JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

魂がそこにいるから  Yasukatsu Oshima with Geoffrey Keezer

2008-06-30 22:09:51 | 聞いてますCDおすすめ
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しばらく聴いていなかったGeoffrey Keezerのアルバムを久し振りに聞いたらとても良い。名義では最新作になるだろう「WILDCAFTED」を記事でいまいちと書いてしまいましたが、間違っていました。
多分タッチがちょっと荒く、そう書いた気がします。
ひさしぶりに聴きなおすと、力強さが、でていいと思いました。
で、新しいのアルバムがあるのかと検索したらこんな凄いアルバムがありました。
沖縄の島歌の歌手大島保克という人とのデュオアルバムでした。
アルバムのメインになる方は大島保克で、彼が歌う沖縄島歌がメインになります。(島歌が好きな人はここでゲットして良いと思います。)
1曲目、島歌のなんともしがらみを通り越すような思いを伝える樂曲とピアノとのデュオとなります。キーザー好きなので耳はそちらに行きます。
そして驚くのですが、JAZZではない音で、ピアノ音が沖縄の三線と合うのです。
そこでのピアノは、沖縄の民族楽器かと思う残響音の響きと、少ない音数で魂が漂うに聴こえる、このようなピアノ演奏は初めてです。大島の三線は当然そのものですが、キーザーのピアノがそれと同じくらい琉球楽器に聴こえます。
漂う精霊を取り込んだようピアノの和音とタッチは驚くべきというか、ピアノ好きな方なら、一度聴いておいたほうが良いと思います。
3曲目島歌のリズムにピアノが洋風のアルペジオで対応始めますが、ここが凄い、歌っている大島が言ってっていますが“伴奏者は、同調するだけでなく、上手く音をちらさないと歌は生きてこない。J・キーザーはそのことを理解している”
本当はキーザーのファンなので沖縄の島歌の出来を気にすることはありませんが、現代的な沖縄の表現みたいなものも感じいます。
4曲目民謡にのバックに流れるピアノの、とても少ない音でこ表現ができること、特別に聞いてあげないといけないような気になります。
5曲目のピアノの挿入部分はとても美しい、中性的な優しさです。
6曲目“前ぬ浜”と言う曲、三線を弾きながら歌う大島、そのバックのキーザーのピアノ、ジャンルなどというものは超えた音枠におもえます。
7曲目、大島の曲はjazz、凄い、最初からグルービーな雰囲気の中、歌のバックはエレベの音階とソプラノサックスの掛け合い、きわものになること無い素晴らしい演奏だと思います。
諭すような、私の秘密と方法を伝えるような歌声、そこにかぶさるピアノのなんと広い余裕、沖縄音楽をべーすにピアノの秘めた力、凄いです。
音楽を枠にはめて割り切ったり、ある部分だけを溺愛して他を排他する事が嫌いです。
音楽に対してナイーブに接していらっしゃる方がいることを知っています、このアルバムがどのようなジャンルかは解りませんが、おすすめです。
泡盛(残念ながら焼酎)をいただきながら三線の音を聴き、10曲目のようなジャジーなベースを聞いたりしていると癒されないはずがありません。
なぜこの琉球の島歌に心が惹かれるのでしょうか、そしてそれがなぜJ・キーザーをしてできるのでしょうか。
そして答えが音楽の中から降ってくるのでした。

“魂がそこにいるから”

Yasukatsu Oshima with Geoffrey Keeze

Yasukatsu Oshima vocals,sanshin except5
Geoffrey Keeze piano except10

1 流星
2 月ぬ美しゃ(八重山民謡)
3 くいぬぱな(八重山民謡)
4 スーキカンナ(沖縄民謡)
5 てぃんさぐぬ花(沖縄民謡)
6 前ぬ浜(沖縄民謡)
7 東方節
8 下千鳥(沖縄民謡)
9 大浦越路(八重山民謡)
10 親まあり(八重山民謡)
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夏の入り口 The Sound of Summer Running / MARC JUHNSON

