JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

本当の秋です Love Day / Richard Galliano

2008-09-30 20:10:30 | 聞いてますCDいいと思う


秋といえばアコーデオン、ガリアーノのアルバムではっきり秋になったと書いたらば、しばらく暑いなとおもう日が続き、下書き状態になっていました。
いつUPしようと思っている内に、ガリアーノの新しいアルバムが発売されました。
本当の秋です。
1曲目、私の歌うカラオケの曲の出だしと似ているのでアリャと思いますが、すぐにしっとりとした曲になって、新しい秋が見つかりました。
ガリアーノがロスのキャピタル・レコード・スタジオで、ピアノのゴンザロ・ルバルカバ、ベースのC・ヘイデン、ドラム、パーカションのミノ・シネルという豪華メンバーで録音したアルバムです。
ガリアーノが5、ルバルカバが3.5ヘイデンとシネルが1.5ずつぐらいに目立つアルバムです。
数が合わないか、計算し直すとガリアーノが43.5%ルパルカバが30.4%、ヘイデンとシネルが13%目立つようなアルバムです。
ルパルカバは最近アルバム出ているのでしょうか、2002年にでたアルバムが好みでないのではなれていましたが、ここでの演奏はむかしに戻ったようで、自分の演奏をかっちり表現するみたいな感じです。音も一寸硬くしてでも澄んだ良い音です。
4曲目沈んだ感じが美しい。
全てガリアーノ曲で、曲調を好むかでイメージがだいぶ変わるアルバムです。
8曲目なども寂しさが漂う感じですが貧相ではありません。
ヘイデン、シネルあまり目立ちませんが、ヘイデンはヘイデンですし、シネルもとてもいいアクセントです。
11曲目はガリアーノのバッハみたいなソロから入る力強い曲です。
哀愁度は期待よりは低く、メンバーが凄いだけにもう少しオーバーアクションでも良かったかなと思います。
静かな秋といえば秋です。

Love Day / Richard Galliano

Charlie Haden - double bass
Mino Cinelu - drums, percussion
Gonzalo Rubalcaba - piano
Richard Galliano - accordion

1 Aurore
2 Bonjour!
3 Birds
4 Hymne
5 Mister J
6 Love Day
7 Apple pie
8 Sérénité
9 Pourquoi?
10 Poème
11 Aria
12 Crépuscule
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静寂の大きさ FANTASM / STEPHAN OLIVA

2008-09-29 20:45:23 | 聞いてますCDいいと思う


中古屋さんで知らないピアニストを見つけるとどんな演奏をするのだろうかと思います。フランスのピアニストでドラムスがP・モチアン、面白そうなので拾ってみました。
1曲目3人の名前の曲はフリーのインプロヴィゼーションでしょうか、かといってフリーではなくとても3者が互いの音に影響されて出来ている曲です。
2虚位受けからもモチアンの曲が8曲、間にオリヴァの曲が3曲です。
1999年ちょっと古いアルバムです。3曲目ベースの断片的なフレーズからピアノの探るような音、ベースも書き鳴らすのでなく、ピッチカートで音を選びマアスし、ピアノも逆に静かなメロディ-ラインです。
4曲目オリヴァの静寂の大きさを音楽にしたような曲。
6曲目もピアノとドラムス、ベースが作る幽玄の青の世界、
昨日の朝に階段ですべりしたたか腰を打ってしまいました。急に寒気がして、足が付けなくなってしまいました。
普通の人でしたらレントゲンとって骨異常ありませんで、マア一安心でしょが、持病を持っていて、そこに影響が出ているのではないか、一晩眠れませんでした。
昨日は救急医療受け入れで一応レントゲンをとったのですが、心配で会社にお休みいただき大学病院にいってきました。
まだ松葉杖なしでは歩くことも出来ません。大丈夫そうな見立てではありましたが、ずっとこの状態だと人生の送り方もかなり変わってしまいます。blogなんかもあまり楽しくかけないと悲観しています。
9曲目“Etude”みたいな沈んだ曲を聴きながらこれを書いているのですから、まずは大丈夫だろうと思い始めた、雨の月曜の午後です。
明日からしばらく松葉杖のお世話になって仕事することになりそうです。又一人で歩けるようにならないと、横浜も色々あるしね。

