JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

中古での二つの面白いクインテット  Jean-marie Machado

2009-04-30 22:22:33 | 聞いてますCDいいと思う


Jean-Mstie Mschadoの最新のアルバムはソプラノDavid Liebmanとのデュオが良いと思いました。machadoはその前のリーブマンとのデュオ、Amalia RodriguesとBillie Holidayへのトリビュートで惚れたわけです。
そうしたら中古屋さんでMachado名義で素晴らしいメンバーのアルバムがありました。
2000年録音なので最近手に入れたアルバムより前のものです。メンバーが凄い。
MachadoのpianoにDel Fraのベース、Jacques Mahieux のドラムスというリズムにPaolo FresuのトランペットとAndy Sheppardのサックスです。

中古でもう一つクインテットを買って、二つとも面白くて聴いています。
ここに来てAndy Sheppard がECMでアルバムを出したということでとたん面白くなりました。

この人、カーラ・ブレーのところで吹いているようですが、私はLABEL BLEUで結構良いと思ったのが最初で、それが1994年の録音でした。(記事にしようと思っていましたが、アップせずでした、ちなみにアルバムは「INCLASSIFICABLE」というLABEL BLEUのものです。)
そして今度のマチャドのアルバムではソプラノ、テナーとともに素晴らしい、ECMの新作も欲しくなってしまいました

さてアルバムはもちろんマチャダが主役です。
1曲目グループの演奏は、まろやかな情景表現、マチャドがリーブマンと見せたアルバムと感じで、フレスのペットとシェパードのソプラノが欧州の情景を見せているようです。
2曲目は、とてもしっかりしたJAZZという言い方はおかしいですが、このメンバーで演っている凄さが伝わってくる、どのパートを聴いても、たとえばドラムスのcques Mahieuxのソロなど驚いてしまいます。
3曲目から6曲目がマチャドの関係のスペインを題材にした曲の連なりで、このアルバムの雰囲気を作ります。
3曲目はマチャドがちょっと内に向きながらも、スペインの日差しと日陰が見えるような少し激しい演奏です。
4曲目はドラムスとピアノのデュオ5曲目がDel Fraのソロ6曲目に入ってフレスが入って力強いけれども、マチャドの望むとても風土を感じる演奏になります。
この曲単純なテーマを繰り返しながら結構力強い演奏です。
8曲目はリズミックな演奏、ここら辺もメンバーの技術がそろっているから、出来るように感じます。
9曲目フレスのミュートが地平を這うようにながれます。
このアルバムフレスとシェパードが一緒なのは1と11曲目だけですが、そのことをまるで感じさせない曲の充実です。
引き続いてマチャドの10曲目は求道的な雰囲気からフレスのペットがスパニシュなソロを演奏し、それは気が行くとその世界に引き込まれます。
11曲目でシェパードとフレスが一緒なのはここで初めてで4ビート、気持よほどの4ビート、ベースが良い、ドラムスが良い、ペットのアドリブが良い、ピアノのフレーズが良い、もちろんサックスもというこてで、このアルバム雰囲気から最後まで盛り上がっていくアルバムでありました。

Lyrisme / Jean-marie maachado

Jean-Marie Machado (p)
Paolo fresu(tp, bugle: on 1.3.6.9.10.11)
Andy Sheppard (sax: 1.2.7.8.11)
Riccardo Del Fre (contra-b)
Jacques Mahieux (ds)


recorded at Studios La Buissonne
26 and 27 September 2000

. Valse enfouie (Jean-Marie Machado)
2. Tambours sourciers (Jean-Marie Machado)

Suite espagnole (3.4.5.6):
3. Nana (arrangement de Jean-Marie Machado d'après Manuel de Falla)
4. Echos (Jean-Marie Machado, Jacques Mahieux)
5. Prelude (Riccardo del Fra)
6. El Paño Moruno (arrangement de Jean-Marie Machado d'après Manuel de Falla)