2008-06-29 20:23:17 | 聞いてますCDいいと思う


夏服への入れ替えはゴールデンウイーク前に終えてしまいました。昔は衣替えが夏の入り口みたいに思いましたが、最近は春の盛りの行事みたいになってしまいました。
みなさんは夏の入り口をどこに見つけますか。昔々読んだレイ・ブラッドベリの小説「たんぽぽのお酒」で少年の夏の入り口は、お酒作りの為のたんぽぽ摘みでした。
若い少年の燃えるような夏を過したいのではありません。さわやかに過ごしたいので、それにあった夏の入り口を探します。
亡父はさくらんぼが好きで、6月にお初が出回るとそれをつまみにビールを飲みました。そんな父親の影響で、6月のさわやかなお休みの昼下がり、サクランボをつまみながらビールを飲むのが私の夏の入り口です。(今日は残念な天気ですが。)
贅沢だと怒らないで下さい。毎年サクランボを山形から送って下さる方がいるのです。今年の入り口は今日になりました。



たんぽぽのお酒のダグラス少年は新しいスニーカーをはいてひと夏を駆け抜けましたが、このギター小僧たちも夏を走ります。
ベースのマーク・ジョンソンがリーダーで、P・メセニーとB・フリゼールのツインギター、ドラムスがジョーイ・バロンというカルテット演奏です。
1曲目から夏の朝、アメリカの乾燥した朝です。
2曲目フリゼールのカントリー調のちょっとミズリーの空を思わせる演奏です。
3曲目タイトル曲“”サマー・ランニング”昔の夏は走ることが出来たのに、今はそれができません。ただこの爽快感は想像できる曲です。
M・ジョンソンの“ベース・デザイアーズ”をよりストレートに、ベースはずっと抑えて、2本のギターも協調するようにサマー・デイを楽しんでいる感じです。
初期のベースデザイアーズのような、構えた感じがなく、とても聴きやすく、ちょっと拍子抜けした感もありますが、若い夏を思い出したような和んだ気持ち。
これから来る夏にむけて、このアルバムから入ることのします。

Summer Running / MARC JHNSON

          Marc Johnson bass
Bill Frisell guitars
Pat Metheny guitars
Joey Baron drums,tambarine


1 Faith in You
2 Ghost Town
3 Summer Running
4 With My Boots On
5 Union Pacific
6 Porch Swing
7 Dingy-Dong Day
8 Adventures of Max and Ben
9 In a Quiet Place
10 For a Thousand Years


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時を感じて I LOVE THE BLUES,SHE HEARD MY CRY G・ DUKE

2008-06-28 22:23:21 | 聞いてますCDいいと思う


本日は、この歳なのになぜか研修を受けることとなり、都心の研修会場に出かけていました。
実は緊張をするタイプなので、どうなることか心配もあり、会場のビルの花などカメラにとって平静を維持しようとしていました。(コラッ、真剣になっていないんじゃないか。違いますよ)



ジョージ・デユークはS・クラークとのバンドは聞いていますが、この頃からフュージョンと離れていくのであまり聴いていません。
中古屋で見つけた日本盤です。
手で書いたものの印刷で大変見ずらいジャケットで、1975年にリリースさらたアルバムでしょうか、ジョージ・デユークがヒットを出す前のMPSに残したアルバムです。
まずジャケが時代を感じてかっこいい。
とてもファンキーなサウンドとソウルフルな感じはこの時代の表現、ロックギターがガッツと絡みますが、それがリー・リトナーで、驚かされるところが楽しいッス。
一つ一つのきょくの解説は出来ませんが、ブルース好きの音楽小僧たちが寄って集って作り上げた、とても時代を表現したアルバムのように感じます。

