JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ドン・エリスの再評価どうですか  Soaring / Don Ellis

2021-11-30 09:10:04 | 聞いてますCDおすすめ


中山康樹氏の『硬派ジャズの名盤』は初心をスギタジャズ・ファンのための解説書という事だった。初心者をはるか前にとおしすぎているのっだけれど、かなり知らないアルバムがあって、聞きたくなった。
中山氏の語り口がうまいのでついその気になってくる。ドン・エリスのこのアルバムのところに書かれていた小見出しは「遂にやってきたか、ドン・エリスの時代」というものだった。この本が出たのが2011年だからやって来た時代からも大分立つけれど、なかなかCD化されなかったアルバムが出たことで、天才的ミュージシャンのドン・エリスの再評価がなされたという事らしい。
このアルバムをしらなかったけれど、あのサウンドはしっているので、なんとも聞きたくなった。
それでネット注文したのだけれど、まずは大好きなアルバム、出たときLPでかって、その後cdCDで買い直し結構聞いているのがこれ。
1970年のフィルモアでのライヴ、「Don Ellis at Fillmore」



エレクトリック・ビック・バンドでノリノリのスケールのサウンド、でも実はドン・エリスのアルバムはこれしか持っていなかった。ドン・エリスまで手が回らなかったのが事実で、2012年にCD化された「AUTUMN」を見つけたとて買った時はうれしかった。



ネット検索でものをかおうとすると、中古のお安いのなんかが並んでいると、ついつい買ってしまう。「Soaring」をポチッるのにつづけて3つもポチッってしまった。

年代順に並べると、当時は評判だけど手が出なかった

「Don Ellis Orchestra 'Live ' at Monterey」 1966年



これも当時評判だった「Electric Bath」  1967年



その後「AUTUMN」1969年 「Don Ellis at Fillmore」 1970年とつづいて「Tears of Joy」 1971年



そして今回のアルバム「Soaring 」 1973年ということになる。

今回、4タイトルをかって買ってしまった。実はまだ「Shock Treatment」 1968年がほしいいのだけれど、これは中古でも結構いい値段なので、我慢している。



という事で1966年から73年までのエリスを並べてきいた。もともと持っている二つは大好きなことにかわらないけれど、今回の「Soaring」はかなりいい。
「Don Ellis Orchestra 'Live ' at Monterey」や「Electric Bath」がまだ試行錯誤的なところもあって、心意気はしんせんだけど、サウンドのまとまりというのではまだ先があると感じた。
「Soaring」はスピード感のある、完成されたサウンドとともに叙情的な曲がうまい具合に溶け合っている。中山氏もかいているけれど、変拍子の挑戦やエレクトリック、フィルモアなどを通り越して、よりストレートな音楽となったと思う。

ドン・エリス再評価どうですか。





Soaring / Don Ellis

Don Ellis – trumpet, flugelhorn, drums, arranger
Fred Selden – alto saxophone, flute, soprano saxophone, piccolo, alto flute
Vince Denham – alto saxophone, tenor saxophone, soprano saxophone, flute, piccolo,
Sam Falzone – tenor saxophone, clarinet, flute, arranger
Gary Herbig – baritone saxophone, soprano saxophone, clarinet, flute, oboe
Jack Caudill, Bruce Mackay, Gil Rathel – trumpet, flugelhorn
Sidney Muldrow – French horn
Mike Jamieson – trombone
Ken Sawhill – bass trombone
Doug Bixby – tuba
Jay Graydon – guitar, bag
Milcho Leviev – piano, electric piano, organ, clavinet, arranger
Dave McDaniel – bass
Ralph Humphrey – drums
Ron Dunn – drums, percussion
Lee Pastora – congas
Earle Corry, Joel Quivey – electric violin
Renita Koven – electric viola
Pat Kudzia – electric cello
Alexej Fried, Hank Levy – arranger


