Mathias Algotssonの前作『YOUNG AND FOOLISH』は結構評判も良く、私も購入しました。悪いわけではありませんが、評判ほど特徴が強いとは思わなかった覚えがあります。今回のアルバムは1曲目をちょっと試聴して置いていました。
そしたらblog仲間のsugerさんが次のような記事を書きまして、それは聴かねばなりません。
「イエスパー・ボティルセンは、もうN・H・O・ペデルセンが乗り移ったとしか言いようがないほど、ニールス・ペデルセンを感じさせてくれます。とくにソロがフィーチャーされる曲では、もう完全にペデルセンに成り切りという感じなのです。←最中さん、これ必聴ですね。」
http://blog.goo.ne.jp/sugar-s310/d/20070930
前作では良さの確認不足でしたが、今度のアルバムのピアノ良いです。このように良く聴けるのは、ドラムスのEd ThigpenベースのJesper Bodilsenがサポートしているからでしょう。全く出しゃばらないのに、存在感があり、そのうえピアノを一番良いようにもり立てています。
3曲目“Jag Har Bott Vid En Landsvag”ベースソロ(sugerさん良いですよ)がシグペンのブラシワークをバックに気持ちよく、ピアノの音が上品に響きます。このピアニストO・ピーターソンがフェバリットなのでしょうか、それともシグペンの為のタッチでしょうか、どちらにしてもいい感じです。
4曲目の“Bye Bye Blackbrid”素直に弾いているアレンジが抜群、数ある“Bye,
Bye~”の演奏の中でも印象深い演奏に思います。
5曲目の“But Beautiful ”も美しい演奏でオリジナルとスタンダードのバランスも良くスタンダードがとてもおもしろく聴けます。
6曲目のオリジナルはエド・シグペンのブラシワークを聴く方が主になる曲でスティックに持ち替える妙を聴きます。
7曲目の“A列車”もゆったりとはいってラグ調にする当たりピーターソンライクで楽しい。
8曲目オリジナルですが哀愁含んだ曲が良い、ベースがずーんと低くくると、おおペデルセン、9曲目の押さえ気味のベースソロも燻し銀の様です。
最後は静かに美しく。
とてもセンスの良いピアニストに思います。
sugerさんは、「リッツ・カールトン・ホテルの様な高級ホテルのラウンジで聴いているような感じ」と言うのも良く解ります。私はリッツ・カールトン・ホテルのラウンジ行ったことありませんが、そのラウンジで、美しくコーディネートされた、料理のディシュを見るようですと付け加えておきます。
In Copenhagen / MATHIAS ALGOTSSON
Mathias Algotsson piano
Jesper Bodilsen bass
Ed Thigpen drums
1 Mr. Taste
2 Manhattan
3 Jag Har Bott Vid En Landsvag
4 Bye Bye Blackbrid
5 But Beautiful
6 Copenhagen
7 Take The A Train
8 Life
9 The Blues
10 Smoke Gets in Your Eyes