JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

テクでない成長 RHAPSODIZE / Elder Djangirov

2022-07-31 11:03:13 | 聞いてますCDおすすめ


ジャズ・ピアニストの活動を見ていったら結構新しいアルバムがあった。見落としていたのもあったけれどいくつか紹介していきたい。エリック・レニー二が最初だったけれど二人身はElder Djangirov、2020年2月にリリースされているから新しいとは言えないか。
エルダー・ジャンギロフは2001年神童といわれてデヴューしたと思う。話題になったのだけれどそのアルバムは手元にないし、4作目のアルバムも手元にない。どうやら、中古屋さんに行ったのだろう。それでもすごいピアニストだとはおもうから、ずっと聞いている。4枚手元にあって古い順からいうと



VIRTUE



THREE STORIES



BREAKTHROUCH



「WORLD TOUR VOL.1」

と確実に評価が高くなってきている。


1曲目「チュニジアの夜」引き出したらばガンガンになってくることもあるけれど、ジャンギロフここで引き倒さない。抑えたフレーズでさすがのフレージングでよい印象。といってもジャンギロフ、普通のピアニストよりもちろん弾いている。
ベースの Raviv Markovitzがかなり弾けるし、曲によってプログラミングが入ったりで、ピアノピアノしていない。そこが成長ということだろう。
4曲目”Willow Weep For Me”など渋さもく加わってきて、8曲目の”In July”もアーシーでいい雰囲気だ。
タイトル曲”Rhapsodize”も抑制されたフレージングで、テクでない成長がはっきりしたアルバムになった。
「BREAKTHROUCH」を上回っていると思うので、今回この一枚として変更かな。

話が飛ぶけれど今回このアルバムはストリーミングで入手した。いつもはCDを探してなければ諦めるけれど、CD形式で入手できないものが多くなった。こえまでは手に取ってテキストなどを見ながらメンバーや録音日を確認しながらきくのだけれど、それができない。私的にはかなりマイナスなかんじだけれどしょうがない。ネットでアルバムが掲示されているけれど、それがいつの録音なのか、新しいのか、メンバーが誰なのかわからないものがある。こんかいもどうしてもメンバーがわからないものがあるけれど、まだ聞いていない。
どちらンしても音源の入手方が少し変わりそうだ。選択の幅はひろがるけれど、しっくりは来ない。
ということで、


RHAPSODIZE / Elder Djangirov

1 A Night In Tunisia
2 Airport
3 Anthemic
4 Willow Weep For Me
5 Burn
6 Black Hole Sun
7 Variations On A Bach Prelude
8 In July
9 Rhapsodize
10 Devotion
11 Blackjack

Bass – Raviv Markovitz
Drums – Jimmy Macbride
Piano – Eldar Djangirov
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変わらずにやさしい Day Dream / Alan Pasqua

2022-07-29 09:08:19 | 聞いてますCDおすすめ
arann

アラン・パスクァの新しいアルバムを見ていたらその前のアルバムを持っていないことに気が付いた。ピアノ・ソロのアルバムだそうで、彼のソロにはずっと思いがあるので即注文した。2020年のアルバムだそうで、エンジニアもパスクァがしているし、ごくパスクァのプライベートで録ったアルバムなのだろう。
これまでにパスクァのピアノ・ソロのアルバムは3枚2008年の「solo」には大いに心を奪われた。



solo」 2004年

次のソロ・アルバムは「soliloquy」でで2019年だった。



soliloquyのところでもかいたけれど、パスクァのソロ・アルバムは彼からの心のこもった手紙の用に感じることは変わらない。今回の3作目「Day Dream 」に関してもその基本はかわらない。いや猶更、この時勢でのミュージシャン化からのメッセージはやさしさにが米れれている。
3曲目”In the Wee Small Hours of the Morning / Smile”など、まさに彼のできるメッセージにほかならない。
アルバム事態は派手さもないし、挑戦というような研ぎ澄まされたものもないけれど、目的はまるで別のものになっている。
今回のアルバムを聴いても思うけれど、今回ソロの三枚を並べて聞いて、パスクァが作品で伝えたいことがわかったような気がする。
パスクァと親交のある方を知っているけれど、その人柄がまさにこのソロに表れていると思う。

