JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

パリ・ブレスト 夢をかなえたスイート

2024-12-21 13:05:56 | 映画


シェフを描いた映画が好きで見つければ大抵見るようにしている。
作ると工程の美しさとか、出来上がったスイートの美しさが見どころだ。

今回は22歳でパティスリー世界選手権チャンピオンに輝いた天才パティシエ、ヤジッド・イシェムラエンの自伝書をもとに映画化した、つらい少年時代を過ごした孤独な青年が極上のスイーツで奇跡を起こす姿を描いた作品となっている。

少年時代の少年と、青年になった主人公の雰囲気だちがうので、そこに違和感があったというのが最初の印象。二人が同一人物と認識してからの映画は、主人公の不利益な事象ががかなりでていて、気持ち的に残念に思うところが多く、つらいけれど、自伝でこれが現実だったのだろうと思う。
結果的にはチャンピオンだからめでたしで、それは良かったというところ。
一番美しいのは、やはりスイートを作る工程の描写、と出来上がったスイートの美しさ。
ヤジット氏自体が監修もしているようで、そこのところは妥協がないと思う。
それを観て、これを食べたいとおもって、実際は食べない方がいいのだろうと思う映画だった。
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ダンサー・イン・Paris

2024-12-06 23:10:29 | 映画


今年のというか近年の最高のイベントがパリ行だった。パリの雰囲気が味わえるかと、タイトルにパリの入ったDVDを二つ借りてみた。
一つがこれで2022年フランス・ベルギーの合作映画。
26才のバレリーナの主人公、エリーズを演じるのはパリ、実際のオペラ座のプルミエール・ダンサー、マリオン・バルボーという人。バレエを始めストリート・ダンスやコンテンポラリー・ダンスなどダンスの場面がおおくて、ダンス好きにはは楽しいと思う。
恋人の裏切りの動揺から舞台で足をねん挫し医師からは踊れなくなるかもしれないとつげられたエリーズが、新しい道をつかんでいく物語。
クラシック・バレエにすべてをかけてきた主人公の喪失感が重いから。そこからの回復過程が丁寧に描かれていると思う。
早くに亡くなったバレエに導いた母親との情景や、3姉妹の愛情表現ができない、弁護士の父親との会話、芸術家を愛するロッジの女経営者との会話など、見終わった後に振り返ると良い場面がたくさんある映画だと思う。
もう一つ、批判をかうかもしれないけれど、主人公の驚異的な足の長さとおしりの形を観るだけでも素晴らし。
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コヴェナント 約束の救出

2024-10-31 23:19:17 | 映画


コヴェナント 約束の救出、ガイ・リッチー監督・脚本の2023年イギリス・スペイン映画。

主演は、アフガンの武器弾薬を操作するアメリカ軍のジョン・キンリ―曹長にジェイク・ギレンホール、通訳として彼に付くアーメッド、ダール・サムリ。
任務の最中にタリバンに襲われ2人だけが生き残り逃走する。途中の追跡で重傷をおったキンリーを100キロの道程を運び変える。キンリーはアメリカに帰国できたが、英雄となったアーメッドは現地でタリバンに賞金をかけられ妻子ともに命をねらわれる。
軍、および政府がアーメッドの救出にう画家内為、キンリーは単身救出に現地に向かうという話。
事実に基づいた映画だそうだで、ちょっとアメリカの戦力賛美みたいなところがあるけれど、逃亡の場面、救出の緊迫感など丁寧に場面が作られていたと思う。
現地にいる民間軍事会社のエディー・パーカーというが最後に二人を救出するのだけれど、おいしい役だった。
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ロスト・キング 500年越しの運命