Fantasm/ STEPHAN OLIVA

Stephan Oliva(P)
Bruno Chevillon(B)
Paul Motian(Ds)

1. Interieur Jour
2. Five Miles To Wrentham
3. Dance
4. Sables
5. Fantasm
6. Blue Midnight
7. Fiasco
8. Impromede
9. Etude
10. <>
11. Folk Song For Rogie
12. It Should Have Happened A Long Time Ago

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すまぬ、すまぬ、下心あり。

2008-09-28 11:33:50 | サポート中、ライブ


ハクエイ・キムのライブは彼のホームページのスケジュールを見て選んでいます。
たいてい翌月のスケジュールが前の月の後半に載せられます。
10月の予定を見ると10/26にお茶の水JAZZ祭に大隅寿男さんのバンドでゲストが寺井尚子さんのバイオリンになっているじゃないですか。
オクサンがバイオリンを好きなので、寺井尚子さんのバースデーコンサートやライブに幾度か行っています。
ハクエイのピアノは大好きなので、そのピアノの上に寺井さんのバイオリンをのせて聴きたいと思っていました。
いつかは共演するかとは思っていましたが、ここで夢が実現します。
早速、電子チケットぴあに行くと完売だそうです。あわてて開催される明治大学の購買に問い合わせましたがこちらも売り切れだそうです。
スケジュール載るのが遅いんだよねーと思いながらも残念至極です。
そんなことをある有名なジャズピアニストにメールすると、その方がなんと大隅寿男さんに相談いただき、なんと2枚のチケットを回していただける事になりました。
2回しか握手したことのない一ファンに心広い大兄であいます。
又このジャズピアニストにも感謝であります。
ところで、最初のメールにはチケット手に入れたいなどとはこれっぽっちも書いていません。
ただハクエイのピアノに寺井さんをかませて聴くのが夢だったと書いただけです。
下心なかったかと言えば有りました。申し訳ないことです。
すまぬ、すまぬ、横浜JAZZも行くからね。
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はっきりと秋です BLUES SUR SEINE / Richard Galliano

2008-09-27 13:16:14 | 聞いてますCDいいと思う


急に風が変わり、これまでの生活がアレッと思う時がきました。
秋になったのですね。
横浜JAZZプロムナードは今年は両日いけるのでチケットを購入しました。
どうやって回ろうか、傾向と対策も含めて考えることも楽しい。2007の記事を読み返します。
銀座はもう聞きたいものははっきりしているので、いかにチケットゲットするかの対策です。(なんと用事が出来て急に行けなくなった。)
秋が来たなーと思うにはピッタリなアルバムを拾いました。
ショップで周期的にのぞくその他の楽器の場所に、好きなチェロとのデュオアルバムがありました。
チェロはJEAN=CHARLES CAPONという人で名前は知っている程度です。
1曲目チェロのメロディがしっかりと美しい、格調の高い始まりです。
チェロという楽器が好きです。弦で弾く楽器の中では私に一番音域が合います。
ところがJAZZにはあまりあっていないような気がします。それはこのアルバムでも感じますが、でもいい音です。(ピッコロベースなどという物よりかは好きです。)
2曲目チェロがしっかりとテーマを弾くとアコーデイオンが変化をつける優雅な曲、楽器の魅力がしっかりと出た曲です。
4曲目“Waltz For Debby”はピッチカートでなくアルコでゆったりした感じです。
ベースの代わりになる音程と音量でないので、それを置き換えると辛いことになります。
残念ながらピッチカートでリズムを作ることは決定的に面白くありません。
それをやらない曲はとてもいいと思います。
5曲目、とても憂いを持った曲が好きです、とても美しいチェロの旋律はバッハの曲を思わせます。
8曲目、ジプシーギターの曲とアコーデイオン、こてはとてもいいところが豊饒に聴こえてしっとりとします。
9曲目はチェロの人の曲“Good Bye Miles”はこの録音の前年に亡くなったからでしょうか、曲をモード手法で演奏しているのがその感じなのでしょう。
11曲目とてもフランスの香り立つ曲、セーヌの流れに街の雰囲気、私知りませんがフランスの雰囲気にのまれる曲です。
横浜のチケットを買いました、はっきり秋になりました。皆さん横浜、銀座においでください。