若い人の反応の中に、その人の持つ個性と魅力、若さなどを感じながら過ごしまた。若いときの記録がきちんと残るのはミュージシャンの素晴らしさですね。私たちにはありません。
時の変化をきっちりと感じて、把握していることは曖昧な評価をしないためにも大切です。
このアルバムデユークのやっていた音楽が評価に値することの証明として残っていて素晴らしい限りです。
疲れて帰り着いたら、嬉しいことがありました。それは次にして、夕食は食べないかも知れないなどと言っていたので、イサキ(旬)のアクアパツァ一品とサラダとワイン、鱗をとってはらわたをぬくのは私でした。



研修で前向きな私は前向きに対応して、美味しくいただきました。



I LOVE THE BLUES,SHE HEARD MY CRY / GEORGE DUKE

1 Chariot
2 Look Into Her Eyes
3 Sister Serene
4 That's What She Said
5 Mashavu
6 Rokkinrowl
7 Prepare Yourself
8 Giantchild Within VS Ego
9 Someday
10 I Love The Blues, She Heard My Cry

Musicians
George Duke Arp & Moog , Rhodes piano, Clavinet, vocals
Leon "Ndugu" Chancler drums
Lee Ritenour guitar on 1, 6 & 8
Flora Purim vocals on 2
Byron Miller bass on 2, 3, 7, guitar on 4
Airto Moreira percussion, bongos, tambourine, berimbau, etc.
Emil Richards marimba on 4, percussion on 5
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企画良いのに tribute to Picasso and Miles /an All-Star

2008-06-27 22:13:34 | 聞いたけどCDわからない


かなり以前に中古で拾った1999年にリリースされたアルバムです。
ピカソとマイルス、うまい組み合わせだと思います。
7曲目のタイトルとなっている青の時代を持つピカソ、11曲目はキュビズムの始まりを示す“アヴィニョンの娘たち”。

ピカソのキュビズムとは複数の視点による対象の把握と画面上の再構成といわれますが、マイルスは"Bitches Brew"で複合的なリズムの創造を果たしました。そこらへんをしっかりとまとめたら、素晴らしいアルバムに成りそうです。
そしてその"Bitches Brew"に参加したLenny Whiteが最初に名を連ねていて、これはおもしろそうです。実はLenny Whiteをみて拾ったものでした。
曲名を見てもそそられます。
ところが残念ながらそのアルバムは良いと思いません。
まず残念なのがどうやらこのアルバムの曲の作曲者でリーダーと思われるRichaard Clayの曲が面白くない。そして1曲目のカーテス・フラーのソロが酷い、才能を出し切ってしまった後のようなつまらないフレーズと割れた音です。
3曲目、アレンのピアノソロは高い音の調律がおかしいのではと思わせる音ですし、6曲目などはアレンのピアノがまとまりつかずにフェードアウトです。
リーダーのRichaard Clayの音だけが生々しく取れているのも困ったところです。
5曲目“View of Britches Brew”は雰囲気を作ろうとしますが残念そこまでいたらず2分で終わってしまうし、8曲目“View 2”ではリズム陣だけの演奏ですが、残念ながらLenny Whiteの素晴らしさはありません。
このアルバムでいいのはEddie Hendersonが素晴らしいソロをしていて、9曲目のソロと10曲目の“イン・ア・サイレント・ウェー”を意識した“For Miles”がとてもいいと思います。
とってもよいアルバムになると思えたのに残念です。
マイルスとピカソを好きな人は多いと思います、私もその一人です。
ピカソとマイルスが好きで、なおかつそれが一枚のアルバムにクレジットされているのが欲しいというマニアにはお薦めの一枚です。

tribute to Pablo Picasso and Miles Davis / an All-Star

             Lenny White(d)
             Geri Allen(p)
Richard Clay(sax,fl,key)
Curtis Fuller(tb)
Eddie Henderson(tp)
Buster Williams(b)
Ray Mantilla(cog,per)
Warren Smith(per)


