JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

チベットの7年間 SEVEN YEARS IN TIBET / JOHN WILLIAMS & YO-YO MA

2014-10-31 22:09:29 | チェロ無難


チェロのアルバムをチェロをはじめてから買うようになった。基本は中古で、レンタルで探したり、新品をいくつかは中古でみつからないから買っている。
これは新品をネット・オーダー、評判がとても良かったので買いました。

でジョン・ウイリアムスらしい楽曲にヨーヨーマのチェロが入って、それも結構全編にわたってヨーヨーマが活躍していてこれが良い。



でジャケに映画の写真があって、良さそうなので予告編をみて、映画の方もみたくなったのだけれど、近くのレンタルにはおいていない。

話は妻子を置いたまま自分勝手に写真をとりに出かけた写真家がチベットでこうそくされて、その拘束期間にダライ・ラマとの交流ができるうち親としての人間に目ざめていくというものらしい。

ネットでのレンタルも契約したけれど、使い方が解らないでいちどもレンタルしていないけれど、これを機会に練習してみよう。
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私の喜び THE GOOD LIFE / George Robert & Kenny Barron  

2014-10-30 22:03:59 | 聞いてますCDおすすめ


ケニー・バロンがD・ホランドとデュオしたアルバムは大概のJAZZファンならば注目するだろうし、ある意味聴いておかないとと思う。
デュオの名手みたいに言われるバロンだけれど、相手選びが実に上手いのが真相だと思う。ホランドほどネーム・ヴァリューもないけれど、10年前に作ったデュオアルバム「PEACE」が忘れられないアルトのジョルジュ・ロベールとの新しいデュオ・アルバムが出ている。
実はこちらの方が飛びつき度は高かった。

「PEACE」でロベールを知った様なものだったけれど、とても気に入ったからおなじくDWIからのアルバム「SOUL SEARCHING」を買っていた。



メロディをしっかりと、そして良い音色で歌っていくから、ギターのフランシス・コレッタという人とのデュオでボッサを多く吹いている「ESTATE」も地味だけれど実に良いアルバムだった。



そういえばしばらく忘れていたらばったり再会したようでこうゆうのが飛びつきなんですね。
ライナー冒頭にに師匠のフィル・ウッズが書いているように、「彼が戻ってきた!」そうだ。
「深刻な病との長い困難な戦いを経て、私の信愛なる友にして偉大なるアルト奏者ジョルジュ・ロベールが、意思の力と非凡な才能を真にすぐれた音楽の形で聴かせてくれる。」

ギターとのデュオ・アルバムが2010年録音で、病など感じさせないから、その後具合が悪くなったのでしょうか。どんな病かもわかりませんが、そのことをかんがえるとこのアルバムのデュオもひとしおです。

家族づきあいのバロンとの共演はこれが6作目になるのだから、バロンの心入れもひとしおなのでしょう。

素敵な音でメロディを丁寧に吹いていくロベールが戻ってきてくれた良かったという始まりです。
そして2曲目“HYMN TO LIFE”、ロベールのオリジナル・メロディが流れ出すと、これが人生への賛歌だと感じるのです。
アルバムを聴き終わってライナーをみると、ロベール自身が書いていました。
『「ヒム・トゥ・ライフ」は人生賛歌であり、2013年の命にかかわる病気との長い戦いを終えて、人生をエンジョイできることへの喜びの歌だ。』
聴く方に、そのことがありありと伝わってくることに感動を覚えます。そう感じてくると、一つ一つの曲案内は不要のようです。
3曲目、演奏する幸福、歌うことの喜びがにじみでています。
喜びを共有するように聴きすすんでいくことがこのアルバムの聴き方でしょう。

そして最後の曲が“GOODBYE”これもライナーによれば
「私の両親ジョアンとマルセル、兄のアンリ、義兄のパウルに捧げる曲。みんな逝ってしまったが、私たちの心の中に永遠に生き続けている。」
と書いているけれど、それは別れを表現しただけではないと感じます。
死の瀬戸際まで体験し、やがて自分もそちらにいくということを実感しているからこその、一時的な別れのような、安らいだ気持ちがつづられているように思います。