1."Whiplash" (Hank Levy) – 4:25
2."Sladka Pitka" (Milcho Leviev) – 6:40
3."The Devil Made Me Write This Piece" – 6:00
4."Go Back Home" (Sam Falzone) – 3:15
5."Invincible" – 6:43
6."Image of Maria" – 3:03
7."Sidonie" (Alexej Fried) – 6:37
8."Nicole" – 5:29


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今年のX

2021-11-28 08:29:05 | その他


ここのところクリスマスの時期になると、オクサンのともっだちが我が家にきて、私のチェロやオクサンのバイオリンをつまに、ワインを飲むという事をやっている。その前にのお寿司屋さんでランチするので、もちろん酔っ払い演奏になっていつもむちゃくちゃになってしまう。ていうか、みんなもすでに半分出来あがっているので、全然聞いていない。
人が来るという事で我が家も、クリスマス・バージョンにしておくことにした。
毎年のツリーや人形に加えて、映っているのものがある。
実は我が天使のお誕生日に、ポシェットをプレゼントしたのだけれど、そこに入れてあげたティッシュがおきにいりになったそうだ。



アナの歌を歌いながらくるくる回ったりして、お姫様がここのところの一番になっている様。
コンビニにいったらデエズニーのキャラのフィギュアが並んでいる。これは喜ぶだろうと思って、買おうと思った。アナにはまっているからと思うのだけれど、アナはない。「王様と野獣」と野獣のベル姫だったらいいかなと思ってどうするかと聞いてみたら、750円払ってカードを弾いて、その番号で人形が決まるとのこと。人形は20ぐらいあって、ミッキーやドナルドなんかあるけれど、はまっているのはお姫様、当たる確率は25%ぐらい。それでもやらなければとやってみた。当たったのがこちら。



もちろんティンカー・ベルはかわいいけれど、喜んでもらえるのかな。1回では、そうは当たらないからもう一度。



そうしたら、なんとランク上のセットにしたのが当たり。お姫様が当たるまで買い続けるのも大人げないのでここであきらめてこれで良しとしよう。後で聞いたらティアナ姫というのが好きだそうで、確かにひとつあった。
次の日またあコンビニに行くとテイアナ姫はなくなっていた。ランチをしようと息子から誘いがあったのでそれを持ってお店に。
なんでも姫と二人でヘア・カットに来てのお昼だそうで、こんなのをいただきました。



狭いお店でちっちゃい姫は飽きてしまうけれど、ティンカー・ベルを持って楽しく遊んでくれました。別れた後は歩いてイチョウを今年は見ることが出来ました。



帰ってみると息子から、帰りがけにコンビニ2件に行ったけれどフィギュアのイベントがなかったのでまたよろしくとありました。これはもう一度ぐらいチャレンジとくじを引きに行くと、なんとこれが当たり。



もはやテイアナ姫はないので、これ以上はないかとおもったし、息子からの十分ですとありました。今度会った時に渡してあげよう。

って2日たったらオクサンがやってしまったという。なにかとおもったら、こんなの持ってきた。

4回くじ弾いて姫二つだから50%、なんか満足です。




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硬派のジャズの名盤50  中山康樹 著

2021-11-25 09:13:10 | 


中山康樹の本はマイルスの関係で大変助かっている。文も読み易いからいいけれど、論点がちょっと乱暴か、でもそこが面白いのかもしれない。
図書館で声は借りていないなと思って借りてきた。もう一つも中山氏の本だったけれど、こちらはちゃんと読むかはわからない。

硬派ジャズとあって、私が硬派かどうかわからないけれど、少なくとも初心者じゃないと思っている。
本の主旨を読むと子のような記述が書いてある。
”第二段階に達した人たち(元初心者、元入門者)のための案内書がなかったからでないだろうか。世にある入門書は、前述した理由により「必要とされていない入門書」であり、その人が必要としたときの一助となりうる「もう一つの入門書」が存在しなかったのではないか。”
という事で第二段階の人のための入門書を書くに至ったらしい。
こちらとしては、第二段階もちょっと受け入れられないとは思うものの、なるほどと思い読みだした。

