゴ世界を少しは知っている甥っ子がこの人はといっていたのでかなり有名な人のようで、まるで知らないのはおはずかしいですが、これも年よりの手習いみたいに進めます。

いまといってもこれは2005年の録音ですが、リーダーのファビオ・ハーゲルという人は今のタンゴ会で一番忙しく活躍している人だそうです。

1曲目は哀愁ある曲、キリッとしたバンドネオンと弦の運びはとても形の整った演奏です。
2曲目もしまった素敵な曲、楽団の構成はタンゴ楽団のそれですが、とてもしまってフレシュ、切れ味が伝わるのは、どうやら弦の技量がしっかりとしたクラシックをやった後の若者といいう感じで、JAZZもおなじですが、基本技量がどの世界でも格段に向上していて、なおかつ歌心がある人が残るので凄いことになるのですね。
4曲目はバネッサ・キロスさんの歌がはいりますが、これも正調な美声、想像するにジャケに写真がないのが残念。
6曲目は哀愁ある美しい曲、JAZZであれなんであれ、美しい曲をきくことがどれほど心を和ますかいつも思う。
7曲目ピアノにはじまりチェロ、バイオリンのソロがこれも心に響く、これって日本人にとてもあっているのかも知れない、本とはJAZZ以上かもしれません。
9曲目で再びバネッサさんのうたですが、これがまた感情を煽るように素晴らしい。
11曲目が“ラクンパルシータ”副旋律と有名なメロディが美しく絡み合わせるアレンジは素晴らしく、最初はちょっととまどったけれど、聴くほどに心を捕らえる演奏だと感じます。
続くのが“リベルタンゴ”だからこれはたまりません。
それだけでとどまらないのが最後の曲“アディオス。ノニーノ”はピアソラの曲、父親が亡くなったときに数時間で作ったという美しい曲、現代のタンゴ演奏を聞いているのがどんどんと盛り上がって終わります。
JAZZもそうですが、基本的にはいつも今が大切だとこのTANGOを聴いて思います。
いつも新しいものを求めること、それを感じる心が流れを維持しているのです。

特に新しいTANGOを聴いたわけではありませんが、私にとってはあたらしかったので、あしからず。

TANGO SENSATIONS / FABIO AGER
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最後のグロリア Effata / Carsten Dahl

2012-02-18 20:53:03 | 聞いてますCDいいと思う


御茶ノ水のショップに行って新譜をかわないで、6枚すべて中古の一枚、でもこれは結構新しいカーステン・ダールのレインボー録音のソロ・アルバム、2010年録音です。
2度買いしてしまったExperienceはあまり好みではありませんが、次の録音がでているので決行人気なのかも知れません。私としては、研ぎ澄ましたようなダールが好きなのですが、これはどうでしょう。

1曲目、ダークな雰囲気で始まる完全なインプロヴィゼーションなのでしょうか、“Eddata”という演奏が14曲、つづいて違う曲が1曲です。
黒い石炭の塊を見ているようなはじまりです。
少しストーリー性がみえてくる2曲目。
3曲目はスペインのトラディショナルのようになり、高音でのフレーズはキースのソロに通じる美しさ、ダールのほうがキースより唸ります。
ダールのソロはライブでコペンハーゲンとオークスで録音したものが、ありますがそちらはライブでちょっと荒いところ(ダールらしい)がありましたが、こちらはレインボー、じっくりと自分と対話しているようです。
5曲目で再び優しいメロディ、静かなアルペジオをバックに強い木漏れ日が見えているような静物画の世界です。
6曲目は塊のような動的なインプロ、7曲目の強いタッチの太い線はデール1967年生まれ45才、67才のキースのソロとは年の差を感じます。キースが弱いというのではなく、キースを常におもいださせるガールの在るのです。
8曲目は静謐な世界、真っ白い部屋で人で弾いているのでしょうか。
10曲目、キースの“RIO”が美術館でいろいろな絵画を見ているような曲のあつまりでしたが、こちらのダールは曲の変化はありますが、あるストーリを描いているような展開になっています。
ジャケットは真っ白ですが、中ジャケのこの雰囲気がとてもあっています。