軽やかで、安らかで、よろこびがあってと、書いているうちに整理がついてとても良いアルバムだと思います。

THE GOOD LIFE / George Robert & Kenny Barron  

George Robert (as) 
Kenny Barron (p)
2014年5月19~20日録音(スイス The Ernest Ansermet Studioにて)

1. THE GOOD LIFE (Sacha Distel)
2. HYMN TO LIFE (George Robert)
3. SPRING CAN REALLY HANG YOU UP THE MOST (Thomas Wolf - Frances Landesman)
4. FLORENCE (George Robert)
5. JAPANESE GARDEN (George Robert)
6. A TIME FOR LOVE (Johnny Mandel - Paul Francis Webster)
7. BILLY STRAYHORN (George Robert)
8. PULLY PORT (George Robert)
9. LUSH LIFE (Billy Strayhorn)
10. GOODBYE (George Robert)

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批判ではありません。 THE ART OF CONVERSATION / KENNY BARRON & DAVE HOLLAND

2014-10-29 20:31:33 | 聞いてますCDおすすめ


1曲目、ベースのボーンという音が出た途端、思った通りのアルバムだと解る。もちろんピアノも、いや予想より良い音です。
2曲目、バロンのモンク理論の展開という感じの演奏です。
ホランドのソロから始まるバロンのバラッドずっとバース・ソロみたいないかにもホランドらしい演奏。
4曲目パーカーの曲、4ビートで名曲を名手たちの、時代を感じさせない、普遍的なJAZZがあると思う演奏。
5曲目、ホランドのケニー・ホィラーの捧げた曲で、悲しみを感じさせる。
6曲目は、今度は本物のモンクの曲、バロンのモンクとしてバロンとモンクを同時に感じるからバロンらしい。
7曲目はホランド、このアルバム意外とバラッドがおおいのは、カンバセーションにはバラッドが良いからでしょうか。
8曲目はリズミックな演奏。

こうゆうアルバムを批判的に書く人はいないだろうし、私もそうだけれど、でもこれぐらいは当たり前感がでて、一寸驚きという喜びは少ないかもしれない。
年末に年間ベスト・テンというか10枚ぐらいをえらんでいるけれど、選考基準が記事にしたものだからなんかちょっと無理して記事にしている感じです。

いや、批判はぜんぜんありません。


THE ART OF CONVERSATION / KENNY BARRON & DAVE HOLLAND

Kenny Barron (p)
Dave Holland (b)
Recorded on March 5th 2014 and Mixed on March 6th 2014 at Avatar Studios 


01. The Oracle (Dave Holland)
02. The Only One (Kenny Barron)
03. Rain (Kenny Barron)
04. Segment (Charlie Parker)
05. Waltz for Wheeler (dedicated to Kenny Wheeler) (Dave Holland)
06. In Walked Bud (Thelonious Monk)
07. In Your Arms (Dave Holland)
08. Dr Do Right (Dave Holland)
09. Seascape (Kenny Barron)
10. Day Dream (Billy Strayhorn, John Latouche, Duke Ellington)
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たまたまのブート ON THE CREST OF THE AIRWAVES / MILES DAVIS

2014-10-28 18:27:59 | 聞いてますCDいいと思う


普段ブートはほとんどかわないけれど、大きなショップでも売っているのですね。見たことのないジャケでなんと1,200円だったので、まあ、音がひどかったり失敗してもいいやと買ってみました。



4枚で1,200円だし、ケースもとてもしっかり、奏者、曲名もきちんとクレジットされていて感心します。
1970年のライブと1988年の離れた時代のライブですが、どうやらラジオ放送を音源にしているみたいで、聴いていれば音もしれほどひどいとは感じない。

とても得した気分になったのは2枚目のCD、フィルモア・ウエストのライブの模様で、これまで販売されているのは10月17日のものでしたが、これは15日の演奏。
マイルスのアルバムでのキースはかってはオルガン演奏が多かったし、あまりソロもなくてほとんど注意がいっていませんでしたが、ここでの演奏、2曲目の“What I Say”や3曲目の“Sanctuary”最後の“Funky Tonk / The Theme”なんかでしっかりとエレピのソロをとっていて、これは大変うれしい。

今回始めて販売されたのかと思ったら、2011年にリリースされていたようで、棚をみてたまたまこのねだんなので、もちろんそれぞれしっているマイルスのパターンだけれど、一寸興奮しました。