2024-10-22 09:39:59 | 映画


以前はよくレンタル屋さんからDVDを借りてみていたけれど、近くの店舗が次々に閉店して使えなくなった。
それまで海外TVドラマなんか気に入って続けてみていたので、次のシリーズ(シカゴ・メッドとファイアー)がみたいので、ネットでレンタルするようにした。定額で月の貸し出し本数が決まっているから、選んでかりだした。TVドラマだけではもったいないので、選んでかりだしてよかったものは記事にしていこう。
で今回おもしろかったのがこれ。、2022年制作のイギリス映画500年にわたり行方不明だった英国王リチャード3世の遺骨発見の立役者となったフィリッパ・ラングレーの実話の映画化。スティーヴン・フリアーズ監督。
シェークスピア劇で描かれる「リチャード3世」は王になるために甥っ子を殺した悪名高い王と一般的におもわれていた。戦死した王の遺骨も川にながされとも言われ遺体はどこにあるかは不明だった。簒奪者と呼ばれることについて疑問を感じる主人公は独自に調査をはじめ、遺体発掘を志す。
史実に基づいているのでかくけれど、直観も味方して見事に遺体を発見する。その発見までとその後の周囲の対応がえがかれていて、これが驚くようなことで面白い。
出ている俳優さんも知らなかったけど、とても良い演技。
主演のサリー・ホーキンズもしかりだけれど、劇中彼女だけの前ん現れるリチャード3世を演じたハリー・ロイドとの語り合いがよっかった。



ちょっとひねくれた感じだけど、結局いい元夫のステーヴ・クーガンもよかった。



ウイットのある脚本で、とんでもない利権者の大学役員たちのあざとさも柔らぐのも良かった。

ということで、CD購入量がおちたのを映画でおぎなっていこうかな。
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オーケストラ・リハーサル / フェデリコ・フェリーニ 監督

2021-07-06 21:02:21 | 映画


昔フェデリコ・フェリーニの「サテリコン」なんかを分かったような顔をして見ていたけれど、あれってヨーロッパのことをよく解っていなければ理解できないだろうと今は思う。
ゴダールだ、パゾリーニだといっていたのがなんとも恥ずかしくなる。DVDを仮に言ったらフェリーニの「オーケストラ・リハーサル」があった。
1979年製作/イタリア・西ドイツ合作映画でリハーサルをドキュメント方式で描いた映画。ほとんどのフェリーニの映画音楽を担当していたニーノ・ロータが亡くなる前コンビ最終作となったそうだ。
オケだからチェロの人がどのように表現されるか見たくて借りてきた。

古い教会でのリハーサルで、メンバーは若くてバリバリではなく癖のある人たち。



ギャラも払われないことや、指揮者の横暴ぶりに不満な演奏家にTVのインタヴューが入る形でドラマが進行するのだけれど、その中で各楽器のことをインタヴューされる。
「チェロは理想の友人さ」「控えめで信頼できる」「チェロは演奏者に忠実で生涯の伴侶となる楽器だ」「バイオリンとチェロは交響曲のかなめだ」
ってみんなチェロの人っがいっているんだけど。このあと「バイオリンは女だ、女のように裏切る」と度の楽器も自賛とほかの楽器の誹謗合戦になるのは、楽器やっている人は一度はかんがえることで面白い。

ネットの評判で退屈とかあったけれど、演奏などにかかわったことがない人にはこんなのは面白くないのかもしれない。
このあと喧嘩になっていったり、ピアニストがピアノの下でイチャイチャしたりでオケが崩壊していくのが喜劇的に描かれていき、現実的に教会も崩壊する。
そして最後には崩壊した教会で・・・という映画だった。



ある意味、演奏家の筋書き通りの映画になっているともおもうけれど、音楽好きにはそうそうと小花氏みたいで面白かった。




過去にフェリーニ監督作を彩ってきた音楽家ニーノ・ロータが急死し、コンビ最終作となった人間ドラマ。演奏会リハーサルに集まった音楽家たちの衝突を、フェリーニ独特のタッチでドキュメンタリー風に描く。
フェデリコ・フェリーニの映画
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LA DANSEUSE ステファニー・ディ・シュースト監督

