JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

この曲が聴きたい 17 Libertango / 寺井 尚子

2008-04-30 22:01:06 | この曲が聴きたい


ここのところヴァイオリンを続けて聴いてきましたが、締めくくりはこの曲を聴きたい。
リシャール・ガリアーノをゲストに迎えた2001年録音のアルバム「オール・フォー・ユー」の中の1曲です。
ライブでも何度か見ていますが、いつも凄い迫力です。そこにガリアーノが入ってくるのですからサウンドのつくりは超一流です。
出だしか寺井の張りのあるヴァイオリンにガリアーノがその後を追ったテンションのあるソロです。バックのリズムはTANGOリズムですから、JAZZと違う緊迫感が持続して目の前に強い感情が渦をまいていき、自分もその感情の渦に共鳴して、喜びに浸るのです。この曲、常にJAZZと絡むと拾わずにいられない曲です。
バイオリンを聴いてきましたが、ほかのプレーヤーはどうしよう。
ジャン・リュック・ポンティが見あたらないのは、当時、結局買ってなかったのでしょうか。聴きたい気はありますが、残念です。オーネット・コールマンは有るのだけど聴きません。

さて明日は寺井尚子のお誕生日、六本木でバースディコンサートが盛り上がることでありましょう。

お誕生日、おめでとうございます。地味ではありますが“小さな花”をプレゼントいたします。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

拝啓 寺井 尚子様  小さな花~アマポーラ 寺井尚子

2008-04-29 22:21:20 | 聞いてますCDいいと思う


 拝啓 寺井尚子様、バースディ前のお休みをいかがお過ごしでしょうか。

今年は第33回南里文雄賞というJAZZマンにとって最高の賞を受賞され、慶賀に堪えません。
新しいアルバムもだされ、世の中の人がお休みでも、ライブにお忙しいことと存じます。
昨年の5月1日には、運よくチケットが入手できましたので、予てより念願の貴女のバースディコンサートにお邪魔することができました。
5月1日のバースディをお祝いすることは、私にとって大切なことでありますが、残念ながら今年はお邪魔できません。
仕方がないので貴女の新しいアルバムを聴きながら想像をめぐらすことにいたしました。
きっと1曲目は“アマポーラ”でしょうね。より一層ゆったりと叙情性をまして、ピアノのメロディもピッタリと感じます。
2曲目“マイ・フェイヴァリット・シングス ”はバイオリンの特徴を引き出すようなメロディで、ピアノはちょっと挑発するような感じが面白いと思いました。
デヴュー20周年、アルバムデヴュー10周年目という節目、3曲目“ザ・マン・フー・インヴェンテッド・ジャズ”を聴くと幅広い演奏を弾きこなす、自信と心構えを感じます。
“スプリーン”を叙情的に、前作「ジェラシー」からこの感じ強まっていると感じますが、私は好きです。叙情の中でJAZZの部分は逆にしっかりと感じます。ドラムスのブラシサポートを受けとても好きな演奏です。
5曲目はブラジルテーストの“トリステーザ”6曲目は“小さな花”、シドニー・べシェの大好きな曲です。blogのカテゴリーで“この曲が聴きたい”という記事を書きますが、この曲の記事を書きたいのに書けないでいるのです。私の思い出では、エドモンド・ホールというクラリネットへの思いが大きいのですが、それを今聴けません。寺井さんはどちらをお好きですか。でも寺井さんの演奏でとてもうれしくなりました。
後半はメンバーオリジナルが4曲入って、アルバムでもちょっとライブの雰囲気が感じられました。
きっとこのようになって最後は“パーディド”で楽しく終わりにするのでしょうね。
昨年がおもいだされます。

長くなって申し訳ありませんが、なぜこのような文をしたためたかといいますと、5月1日は、私にもっとも関係する人の誕生日でもあり、昨年はライブで握手などさせていただきました。そのバースディの前の休みを、をちょっとお知らせしたかったのです。
何かプレゼントでもと思ってデパートへでも行く?と聴くとゴールデンウィークにめったに帰らない息子が帰るということで、掃除になりました。
それはそれでいいのですが、段々とエスカレートしていき、たんすを動かして、いらない服を捨て始め、ついに衣替えになってしまいました。
一階から二階、地下から一階、二階から屋根裏と結構凄い運動をすることになりました。
段々とつかれてくるところ、バイオリン好きで、あなたのファンの、誕生日を迎える人もこのアルバムを聴きながらどうにか乗り越えて、すでに夕方、すべてを終わらせて、もう一度アルバムを聴いて疲れを癒しているところです。
ところで、ステファン・グラッペリと手紙のやり取りをされていたそうですね、このアルバム、グラッペリを意識しませんでしたか。香りをかんじました。