1 Pablo
2 Blue Cool
3 Love of a Lifetime
4 Blue Miles
5 View of Britches Brew
6 Inspiration
7 Blue Period
8 View 2
9 Minotaur 1
10 For Miles
11 Demoiselles d' Avignon
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10 Cmが欲しい LIFETIME / DANIELE SCANNAPIECO

2008-06-26 23:32:21 | 聞いてますCDいいと思う


社会に出た昔、仕事の関係で数字を見ていても、センチだったりミリだったりで、小さくても0.1ミリ単位でした。
それがこのごろではミクロンだナノだと、1ミリの1/1,000や1/100,000,000の話をしなければならなくなり、感覚がついていきません。
大きい方は万の下の方で生活しているのは変わりませんが、億だって知らない訳ではありません。(生活はもうすこし上に行きたい。奥さんもそう言います。)
そう言えば奥さんは、あなたがもう10Cm高かったら良かったのにとよく言います。
もう10センチ高かったらもっとカッコヨク、行動も自信に満ちフレーズだって思い切りよかっただろうと想像します。
DANIELE SCANNAPIECOは10センチ背がたかい格好いいテナーです。
Blogのお仲間がこぞってとりあげているアルバムです。きっとみなさん聴くだろうと私もひろいました。
Hi Five Quintetでスカナピエコを知りましたが、最近このアルバムでも2曲とても良かったと覚えています。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20080114
とっても詳しいお仲間や演奏を表現するのがうまい方、はっきり表現の方と、どの方も誉めていて、そちらがあればほとんど書くことはありません。
気に入った曲やところは1曲目の曲。ここではグイグイくるのと、ピアノのJulian Oliver Mazzariello がいい、曲がとてもソリッドにまとまりました。
3曲目“Cercle”ではソプラノとその後のペットのソロ、それぞれに流れるようなフレーズがとてもエレガントです。
5曲目ブーガルー見たいなダンサブルな曲はアクセントになって気分変わります。
9曲目のテナーとアルトの掛け合いはここ1番、鋭い男の意気がでて、とても好きなところです。
このアルバムの記事に参加出来て良かったです。この記事のタイトルはスカナピエコとこのアルバムの評価ではありません。誤解ないように、もうひとつカッコのつかない私の嘆きでした。

Lifetime / Daniele Scannapieco

Daniele Scannapieco ( ts )
Stephano Di Battista ( ss & as )
Flavio Boltro ( tp )
Julian Oliver Mazzariello ( p )
Dario Rosciglione ( b )
Andre Ceccarelli ( ds )
1 Lifetime
2 Red Hot
3 Cercle
4 Dark Light
5 Dede's Mood
6 Goodby Mr.P
7 Fenomeno
8 Waiting For D.
9 Fast Lane

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巨匠の重み VIOLENT / Juan Jose MOSALINI

2008-06-25 20:50:04 | 聞いてますCDいいと思う


レーベルLABEL BLUEの古いアルバムは中古屋さんで見かけると欲しくなります。ここのアルバム、日本盤で帯があり、トリオ構成によるジャズ・タンゴの完成作とあります。もちろんすぐ拾いました。
バンドネオンの世界を知りませんが、このファン、ホセ・モサリーニという人はピアソラの双璧をなすと言われた人で技量はそれ以上らしいです。
1989年録音のアルバムで、ピアソラのこの手のアルバムに比較して現代音楽的、アドリブ的なシャープな演奏です。
1曲目、ギターにマルク・デュクレを迎えて、表現豊かなスキッドな表現で実はこのアルバム1番いいかも知れない演奏です。
2曲目がミンガスの“フォーブス知事の寓話”ですが、メロディはバンドネオンに会っていて驚きますし、そこで繰り広げられる演奏はとてもJAZZ的で驚きます。ベーシストはjazzの人ですが、ピアノのおとは硬質で、バンドネオンはとても即興的でとてもこの曲がマッチしていて驚きます。
3曲目からしばらくは現代タンゴとした演奏で、思索的な曲であり、ドラマ性を表現したいした曲が続き、これはもちろん現代タンゴのアルバムだと認識します。
4曲目12分に及ぶ曲ですが、力強い、現代JAZZ状況では表現しない、アルゼンチンの政治的な弾圧からパリに亡命した彼等の悲哀が表現されているように思う大作です。この曲を作曲したベイテルマンはこの後作曲に専念するために演奏活動から離れます。
5曲目はベーシストの曲でしっとりとしたところを意図した曲で、アルコからピッキングになったところのベース音はなかなかふくよかです。
6曲目は激しい現代的なタンゴで子のグループが決して受けをも狙わず真摯な表現を目指していることがわかります。
その中哀愁的な曲は7曲目、このグループの魅力が凝縮したようなモダンで挑発的なところもある、そしてタンゴの哀愁もある素晴らしい演奏です。
8曲目はモンクの曲、ピアニストの和音はモンクそのもの、この様にバンドネオンで表現されても、とてもあっているのに驚きます。
失礼ながら知らないバンドネオンのアルバムがJAZZ的に聴いても、とても素晴らしいアルバムでした。
この方が巨匠であることは間違いありません、失礼しました。