2021-05-08 16:27:18 | 映画


GWも終わってって、こっちはほとんど関係ないから面白そうなDVDをショップで探してみている。
記事に出来るような作品はたまにであるが出会うことが出来る。

2016年のフランス/・ベルギー映画、監督はステファンイー・ディ・ジュースト氏。
”シルクと光のダンス” と称された独創的なパフォーマンスで、19世紀末モダンダンスの先駆者として活躍したLoïe Fuller (ロイ・フラー) の半世紀を描いた伝記映画。ダンスシーンが素晴らしいので、TVにカメラを向けてとってみた。

    

いくつかあるダンスのシーンも、状況によって変化しているのを感じることが出来る。調べてみたら実際の画像もこのようだった。




ロイ・フラーは1862年に生まれ1928年66歳で亡くなっている。



ロイ・フラーが天才ダンサーとして認めたイサドラ・ダンカンが登場するが、反感をかう役回り。こちらは1877年生まれ、スカーフが自動車の車輪にからまり転倒して死亡したのは有名で亡くなったのは1927年、フラーはどのように思ったのだろうか。
25歳の場末のダンス・ガールからはじめて、独自のダンス・スタイルと照明効果を創造していくのはまさに天才であった。

彼女を支えていくマネージャー、ガヴリエル・ブロックを演じたメラニー・ティエリーが良い味を出していた。
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ディープエンド オブ オーシャン  ウール・クロスバード 監督

2021-04-27 21:44:44 | 映画


DVDをレンタルショップより借りてきて見ている。定額料金で旧作が見放題なのでショップに行って面白そうなのを選んでみる。3割がた当たりで、当たり具合がいいのは記事にしてみよう。という事で選んだのがこれ。
その前にこれも結構良かったとおもうのは、キャメロン・ディアスが主演した「姉のいた夏、いない夏」
ヨーロッパに行った姉は自死をした。姉の死を納得できない妹は18才になったときに姉の足跡をたどる旅にでる、というお花五sだけれど、オランダ、フランス、ポルトガルと風景だけでも面白い。
妹役はジョーダン・ブリュースターという人で、ワイルド・スピードにずっと出ている人。



このときは20歳でとてもさわやかで良かった。

今回みて当たりと思ったのは「ディープエンド オブ オーシャン」 1999年の映画で同名の英国の小説の映画化。
ミッシャル・ファイファーが結構好きで、良さそうなので借りてみた。
3人のきょうだいをつれてシカゴに同窓会へ行ったその会場で3歳の真ん中の子がいなくなる。まだ小さい長男に頼んで、その場を離れた母親の苦しみ。9年後にその子を発見し、再び家族として生活を始めるのだけれど、9年の間の溝が埋められない。
手を放したことで行方不明になったことをずっと苦にしてきた兄と、弟が幼い日の記憶を交換する場面が良い。




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月に囚われた男 ダンカン・ジョーンズ 監督

2021-04-25 17:18:29 | 映画


少し古い映画のDVDは何本借りても基本料は変わらないシステムに乗っているので週に何本か見ている。
これは面白かったというのはなかなかめぐり会えないけれど、久しぶりに書きたくなった作品に出会った。
2009年公開の英国映画で監督をしているのはデヴィット・ボウイの息子、ダンカン・ジョーンズだそうです。
このデヴュー作品で英国アカデミー賞の新人監督賞を受賞したそうです。脚本も素晴らしいのでネイサン・パーカーって名前は書いておきます。
面白そうなのないかとネットでベスト100とか検索していたらFS映画でこれがあって、それで選ぶことが出来た。
月の裏側で一人資源を採集し、地球に搬送手配をする男サム・ベルが主人公。3年契約でその終了がまじか、地球に待つ家族と通信しながらのその日を待つが、事故が起きてこと始まる。
意識がもどると、自分とうり二つの男がステーションで活動している。
役者このサムと交信する家族とあと数人という、素晴らしく低予算で作っているのだけれど、違和感がない。
世話役のコンピューターが思いのほか重要な役で効いてくる。