不幸な不気味な鳥というのではなく、ある運命を携えてきた鳥のよう。1連のミステリアス。
11曲目はラグライムをベースラインにしてちょっと温度が上がった演奏。

このアルバム、ほとんどインプロで湧き出たテーマをつづっているようですが、最後の曲だけは“Glorie”ときちんと曲名がついています。グロリアとても静謐な美しい曲、これは譜面に落として出来ている曲です。そしてクリスチーナに捧げられています。
ファラオのドミと通じるのでしょうか。
敬虔な喜びなのか、悲しい思いなのか、最後に一つこのアルバムの訳があるようなミステリー。


Effata / Carsten Dahl

Carsten Dahl piano
2010 january 5th rainbow studio Oslo

1. Effata #1
2. Effata #2
3. Effata #3
4. Effata #4
5. Effata #5
6. Effata #6
7. Effata #7
8. Effata #8
9. Effata #9
10. Effata #10
11. Effata #11
12. Effata #12
13. Effata #13
14. Effata #14
15. Glorie


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冬の帰り道  DECISIONS / THREE AS ONE

2012-02-16 21:44:26 | 聞いてますCDいいと思う


中古屋さんの箱で見つけた一枚、たぶんオフ会で聴かしてもらった一枚だったと思う。良かったという記憶と道の写真をつかっているので即購入です。実は道の写真のアルバムを集めたことがあり、“JAZZ批評”に「その道は正しいか」という投稿を“こだわりJAZZ”という特集にしたことがあります。病気みたいにあると買っていたのが熱がさめて、その後は気にならなくなりました。でも道を使ったアルバムは良いものが多いという持論は変わりません。

1曲目バッハの曲を重厚なピアノ音で弾きだします。このアルバム、オリジナルとクラシックからこのほかショパンとベートーベンの曲を演奏しています。
クラシックをジャズでというのは、ベースとドラムスをいれただけで、メロディーをなぞったような安易な企画ものがありますが、このバッハは別、ジャズの発音が良くマッチして、アドリヴパートもバッハを良く料理したという感じです。
2曲目は落ち着いたバラッド、このバンド“THREE AS ONE”と名づけたように、ピアノ、ベース、ドラムスが反応しあう今様な演奏ですが、それをカールソンの上品なピアノフレーズで隠しているような良質なトリオです。
3曲目はバップ・テイストの演奏4曲目はアルコのソロから始まる落ち着いた演奏。
ピアノのステファン・カールソンは覚えていて、16年前のライブ、「LIVE at Vartan Jazz」でエディ・ゴメスとビル・エバンスに捧げるような、素敵なアルバムがありました。
今回聞きなおすと、記憶よりか激しく若々しい演奏で、春の道を楽しく歩いているような感じです。



今度のアルバム5曲目“Trikings”などの落ち着きも含んだ変化がありながら、結構がんばって弾いてしまうところは変わらずにこれもいいのかも知れません。
ベートーベンもショパンも知ったメロディーをJAZZとして、上手さが一つ上を行く演奏です。

春の道から、年月を経て、特に凄い人生ではないけれど、ひどいものでもないなどと冬の帰り道、自分を認めるように歩いているのです。

DECISIONS / THREE AS ONE

Stefan Karlsson(p)
Lou Fischer(b)
Steve Houghton(ds)

1.Bach’s Flute Sonata E flat Major
2.Smiling Eyes
3.Three As One
4.Christine, My Angel Apparent
5.Trikings
6.Beethoven’s Symphony No. 5 in C minor, Op. 67
7.Chopin’s Prelude in E minor Op.28 No. 4
8.Decisions






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