Day Dream / Alan Pasqua

Alan Pasqua piano

01 Day Dream
02 Bewitched, Bothered and Bewildered
03 In the Wee Small Hours of the Morning / Smile
04 Old Cape Cod
05 Polka Dots and Moonbeams
06 Upper Manhattan Medical Group
07 Prelude to a Kiss
08 Turn out the Stars
09 The Sounds Around the House
10 When I Grow Too Old to Dream

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この路線も許す SIX STRINGS UNDER / ERIC LEBNINI

2022-07-27 16:01:50 | 聞いてますCDいいと思う


年に一度現役ピアニストの活動を見て回るのと新しいアルバムをスルーしていたのに気が付くので気になったものは購入して確認する。今年もいくつか手に入れた。その最初がエリック・レニー二、昔のアルバムをきいたけどやはりいいと思う。2018年12月と2019年3月の録音だけらちょっと古くなってしまった。レニー二と出会ったときは凄くシャープとおもったけれど、その後ちょっと路線がかわって付き合いがうすくなっていたけれど、久しぶりに聞くことにした。
路線としてはかわったわけではないけれど、こちらが変わったのか結構いい。変わっているのはピアニストのアルバムなのに2ギターとベースとの組み合わせになっていること。ベースも入れて弦を相手にサウンドを作るということだろうか。これが結構面白い。ピアノはピノでギターをバックに浮かびあっがてくる。ギタリストのお二人は知らない人だけれど40歳代の中堅なのだろう。特にテクニカルな技を見せるわけではない。
4曲目”Eterna Gioventu”なんかはちょっとムード歌謡みたいで、聴きやすい。5曲目もその感じで現に乗ったピアノソロはさすがだからサウンドとしてとても高級感がでてくる。6曲目デヴィッド・ボウイの”Space Oddity”はベースとのデュオでフォギーな感じ。
続く曲も聞きやすい演奏で路線はこう定まっているようだ。昔だったらすこし文句を言ったかもしれないけれど、今はまあいいか。
まだそれほどの年にはなっていないから、もしかしたらまたすごいのも聞かしてくれるかもしれない。

SIX STRINGS UNDER / ERIC LEBNINI

Eric Legnini / Piano
Rocky Gresset / Guitar
Hugo Lippi / Guitar
Thomas Bramerie / Bass

1 Boda Boda 4:35
2 Doo We Doo 5:16
3 Breakfast At Dawn 5:04
4 Eterna Gioventu 3:43
5 Daydreaming 4:07
6 Space Oddity
7 La Mangueira 4:56
8 Stompin' At The Savoy
9 The Drop 4:48
10 Night Birds 3:36
11 The Jive 3:02
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久しぶりでございます。 MISS SOUL / ERIC LEGNINI

2022-07-25 09:13:20 | 聞いてますCDおすすめ


現役ジャズピアニスト100人ということをしていると、皆さんどうしているか確認しなくてはいけない。世界的に著名なプレイヤーは情報もあるけれど、100人のうちには入ってこない人がいる。今年もお元気かと一回りした。
今回廻った結果はおいておいて ERIC LEGNINIの古いアルバム「MISS SOUL 」を聴いている。
何でこれかというと、一回り始めたて最初に出会ったのがエリック・レニー二、昔結構好きで集めたミュージシャンだ。
現在認知度が少ないけれど当時はかなりの人気だった。前に結構そろえていたけれど現在みてみ見たら持っていたものがなくなっているから、気に入ったのを残して処分したのだろう。

最初に出会ったのは1990年のアルバムで「Natural Balance」で当時キースのピアノを再現するようなフレーズのシャープさに驚いて追っかけるようになった。
その後のアルバムはかなり買っていたけれどいくつかは中古屋さんに行ったと思う。
残っているのはきにいったこのアルバムともうひとつ「BALLADS」の三枚になっていた。

 

今回一回りしてレニーニの2019年のアルバムに出会って結構いいと思ったので、そちらを記事にしようとしたのだけれど、その前に懐かしく聞いたらこちらが良いので記事にした。
レニー二は前述したようにキースのようなきれのフレーズを弾いて驚かされたのだけれど、だんだんと受け狙いの音楽になってきたようである時期からq追っかけなくなった。ただ現役100人に残っているしということで今回は新しいアルバムをきいてみた。
そちらは次にして、今回この2,005年のアルバムを聴いてみると素晴らしくいい。
メロディーに対しての心の使いようというのがやさしくて、ピアノの鳴らし方も心行き届いているようでいい。17年も昔のアルバムだからピアノの鳴らし方も違うのかもしれない。今回は久しぶりに聞いてアンリャいいねという話でした。