BLUES SUR SEINE / Richard Galliano

Richard Galliano (Artiste)
Jean-Charles Capon (Violoncelle)

1. Blues Sur Seine
2. For My Lady
3. Pied Dans le Caniveau
4. Waltz for Debby
5. Laura et Astor
6. Kitou
7. Forains
8. Tears
9. Good Bye Miles
10. Neigerie
11. Fou Rire
12. Bateau Mouche

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息子の置き土産  容疑者Xの献身

2008-09-25 22:36:39 | 


息子2の本を整理していたら、(全くかたづけないので)話題になった本の文庫がありました。
「容疑者Xの献身」で感想でも書こうかと本のタイトルを入力しエンターキーを押すと「容疑者Xの検診」と変換されました。話の余韻が残っている身には大笑いでしたというところからこのblogが始まります。(小説調になってしまった。)
本の方は天才的な数学の教師が思いを寄せる隣人が働く、弁当やへ行くところから始まります。
東野圭吾が直木賞を射止めた大ベストセラーの文庫本です。

ミステリーの内容を書くわけにはいきませんが、早々と死体が出来たのにそれからの展開はゆったりしています。
犯人ははっきりしているので、いかにその事件を隠すかが読みどころと思うのに、その緊迫感はあまり伝わりません。
主人公の物理学者や登場人物の人物描写の方がおもしろく、ハラハラ感と言うよりかそちらに視点がいってしまいます。
そしてトリックにたどり着いた時には驚きました。全く解らなかった。
主人公の物理学者がそれを解っていく過程は、朦朧頭(私)には読み取れませんでした。
最後になって判明する教師の愛の深さには、それまでを見事にあざむかれた朦朧頭にとっては気持ちのよい爽快感が生まれました。
今度この小説の映画が公開されるけど、この欺きがメインの筋立てになるのだろうな。
でも残念ながら、本年度の日本映画の一位は既に決まっているのです。

本の整理も済んで、つくづくこの本をながめてます。

長い研修期間を終えて、息子2は西の方の中心地に赴任が決まりました。

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スウェーデンの森の中へ HELLO TROLL / HELGE LIEN