VIOLENT / Juan Jose Mosaini

Juan Jase Mosaline bndneon
Gustavo Beyielmznn piano
Patrice Cartini bass
Marc Ducret guitar on1

1 VIOLENT
2 FABLES OF FAUBUS
3 RAOCES DOS
4 RAICES TRES
5 CANAL SAINT MARTIN
6 l'AUTRE VISAGE
7 APRETONADOS
8 CREPUSCULE WITH NELLIE









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街角で見渡す CORNERS / ALDO ROMANO

2008-06-24 21:01:37 | 聞いてますCDいいと思う


LABEL BLEUの古いアルバムは会うと拾うようになっていますが、そのうちの一枚です。
おなじみALDO ROMANOで、ベースがMichel Benita,一番聴きたいのはpianoのRonnie Pattersonという人で、このアルバムでいいと思っていました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20060526
1曲目街中の雑踏の声からTim Millerのギターソロがジョンアバの快調なときの感じ、その後のピアノが清涼感がありとてもいい、もちろんベニータのベースも良いわけです。
2曲目、クラリネットのソロというのにはあまり馴染みがありませんが、これがLANEL BLEUの楽しいところ、しっかり表現されます。
この演奏クラリネットとギターがソロ楽器というあまり馴染みが無い組み合わせですので、一つ一つのソロを大切に聴くことがいいのでしょう。
4曲目のギターのアコーステックな弦に絡むピアノの美しさはなかなか素晴らしい。さっぱりと簡単におわります。
5曲目はエキゾチックな曲想のフュージョンでスパニシュのカジョを入れてメリハリのある曲にしています。
このアルバム1998年にLABEL BLUEの関係ミュージシャンが来日したときにでたアルバムのようです。
Aldo Romanoの曲がほとんどで、トータルなサウンドで雰囲気を作るアルバムのようです。
色々な街角を再現しているようですが、7曲目、ネグりのラテンの街角は圧巻です。
交差点は東西南北が一気に見れるところで、そのCORNERに来ると新しいめどを立てるところです。交差点で前や後ろ新しい横の視線が見えた時がすきです。
このアルバム“Corners”ですが、多分世界各所の交差点で感じる雰囲気が表現されていると思います。
聴きたかったピアノは9曲目、アブストラクトな構造を作りながら良い演奏です。
ちょっとオーネット・コールマンを思わせる演奏。
11曲目ギター伴奏でのクラリネットは哀愁演奏、ポルトガルの石畳を歩いているような曲。
12曲目はちょっと大きな交差点の曲で、Tim Millerというギタリストが大きくフュチャーさていてとても良いのですが、この人は今どうしているか知りません。
13曲目ゆったりとした曲調ですが、歩いていて交差点での出会いを楽しむような演奏です。
このアルバムネグロのクラリネットの凄さが一番印象深く、あまりメジャーで無いクラがとても力強く感じるアルバムです。
この14曲目、15曲目とネグロのアルバムのようになって、それもロマーノの意図だと感じる楽しいアルバムです。