Live At The Berkshire Music Center Tanglewood, 18.8.1970, FM Broadcast

1-1 Directions
1-2 Bitches Brew
1-3 It's All About That Time
1-4 Sanctuary
1-5 Spanish Key / The Theme
1-6 Miles Runs The Voodoo Down


Live At The Fillmore West, San Francisco, 15.10.1970, KPFA FM Broadcast

2-1 Honky Tonk
2-2 What I Say
2-3 Sanctuary
2-4 Yesternow
2-5 Bitches Brew
2-6 Funky Tonk / The Theme


Live At The Concert Hall, Melbourne, 2.5.1988, Broadcast On ABC FM

3-1In A Silent Way – Intruder
3-2 New Blues (Star People)
3-3 Perfect Way
3-4 The Senate – You And Me
3-5 Human Nature
3-6 Wrinkle
3-7 Tutu
3-8 Movie Star
3-9 Splatch


Live At The Concert Hall, Melbourne. (Cont.)

4-1 Time After Time
4-2 Heavy Metal
4-3 Don't Stop Me Now
4-4 Carnival Time
4-5 Tomaas
4-6 Burn
4-7 Portia

Bass– Benny Reitveld* (tracks: 3-1 to 4-7), Michael Henderson (tracks: 2-1 to 2-6)
Composed By– Miles Davis (tracks: 1-2 to 3-2, 3-8, 4-2)
Drums– Jack DeJohnette (tracks: 1-1 to 2-6), Ricky Wellman (tracks: 3-1 to 4-7)
Electric Bass, Acoustic Bass– Dave Holland (tracks: 1-1 to 1-6)
Electric Piano– Chick Corea (tracks: 1-1 to 1-6)
Guitar– Joe 'Foley' McCreary* (tracks: 3-1 to 4-7)
Organ, Electric Piano– Keith Jarrett (tracks: 1-1 to 2-6)
Percussion– Airto Moreira (tracks: 1-1 to 2-6), Jumma Santos (Jim Riley)* (tracks: 2-1 to 2-6), Marilyn Mazur (tracks: 3-1 to 4-7)
Soprano Saxophone, Alto Saxophone– Gary Bartz (tracks: 1-1 to 2-6)
Soprano Saxophone, Alto Saxophone, Flute– Kenny Garrett (tracks: 3-1 to 4-7)
Synthesizer– Adam Holzman (tracks: 3-1 to 4-7), Robert Irving III (tracks: 3-1 to 4-7)
Trumpet– Miles Davis (tracks: 1-1 to 2-6)
Trumpet, Synthesizer– Miles Davis (tracks: 3-1 to 4-7)
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記念日だから

2014-10-27 22:44:56 | その他

記念日を何回も過ごしてきたから、特にどうということもないのだけれど、ここの所利益確定をしたり、思わぬ収入もあったから前から良いと言っていたものをプレゼントすることにした。
お昼を予約した、いつものお店に行く手前の街のお店にいって見てみました。当初より安くなっていて予算もあまったので、見つけた服をセットにすることができました。

それでいつもといっても、ちょうど一年ぶりになるイタリアンです。



七五三のお祝いのご家族もきていて、そう記念日なんです。とても満足した料理です。



地鶏の田舎テリーヌ いちじくとブッタータ



定番 生ハムサラダ



フレシュポルチーニ茸のトンナレッリ



自家製オルシッチャと銀杏のリゾット



牛ハラミのタリアータと茸ソテー バルサミコ・ソース



秋鮭のカリカリ焼きと温野菜 いくらドレッシング



ラムレーズンのアイスクリーム

特に奥さんは気に入った服まで見つかってとてもいい日だと感じたようです。

記念だからそれも乗せておきます。リバーシブルのイヤリングだそうです。



















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ECMのセンター Spark Of Life / Marcin Wasilewski

2014-10-23 18:40:50 | 聞いてますCDおすすめ


もちろんこちらも待ち望んで聞くピアニストの一人で、かつECMでも重要なアルバムに間違いないのです。今回はヨアキム・ミルダーというテナーがゲストで参加して色彩を増やしています。