「2001年宇宙の旅」などいろいろオマージュがあるそうだけれど、私は大好きな『ブレード・ランナー」を思い出した。
サムが感じる寂寥とはかなさは通じるところがある。科学の進歩と効率が幸せなのか。

推薦のベストに入っているのだから皆さんご存知かもしれないけれど、私的に出会えてよかった。
これからは映画のことも多くするかな。


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幸せの絵の具  シュリング・ウォルシュ 監督

2018-11-12 14:17:15 | 映画
ブルーレイを借りてきて毎週のように映画をみているけれど、それを記事にする頃はほとんどない。昨日見た映画の絵が素晴らしく良かったのでこれは記事にしておこう。

その映画は「幸せの絵の具」監督はシュリング・ウォルシュ

まえに予告をみてよさそうと思っていた。カナダの画家モード・ルイスという人とその夫の物語。

予告篇があったので貼っておきます。




いくつかの場面がまるで絵画のように美しい、ストーリーと同じぐらいそれを楽しめます。







借りたブルーレイにはギャラリーがついていて彼女の絵を楽しめるのもいい。味わいのある絵でそちらも貼っても怒られないだろう。

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LION

2017-03-24 21:27:30 | 映画


免許書きかえの講習で仕事はお休み、そんな日に映画の試写会があたったということで行ってきました。6時開場6時半開演ということで、上映の後では夕食はおそくなってしまうので、フルタイムで営業しているお店に出かけました。
以前TVでみて是非行きたいと思っていたお店です。
10名位のカウンターのきれいなお店で、4時一寸すぎに入ったときは4名が食事をしていました。席についてもちろんビールなんかをお願いしているうちにどんどんお客さんがひあって、10分過ぎたあたりで満席になったのには一寸驚いた。

まずはお刺身が置かれてこれは後の為に2切れ位残してって注意書き。



このお店料理は海鮮丼1種類、具の種類によって、松竹梅の3種類、せっかくだから一番高い1,980円のを頼みました。
一番お安いのが990円で驚きです。



手早くできて回転が良いのでしょうね。それがこのお値段なのでしょう。



美味しいって言葉が何度も出て、大満足。オクサンと日本酒も何本かいただけたのがうれしい、4時半ごろです。
どんぶりが空になったところでご飯を足していただいて、そこに出汁と取っておいたお刺身で鯛茶漬けをしめにいただきました。



4時40分ぐらいにお店をでると、外にはもう10人以上の人が並んでいました。ここからJRだと一駅、中央通りをゆったりとあるいて会場の読売ホールへ、試写会ははじめてなので、(もちろん座席指定システムはない)ちょっと早めに言ってみることにしてゆっくり歩いて30分。5時10分ぐらいに会場についたらもうお客さんが7階からならびはじめています。一番前しか空いていないじゃと早く来てよかったとならんでいると、人はどんどん。6回の踊り場あたりにならんだけれど最後はどこまでいったやら。もちろん楽な席に座りました。



映画の方は2012年にニュースになった実話の映画化です。インドに生活する母子家庭の兄弟、母親思いの主人公が兄とふたり、こずかい稼ぎに出かけた街で二人は離れ離れ、たまたまもぐりこんだ列車にはこばれてカルカッタに、住んでいた場所も解らない迷子になってしまいます。施設からオーストラリアに里子に行った主人公は、慈愛に満ちた夫婦に育てられるけれど離れ離れになった母と兄に生存を知らせた思いが重くのしかかって行きます。
グーグル・アースを使って生地探しに縛られていく主人公。

結果はニュースのとおり母親に再開するのですが、ストーリーが解っていてもあまり気にならない。

主人公、兄、母親、そして里親の二人と恋人、それぞれの心の機微が丁寧に描かれていて解りやすい。ニコール・キッドマンの美しさを期待したけれど、それ以上に微妙な表情の演技など流石アカデミー女優と思った。



子役のこの子の可愛さと心の素直さが素晴らしい。



2012年のことだから、実写のかれらの喜びがエンドロールにながれて、「LALALAND」とはまた違った感動が味わえました。


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