CORNERS / ALDO ROMANO

      Michel Benita bass   
      Tim Miller gutar
      Mauro Negri clarinet
      Ronnie Patterson piano
      Aldo Romano drums

1. Port Au Prince
2. Petionville
3. Inside Out
4. Song For Elis
5. Brothers Of Land (Camp David)
6. Bianconiglio
7. Storyville
8. Blue Bamboo Blue
9. Il Ritorno
10. Campo Del Fiori
11. Pietralata
12. Pioggia Sul' Pineto
13. Positano
14. Tompkins Square
15. Belleville




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?は飛ぶけど Sara & Barbara / MOTOTRIO

2008-06-22 17:31:22 | 聞いてますCDいいと思う
電話回線とインターホンが不通になっていたので、新しい電話機にしてみたのに直りません。NTTに連絡してテストをするとどうやらインターホンの分儀機が悪かったみたいなのに、電話を新しくしてしまって2万円の余計な出費をしてしまった。
FAXつきの古い電話機さしあげます。
2回も電気屋さんに行った合間にはちかくのあじさいの咲くお寺にいってきました。




そして今日は海の近くに住む母親のところに行ってまいりました。行く途中から雨が降ってきてしまいました。付くとここに行きたいと雨の中車で30分ぐらいのところにあるしょうぶ園へ出かけました。
雨に濡れた花は逆に美しさを増していました。







近くで日本蕎麦をいただいて親孝行も済ませましたので、これからは男の時間、って私オートバイにはまるで興味がありません。
でしからジャケットでは惹かれません。




まるで知らないいけれど、前作の評判が良く、オートバイのジャケットの新しいアルバムも出ているなんていわれたので、ショップですぐ気が付いて拾いました。
軽やかなピアノの音で、そこは問題無しのはじまりですが、急に?が飛びます。入ってきたベースは、少し粘ったアンプリファイヤされたエレベのような音です。とったソロの流れも?高音のピッチもちょっと甘い、大きな音で鳴ると、あの大御所に近い弾き方です。好きな人は良いかもしれませんが、そこが苦手な私はこりゃしまったと想いました。
このごろとまどうアルバムが多い。
2曲目、グルービーな曲調に変えたメロディも引き出しが多くて飽きさせないピアノです。
3曲目このベースはエレベじゃないの?
4曲目リズミカルでも軽薄にならないしっかりと筋がとおった軽快さが気持ち良い。
5曲目のラテンタッチにもぴったり、6曲目はロマンチックな曲想にも、7曲目のブルースを軽快に弾いてもそれにあってます。
3曲目以後?のとんだベースを出きるだけ聴かないようにしながら聴いてきたら、ピアノがとても安定した表現で何とも良くなってきました。
聞き終わってみれば、このようにしっかりしたピアノには、この傍若無人な個性のあるサイドでも、良いと思ってしまいました。
好みのベーシストだったらまとまり過ぎになっていたかもしれません。やれやれ。


Sara & Barbara / MOTOTRIO

Carlo Uboldi(p)
Alberto Guareschi(b,elb)
Vanni Stefanini(ds)


 1 Sara & Barbara
 2 125SE
 3 Piccolina
 4 Cameron's Dreams
 5 Rosae Rosis
 6 Fatina & Maghetto
 7 Bascape Blues
 8 Vaste

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象の間違い  TALES / ROBERT BALZAR

2008-06-21 21:14:08 | 聞いてますCDいいと思う


いえ、間違えました印象の間違いでした。

浜辺に降り注ぐ光のジャケットは軽いボサノバかと思ったら、とても端正なピアノが美しいアルバムだった前作、それで新しいアルバムを見つけると躊躇なくとびつきました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070206