2008-09-24 21:19:10 | 聞いてますCDいいと思う


Helge Lienのアルバム前作の「トゥー・ザ・リトル・ラジオ」は大変好きなアルバムでしたのではとても期待の大きなものでした。
非常に多面的なプレーのできるリエンが、今度はどのような演奏をしているのでしょうか。
そして1曲目、とても驚きを感じて聴き始めました。
これって、亡くなったスヴェンソンのやっていることと同じでないでしょうか。
循環するリズムラインの上にメロディを作りながらテンションを高めていく演奏、これはリエンの今までの感じとは少し違う、1曲目でビックリしました。そしてこれは歓迎です。e.s.tを意識したとしか思えません。
このアルバム、すべてリエンのオリジナルになっているので、前作に比較してより個性のあるアルバムになっています。ということはリエンの曲が好きかで印象は異なってくるでしょう。
2曲目クラシカルな途中からのメロディーがとても好きです。クラシカルなテクニックの裏付けがあります。普通のJAZZピアニストではここまで弾けないでしょう。
3曲目も雰囲気はクラシカルなピアノにアルコのベース、ピッチカートのベースとそれぞれの技量が塩梅良く絡み合って、このように長くグループをやっている利点で、ある意味安定したインプロビゼーションです。
4曲目ラテン調のリズムに、ボー弾きのベースがいい緊張感があるフレーズ、アクセントになります。
この曲では、ドラムス、ステックに持ち替えて思い切り叩いていいのでないでしょうか、爆発を抑制する緊張感が目的だったのでしょうか、e.s.t.の最後の方に感じるストイック感があります。終わり方が未完のような感じがします。
ソロから始まるピアノはとても美しい、ベースとドラムスのリズムと一体とのなったメロディーはもちろん普通のピアニストの域を超えた素晴らしいもの、下手な無駄な音もない、タイミングもいい、音も綺麗に感じます。
6曲目、曲調がにているのは、ベースとドラムス、に対してのピアノが主体的な作りになっていくからでないでしょうか。この曲でのベースソロでベースの存在感を大きく感じたぐらいで、それまで感じませんでした。
7曲目はリエンらしいというか、鋭いタッチで斬りかかるというか、この曲をアルバムタイトルにしていいるのはこれが方向ではないかと思う演奏です。
このアルバム私は2曲にとても緊張を感じます。
聴く私の勝手な想像ですが、タイトルになった7曲目はリエンの本来の演奏、そして1曲目スヴェンソンと同じことを表したかったように感じるのです。
1曲目のスヴェンソンへの思いと7曲目の自分の世界を表現する、間はちょっとまだ未消化の状態のように感じてしまいました。
9曲目大好きな演奏です。
これからすると、素晴らしい着陸点が見つかるような気がします。
多分スヴェンソンが亡くなった事に関係つけて記憶したいと、私が思っているのです。

HELLO TROLL / HELGE LIEN

       Helge Lien(p)
Frode Berg(b)
Knut Aalfjaer(ds,per)

1.gamut warning
2.axis of free will
3.radio
4.troozee
5.diverted dance
6.it is what it is,But it is
7.hello Troll
8.snurt
9.in the wind somewhere

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「いってらしゃい、また会おう。」   映画「 おくりびと」

2008-09-23 18:20:17 | 映画


スタッフ
監督:滝田洋二郎
脚本:小山薫堂
撮影:浜田毅
音楽:久石譲
プロデューサー:中沢敏明、渡井敏久
製作国:2008年日本映画

キャスト

小林大悟:本木雅弘 - チェロ奏者の夢を諦め、納棺師を目指す。
小林美香:広末涼子 - 大悟の妻。
山下ツヤ子:吉行和子 - 山下の母親。亡き夫が遺した銭湯を一人で切り盛りする。
佐々木生栄:山崎努 - NKエージェント社長。
上村百合子:余貴美子 - NKエージェント事務員。
平田正吉:笹野高史 - 銭湯の常連客。
山下:杉本哲太 - 大悟の同級生。役所勤め。
大悟の実父:峰岸徹 - 大悟が幼い頃に家を出た。

本日はお休みなので映画でもということになり、映像が面白そうな「ウオンテッド」か面白そうな話だと想像していた「おくりびと」を天秤にかけて「おくりびと」を見てきました。
これが大正解というか、こっちを選んだ事に感謝したい気持ちです。
話は遺体を棺に納める納棺師という職業を軸にした話です。
もうそろそろ送られる側にいる人たちや、送る側の人たちで劇場は一杯、そしてそのすべての人たちが涙したのではないでしょうか。
私も鼻と涙でこまりました。

感動に感謝と尊敬をこめて、スタッフ、キャストを記しました。
愛する人を、そして他の人を、ご苦労様と心をこめてお送りすること、お棺に入る時に、その人の人生をやさしく思いやってあげることで納得がやがて人々を包み込んでいくことが、ストーリーだけでなく映画を見ている人にも思い当たるのです。

人を弔うことを軸にした日本映画には伊丹十三の「お葬式」があり、最近では津川雅彦の「寝ずの番」などというはじけた映画もあいました。
ふぐの白子やクリスマスの鳥の足の食べる場面を見ると、伊丹監督の「お葬式」へのオマージュが有るとおもいました。