7. Hymne (Jean-Marie Machado)
8. Rumba-Yava (Jean-Marie Machado)
9. Mitsouko (Jean-Marie Machado)
10. Iablo (Jean-Marie Machado)
11. Limoncello (Jean-Marie Machado

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望みのアコベ Jazzin The Garden / Stanley Clarke

2009-04-29 19:40:29 | 聞いてますCDいいと思う


上原ひろみはめちゃめちゃ人気がありますが、鍵盤ヒットの力とか心配していました。
これまでの彼女のアルバムでは、すべてエレベを使うのではなく、アコべと使い分ける演奏であって欲しいと思っていました。
そう思っていらら、スタンリー・クラーク主導でしょうが、アコベ・トリオのアルバムが出ましてこれは歓迎です。
以前から、スタンリー・クラークがアコーステックを弾くのが大好きでした。

1曲目これがしっかりしたビートにのったJAZZ、スタンリーが仕掛けたのでしょうか上原を上手く使っている感じです。
2曲目は“サクラ サクラ”でクラークのベースによるメロディで始まります。
ヤーロン・ヘルマンでも最後のこの曲を演奏したがJAZZで立て続けにこの曲を聴くのは初めてです。
西山瞳さんのBlogでトラデショナルを弾くことの、奏者としての感覚を書いていましたが、それをなるほどと思いました。
“さくらさくら”はなかなかJAZZになりづらい、上原が弾くならば、もっとはじけても良かったにではと思います。

多くの方は上原を聞くためにこのアルバムを購入されるのだとおもいます。
スタンリー・クラークのウッドファンとしては、上原関係なくの購入でありますが、しかし上原も気になる。
3曲目スタンのアルコ、アメリカのベーシストでこのようにアルコが弾ける人少ないと思います。その後のピアノのフレーズが個性的です。
5曲目、スタンリーのタイムが少しくるうのと、自分の曲でないときの上原のフレーズが少し頼りない。
6曲目“somedey my prince will come”の選曲はなぜでしょうか。まとまりないうちに終わります。
7曲目がJoe Henderdonの曲でリズミック、ナウなJAZZ感です。
9曲目は二人のフリーインプロだそうですが、上原が面白い、思い切りいいです。曲を引っ張るのはスタンリーです。
10曲目、マイルスの“SOLAR”ピアノのライン、これはこちらが個性がありそれに引っ張られるベースとこのアルバムのベスト演奏です。
12曲目ポップな曲をこのように演奏するのは素晴らしい。

私としては、上原の聴きたい面が出たようで良いと思うアルバムですが、煮詰まりには欠ける感は残ります。
ライブを重ねることで洗練され、煮詰まるいつもの上原とは違ってしまいますが、がんばって欲しい。私としては聴きたい流れなのです。

JAZZ IN THE GARDEN / Stanley Clarke Trio

Stanley Clarke(b)
Hiromi Uehara(p)
Lenny White(ds)


1 Paradigm Shift(Election Day 2008)
2 Sakura Sakura
3 Sicilian Blue
4 Take The Coltrane
5 3 Wrong Notes
6 Someday My Prince Will Come
7 Isotope
8 Bass Folk Song No.5 & 6
9 Global Tweak(Improvised Duet)
10 Solar
11 Brain Training
12 Under The Bridge



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BLUの新風が吹きぬける REVISION / BLL-SWING

2009-04-26 18:15:45 | 聞いてますCDおすすめ


空が高く晴れ、緑が起きて、風が吹き渡っています。
とてもさわやかな季節に新しい風を感じています。

ハクエイと井上淑彦氏とのデュオにもご一緒した、オクサンの友達から1枚のアルバムを渡されました。
お知り合いの甥御さんがこのグループのベーシストだそうで、blogをやっている事もご存知なので、できたら記事にということでした。

SJ誌の記事みたいなものを書く気はしませんので、ちょっと困りながら聴き始めました。
JAZZY HIPHOPのみならずELECTRONICAまで飲み込んで、まさに全方位でクラブミュージックに打って出ているそうです。(HMVの冊子の記事)