今作ではそこにJohn Abercrombieが入った演奏です。
これが第1印象があまり良くない、端正なピアノが聴きたいのに、Abercrombieがほとんどを弾いています。
1曲目はタイトル曲で結構力が入っている演奏です。
2曲目はボッサでジョンアバも良く弾いていますが、ピアノのソロにかわると、さわやかな風がふいて湿度がすっと変わります。凄く良いピアノだと思います。
ところが同じような曲があまりおもしろくなく、ギターが弾くソロも私の好みではありません。アバンクロンビーってこんな感じでしたっけ、70%をAbercrombie
が弾いている感じです。
プロデユースにMiroslav Vitousなんて人が名を連ねて、ECMからAbercrombieをひっぱてきたからでしょうか、とても端正なピアニストがいるのにもったいない。
ところが6曲目ピアノがメロディを弾けば澄んだ音でとても良い。
7曲目もウォーキングベースの4ビートをピアノが流れるようにとても良い。
と不満をAbercrombieとBalzarにむけていましたが、私の耳が悪いので、間違えてはいけない。
何度も聞く内に段々と良くなって来ました。メロディが耳に入ってくるとAbercrombieのギターも良く歌っているのです。
危なく悪く受け取るところでした。ギターがきまじめなくらいメロディを紡ぐと、ピアノも合間に結構きこえてきます。
そうなるとやはり良くまとまったグループに感じてきました。
象を、いや印象をまちがえました。
象の方はジャケットの絵で、その象の意味が分からなかったのが発端でした。
やれやれ。



Robert Balzar(b)
Stanislav Macha(p)
Jiri Slavicek(ds)
John Abercrombie(g)

1. Tale
2. 22 Years ago
3. Just in Tune
4. Remember Hymn
5. Portissimo
6. Sing Song
7. Black Cat White Dog
8. Night
9. I Fall in Love to Easilly
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稲妻が走る Season of Changes / Brian blade

2008-06-20 22:41:22 | 聞いてますCDいいと思う


おじゃまするblogで大変誉めてられていて、その内容でとて聴きたくなり拾ってきました。
ドラムスのBrian Blade以外なじみのない人たちばかりですが、愉しみです。
1曲目、いかにもオープニングの雰囲気は、静かに大地の視界が開けていくようにはじまります。
2曲目直線的なギターソロの後、テナーがスピリチュアルに吠え出すと、バックのBrian Bladeがドシャーンと叩いて何とも気持ちが良い。
カントリーロックみたいな3曲目の後のタイトル曲“Season Of Changes ”はJon Cowherdの曲で2曲目といい、とてもしっかりしたアレンジです。インリズムになった後、ピアノとドラムスなどのリズムが一体となるとそこでのKurt Rosenwinkelのギターソロラインがそこにぴったりとはまります。
ギターラインが、広がる大地の彼方に稲妻が走っているような感じです。
6曲目はロックみたいでこれはこれでたのしいみます。
7曲目からのバスクラはこの大地で生きてきたネイティブの祈りのようにこだまします。
9曲目再びアルトのスピリチュアルな叫びとなって幕を閉じました。
ちょっと残念なのは、リードの音は細かく採っているのにベースがくぐもった音ではっきりしていない事とピアノもかなり重要な部分を弾いているのに、音的に目立たない点です。
ただグループとしてのサウンドはしっかりと洗練されたもので、ネイティブの思いを表したようなアルバムは、ただJAZZ技術がどうのというよりか、とても清清しい大地にいるような一枚でした。

Season of Changes / Brian blade

Brian Blade(ds)
Myron Walden(as,bcl)
Melvin Butler(ts)
Kurt Rosenwinkel(g)
Jon Cowherd(p,pump-org,synth,key)
Chris Thomas(b)

1 Rubylou's Lullaby
2 Return Of The Prodigal Son
3 Stoner Hill
4 Season Of Changes
5 Most Precious One
6 Most Precious One(Prodigy)
7 Improvisation(Jon Cowherd & Myron Walden)
8 Alpha And Omega
9 Omni

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