内容についてはあまりかけませんが、笑いの場面も随所にある、心にしみていく映画でした。
又主人公は失業したオケのチェリストで、多くの場面で演奏がながれ、チェロ好きには魅力がもう1つ加わる映画です。

この記事のタイトルにしたものは、笹野高史のせりふで、これもなかなか効いています。




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失われたものは Dear Prof .Leary  / Barney Wilen

2008-09-22 20:48:36 | 聞いてますCDいいと思う




ハクエイ・キムの師匠であるマイク・ノックがピアノを弾いているアルバム「The Count Rock Band」はとても懐かしいアルバムでした。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20071011

スティーブ・マーカスが1967年に作ったバンドで、ギターがラリー・コリエルでJAZZがロックの勢いを取り入れたバンドでした。
マイク・ノックが1968年に作った「The Forth Way」はエレベがフォークロックのような響きのかっこよいバンドでこれらはこの時代のジャズの一つのムーブメントでした。
音楽を聴いてトリップ出きる見たいな自由な気分と言う物がまだ身近に感じられた時代でした。
カウント・ロック・バンドもフォース・ウェーも当時聴いて大好きでしたが、最近これも好きなバルネ・ウィランがアメージング・フリー・ロック・バンドというのを作って演奏していた事をしりました。再販されたみたいで探していたらありました。
ドラムスはAldo Romano、ピアノがJoachim Kohm,強烈なラインナップです。
写真を見ればなかなか若いつわものたちです。



1、曲目“The Fool On The Hill”では始まるアルバムは最初聞くとちょっと棒みたいなエレベラインやファズを効かしたギターなど、このアルバムはアメリカの真似物かと感じましたが、間違えてているような気がします。
このアルバムをつくったのは1968年、アメリカで作っている若者たちと同じ年なのです。そしてこのころ、世界的に同じ音楽的なムーブメントがおこっていたのです。
じっくり聴いてみれば、このアルバム真似ではなく、フランスにいる若者たちからのムーブメントへの発信だったのでしょうね。
同じ時代、世界の多くの地域で若者が同じ思考をしたのが本当ではないでしょうか。
その、世界共通みたいな若者の気持ちは今も残っているのでしょうか。
1曲目の“The Fool On The Hill”から2曲目バンド名にFree Rockとあるようにfreeの色あいが強く、Joachim Kohmなんかはfreeの方が本質にみたいです。
シュープリームスが最初で、馴染みはバニラ・ファッジだった“キー・ミー・ハンギング”は元の題“You Keep me hangin' on” が“Why do you Keep Me Hanging on”になっているのはなぜでしょうか。
歌詞では「You Just Keep me Hanging' on 」となっていますが解りません。
この後ボビー・ジェントリーの「Ode to Billie Joe」やオーティス・レディングの「Respect」など当時のヒットを素材にしてジャズが枠を広げようとする展開です。
フリーの色を少し多くしながらバルネもこんなことしていたのかと思うアルバムです。
そして同じ時代に世界中の若者が感じていたと思う自由な表現、自由にやってみてドーダという世界、企画がすべてでない世界があったと思うのです。今売らんが種も企画しかアルバムに出着ない寂しい状態ですね。
現代に至って、失ったものは多く、当時持っていたものわすれてしまいましたね。
元気の良いアルバム出て欲しいと思います。


Dear Prof. Leary / Barney Wilen

          Barney Wilen: soprano and tenor saxophone
          Mimi Lorenzini: guitar
          Joachim Kuhn: piano organ
Gunter Lenz: bass, electric bass
Aldo Romano: drums
Wolfgang Paap: drums

1. Fool on the Hill
2. Dear Prof. Leary
3. Ode to Billie Joe
4. Dur Dur Dur
5. Why Do You Keep Me Hanging On
6. Lonely Woman
7. Respect