これがちょっと困った。こちらはたぶん第四段階かなと思っているのに最初のアルバムを知らなかった。



アーチー・シェップの{アッチティカ・ブルース」というアルバムだそうだ。ここで紹介さアレているのはCDで入手可能なものから選定されているので、いや知らないなでスタート。

つぎがベニ―・グッドマンでこちらは守備範囲外だけどこれは知らない。



次がビル・エバンスの「シンバイオシス」なのだけれど、これもマークしてなかった。たぶん聞いていない。なんだよ硬派とは思わないけれどもぐりじゃないの。



そこから焦りだして、次がボビー・ハチャーソンの「ライブ・アット・モントルー」でこれも持っていないし聞いたこともない。



”おいおい”もぐりじゃないのという声も聞こえて次がキャノンボールの『ウォーク・トール」というアルバム。あんりゃこれも知らなかった。もう完全に第二段階でがっくり来た。



という事で完全に自信をなくしての次がこれ。



セシル・テーラーのアルバムはこれは持ていた。6枚目のしてやっとで、次がチャーリー・ヘイデンのリヴェレーション{「のっと・イン・アワ・ネーム」でもちろん持っているのでやっと落ち着いた。

でも鼻はへしおられているので、素直な気持ちで読みました。結構知らないものもあるし、受けにまわっているので、これは聞いた方がと思うものがありいくつか注文しました。
何を注文したかはのちほど。
ジャズ紹介本はいつも斜め読みだけれど、これは楽しい本でした。ありがとう。
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結局マイナスでも  オルゲルビュッヒライン BWV599-644 イェルゲン・エルンスト・ハンセン

2021-11-23 19:55:32 | 聞いてますCDおすすめ


《J.S.バッハ : 『オルゲルビュッヒライン』BWV599-644 》
イェルゲン・エルンスト・ハンセン(org)

使用オルガン
ホルメンス教会(コペンハーゲン)カステンス1740年製、1956年マルクッセンにより改修

年末が近づいたので下駄箱の整理などした。(オクサン)いらないブーツが2足、息子の結婚式の時にかったフォーマルな黒靴と合わせて売ってこいという。大体面倒なことはこちらに来る。どうせ大した金額にはならないけど、そうしないと捨てることになるので、CDなどでお世話になる中古買取店に行った。
査定時間をただ待っているのは無駄なので中古CDを見ていいて、そこで選んだのがこちら。
バッハのオルガンはヘルムート・ヴァルヒャが昔好きだったのでかったけれど、コラール集は初めて。ききだしたらこれが落ち着く。
オルガン小曲集と名付けられたこの作品集は教会暦日にあわせてコラールをまとめたもので全45曲、日々の音楽なので、大そう曲調ではなく何気に聞いていられる。しかしシュバイツァーをして「音楽史全体における最大の出来事のひとつ」とまでいわせた楽曲だそうだ。
バッハのコラールはいくつか聞いてきたけれど、これは初めてだろう。最長が5分だけれど、たいていは1分から2分の小曲で、流れているとその時間が素直な流れのように感じることが良い。
たまたま見つけて買ったのにこれはうまい出会いだった。
書き写すことも面倒だから写真に撮ったけれど、曲名だけだってなんだか落ち着くような気がする。



2枚組で870円だからこれは良かったけれど、持ってった靴は3足で520円だから結局足が出たという事でしょうか。
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鬼火 マイクル・コナリー 著 古沢嘉通 訳

2021-11-21 08:55:19 | 


大好きだから出てすぐに買ったけれど、図書館の順番や、新しいのに行って途中で止まってしまった。ここところ病院でずっと待つ時間が出来て(いいことじゃないけれど)急に戻った。
ボッシュとレイト勤務のバラード、そこにリンカーン弁護士のハラーまでが絡んでくる作品。TVシリーズが始まって小説というよりか脚本めいてきた感は感じられる。
ちょうし戻すにに上巻をつかったけれど、下巻に入ってリズムが出てきた。
バラードのシリーズはないのだけれど、ボッシュの方はジャズ好きだから、ボッシュが良くジャズを聞いている。今回バラードもいるけれど出てきてくれたのでそれを抜き書き。