1曲目、どのように表現をするか難しいほど、とにかく美しい深淵なピアノ・トリオでスタートするのは、まさに彼らが戻ってきたと感じるのです。
2曲目はミルダーが入って、民族的流れが漂うテナー、ゲスト参加の意図もはっきりです。
3曲目、北欧の霧に包まれているような、形をはっきりととかめないけれど、たしかにそこに存在があるというような世界。
4曲目もミルダー入りで、平穏な時間というのはそれぞれの季節の中で、どのように訪れるのだろうと考えている自分がいました。
5曲目、ダークな緊張感はスティングの曲、ベース・ソロ、ピアノ・ソロとジャジーでカッコ良い演奏です。
6曲目、ポーランドのコメダの曲、テナーがなじみのテーマを吹いているけれど、とても馴染んだ曲を安定した気持ちで演奏しているだろうと思います。
7曲目、ECMのアルバムをたくさん買うわけではありませんが(?)このトリオを聴くとアイヒャーはこのトリオをECMのセンターに据えていると思います。
8曲目がミルダーのテナーの人らしい曲。
9曲目、ベースのリズムから始まる曲はH・ハンコックの“Actual Proof”だけれど、私的にはこのテーマは聴いたことがあるような感じの、実はハンコックのアルバムの保持は実に少ないのです。
10曲目“Largo”ポーランドのクラシックの人の曲だそうです。
最後に再びタイトル曲で、静かにそして再び戻ってくることを告げるような終演です。

Spark Of Life / Marcin Wasilewski

Marcin Wasilewski (p)
Slawomir Kurkiewicz (b)
Michal Miskiewicz (ds)
Joakim Milder (ts #2,3,4,6,8)

1. Austin
2. Sudovian Dance  
3. Spark Of Life
4. Do Rycerzy, do Szlachty, do Mieszczan
5. Message In A Bottle
6. Sleep Safe And Warm
7. Three Reflections
8. Still      
9. Actual Proof
10. Largo
11. Spark Of Life

Marcin Wasilewski (p)
Slawomir Kurkiewicz (b)
Michal Miskiewicz (ds)
Joakim Milder (ts #2,3,4,6,8)
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スパニシュの薫風 CHANO&JOSELE

2014-10-21 22:13:52 | 聞いてますCDおすすめ



アントニオ・サンチェスの新しいアルバムは記事にしたけれど、多くの人が同じような意見を表明しているし、KENNY BARRONとDAVE HOLLANDやMarcin Wasilewskiの新しいアルバムにたいしても同じような感じで特出した情報とか視点がないから記事にはなんだかな~と思う。
でも年末のベスト選びは記事にしていることが条件だから、いくつかは遅ればせながら頑張って書かなければなどと思う。

テュエリー・ラングは世界で一番美しい音をだすピアニストと書いたけれど、チャノ・ドミンゲスがいたので一番は取り消しておかなければならない。
新しいものをいつも楽しみにしているチャノが、ニーニョ・ホセレというスペインのギタリストとデュオアルバムを作って、ケニー・バロンのデュオと同じで悪いはずはないけれどこちらは誰でもがマークしているわけではないだろう。

ホセレのアルバムは知っているのはあるけれど実際に会うのは初めて、1974年スペイン、アルメニアうまれで1960年生まれのチャノととても感性があった演奏になっているとおもう。



ジャケにはイラストが曲ごとにあり、それもソフトな気心が通じるような親しさを醸し出しています。



1曲目、トレモロで始まる曲はチャノのオリジナルでギターのソロ、ホセレを知るのにはとても良い塩梅でスペインが香り立つ曲も凄く良い。



2曲目でまずチャノがこれもスパニシュ薫しっとりしたジャンゴを弾いはじめてデュオが始まります。ジャンゴと言えばMJQのものが定番だけれど、久しぶりに違うパターンだけれどこれは良いというジャンゴを聴いている感じです。



3曲目はビートルズの“Because”、思いのほか思慮深い綴るような感じです。



次がルグランのシェルブールの雨傘からの曲、チャノの美しいピアノ・メロディーからナイロン弦のソロ、スペインをのデュオの美しい演奏は映画をみる楽しさを思い起こさせます。