MISS SOUL / ERIC LEGNINI

Double Bass – Matthias Allamane* (曲: 1, 2, 12), Rosario Bonaccorso
Drums – Franck Agulhon
Piano – Eric Legnini

1. The Memphis Dude
2. Sugar Ray
3. Home Sweet Soul
4. For All We Know
5. Joga
6. Horace vorace
7. La strada
8. Miss Soul
9. Daahoud
10. Prelude to a Kiss
11. Back Home
12. Lisbon Stomp
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イタリアでフルコース LIVE IN ITALY PASQUA ERSKINE OLES

2022-07-23 08:08:11 | 聞いてますCDおすすめ


最近新しいのが出ないなとおもっていたアラン・パスクァだけれどおなじみのトリオのアルバムがでた。2021年11月イタリアでのライブの録音だった。
ドラムスのピーター・アースキンとベースのダレク・オレスのトリオもずいぶん永くなる。パスクァはベーシストとの関係を重視する人だと思う。ディヴ・ホランドのあとにデイヴ・カーペンターとのかんけいはながくつづいたけれど2008年にカーペンターがなくkなってしまったから、その穴を埋めるような存在でダレくとの付き合いが続いているし、その関係はカーペンターとならぶか、もしくは超えるような存在になった。



ダレくとの共演もこれで6枚になった。

今回はイタリアでのライヴろくおんだけれど、イタリア料理のコースの形をとってイタリアの聴衆にサービスしている。



アンティパスト(前菜)はパスクァの静かなピアノで、これはこれからの料理を楽しんでもらうための軽めの演奏。これからの曲に期待が高まる。



2曲目から4曲目はプリモ・ピアット(第一の皿)、スープやパスタ、リゾットなどの軽めなもの。2曲目の” New Hope”ではダレくのベースソロ3曲めではアースキンの軽快なわざが” Old School Blues”できかれてそろそろ本料理という感じに進んでいく。




5曲目から7曲目がセコンド・ピアット(第二の皿)、肉料理や魚料理のめいんだけれど、第一の皿で3皿もでると実際にはメインは一皿でいいとなる。ここは結構抑えめにしたえんそうだからまだ大丈夫。
5曲目がアースキンの曲で抑え気味の雰囲気から始める。パスクァとアースキンの演奏は以前から思索てきなメロディとそれによりそうドラムすだったけれど、その形態はつづいているようで、結構おとなしい。イタリアの聴衆もこんな感じもお楽しむのだから素晴らしい。6曲目パスクァの” Turnaround”は軽快にアースキンがスウィングしてみせて、7曲目がガレスピーの” Con Alma”ここではパスクァとアースキンの掛け合いをしっかり見せるこれがメインか。



次の二皿はコントルノ(野菜料理)でメインの料理に添えるぷ手戸とか野菜のソテーなど。2曲ともダレクの曲でメインの調整”Snowglobe”のベースソロからで、ここでは3者の見事なインタープレーをみせてくれて、”The Honeymoon”で再び軽快なグループ・サウンド。

ドルチェ(デザート)はパスカァがコリアにささげた曲で、コリアが出てくるところが何とも楽しくて、デザートで実に楽しい気持ちにさせてくれた。



料理を楽しものもいいけれど、音楽も料理みたいにたのしむことが出来ます。

ぱすくぁのディスコグラフィーをみていたら手に入れていないのが出ていた。それを注文した。

LIVE IN ITALY PASQUA ERSKINE OLES

Peter Erskine - drums
Alan Pasqua - piano
Darek Oles - bass

Agrodolce
New Hope
Old School Blues
Nuages
Three-Quarter Molly
Turnaround
Con Alma
Snowglobe
The Honeymoon
Dear Chick
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頭で聞く in vivi / trio viret+