日曜の午後、大好きな風に揺れる影絵を障子にみながら、楽しい音楽を聴くのが大好きです。




聴き始めてみると、クラブミュージックというのをよく知りませんが、質の高い演奏で、もし生でこれだったらクギヅケという表現がぴったりです。

1曲目しゃれた女性Vocalに雰囲気のあるJAZZナンバー、失礼な言い方ですが充分にjazzです。
2曲目はshadeという人が入ってラップの曲ですが、ラップに普段感じる落ち着かなさがありません。
この「BLU-SWING」というグループはピアニストが曲を提供し、女性ボーカルとエレベとアコベ両方を演奏する甥御さんとギターの4人が基本メンバーのようです。
3曲目ジャジーなギターが素敵な雰囲気、おしゃれです。パーティの後の静けさを取り戻した街みたいなイメージで、イメージしやすいといえば言えるけど、カッコいい。
5曲目、軽やかなサンバ調のリズムに乗って鳴るピアノの感じは“シャカタク”を思い出します。
ここでは森学氏のテナーと関根シロー氏のペットがブラスで参加です。
6曲目は誰かの甥御さん、蓮池真治さんのウッドベースソロ、バッハの無伴奏チェロを思わせるとても好感の持てる演奏です。
7曲目、女性ボーカリストAngela Johnsonが参加の曲は上質なPOPS、リズムに乗ったブラックな感じは日本のものとは思えません。中村祐介という人の曲が信じられません。
10曲目も同じアンジェラ・ジョンソンの入った中村氏の曲、このような演奏がクラブでは当たり前かどうか知りませんが、もしそうであるならば、世界の音楽のレベルは一緒になっているのではと感じます。
12曲目はピアノとリズムの効いた“シャカタク”を再度思わせる曲。
そう書くとミュージシャンの方は不愉快でしょうか。
昔“シャカタク”というグループが登場した時、そのハイセンスな響きに驚いたものでした。
森氏のフルートが入ってとても品位の高いフュージョンです。
13曲目はJAZZベースのラインに田中ユリ嬢のボーカル、テナーがかぶさりますがこれもいい。
触れませんでしたがこの女性のボーカルも透明感があり、尚且つ音圧がありいいのです。

2008年JAZZのお仲間では評判にしている方いないかも知れませんが、ぜひ多くの人に効いて欲しくなりました。
ここで全曲試聴できますのでぜひ聴いてみて下さい。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/2745844

聴き終わってひとつフーンと思うのは、ドラムスがクレジットされているのが1曲目だけ、後は打ち込みなのでしょう。
常識なのでしょうが、普段JAZZを聞いているのでここはちょっと違和感があります。

5月を目前にして、新しい風が吹き抜けました。

REVISION / BLU-SWING

中村祐介(作曲、編曲、キーボード、プログラミング、DJ)
蓮池真治(ベース) 
田中裕梨(ヴォーカル)
小島翔(ギター)

1. FABULOUS
2. CHILDISH
3. ENVISAGE
4. FREE BREEZE
5. A PRAYER
6. INTERLUDE lotasignal
7. WHAT'S ON YOUR MIND
8. PROSECCED BLU
9. FALLIN'
10. FORGIVENESS
11. SUM
12. PULSE
13. REALIZE



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その予感が凄い introducing / PITER DE GRAAF