5曲目もスペインのこれも哀愁ある曲、このアルバムの選曲は思いを込めて歌えるような曲を集めてあるのか、イラストでも説明されるように、気に入っている曲集のようです。
6曲目、今度はギターのホセレの曲をチャノがソロで、スパニシュがとてもセンシィティブ織り込まれて、これも素晴らしいソロです。



7曲目は映画「いつも二人で」のマンシーニの曲を、このアルバム基本的にラブ・ソング集なのでしょうか。
8曲目がブラジルのミュージシャン、ピシンギーニャの曲。その後2曲がジョビンの曲。



最後が再びチャノの曲、グラナダでソリチュードだから、一寸悲しげなテーマだけれど、イラストにあるようにとても和やかな雰囲気の感じのこの絵がこのアルバムを表しているような感じです。

問題作や評判の作品はもちろん必要だけれど、こうゆうアルバムでジワッとすることも必要です。


CHANO&JOSELE

Chano Domínguez, piano
Niño Josele, guitarra

1. Alma de mujer (Ch. Domínguez)
2. Django (J. Lewis)
3. Because (J. Lennon/P. McCartney)
4. Je t’attendral (M. Legrand)
5. Lua Branca (Ch. Gonzaga)
6. ¿Es esto una bulería? (J.J. Heredia 2Josele”)
7. Two for the road (H. Mancini)
8. Rosa (Pixinguinha)
9. Lulza (A. C. Jobim)
10. Olha Maria (A.C. Jobim/V. de Moraes/Ch. Buarque)
11. Solitude in Granada (Ch. Domínguez)
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絵画とチェロと好青年

2014-10-19 18:13:40 | 大川美術館
昨日は久しぶりに車でオクサンの田舎に出かけました。夜にあるパ―ティーに参加するためです。
途中、昔いったお蕎麦屋さんに、とても有名なみせで修行に行くようなおみせですが、場所は移転して今回がはじめて。



久しぶりでおいしかった。大盛り頼んでしまったら量がこんなに多かったっけと驚いた。



夏休みにも行った美術館は大好きなところで、そこでは今、難波田龍起という人の企画展が行われている。夏に来てもいいなと思っていたら、そこでパーティーがあると委員をしている義姉にさそわれた。
第24回「美のパーティー」というそうです。



4時半からはじまるので、前もって企画展を見ようとついたのがこの美術館。



展示の初めは初期の作品でヴィナス、1935年の作品



でだんだんと作風がかわってきて作品12



抽象画のこのような作風でなかなか素晴らしい。



「線の乱舞」



「海神の詩」



「街」




私はこの絵が気に入りました。“ファンタジー”


実は4時半からは絵画に囲まれた展示室でエンターテイメントが行われていて、今年はチェロの演奏だそうでそれもあって誘ってくれたのでした。演奏は撮影禁止なのでいつもお開演前写真、絵画に囲まれて演奏者が凄いエネルギーですと言っていました。



チェロを弾くのは横坂源というまだ28歳のチェリスト、知らなかったけれど実はすごい経歴です。後で書くけれどこの人が凄い好青年、まず強調しておきます。

2002年日本のチェリストの登竜門日本ビバホーム・チェロコンクールで史上最年少15歳で1位、2010年にはミュンヘン国際コンクールで2位、第十五回出光音楽賞をとっているという凄い人なのでした。

サントリー・ホールから貸与されている300年ぐらい前のイタリアのチェロをもって登場です。
一番前に座ってしっかり見ました。

曲目は“バッハの無伴奏1番”、黛敏郎の“文楽”カサドの“鳥の歌”途中どんなチェロの楽器の説明やどんな練習をしているのかなんて話もあってとても楽しい、質問ありますかなんてきかれたけれど、恥ずかしくてとても喋れたものではありません。(実はこの後は別)

アンコールに“白鳥”と“G線上のアリア”を演奏してくれました。

そしてそのあとは親睦パーティー、この美術館を支援する人たちが100名ぐらい参加でワインや料理は食べ放題、大分いただいて気がおおきくなあるから、横坂源君が食事している部屋に、もう気が大きくなっているから平気で生意気いえる。
チェロを初めて3か月というととてもうれしそう、彼は4歳からチェロをしているそうで、この年の私と並べば私のほうが先生に見えるとか馬鹿なことを言ってもとても優しく受け答えしてくれます。
4歳からチェロをやっていれば、力が入ったりしないでしょうね。“文楽”という曲は緩急というか、制と動がそれも日本の和声などがくみあっわさってすごいえんそうだったけれど、あれで力入れないんでしょうねと質問すると、やっぱり永遠のテーマだそうで、丁寧に答えてくれました。