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秘めた楽しみと公の楽しみ

2008-09-21 17:43:16 | 映画
昨日お休みで、ゆっくりすることが出来した。
奥さんが出掛たので、DVDを借りてきました。
「クローバーフィールド」という映画ですが、皆さんご覧になりましたか。



ビデオカメラの映像を基調にして、ストーリーを進める映画です。
まだ新しいDVDなので、ねたばれになっては困りますが、適当に読んでください。
私は、奥さんからSF映画は一緒に見ないとNGがでています。かって地球にぶつかる軌道にある惑星の映画を劇場に連れて行って、そのあまりのつまらなさが原因です。
それ以来、奥さんのいない日に、変な映画をあえて見る日なのです。
そんななかで「インヴィジブル」とか「バイオハザート」とか「マトリックス」を一人で見てきました。
昨日も一人で楽しむ、秘密の時間が出来てしまいました。

さてこの映画、ハンディ-カメラの映像を使うやり方はすでに「ブレア・ウイッチプロジェクト」にありましたが、それとお金を掛けた特撮との組み合わせが狙いなのでしょう。
S・ステルバーグの駄作「宇宙戦争」がちょっとかぶります。
この映画のあれってなんだったんでしょうね。ムササビみたいなのや、雲みたいなのや、スケールがまちまちで、ちょっととんだ映画でした。
こりゃ私一人で見る映画でした。

秘めた楽しみの翌日は、反省して公なお楽しみです。
母親にご無沙汰しましたので、本日はご機嫌伺い、一緒に鎌倉円覚寺に行ってまいりました。



随分鎌倉にも行っていますが、ここ円覚寺には行ったことがありませんでした。
随分と広いお寺様でした。



この後ろの建物が国宝だそうです。



これは紫式部というのだそうです。



色違いみたいですが、白式部なんて名前ではないでしょうね。



そして名前も知りませんが、そろそろ秋の花が楽しめる季節ですね。



昨日の世界とは大違いですが、2日に渡って違う楽しみを味わいました。





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タイトルの付け方

2008-09-20 12:04:04 | 
奥田陸の小説は「夜のピクニック」しか読んでいませんが、大変おもしろいものでした。
図書館で「小説以外」と言うエッセイを集めたもの借りてきました。
 


その中に「タイトルの付け方」と言う一編がありました。
Blogの記事に付けるタイトルで苦労している私にとっては、大変興味深く、また納得のいくものです。
少し引用をさせていただくと
のっけから引用で恐縮ですがと引用の引用ですが日本が誇る作曲家、武満徹氏の文が引用されます。
僕がタイトルにこだわるのは、やはり残り二十パーセントを聴衆にゆだねたいから。
ある方向性は持ちながらも多義的な題にしたいからです。(『時間の園丁』)
私は小説のタイトルを考えるのが好きです。
中略
気に入ったタイトルを思いつくと、それだけで小説が書けたきになるし
そして恩田氏は良いタイトルとは
私が考えるに、タイトルを見て、まず観客がある程度自分でイメージできるもの。なおかつ、分からないところがあって、本当はどんな内容だろうかと興味をそそられるものです。
中略
ここで、私は冒頭の武満徹の言葉を思いだすのです。八割はがっちりと説明し、残りの二割は観客の想像によって完成する。これがタイトルに必要な要素だと思うのです。
タイトルは作品の象徴です。そして、作品の内容や、作品の運命までも決めてしまいます。

私の記事は作品でも大層なものでもありませんから、タイトルから運命をどうこう考える必要もあらいませんが、タイトルが書いたこととしっくりと収まったときは、その二つが仲間になったようなうれしさを感じます。
記事は聴いた音楽の感想が主なので、感想がイメージとなり、それがふっと形を変えて不可思議が加わわってそれがタイトルとなると、それは親しい仲間の様になるのです。
但し私の場合は説明8割ではなくって、5割ぐらいぶっ飛んでいて説明なんかには全然なってない感じです。

「葉唐辛子が好きです」なんてタイトルで、ニールス・ペデルセンへなんか行き着かないですよね。
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