バースディコンサートが盛況(当たり前で失礼)で楽しく行なわれることを心からお祈りいたします。                        敬具                             
                            一ファンより


小さな花~アマポーラ / 寺井尚子

寺井尚子(vln)
北島直樹(p)
店網邦雄(b)
中沢剛(ds、perc)

1 アマポーラ
2 マイ・フェイヴァリット・シングス
3 ザ・マン・フー・インヴェンテッド・ジャズ
4 スプリーン
5 トリステーザ
6 小さな花
7 グッド・ラック
8 たそがれ
9 ペント・アップ・ハウス
10 モンパルナスの思い出
11 地球
12 パーディド
13 アマポーラ (ショート・ヴァージョン)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤い貴婦人のように  Freefall / K・Barron & R・Cater

2008-04-28 22:02:13 | 聞いてますCDおすすめ


バイオリンという楽器を特に選んで聴いていないけどここのところ続けて聴いて来たので、決着(なんの?)をつけてしまおうと思います。
ディディエ・ロックウッドの音色はいまいち好きになれませんが、このレジナ・カーターはわが寺井 尚子と似た感じの音のだし方で好きです。
そう言えばこの人寺井尚子と同じ年、寺井尚子をメジャーに引っ張り上げたケニー・バロンとのDUOです。
2000年の録音ですが、その2年前にも自分のグループに彼女を呼んでアルバム「SPIRIT SONG」録音していますから、かなりのお気に入りです。
この2枚ともケニー・バロンが聴きたくて買ったものですが、ヴァイオリンも互角に耳がいく素晴らしい出来です。
ラテンタッチのリズムから“Softly, As in a Morning Sunrise”は1曲目からしっかりと心をとらえます。
2曲目ふくよかなバイオリンの音から“Fragile”、バロンのトリオでおなじみの曲、バイオリンの特徴を表して、哀愁色をつよめています。
3曲目現代的なバイオリンの音の出し方で寺井に似ていますが、モンクのちょっとユーモアいれた曲はブルースになるとアメリカの血が感じられる演奏です。
4曲目ケニー・バロンの曲、カーターは超高音の音も細ることなく凄いと思うと、それに続くバロンのピアノソロが良い。バロンはDUOで一番研ぎ澄まされた演奏をするようにいつも思います。このピアノで美女を支える男の風格を感じるのです。とても落ち着いた素敵な曲です。
8曲目はレジナ・カーターの曲で、ヴァイオリストらしいゆったりと流れる曲です。
長いコーダの後にフットプリントが現れるのはこれはそれなりにおもしろい。
ジャケット写真で赤基調の2人を見ていると、音楽に対して格調高く接している貴婦人をみるようです。
10曲目K・バロンの曲も美しい。

Freefall / Kenny Barron & Regina Carter

Kenny Barron Piano
Regina Carter Violin

1 Softly, As in a Morning Sunrise
2 Fragile
3 Misterioso
4 Phantoms
5 What If
6 Squatty Roo
7 Freefall
8 Shades of Gray
9 Footprints
10 Flower
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尊敬を感じますTRIBUTE TO S・GRAPPELLI / Didier Lockwood

2008-04-27 21:02:58 | 聞いてますCDいいと思う


ヴァイオリンが聴きたくて買ったアルバムでは有りませんが、ステファン・グラッペリのヴァイオリンを聴いていたら思いだしました。
グラッペリに見込まれて師事し、その後継者と自負している人ですが、聴いたのはこのアルバムがほとんど、サイドで何回か会った程度です。
1曲目古い雰囲気を出した演奏からはじまります。
ドラムレスでちょっとはっきりしない感じを受けますが4曲目、4ビートがきっちり刻まれ出すと凄く良くなりました。
5曲目もベースラインがしっかりしていて気持ちが良い。
このアルバムペデルセンが聴きたくて買ったのですが、2年後のBireli Lagreneとスタンダードを演奏したドレファスのアルバムより良い演奏におもいます。
7曲目のラインも良いし11曲目はペデルセンらしいソロからはじまります。
トリビュートしたグラッペリへの思いは強く、かなりの曲が良いと思います。
ところが私は没頭と言う風にはなりません。ヴァイオリンのちょっとかすれた音があまり得意では有りません。好きな人は好きなのでしょうが、好みの問題です。
演奏自体はとても良いと思うのにこれはしょうがない。
グラッペリのトリビュートアルバムをしっかり作ったこと偉いと思います。