まずは判事の事務所に飾ってあった写真。
「野獣と素晴らしい演奏家―あの男はそう呼ばれていタ」ソーントンが行った。
「ベン・ウエブスアーだ。テナー・サックスを演奏していると、人を泣かせることができた。だが、酔っぱらうと、扱いにくい人間になった。乱暴な人間になるんだ。わたしは自分の法廷でその物語を常に見ている」

次に結構永くジャズに触れていて面白い。

 ボッシュは、ターンテーブルにチャールズ・ミンガスのカーネギー・ホールのライヴ録音を載せた。A面の「Cジャム・ブルース」24分バ―ジョンを選ぶ。この1974年のコンサートは、アップテンポで高いエネルギーがありほとんど即興だった。・・・このコンサートは、ボッシュがテナーサックスのジョン・ハンディを好んでいることを含め、適切なグルーヴ感を与えてくれるに役立った。

そして後にB面につづくのだけれど、ここが面白い。

 ボッシュは立ち上げり、レコードをひっくり返した。ミンガスがまとめたバンドは「ペルデュード」(訳者には悪いけど、日本のジャズファンでは「パーディド」が一般です。)という曲の演奏を始めた。ボッシュはアルバムのカバーを手に取り、じっくり眺めた。ミンガスの3枚の写真が掲載されている。大きな腕がベースに回されているが、どの写真も顔を完全に見せていなかった。一枚のショットでは、カメラに背を向けている。ボッシュはそれに築いたのははじめてであり、興味深いことだった。レコードの棚に向かい、ほかのミンガスのアルバムをめくってみた。ほぼすべてのアルバムがはっきりミンガスの顔を映していた。葉巻に火を点けていたり、吸っていたりするカバーに三枚あった。彼は人生において、あるいはほかのアルバムのカバーでは、シャイでなかった。カーネギー・ホールのアルバム写真は謎だった。

と作家のコナリーか感じたのは面白い。ボッシュはCDも聞くのだけれど、今回はレコードのようだ。
実はカーネギー・ホールのミンガスのコンサートが欲しくなって買ったばかりだった。



これが有名な、コナリーも書いているジャケットだ。もう一枚完全に背をむけているというのはこちらかもしれない。



A面「Cジャム・ブルース」B面「パーディド」でその価値を誇って来たカーネギー・ホール・コンサートであるが、今年ついにコンサートの全容がリリースされた。「Cジャム・ブルース」が最後「パーディド」がその前、その前に「ビック・アリス」という曲が2部で演奏されている。という事でLPではコンサートの最後の2曲を、たぶん迫力順で入れ替えてだしたのだろう。1部ではインガスのと当時のオリジナル・メンバーによる3曲が収められている。

1部と2部からLPとして上記2曲が選ばれたことは、納得が出来るし、今になって全曲がリリースされたことはなおうれしい。あえていうなら、当時2曲で名をのこしたことは正解だと思う。まあ両方聞くことでもっと面白いと思うけれど。

さて今回のCDでおもしろいのはミンガスの写真。ポートレートだから、ジャケ用じゃないから、こんなのもありますよ、という事で顔を映っています。



でもコナリーのいうように、カーネギーということで、なんかナーヴァスな意味を付けたいという気持ちが働いたような気がするよね。




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花の二十

2021-11-18 16:42:42 | 


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どっちにドキドキ November Nocturnes / Hitomi Niikura

2021-11-16 20:26:40 | チェロ無難


生きたかったと思うコンサートがある。2021年1月23日にハクジュ・ホールで行われた新倉瞳さんのチェロ・コンサート。ショップで彼女の新譜があったので買ったらそのコンサートの録音だった。