2022-07-21 08:49:20 | 聞いてますCDおすすめ


ジャン=フィリップ・ヴィレの作品が澤野工房から出ていたのですね。ヴィレとの関係続いていたのですね。このトリオ聞いていると誰がリーダーだかわからない。メンバーの技量が甲乙つけがたいということではあるが、ピアノのエドゥアール・フェルレの存在感が強い。互いに認めてメンバーをつづけているのだろうが、こちらも完全にリーダーの存在なのだ。
「think bach」 [BACH PLUCKED/UNPLUCKED」「PENTAGRRAMME」の作品で大好きなピアニストだ。

in vivi / trio viret+

Jean-Philippe Viret (b)
Édouard Ferlet (p)
Antoine Banville (ds) ①
Fabrice Moreau (ds) ②

1. Derives ◎
2. Madame Loire ①
3. 3 Joursde treve ②
4. Pour El Ho ◎
5. Iode131 ②
6. Le batard ①
7. Par tousles temps ◎
8. Changement ①
9. A plus d'un titre ②

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花 12番

2022-07-19 09:13:36 | 


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一番のノリ THE QOOKERS QUINTET VOL 1

2022-07-16 13:30:42 | 聞いてますCDおすすめ


久しぶりにショップにいったら、知らないバンドだけれど、「ホレス・シルバーとアヴェレージ・ホワイト・バンドがバッタリ出会った!」なんて書いてあるので面白そうで買ってみた。
これが嵌った。カナダ・トロントを中心に活躍する中堅~ベテランのグループだそうだ。
新作にあわせての2011年作品のリイシューだそうだけど、自主再作盤だどうだから一部の人しか知らなかったのだろう。テナーの羅案・オリヴァーを中心に2管のクインテットでファンキー・ハード・バップを演っている。
確かに過去にもベテラン名手がハード・バップスタイルで快調に演るアルバムはある。

評判になったの「High Five Quintet」があった。



「idea6」なんてのもあった。



聞き返してみるとこちらももちろん良い。そして気が付いたことはこちらのアルバムたちのきょうがほとんどオリジナルになっていて、それをバップしている。例えばベテランたちでもシルバーやブレーキ―の曲を演っても、やはり新鮮味に欠ける。オリジナルということでこれらのアルバムがヒットしているのだろう。
今回の「クッカーズ クインテット」もその点が一番重要で、そのことは彼ら自身が逝っているようだ。
ただ聞いていると、聴いたことのないバップのヒット・パレードを聴いているような気持になる。
フレーズが新鮮でそのフレーズに引き込まれていく。
4曲目”The Ramble”なんてテナーのRyan Oliverの素晴らしいソロに触発されて、その後の素晴らしいソロが続く。これほど軽快に乗せてくれる演奏は今年一番だ。

あまりに気持ちがいいから演奏を張り付けておこう。



今年の10枚に入るアルバムだけれど、新作じゃないのがちょっと気になる。でも新作の「The Path」も買ったから許してもらおうか。



こちらも悪いアルバムじゃないのだけれど、vol.1から聞いて強烈だったからから聞いて強烈だったから、ちょっと損したね。

THE QOOKERS QUINTET VOL 1

Ryan Oliver (ts)
Tim Hamel (tp)
Alex Coleman (b)
Richard Whiteman (p)
Joel Haynes (ds)

1. Obligatory Blues
2. Mudbug Shuffle
3. Crosstalk
4. The Ramble
5. Blues To Booker
6. See You Next Thursday
7. The Fork Test
8. Open Air
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妻を送る 夫を送る

2022-07-15 08:30:04 | 
配偶者の死のストレスは82.4%で親の死(77%)友人の死(76%)を大きく上回るものだ。巧者二つは実際に体験したものだが
最初のストレスは未経験だ。
図書館で選んだり、亡くなった義兄の本棚からもってきたりしたものが連れ合いをなくしたことについての本だった。そこから心に残った分を引き出してみた。

まずは図書館にあった本。結構読んでいr川本三郎なので借りてみた。

いまも、君を想う 川本三郎 著



家内、川本恵子は2008年6月17日の未明に食道癌で逝った。足掛け三年の闘病生活の末だった。私より七歳下、まだ五十七歳だった。私と家内の
母が最期を看取った。

「家内が逝って二年近くなるが、いまだに家内の部屋を片付ける元気がない。

次は今年亡くなった義兄のいた実家にあった本。国立がんセンター名誉総長だった氏が奥さんについてつづった書。

妻を看取る日 垣添忠生 著



2007年秋、妻の昭子は肺の小細胞がんで、私の勤務先でもあった、国立がんセンターに入院した。九月には北海道でいっしょにカヌーをこいでいたのに、それからわずか三か月ほどで、つまは一人で起き上がれない状態になってしまっていた。
 入院以来、どんなきつい治療にも耐え、いっさいの弱音もわがままも言わなかった妻が、一つだけ強く希望したことがある。
「年末年始はどうしても家で過ごしたい」