TRIBUTE TO S・GRAPPELLI / Didier Lockwood

Orsted Pedersen Bass
Bireli Lagrene Guitar
Didier Lockwood Violin

1 Valseuses
2 I Got Rhythm
3 Nuages
4 Barbizon Blues
5 All the Things You Are
6 My One and Only Love
7 Kid
8 Someday My Prince Will Come
9 Minor Swing
10 Misty
11 Pent-Up House
12 Tears
13 In a Sentimental Mood
14 Beautiful Love
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すこし若かった PARIS ENCOUNTER / G・BURTON & S・Grappelli

2008-04-26 23:47:46 | 聞いてますCDいいと思う



住んでいる近くに、つつじが咲くお寺があります。花の開き具合がよくなったので、朝早くいってきました。いつもは時期をはずしてしまいますが、今年はピッタリでした。



持っているグラッペリのLPはこれとO・ピーターソンとのアルバムでした。
演奏がどうのとか、関係なく、持っていることがうれしいLPのもう一枚がこちらのアルバムです。
1曲目“Daphn ”はグラッペリとジャンゴ・ラインハルトの合作でまずは敬意を表した一曲、でもベースもドラムスも結構独自に演奏していておもしろい。
1971年の録音はグラッペリが63才で、おじいちゃん呼ばわりにはちょいと悪いかなと思うけど、このアルバムを買った1972年では、まあ私にとってはおじいちゃんでした。
2曲目はマイルスの“Blue in Green”3曲目がS・スワローの“Falling Grace”と物怖じしない選曲がとてもフレシュです。
ステファン・グラッペリは単独ではあまり聴く気は起きませんが、共演者の対応がおもしろいので聴くと、抜群のオリジナリティなので、どれもふんわかした気分になります。
B-1はグラッペリの為の曲、B-2はバートン調音の出し方が初期の「葬送」を思いだします。
1972年私にとっておじいちゃんでしたが、63才をそう言うのは少し恐くなってきたこのごろ、すこし若いおじいちゃんです。

 

PARIS ENCOUNTER / GARY BURTON & STEPHANE GRAPPELLI

GARY BURTON (vib)
STEPHANE GRAPPELLI (vln)
STEVE SWALLOW (el-b)
BILL GOODWIN (ds)

1 Daphn
2 Blue in Green
3 Falling Grace
4 Here's That Rainy Day
5 Coquette
6 Sweet Rain
7 Night Has a Thousand Eyes
8 Arpege
9 Eiderdown
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ずうっと、おじいちゃん flamingo / S・Grappelli & M・Petrucciani

2008-04-25 23:29:39 | 聞いてますCDおすすめ


ステファン・グラッペリは1989年から1996年の間に4回来日して舞台に立っています。私もその舞台を見ていますが、何年だったか覚えていません。亡くなる前の年ではありません。たぶん最初の来日の時だろうと思いますが、それでも足どりが少しおぼつかなかったように思います。
大好きというわけではありませんが幾つかのアルバムを持っています。
CDではこの1枚、メンバーが凄い。
ピアノがミッシエル・ペトルチアーニ、ドラムスがロイ・ヘインズ、ベースがジョージ・ムラーツです。
1995年の録音でジャケ写真は本当におじいちゃんですが、持っているLPの方のグラッペリもおじちゃんのイメージが強い、ずうっと、おじいちゃんです。
1曲目ゆったりした“愚かなりし我が心”このテンポのグラッペリ、好きです。
2曲目と12曲目を除いて後は超有名曲、新しい曲にチャレンジするのでなく、、音楽の名手が、もしくは深く愛する人たちが、とても素直に音楽を表現している感じです。
3曲目ではペトちゃんのピアノの美しさ、4曲目ではヘインズのドラムスの切れ、5曲目ではムラーツの巧さを楽しむ、芳醇なワインのようです。
ペトちゃんも既にいなくて寂しいですが、グラッペリの少し粘るヴァイオリンにははっきり粒だった彼のピアノがぴったりで8曲目から10曲目ピアノが素晴らしい。
今はいない2人を偲びます。