お恥ずかしい話だけれど、彼女の舞台を見るとドキドキしてしまう。お名前通り瞳がキラキラしていて、輝いているのです。青年が初恋するような・・・失礼、音楽に対しての姿勢も素晴らしい。それが結晶したのが今回のアルバムではないでしょうか。
挨拶でご自身が書いてある通り”今回のアルバムは、「11月の夜想曲~新倉瞳 委託作品集(世界初演初録音)というとても立派なタイトルですが、もっとシンプルに表現すると、私が強く感じた「好き」がギュッと詰まったアルバムです”というとても素直な、気持ちが伝わる作品です。
このアルバム、新倉自身がファジル・サイ、藤倉 大、挾間美帆、佐藤芳明、和田 薫の5人の気鋭の作曲家に作品を委嘱して、その作品をせ世界初演したという気合の入った作品、彼女の人気をもってしてしかできないようなアルバム。
作曲家の方は挾間美帆以外は知らないのだけれど、すべての曲は(最後は違った)彼女の演奏を意識して作られているのでそこも素晴らしい。とはいっても最初の”11月の夜想曲”はタイトル曲ではああるけれど、一番難度が高く感じる。この曲だけはハクジュではなくてそれ以前に録音されているので、これがベースになったアルバムなのだろう。
続く作曲家、藤倉大の”スパークラー~チェロのための”はチェロのソロ、ここからはこちらにあってきて、続く挾間美帆になればマリンバとのデュオになって、これはJAZZがもちろんあるので聞きやすい。4曲の組曲で新倉がいた場所をテーマにしているけれど、彼女と場場所が情景的でさすがと思う。
続く佐藤芳明氏とはクレズマー音楽つながりで、すでに素晴らしいアルバムを作っている。今回は氏の作曲になるけれど、チェロとアコーデオンの素晴らしい出会いの再現になった。続く 和田 薫とは和太鼓の林永哲との共演、これはTVでも放映されたことがあった。チェロと和太鼓やはり新倉瞳だから出来たような気がする。
最後におまけみたいについたトラディショナルな”伝承曲”でマリンバ、太鼓、アコーデオンとの共演でクレズマー音楽になる。このおまけ良くつけてくれたと感謝したい。委託作品の全15曲と彼女の好きなこの1曲がまるで秤にかかるようにゆれて、彼女の素直な気持ちが伝わってくる。
という事で新倉瞳にドキドキするからではなくて、このようなアルバムが出たことにチェロをするこちらはドキドキした。

November Nocturnes / Hitomi Niikura

新倉 瞳(チェロ)
東京交響楽団(1)
飯森範親(指揮:1)
塚越慎子(マリンバ:3,6)
(アコーディオン:4,6)
林 英哲(太鼓:5,6)

録音時期:2020年3月21日(1)、2021年1月23日(2-6)
録音場所:東京オペラシティ(1)、ハクジュホール(2-6)
録音方式:ステレオ(DSD/ライヴ)
SACD Hybrid

1. サイ:11月の夜想曲~チェロと管弦楽のための
第1楽章 終わりのない夜の夜想曲
第2楽章 孤独な夜想曲
第3楽章 夜歩きの夜想曲
第4楽章 心象の夜想曲
第5楽章 青い夜想曲
2. 藤倉 大:スパークラー~チェロのための
3. 挾間美帆:組曲『イントゥー・ジ・アイズ』
第1曲 サンフランシスコ
第2曲 デュッセルドルフ
第3曲 チューリッヒ
第4曲 東京
4. 佐藤芳明:2つの楽器のための2つのカノン
第1曲 寛容
第2曲 琢磨
5. 和田 薫:巫~チェロと和太鼓のための
6. ニーグン(伝承曲)

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ドラマーの誕生

2021-11-14 15:34:12 | 聞いてますCDおすすめ
最近トニー・ウィリアムスのアルバムをきいたけれど、ドラマーっていつもライブでは一番人気のような気がする。たいていステージの終わり近くにソロがはいって、喝さいを浴びる。