最近話題なっているので(予約したころ)予約した本も連れ合いの死後つづったエッセイ集だった。作家藤田宣永の妻が同じく作家の小池真理子の著書。  藤田宣永 2020年  右下葉肺腺癌で死去 69歳

月夜の森の梟  小池真理子 著



 闘病中、些細なことにも神経過敏になっていた夫は、私の言葉尻をとらえては自らの絶望を苛立ちに変えて投げつけてきた。こちらとても心労が絶えないのに、その言いぐさはなんだ、と思い、猛烈に腹がたったことも二度や三度ではない。
 そのたびに彼は諦めたような口調で言った。「もうじき解放されるよ」と。
 瞬時にして怒りは悲しみに転じた。彼の絶望が私のそれと重なった。外では季節が流れ、日が沈み、、月がのぼり、鳥と動物たちが変わらず息づいているというのに、ここにはもう、当たり前のように流れる時間はなくなったのだ、と思い、全身から力が抜けていった。

エッセイスト、医師、作家と職業はちがい、文章にはそれぞれの表現法の違いがあるが、そこにあるのは大きな喪失感だ。
小池氏の書は朝日新聞に50回にわたって掲載されたものを纏めたものだ。
多くの読者から寄せられた手紙をすべて読んだ小池氏の言葉がそれを包容しているだろう。

 夫、妻、娘、息子、兄弟姉妹、両親、ペット・・・・亡くした相手は人それぞれだ。百人百様の死別のかたちがある。ひとつとして、同じものはない。それなのに、心の空洞に吹き寄せてくる哀しみの風の音は、例外なくに通っていた。

 無意識のうちに選んだのかもしれないけれど、私なのか、妻なのか、どちらにしても心の準備に入りなさいということかもしれない。


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ヒット・パレード CHARLIE PARKER with Strings : The Master Take

2022-07-12 08:46:09 | 聞いてますCDおすすめ



blogのおなかまzawinulさんがチャーりー・パーカーのウィズ・ストリングスを”何度聞いても飽きない名盤”の最たるものとして記事にされていた。良いことは知っているけれど、そういえば持っていない。無性にききたくなって見てみたら結構安く手に入る。届いたのはマスター・バージョンでうれしいことに24曲入りだった。
このアルバムでは1曲目が”Just Friends”で再挙からアドリブに聞きほれるスタート。次が”Everything Happens To Me”ではうっとりとしてしまう。次は”April In Paris””Summertime””I Didn't Know What Time It Was”と続いていくのを心地よく聞いている。
私vocalはほとんど聞かないけれど、きょくの長さもvocalものと同じでそれもほとんど知っている曲が続く。そうすると何とも気持ちよくなって、そうかこれはヒットパレードを作ったのだ。
稀代のフレーズを持つパーカーにストリングス・バックにヒット・ショーを演らせる。
完全にノーマン・グランツにやられましたね。


CHARLIE PARKER with Strings : The Master Take

1 Just Friends 3:30
2 Everything Happens To Me 3:15
3 April In Paris 3:06
4 Summertime 2:46
5 I Didn't Know What Time It Was 3:12
6 If I Should Lose You 2:46
7 Dancing In The Dark 3:10
8 Out Of Nowhere 3:06
9 Laura 2:57
10 East Of The Sun (And West Of The Moon) 3:37
11 They Can't Take That Away From Me 3:17
12 Easy To Love 3:29
13 I'm In The Mood For Love 3:33
14 I'll Remember April 3:02
15 What Is This Thing Called Love? 2:55
16 April In Paris 3:13
17 Repetition 2:48
18 Easy To Love 2:25
19 Rocker 3:00
20 Temptation 3:31
21 Lover 3:06
22 Autumn In New York 3:29
23 Stella By Starlight 2:56
24 Repetition
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