ということで、凄い好青年で素晴らしいチェリスト、しっかれ握手をしたから、かえってきて練習するとうまくなっていた。(うそ)

こんな好青年なのです。ぜひ応援をしてあげましょう。

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セロニアス・モンクのいた風景  村上春樹 編・訳

2014-10-18 14:49:40 | 


セロニアス・モンクについて綴った村上春樹の一文と12のモンクについてのアンソロジーそれに春樹の選んだモンクのアルバムについて。

気に入った一文は

しかし今になってみれば、僕にもはっきりと理解できる。「幸福な邂逅」は永遠に続くものではないということだということが。にもかかわらず、それが僕にとってかけがえのない貴重な心的資産であったという事実には、なんら変更はない。そういうものごとは同時進行的な意味では既に色あせ、どこかに失われてしまったかもしれない(もし永遠につづいていたら、それはもう「幸福な邂逅」とさえ呼べなくなっていたかもしれない)。

だけど解りづらいから文頭を書き抜いておこう。

 セロニアス・モンクの音楽の響きに、宿命的なまでに惹かれた時期があった。モンクのあのディスティンクティブな―誰がどこで耳にしてもすぐに彼のものとわかる―極北でとれた硬い氷を、奇妙な角度で有効に鑿削っていくようなピアノの音を聴くたびに「これこそジャズなんだ」と思った。

そして村上春樹によってかかれたあとがきでの裏表紙の安西水丸氏のイラストのエピソードも楽しい。
(なお安西水丸氏は2014年3月17日に倒れ亡くなっている)



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売り切れかもしれません。 SUNGLASS /Nakamura Seiichi & Blue Sunglass

2014-10-17 21:51:13 | 聞いてますCDおすすめ


横濱ジャズ・プロムナードのとりは中村誠一のバンドだったけれど、なんか楽しい気分にいつもなります。でも彼のアルバムを1枚も持っていないので、出口のところで一枚買いました。
2年前のアルバムで、1,000円と定価の半分、後でしらべたら売り切れ状態なので、これは家にあった古いのをもってきてうっていたのでしょうか、全部で20枚ぐらいあった。

ブルー・サングラスというグループをつくっていたようで、メンバーの人たちもまるで知りません。ギターは原信夫さんのお子さんで、ヴォーカルのsariさんは中村氏の御嬢さんだそうです。
洗足学園の人たちかと思ったら新旧という感じです。



中村誠一がアメリカン・ソングというかヒット曲を吹いていて、気張っていないけれど、心がこもったった楽しい演奏です。昨日のスペース・エイジよりもう一つ前の時代を楽しむというような感じです。
こちらの方がマニアックというよりか有名な良い曲がえらばれているので、知っている確率が高くてたのしめます。
1曲目“ウィズ・アウト・ユー”から“浪路はるかに”“オー・ダニー・ボーイ”なんて続くあたり、一寸キャバレー的なたのしさが出ています。
バンマスの魅力が十二分に発揮されて、その音も今の中村誠一ということが解るのでとても良い感じ、横浜で何時も最後にみているのとつうじる楽しさです。

たまたまだけれど、一寸買ってみたらこれほど楽しかったというのもうれしい。お薦めだけれど売り切れかもしれません。


SUNGLASS /Nakamura Seiichi & Blue Sunglass

中村誠一(t.s s.s)
沼上励(b)
原とも也(g)
大田耕平(ds)
古川奈都子(p)
SARI (Vo) 

1.ウィズ・アウト・ユー
2.浪路はるかに
3.オー・ダニー・ボーイ
4.ドント・ビー・ザット・ウェイ
5.ピー・エス・アイ・ラブ・ユー
6.ユー・トゥック・アドバンテッジ・オブ・ミー
7.サムスィング・ストゥーピッド
8.トゥー・ヤング
9.アンディサイディッド
10.ウォーク・アラウンド
11.バイ・バイ・ブルース
12.ブルー・サングラス
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