私はリズム感がナイトずっと思ってきた。リズム数えるのはあまりとくいじゃないから、出来るのはマーチぐらいとえドラムセットは無縁とかんがえている。
でもプロのドラマーの友人のまえで、セットに座り叩いたら、面白いとほめられたので気はよくしている。
ここで話は変わるのだけれど、ジジバカ話。息子2のオクサンに電子ピアノを以前プレゼントした。前にピアノをやっていたけれど、結婚してからは弾いていないという。我が家に来ても弾いたりするのでプレゼントした。もうすぐ三歳になる孫が、ピアノで音を出す。私がちょっかいだすと、人の手をどけて弾いている。ガンガン叩くのではく指を広げて和音でひくので、きれいな音がわかるのかと、これは完全ジジバカで申訳ない。
最近その子が太鼓の音に良く反応する。もう一人の天使がミュージアムで電子太鼓をたたいている動画を流すと飛んでくる。町の広場で和太鼓の演奏があると、目を輝かせてじっと見ている。これは好きなのかもしれない。もうすぐ誕生日なので、叩くものをプレゼントしたくなった(オヨメサンも欲しいと言っている)。
ドラム・セットには座れないし、置く場所もない。ネットで検索していくうちにこれが見つかった。お値段も手ごろなので注文した。



使い方も解らないで渡すのはもおうしわけないので、まず私が使ってみようという事。



丁度テーブルにおいてちょうどいいサイズ、まさに子供にはいいのではないか。



叩くところが4か所で、スネアドラムとバスドラ、ハイハットとトップシンバルという組み合わせのようだ。
それでたたいてみると、パッドのうまいポイントをたたくことがひつようだけれど、意外と期待する音が出てくれる。フル電子ドラムスを販売しているところだから当然か。あまり大きなおとは内臓スピーカーから出ないけれど、ヘッドホーンをつければこれはかなり面白い。
という事でバカなジイジは調子にのって、CDをかけながら勝手に叩いてみた。選んだのがまずこちら。



なんか叩きたくなるのを選んでみた。最後にキャノンボールの”カントリー・プリーチャー”叩いたらこれはのった。ちょっとドラマー、しんばるとスネアでバチッと決まるとこれは快感。



翌日は今度は”至上の愛”エルヴィンと一緒に叩いているなんてことはいわないけれど、叩いていると曲にもう一つ近づけた気がして、これは面白い体験だった。また翌日はピーターソンでエド・シグペンと仲良くしたりした。



CD流しながら叩いているのがおもしろいのでついそっちに行ってしまう。結局ジイジが一人で遊んだ後に渡すことになるだろう。
親が何とかマスターしてほしいので、友人が書いた教本も添えてプレゼントしよう。



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花は19

2021-11-11 16:47:27 | 


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流れる水は澱まない Ein / Suomi Morishita Echo / Atuki Yoshida

2021-11-09 08:46:44 | 聞いてますCDいいと思う


ECMからリーダー・アルバムをだした日本人の二人目が星を漕ぐものさんで驚いた。



そしてその音楽性の広さと企画力から、ご自身のレーベルを立ち上げて作品を出し始めている。



それが自身のレーベル「nagalu」からの一作目「Another Story」だった。このアルバム、今年重宝しているアルバム紹介本「クワエット・コーナー2」でも紹介されている。
そのメンバーたちをみると、それぞれがご自身の世界をもっている方たちと思う。



ピアノの林正樹さんなんかは一時期良くお会いした人だった。



その福盛進也さんが兄弟レーベル「S/N Alliance」を立ち上げた。なんで二つなのかと共通するコンセプトが説明されていたので引用しておこう。
『「nagalu」が”福盛進也プロデュース””モノラル録音””物語性”戸言った、コンセプトがあるのに対して「S/N Alliance」はより幅広い性格をもった作品を届けるため立ち上げたものでした。この二つのレーベルに共通するものは「流水不腐」というキーワードです。これは福盛進也さん自身が父親から教わった「流れる水は澱まない」という意味の言葉です。』