Stephane Grappelli & Michel Petrucciani / Flamingo

Michel Petruccini(p)
Stephane Grappelli(vln)
Roy Haynes(ds)
George Mraz(b)

1 These Foolish Things
2 Little Peace In C For U
3 Flamingo
4 Sweet Georgia Brown
5 I Can't Get Started
6 I Got Rhythm
7 I Love New York In June
8 Misty
9 I Remember April
10 Lover Man
11 The Will Never To Be Another You
12 Valse Du Passe
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソフトランディング  Manare / MANUEL OCHOA

2008-04-24 23:28:30 | 聞いてますCDいいと思う





アルゼンチンの若手ピアニストの2作目だそうですが、初めてあいました。
1曲目ゆったり流れる河のような、周りの景色がわずかずつ変わっていくのをながめるようなゆったりした気分です。
2曲目はオリジナル、このピアニストの左手のタッチがとても柔らかで、ブロックコードがまろやかに流れると、これほど柔らかい感じははじめてです。
自然と耳がその和音を追ってしまいます。
3曲目は軽快な4ビート、このようなのも出きるということでしょうが、右手はけっこう強いタッチで弾いています。
3曲以外はオリジナルで内ジャケットにはそれぞれの曲名とミャンマーらしい仏教寺院の写真が載っています。撮影したのが同じ名字の女性のようですので、2人でした旅行のそれも精神的な思い出を綴っているのでしょうか。
ジャケ写真もその影響なのでしょう。ちょっと違和感有るかも知れませんが、内ジャケの写真はしゃれています。
その意味からも静かなゆったりした曲がとても落ち着いた気分にさせてくれるアルバムです。

テクを見せる感じで有りませんし、フレーズもそれほど多彩と言えませんが、それを超える左手のタッチが素晴らしい、最後のソロでは、曲を崩さずに弾くことで、このピアニストの一番良いところが聴けました。
唐突ですが1曲目、2曲目を聴いていたら、飛行機の着陸するときのイメージが沸いてきました。そんなにしょっちゅう飛行機に乗りませんが、着陸の気分はあまり良いものではありません。いつもこの曲を聴きながら、このような気分で着陸してくれたら、いいなとイメージしました。




Manare / MANUEL OCHOA

MANUEL OCHOA piano
EZEQUIEL DUTIL bass
RODRIGO REPARAZ drmus

1 The Very Thought Of You
2 Tranquilo...
3 Time After Time
4 Himno A La Familia
5 Vida Secundaria
6 Una Cancion
7 Manare
8 Blues(Homenaje A Cedar Walton)
9 The Nearness Of You



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しいアルバムが気になります Blabete / Mathias Landaeus

2008-04-23 20:39:53 | 聞いてますCDいいと思う


中古屋さんでずいぶん前にみて、ジャケットを覚えていたものを何もわからずに拾いました。1995年、ピアノとテナーのスウェーデン人がブルックリンでアメリカンリズムを入れての録音です。
1曲目、角が取れていながら、形はしっかりスクエアな音のピアノトリオで、美しいトラッドです。美しい曲を壊すことなくメロディアスな進行です。
2曲目はテナーが入ってバップ調、途中からはなぜか激しくなってフリーキーな音が出てちょっと驚きます。
3曲目、落ち着いた音の曲は、コルトレーンの「バラッド」を聴いているような感じ。
ここから3曲はピアノトリオで5曲目は東欧のフォークを思わせる短い曲。
これが6曲目につながり、5曲目をモダンに内省的にした感じです。
7曲目はテナーが戻りカリプソがはいった正調な演奏、8曲目はバラッドでテナーは2曲目以外はオーソドックスな平均点を超える演奏です。
9曲目はクラシカルなピアノトリオ演奏。
トリオとホーンの入る兼ね合いも良く、特にピアノは結構いいと思います。
調べれば新作が出ていて,より現代的な演奏のようでちょっと気になっています。