2009-04-25 21:49:19 | 聞いてますCDおすすめ


ヤーロン・ヘルマンのソロ・パフォーマンスに4月15日に行きました。
リハビリみたいにしているので、あまり新しいアルバムを追っかけないで、ヘルマンぐらいにしていたのですが、ショップで試聴して驚きました。
PieterDe Graafという人のピアノトリオです。
しっとりとした感じで始まりますが、その後の流れは硬質なラインと強さを秘めて、これはなかなかだと1曲目から思います。
2曲目コリアの“マトリックス”みたいな衝撃的なピアノメロディで始まりますが、すぐベースソロ、とてもこったアレンジでそれも充分魅力、4ビートの太いベースがアクロバテックで硬質なピアノフレーズが実に気持よい。
またスターが誕生したのではとここで考え始めます。
3曲目はBenny Singsというファルセットに近いVocal入り、ここら辺はこのようなものも出来ます的余裕でしょうか。Vocalバックのピアノタッチも合格です。
4曲目、ピアノ音の切れがいいのは録音具合もあるのでしょうが、フレーズの振り出しにもあるみたいです。
第一の手本がキースで、次がハンコックとブラッド・メルドーというGraafの演奏はまさにその通りで、そしてそのことが良い選択と思います。
5曲目Giks Anders van Straalenという人のパーカションがはいってラテンタッチで始まりうねるベース、グラフもリズムに加わりながら展開するとても魅力的な曲、ひところのe・s・tを思わせる曲調に若さと明るさが加わって、今年のヒット・チューンになる楽しい演奏。寺島さん、2009年はこれを選ぶべきだといいたくなる演奏です。
6曲目は“For You”といういかにもロマンチックな曲、でももちろん甘くない。
ここで付き合うベーシストが結構しっかりとラインとソロをとるのもとてもJAZZらしい感じでです。
ただ曲全体をうまくまとめるとか、すっきり仕上げるというのはまだ未熟なところもあるかもしれません。このアルバムがとにかく凄いと書くわけにはいきませんが、可能性がギラギラして、その予感が凄い。
7曲目クラシックの小品みたいなベースとの駆け引きのある曲。最近のピアニストはクラシックをしっかり学んだ人が多いけど、この人はどうなのでしょう。
ネット上でみることのできる演奏映像では、決してクラシックでない弾き方、ひっくり返りそうです。
8曲目リリカルに初めてゴスペルフォーク調に変っていくあたりキースを意識していても、それも良いのだ。
9曲目幻想的な美しいテーマでピアノのタッチ良いけど、ベースのアンプ音がちょっと強いのが気になります。
10曲目はチェット・ベーカーの感じのヴォーカルですがこれはどちらでもいい。
シークレット・トラックとして入っている曲はロックに近い、サンプリングもはいって、これはe.s.tを意識しているのがわかるけどこれも許せる。
若いこと、デヴューというのは素晴らしいことで、研鑽をつめばもっとピアノが上手くなるし、演奏もよくなるはず。
その予感が凄い。



introducing / PIWTER DE GRAAF

        Pieter de Graaf piano
Ludo van der Winkel Double bass
Jasper van Hulten Drums

Gijs Auders van Straalen purcussion track 5
Bennny Sings vocals track3&10
Pieter de Graaf Sas,extra percussion&bells track 5

1. If Only
2. Stress Chicken
3. The Masquerade Is Over featuring Benny Sings
4. Just A Song
5. Mumbai
6. For You (For Kathrin)
7. Echoes
8. If You Know What (I Mean)
9. Reverie
10. To My Surprise featuring Benny Sings
11. Beat Song






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魅惑のサックス Puertosax

2009-04-24 21:59:37 | 聞いてますCDいいと思う


リハビリでラテンを聴いていて、まるで解らないけどsaxがたくさん出ているアルバムのジャケも楽しいので買ってみました。




ところで本日は六本木に行ってまいりました。
ある有名な方がきちんとした格好で返ってくるというので、報道の方がお仕事でカメラを構えている駐車場に入りました。
お住まいなのでしょうか、こちらからカメラを向けるのもと)。
もちろん私は仕事であのビルに行ったのですが、いつもより混んでいると感じたのは思いすぎでしょうか。

4人のサックス奏者がとにかくラテンのアンサンブルを展開するアルバムで1曲目からかなり驚きます。ホーンだけのアンサンブルで始まりますが。アルトとテナーの上にバリトンが絡む展開はとても気分を高揚させます。
チープなラテンホーンだと思ってはいけない、とても基礎のしっかりしたリード奏者の集まりのようです。
2曲目、ビックバンドの始まりのように重厚でありながらソフトな広がり、上質なホーン音で驚いてしまいます。
6曲目はおなじみのガレスピーの曲、ホーンのハーモニーが見事です。
ただ残念ながらこれはJAZZではありません。アドリブかなと思うところは少なく、素晴らしいホーンのアンサンブルです。
7曲目この曲も知った曲、ここではソプラノがJAZZアドリブも見せてこれが良い。哀愁漂うキャバレーにいるような雰囲気です。
11曲目はやいパッセージの掛け合いのいかにもラテン、体をゆすり体をこすりつけ強烈な体が発する意思を交換するような、これもなかなか凄いアルバムです。


Puertosax

Angel Torres (alto, soprano sax)
Ricardo Pons (alto, soprano sax)
Frankie Perez (tenor sax)
Roberto Calderon (baritone sax)

【GUEST MUSICIANS】
Paoli Mejias (bongo #3,#8)
Miguel Rodriguez (alto sax #9)

1 Bilongo
2 Tu Y Mi Cancion
3 86 Grados Prueba
4 Funk You!
5 Mambo Inn
6 Be Pop
7 Dondequiera Que Tu Vayas
8 Son De La Loma
9 Cuando Un Amigo Se Va
10 Cachita

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JAZZjじゃなくても2  chanchullo / ruben gonzalez

2009-04-23 21:28:31 | 聞いてますCDいいと思う


ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのピアニストルーベン・ゴンザレスの日本への紹介アルバムがとても良かった。そう思ったのは今年の1月ですが、中古屋さんでその後のアルバムにであいました。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20090105

2曲目いかにもキューバの音楽、日本とまるで違う時間の進行が始まります。
3曲目コンガとぴあのとベース、前作同様Orlando Cachaito Lopez 太いベースともちろんゴンザレスが健在なのがうれしい。
あのブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの同じ1997年から2000年までの演奏です。
4曲目、バイオリンのはいるあっけらかんとした曲はあまり好みではありませんが、つづく曲は“キサス・シサス”知った曲はやはり楽しい。
6曲目tresという復弦の3音ギターで始まる曲はコーラスが入ると段々とキューバンの盛り上がり、ハイトーンのトランペットがvocalと絡まって泣きの哀愁です。
7曲目、ロマンチックなピアノソロ、星のように輝くように思えます。
9曲目ゆったりとした曲ですが、このように現実の刻む時間を超えている音列がながれると、ちょっと戸惑います。このような甘い誘いのような世界が可能かと幻想してしまいます。
でもこれは1枚のアクリル板によって受けている世界と思いながら、でも飛び越すとその世界がきっとあるのだと夢が広がります。
一枚のアルバムは現実の不条理をまるで無視して、甘いそして本当の悲哀と愛を伝えてくれているいるのです。

この人のアルバムは前出のアルバムとブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブしかありませんがとても大切に思うのです。


chanchullo / ruben gonzalez

Ruben Gonzalez - piano
Orlando Cachaito Lopez - bass
Manuel "Guajiro" Mirabal - trumpet
Joachim Cooder - drums
Alberto "Virgilio" Valdes - maracas
Amadito Valdes - timbales
Javier Zalba - baritone saxophone
Roberto Garcia - bongos, guiro, cowbell
Papi Oviedo
Angel Terry
Lazaro Ordonez Enriquez - violin

1. Chanchullo [Descarga]
2. De una Manera Espantosa [Son Montuo]
3. Lluvia [Descarga]
4. Central Constancia
5. Quizas, Quizas, Quizas [Bolero Cha]
6. Choco's Guajira [Son Guajira]
7. Si Te Contara [Bolero]
8. Bodeguero [Cha-Cha-Cha]
9. Isora Club [Danzon]
10. Rico Vacilon [Cha-Cha-Cha]
11. Pa' Gozar [Descarga]

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真剣な声が聴こえる

2009-04-21 20:56:42 | その他
先般、中年音楽狂さんの記事Susan Boyle:普通のオバちゃんが世界を感動させる
で、みたいと思っていた映像を見ることができました。
音楽の素晴らしさ、演奏する人の気持、それを感動する人々に涙がでてしまいました。
とても素晴らしい歌声とパフォーマンスでした。
今日は夜のTVで「青春アカペラ甲子園というアカペラグループのコンテストをやっていました。そこにも素晴らしいパーフォーマンス」があり見ていて涙が出てしまった次第です。
優勝は私の思っていたグループではありませんでしたが、それも微妙で決勝にのこった3組は素晴らしい演奏でした。
ずっとJAZZを聴きながら、お薦めとかどうでもとか、ある意味自分勝手なことを書いています。
でも毎日記事にするアルバムは、ハーモニー、タイム、メロディ、それにjazzだからグルーヴ感とかメンバーの演奏、そして私の感を加えていいの、悪いのとい決めているのです。
本日この番組を見ながらそれと同じことをしながら楽しみましたが、責任というか重さも再度感じます。
とても微妙に好みが出る選択で、今日の番組はかわいそうなところがありました。音楽を一所懸命している若い人たちに、さわやかな、あふれ出る魅力を感じました。
私の記事も真摯に感じたことを伝えて行きたいと改めて思うことができました。

今日は休もうと思ったのに、ちょっと涙含みで参戦です。
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ラテンで楽天 FUNKIA / Michael Longo

2009-04-20 22:11:26 | 聞いてますCDいいと思う


リハビリ中みたいに書いていますが、今までより少し気楽に選んだアルバムを聴いています。
このアルバムは、普段なら選ばないかもしれない、不思議な選択で購入しました。
Ron CarterのベースにMickey Rokerのドラムスという普段は買わないのに、マービン・ゲイの“ファッツ・ゴーイング・オン”とか“The Last Tango In Paris”なんて曲があるので買ってしまいました。
Michael Longoという人のピアノアルバムで1974年の録音、ガレスピーのバンドで弾いていた人らしいです。
1曲目、エレピの音は70年代でベースも鼻につかない、スパニシュなテーマがとても良い。
2曲目も少し軽めでラテンというよりフュージョンに近い調子ですがさわやかです。4曲目M・ルグランの“風のささやき”はとてもラテン的軽さ、この後マービン・ゲイとバルビエリの“ラスト・・・”づっと生ピアノですがここらはエレピを途中に入れてほしかった。


FUNKIA / Michael Longo

Carlos "Patato" Valdes ( Percussion )
Mickey Roker ( Drums )
Mike Longo ( Piano )
Ron Carter ( Bass )

1. Ole' for the Gypsies
2. Samia
3. Funkia
4. Windmills of Your Mind
5. What's Going On
6. Last Tango in Paris
7. Southern Soul
8. Gingele







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絶対文章感  「耳と文章力」  /丸山あかね

2009-04-19 13:56:22 | 


「ある時、自分の書いた記事を読みながら、ふと考えた。
-どうして私の文章はちっとも上達しないのかしら?」
という書き出しの丸山あかね氏の著書「耳と文章力」
をリハビリ中に読んでみました。

“絶対音感”ならぬ、“絶対文章感”はあるのかというテーマで、
冒頭のような書き出しですが、とても読みやすく、解りやすい文章です。
冒頭の言葉は、本当に私が感じていることで、リハビリにはもってこいの読み物
になりました。

生まれ付いての文章の達人はいるのかという問題に関しては明快ではないものの肯定的な感じです。
文書上達について、著名人のいろいろな解釈が書かれています。
天才の存在は解らないものの、テクニックは必ず磨かれるというのが大半です。

中国の政治家であり文学者だった欧陽脩という人が文章上達の秘訣として「文章を作るには三多がある。看多、作多、商量多である。」という教えを説いたそうです。
「看多」とはたくさん読む、「作多」とはたくさん文章をつくる、毎日作るのだそうです(ギァー)「商量多」とは書いた文章について推敲を重ねる意味だそうです。(アーア)
きちんとした文章のblog記事を毎日UPさせることじゃないですか。

これってこの本の著者も感じていますが、ジレンマです。(どうしたらいいんだろう。)

そしてなぜ書けないという問いに、一刀両断したのが『書く技術 なにをどう文章にする』という本を上梓なさっている森脇逸男さん。本の帯には「『書きたいけど書けない』」
と思っている人の為の書く技術指導という文字があります。
これってまるで私の話です。
そして思い切り良い一言は「書きたいことがない人に文章が書けるはずがありません。」でした。
書けないと悩んでいる人には、『書きたいことを探すことから始めてください』とアドバイスするそうです。つまり、著者いわく『書くために必要な才能というのは、文法的なことより、むしろ感じる才能、観察する才能とおもうわけ。』
と書かれています。
まことに明解、私もそのことを意識して今後も書いていこうと、これって復帰宣言でした。

この本の後半“聴覚と文章”はあまり理解できないのですが、ここまでは同感、納得でとても悩んでいた部分が癒えたように思います。
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Yaron Herman ピアノ・ソロ すみだトリフォニーホール 2009 4 15

2009-04-18 21:57:27 | サポート中、ライブ



Blogの記事の中でサポート中、ライブというカテゴリーは、考えてみれば思い出になる大切なもののように思えてきました。

リハビリ中なんて言って、休みを多くしていますが、書かないで済ますと1年もたてば忘れてしまうだろうからそれももったいなく、15日に行ったコンサートの印象を残すことにしました。

ヤロン・ヘルマンとの出会いはフランス土産のCDで、その個性にビックリしました。
今年になってその前の年のソロ・アルバムが日本盤で出て、仲間内でもかなり注目のピアニスト、そのヘルマンが初来日しすみだトリフォニー・ホールでピアノ・ソロ・コンサートです。

パンフレットには
“新しいピアニズムとの出会い。キース・ジャレット、ブラッド・メルドー そして___未来は唐突に訪れる。ヤロン・ヘルマン・デビュー。”
とかっこ良くありますが、2007年に出会っていた身には唐突ではなく、待ちに待った来日です。

とても柔らかく、靄の向こうから聞こえてくるような始まりでした。
個人を表すというよりか、普遍をあやなすような広い世界、曲がしっかりと構成されています。
クラシカルな2曲目、ピアノタッチがとても優しい。
3曲目、どうしてもキースを意識してしまいますが、キースより優しいハーモニーとタッチ。
私が感じる音の出し方は、キースは引いて出すのにたいしヘルマンは押して出す感じです。
4曲目スタンダードのリズムの乗りはちょっとかもしれない。
5曲目最後の広がりがまずらしい。

前から3列目にいたものの、鍵盤が見えない位置、弾く手も見てみたい。
休憩を挟んで、お知り合いの隣が空いているというので、そちらに移動しました。
1曲目“ムーン・リヴァー”、ピアノを弾く姿はキースともメルドーともまるで違う。鍵盤上の手はキースのように重なり合うことは少なく、左右がしっかり分かれています。これは発見で、ヤロンは意外とオーソドックスな手法をとるピアニストみたいに思います。
3曲目“サマー・タイム”はソロアルバムにも入っていますが、この曲を独自の雰囲気で弾くひとあまりいないと思います。
4曲目フリー調の弦を手で叩いたりの演奏ですが、構成がしっかりしていて、不安定なところがまるでない、途中の小品のようなかわいい曲などは左手のハーモニーと右手のメロディがマッチして、この人の真骨頂です。

アンコール譜面も持って登場はたぶんと思いました。
ちりばめられた音辺が風に舞うように始まると、“さくら”でした。まあ、あまりデフォルメはなく見世物的ではありましたがサービス心はあります。
次の“星に願いを”で意外とあっさりと終りました。
ソロアルバムからキースを意識して聞き始めましたが、どちらかというとブラッド・メルドーに近い、舞台のスタンウェイに拍手を送るように、ピアノ自体の個性も参加した、とても上質な音に包まれたひと時でした。

新しいアルバムを手に長い列(完売だったそうです)最後の方に並ぶと、意外と順番が早く回ってきました。どうしてかというとこのサイン、これうまい手でした。


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