という意味でより広い音楽のレーベル「S/N Alliance」から出たアルバム2枚を買ってみた。
最初の作品が「Ein / Suomi Morishita」でギターの森下周央彌氏の作品。メンバーにチェロがあるからどのようだかなと買ってみた。兄レーベルの「Another Story」があるから、ある部分信用して買った。
次のアルバムも聞いてからだけれど、兄レーベルに比較して、ジャズ意識をなくして演奏家にスポットをあてたアルバムのようだ。
繰り返されるギターのちょっと不調なアルペジオに弦やクラリネットがミステリアスに流れる、映画音楽のような感じがする。曲そのものが霧が、かかったようなとらえどころがない感じ。一回や二回聞いても頭に収まらない、ミステリーな響きが結構面白い。
子のところ何度も聞いてしまう音楽で、面白いコンセプトアルバム、録音が古い紡績工場というのもそれにマッチしている。



もう一つが吉田篤貴さんの「Echo」という作品でピアノを林正樹、ベースは西嶋徹だからが大好きな「El retratador」の二人弾なので、これは大いに期待して買った。林正樹が楽曲も5曲を提供している。
吉田篤貴さんは全然しらなかったけれど、東京音楽大学ヴァイオリン専攻を首席で卒業し、ジャズやタンゴなど多方面で活動しているらしい。と面白くなる要素がおおいのだけれど、どうも私的にはしっくり規定内。期待がおおきすぎたのか、弦楽アンサンブルで曲が結構ダークな感じで、アレンジが私と会わない感じ。
もちろん作り手のかんがえなんだからしょうがない。五日ぴったり来るかもしれないから名前を覚えておこうと思う。

福盛進也の「nagalu」から、今年二つのアルバムが出る。一つはピアノの佐藤浩一さんの「Enbryo」でもう一つが『星を漕ぐもの』で西嶋徹さんが参加しているグループ、どちらもドラムスは福盛氏がたたいている。佐藤さんの方はチェロいりなので気になる。

 

どちらも2枚組で4,950円というのが悩ましいところ、まずは11月30日発売の方は買ってみよう。

Ein / Suomi Morishita

森下周央彌 Suomi Morishita (Guitar,Electronics)
秦進一 Shinichi Hada (Violin,Viola)
宮田侑Yuu Miyata (Cello)
鈴木孝紀Takanori Suzuki (Clarinet,Bass Clarinet)
松岡莉子 Riko Matsuoka (Celtic harp)
池田安友子 Ayuko Ikeda (Percussion)
甲斐正樹 Masaki Kai (Acoustic bass)

All Songs Composed by 森下周央彌
except Track10 by Georg Riedel ,Track11 by 浜村昌子
Recording direction / 福盛進也 Shinya Fukumori

1.Intro
2.Balder
3.Elf
4.leaf
5.Viking’s Ship
6.Tomte’s Room
7.Valö
8.ą-d.i.n-þ
9.Ein
10.Alla vi barn i Bullerbyn (やかまし村の子供たちのテーマ)
11.Porter la Porte

Echo / 吉田篤貴 EMO strings meets 林正樹

吉田篤貴:violin
林正樹:piano
青山英里香:violin
梶谷裕子:viola
島津由美:cello
西嶋徹:contrabass

沖増菜摘:violin (#2, 6)
地行美穂:violin(#2, 6)
伊藤彩:violin (#2, 6)
須原杏:violin (#2, 6)
田島華乃:violin (#2, 6)
三品芽生:viola (#2, 6)
内田麒麟:cello (#2, 6)

Compositions: #4, 6, 8 by 吉田篤貴, #1, 2, 3, 5, 7 by 林正樹
Arrangements: #2, 4, 5, 6, 8 by 吉田篤貴, #3, 7 by 林正樹, #1 by 西嶋徹
Recorded at Studio Tanta on March 1 & 2, 2021
Produced by 吉田篤貴 Atsuki Yoshida

1. Bluegray Road
2. Dia dos Namorados
3. Green Chorus
4. Obsession
5. ソたち
6. 極夜
7. 2006
8. The Wind Fiddler



Creative Directors: 福盛進也 & 花井雅保 (S/N Alliance)


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