「Goes Along Long Way」 Mathias Landaeus


Blabete / Mathias Landaeus

Mathias Landaeus piano
Dave Miller bass
Sebastian Voegler drums
Karl-Martin Almqvist tener sazphone 2,3,6,7

1 Farmors vaggvisa
2 Flux
3 Trust
4 Lunar
5 Blabete
6 Till Samuel
7 Bikini Time
8 Brief
9 Player for the Stratosphere
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あらためてアコーデオン passatori / Richard Galliano

2008-04-22 21:26:59 | 聞いてますCDいいと思う



R・Gallianoの演奏は、JAZZ系の共演が多いので、いつも気にしています。
中古屋さんで見つけたこのアルバムはジャケも格調高く、内容もオーケストラをアレンジして自分の曲と、ピアソラの曲を演奏した、大作といっていいアルバムです。
オーケストラのクラシカル系アレンジが基本なので、JAZZとは離れたアルバムですが、ガリアーノのそれまで残したものを、オーケストラバックにきちんと残したアルバムです。
1曲目から3曲は続いた序曲みたいんな演奏で、3曲目はおなじみのメロディです。
6曲目はガリアーノの代表作、ワインのマルゴーを讃えた曲でこれはとても心に響く演奏です。寺井尚子のアルバムでも演奏された代表作です。
JAZZには少し離れたアルバムですが、ボラちゃんがピアノで参加しています。
7曲目格調高く少し弾きますが、ちょっとでおわってしまいます。
8曲目はそのボラちゃんのピアノからはじまり、陰影のあるスパニシュ、JAZZ好きにはこれくらいがいいです。
このアルバム、JAZZではありません。ただDREYFUSレコードが一連に録音してきたR・Gallianoの一作としては、しっかり充実したアルバムです。
JAZZをやっているアルバムと裏表みたいに逆に重要に思います。

passatori / Richard Galliano

Jonathan Faralli ( Percussion )
Stefano Bollani ( Piano )
Cinzia Conte ( Harp )
Pierpaolo Ricci ( Viola )
Riccardo Masi ( Viola )
Richard Galliano ( Accordion )

1 Premier Mouvement
2 Deuxieme Mouvement
3 Troisieme Mouvement
4 Oblivion
5 San Peyre
6 Valse a Margaux
7 Melodicelli
8 Habanerando
9 Primier Mouvement
10 Deuxieme Mouvement
11 Troisieme Mouvement
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

静かなモダン silent letter / maurizio bucca

2008-04-21 20:54:37 | 聞いてますCDいいと思う


中古屋さんで何も知らずに拾いましたが、とってもいいアルバムです。
1曲目、美しいハーモニーと素晴らしいタッチのピアノから始まります。その後ソプラノとテナーのユニゾンはオーソドックスな感じですが、出だしの美しさはビックリです。ソプラノサックスはちょっと舌足らずですが、テナーは上手い。良い音でフレーズをつけます。
いまや大活躍のファブリジオ・ボッソの初レコーディングの双頭としてクインテットを組んだテナーでした。
2曲目はテナーのストレートなメロディから、ピアノのソロになりますがこれが良い。このような凄いピアニストが多いところがイタリアです。
テナーの良いソロと相まって、モダンのいい雰囲気が出ている2000年の録音です。
3曲目リーダーのベースからはじまる曲で、昔流にいえばモダンから中間の感じ、ところがイタリアの凄いところ、現代的サウンドにきこえるのです。
4曲目のベースソロや5曲目のベースの音もとても良いし、静かな雰囲気が漂う曲が多いアルバム。「silent letter」と言うアルバムタイトルがぴったりです。
6曲目、いい音のタイトなピアノはモダンな時のH・ハンコックが一番近く、そうなるとテナーはW・ショーターに近く感じます。トランペットは入っていませんが、若干アルトがそのラインをとっていて、それも静かな雰囲気の演奏です。
それにしてもantonio zambriniと言う人はいい音で良いメロディを弾くピアニストです。


silent letter / maurizio bucca

maurizio bucca bass
roberto regis as,ss
paolo porta ts
antonio zambrini piano
ferdinando farao drums

1 Charlot
2 Onde
3 Station visions
4 Rittmuller
5 La danza della marea
6 Sapemu
7 Mr woland
8 Silent letter
9 Epilogo




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする