JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

春の香り  Parallel Worlds / Tony Tixier

2010-02-28 20:37:44 | 聞いたけどCDどちらでも


昨日から実に久しぶりに東京近郊の都市へ行ってまいりました。
私随分ご無沙汰してしまいました。
地方に来ると季節のしるしが随所にあってやはり楽しい。庭先にも沢山の春があるのです。





久しぶりということで、沢山料理を作ってもらい、甥っ子家族ともあって、このうちの5本を飲んでしまいました。実はここにないのも1本、そしてそのほかにも・・・・






だから、どうしようもない朝を迎えたかというと、そうでもなく、ただし冷たい雨がずっと降っていました。
東京に帰る前においしいお蕎麦があるということで連れて行ってもらいました。
ちょっと山のなか、こんなところにありました。




週に5日一日3時間お店を開いているそうで、休みや野草を摘んでそれを出しているそうです。
とても香りがフレシュで素晴らしかったふきのとうの味噌和えです。



こんな出し昆布をてんぷらにもしてくれました。



そしてお蕎麦とても綺麗な色していて、汁も変に濃くなくおいしく頂きました。



私が頂いたのは大根そばといって大根が刻んだものが蕎麦にまじっていて、これはさっぱり、でもやはり蕎麦の味楽しみたいと言うので、交換してもらいました。(わがままが言えるのです)
野菜てんぷらの盛り合わせも頂いて、それにビールを2本、もう一人の人も別のあわせ蕎麦なるものを頂いてお会計が4,000円行かない、思わず計算しなおしてもらいました。

春を感じて、そしてこのお値段、もっとくるように連れて行ってくれた人には釘をさされましたが、とても良かった。
さて場所ですが、写真の端っこにお店の名前が見えます。
見つけてあげてくださいね。水、木、休みの11時から2時営業、上手く申し込めば夜も営業だそうです。

Tony Tixierというピアノストの3枚目のアルバムだそうで、この人まだ26歳、デビュー作はピアノソロで“ELECTRIC TRANE”っていうのも気にまります。
ピアノのタッチもソフトでなかなかいいし、テナー、あると、ペット、トロンボーンのホーンをそろえて、尚且つそのサウンドをバックに女性のヴォイシングという感じ。
ピアノなかなか良い、ハンコック系という感じでしょうか。
ところが聴き進んでいくのですが、曲調がかなり似ていて、女性のヴォイスがずっと流れてて、逆にホーンなどのソロが少なく、これってもしかすると時代の流行なのかも知れないし、クラブ系というのかも知れないけど、あまり強い印象は残せないと思います。

Parallel Worlds / Tony Tixier

TONY. TIXIER (p)
RICARDO. IZQUIERDO (as)
ADRIEN. DAOUD (ts)
BRICE. MOSCARDINI (tp)
LEILA. MARTIAL (vcl)
JOACHIM. GOVIN (b)
GUIHEM.FLOZAT (dms)

1 Infinite Ambition
2 Asphyzia in Sludge
3 Unbalanced Emilie
4 Brooklyn Climate
5 Just Passing
6 El Blackos
7 Interlude
8 Shernobile
9 Weepin'(For that Dream)
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モナリザの微笑みが・・・

2010-02-27 10:48:13 | その他
TVのバラエティー番組をみていたら、お笑い養成講習みたいな学科の課題に面白いものがありました。
示されたパネルの画に対して、題をつけなさいと言うものでした。
いつも題をつけることに悩んでいますので、バラエティー番組でも気になって見入りました。
結果はたいしたものではありませんが、でもこれって、とてもカンフルになります。

私としてかなり面白い遊びなのです。題をつけるのって、とっても大変、でもはまったときは凄く気持ちよいのです。

その題材は「モナリザ」です。
絵画はもちろん「モナリザ」と呼ばれていますが、ほかにタイトルつけるならどうしましょう。
ぜひ良い題を考えてください。



一杯頂きながら考えたので、(飲まなくても同じか)今考えればどって事のない題でした。

私の考えた題

「右手がかゆい」

失礼しました、これから明日まで出かけることになりましたので、今日のUPはこれで失礼。



コメント (4)
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ヤバク・・ない  Bon Air / Kalos Rotsen

2010-02-26 23:25:04 | 聞いてますCDいいと思う


今年リリースされたアルバムを手に入れました。
ジャケからするとちょっとヤバイ感じがしますが同でしょう。

1曲目、ラグタイムピアノの感じで意外とオーソドックス、テナーはカリプソメロディーです。
このピアニスト、パリ在住だそうですが、出身は西インド諸島だそう、サックスの人はキューバの方、若い人たちのデヴュー作だそうで、なるほどうなずけます。
2曲目タイトなリズムにフワッとした叙情が、軽やかです。
3曲目、カリプソがハイってテナーのフレージングはソニー・ロリンズを思い出します。
4曲目はボッサのリズムでピアノは思ったほど癖はなく、テナーも同じ、上質なボッサ・バラッドです。
5曲目、ちょっとラテンが入って、テナーは咆哮なしのコンテンポラリー系という感じです。
6曲目柔らかめのストレートな音色のテナーバラード、初々しいベースソロのあつ、グイグイ押し切るソロではないけれど、それなりに力がはいったピアのです。
7曲目もカリプソ調、テナーのフレーズはメロディアスですがこれはフェードアウト。
9曲目「カルロス?」とピアニストに電話が入ると、これ西インド諸島からなのでしょうね、話し出したら段々と熱く語ってしまったというのをポエムというかラップというか、フェンダーをバックにフランス語で、全然解りません。
10曲目、フェンダーピアノで始まるボッサ、なかなかしゃれています。
11曲目はフェンダーとアコを同時に鳴らして、叙情豊かな美しい演奏、ということで、ジャケからヤバイかなと思っていたら、いがいにオーソドックスなものでした。

Bon Air / Karlos Rotsen

Karlos Rotsen (pno)
Irving Acao (ts)
Kevin Reveyrand (b)
Cédric Cléry (dms)

1 Sepen Meg
2 Bon-Air
3 Hot Thai
4 Big in Love
5 Gran Danmye
6 Reunion
7 Ti Kanno
8 O'Pey(Interlide)
9 Fevrier
10 Irving(Zumbelele)
11 Racines
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TANGO no OREGON Tango bitter Sweet / Quadro Nuevo

2010-02-25 21:27:42 | 聞いてますCDおすすめ


中古屋さんのJAZZの棚にTangoという文字があると依然反応していますが、今日であったのはドイツのグループのようです。かなりのジャズ・フェスにもでているようで、分野としてはジャズにはいるのでしょうか。



1曲目、生ギターのリズムをバックに哀愁あるテナーのメロディ、とても柔らかい音色はバルネ・ウィランが吹いているのを思い出します。その後の生ギター、スパニシュな雰囲気をだして再びテナー、サックスの吹き方はジャズ的、重くはないけど、ムード音楽とも違う。
2曲目はマヌーシュのスウィングが漂うウキウキする演奏で、ギターソロはきっちりとジプシーギターですクラリネット、ミュゼットも充分作りながら枠を拡大します。
収録されている曲はポピュラーなものも多く、3曲目“小さな花”が流れ始めたら嬉しくなりました。大好きなのです。クラリネットで吹く“小さな花”はベシェとも違うし、エドモンド・ホールとも違う、まねでないきちんとした歌心ある演奏です。
5曲目、アラン・ドロンとダリダで有名というか、中村晃子と細川俊之で有名な曲、結構ヨーロッパのミュージシャン、イタリア系は演奏します。
6曲目がミシェル・ルグランの“風のささやき”ベースの低音のリズムがとても心地よく響きます。
7曲目が“ジャラシー”で8曲目も知ったラテンの曲“avant de mourir’”でちょっとナイト・クラブにいるような気にはなりますが、でもそれも気持ちが良い。
11曲目もおなじみのジルベール・べコーの“そして今は”、ヨーロッパの人々が好きな曲が並んでいるのでしょう。テナーのフレーズは完全にJAZZです。
13曲目も、歌詞がありすぐ歌い始めてたくなる哀愁ある曲です。
15曲目、アルコのソロを聴くとベースの実力も相当とおもいます。
最後は、ハチャトゥリアンの“剣の舞”で終わります。

このグループ、リード系管楽器、ギター系弦楽器、アコーディオン系鍵盤楽器、それにベースを基本に鳴り物多数で、テナー、ベース、は完全にJAZZ、生ギターもとても力図良く、聴いているうちに頭に浮かぶグループがありました。多くの楽器を使って多彩な色をだしながら、グループの色がしっかりしています。



Tangoという縦糸があるにしろ、あのオレゴンととても良く似ています。
知らないグループでしたが、これは驚きました。新しいのもでているみたいですので、探してみます。
タンゴのオレゴンという題になっちゃいました。

Tango bitter Sweet / Quadro Nuevo

Mulo Francel (sax, clarinet, mandoline, vibraphon and others)
Robert Wolf (guitar and others)
Andreas Hinterseher (accordion, vibrandoneon, piano and others)
D.D. Lowka (acoustic bass, percussions and others

1. Été Indien
2. Swing Vagabond
3. Petite Fleur
4. Tango Bitter Sweet
5. Paroles, Paroles
6. Windmills of Your Mind
7. Tango Jalousie
8. Avant de Mourir' - Son Nefes
9. Malafemmena
10. Milonga Tati
11. Et Maintenant
12. Einem Winterabend
13. Müde Sonne - Ta Ostatnia Niedziela
14. Isla de Las Mujeres
15. Gloomy Sunday
16. Afternoon
17. At Night
18. Sabre Dance - Säbeltanz - Danse du Sabre
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植草さんについて知っていることを話そう / 高平哲郎 編

2010-02-24 21:57:44 | 


植草甚一の本を漁っていたら、植草を慕っていた『アンクルJのジャズ楽百科』というラジオ番組をまとめなおしたものがあった。
当時出演した内容をまとめなおしたものなのだけど、植草の思い出と思いが語られえるは楽しいし、それぞれの語り部の個性がより楽しい。
特に音楽関係、レコード業界のことなど、懐かしいアルバムの名が並んでいます。
語っているのは以下の25人に植草氏の葬儀を取り仕切った著者高平哲郎氏。

片岡義男、タモリ、谷川賢作、坪内裕三、山下洋輔、山本容子、和田誠、中平穂積、矢吹申彦、矢崎泰久、来生えつこ、平野甲賀、瀬戸俊一、磯田秀人、奥成達、海野海太郎、、 山下洋輔、石川次郎、渡辺貞夫、内藤陳、森田芳光、 伊藤八十八、渡辺和博、日野皓正、大岡玲

ここでは、最近会ったばかりのマイク・ノック師匠の名があったので、ちょっと長くなるけど書き出しておこう。

渡辺貞夫 「ほんとうの自由人でした」

~そのハウス・オブ・シンに行ったら、壊れたピアノがあって一応鍵盤がついてるし、、イ週間7ドルだって。そこを借りたんですよ。住んでいるのが、ぼくと、隣の部屋に一人いて、一番高い階にマイク・ノックっていうピアノが一人いただけで、ガラガラでね。ワンフロア便所と台所がちょっとついてる汚いアパートで。まずフライパンと毛布一枚買って生活始まったんですよ。そうするうちに、マイク・ノックのへやでジャム・セッションが始まるわけですよ。そこで、サム・リバースやトニー・ウィリアムスがセッションやってるわけ。つい先週、そのマイク・ノックと東京で会ったんだけどね。~

という事で、マイク、日本に来たときは渡辺貞夫さんにも会うようで、とても気が合う感じです。
植草さんばかりを追っかけたら、とても量の凄いのが来てしまいました。
のんきに散歩だなんていってられなくなってしまいましたが、それはいずれまた。


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拍子抜け Solitary Interest / TIK

2010-02-23 22:19:18 | 聞いたけどCDどちらでも


ショップでジャケをみて、とてもかっこいいので、disk unionで杉田宏樹さんの解説も読めて、マア良いかと購入です。
そして聴き始めると、思っていた雰囲気とは随分違うのでこれは、最後のヴォーカルなんかなんだか解らないで表題をつけました。
杉田さんの解説にエスビヨルン・スヴェンソンが亡くなり、一回り年少の世代と解説あり、文脈的にはスヴェイソンの流れを引き継ぐ新しい奏者かと思います。(ジャケの其の雰囲気)ところがこれが1曲目はともかくリズミックにスウィングする演奏、オーソドックスな技法を踏まえたアルバムでした。
スウェーデンのスヴェイソンの後を引き継いでいるピアニストしてはマティアス・ランディウス
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20090906
を上げたいし、若手ではとても、エリック・りんドバークがいいと思います。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20091007

ソ連イマティアス・アルゴットソンのアルバムもスヴェイソンラインではありませんがとても素晴らしいアルバムでした。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20091215

そんなものを聴いてきましたから、又新しく凄い後継者かと思って聞き出したので、これは拍子が抜けだと再度聴いています。(もったいないから)
2曲目のピアノ、フレーズも多くて悪くはありません。
タッチも柔らかい魅力があるし、とても上手い。
それなので、ファーストの勘違い差し引いて(帯のチェンバー音楽というのに気がつくべきだった。)マア上手いと感じています。
でも写真を見ても解るように、若い面々、何がこれからしたいのでしょうか、ここにあるアプローチ、とても美しく、スィンギーかもしれませんが、ピーターソンであったり、ハンク・ジョーンズであったり、いまさら若い人がする必要があるのでしょうか。
一度、怒りからこのトリオ上手いとはおもいましたが、再度思うと、この方向では地方のクラブ周りみたいになってしまいませんか。

Solitary Interest / TIK

Daniel Tilling – piano
Robert Mehmet Ikiz – drums
Kristian "Kling" Lind – bass

01. Solitary Interests (Tilling)
02. Opening Day (Tilling)
03. Black Nile (Wayne Shorter)
04. Sleeping at the Gate (Lind)
05. Spring Scheming (Tilling)
06. Sorry (Lind)
07. Bickering (Tilling)
08. Downhill (Lind)
09. How Insensitive (A. C. Jobim)
10. Bolivia (Cedar Walton)
11. Stay (Ikiz/Price )
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クリポタりました  Contribution / Daniel Szabo

2010-02-21 17:16:03 | 聞いてますCDおすすめ


最近人気の映画をみたら、アバタりましたという事になりました。
人気が出ると言葉も凄いのです。
そんな人気はjazzではこのアルバムで、私も手に入れました。(お誕生日プレゼントだぜ)
blog仲間で素晴らしい人気のこのアルバム私もクリポタりました。

1曲目精鋭のピアノトリオをバックにゲストのクリス・ポッターが吹く構図でストレートです。ストレートにテナーの音とりますが、ミキシングではテナー抑え気味でしょうか。
2曲目、ベルギーのピアニストとしてはちょっと躊躇した感じで始めるピアノ、小刻みなリズム、ポッターに対してとてもリズムに気を使うメンバーの演奏を感じます、とにかくクリポタの演奏をバックするという気持ちが伝わります。
そのポッターの後のピアノ・SAZBOのソロ、ヨーロッパのJAZZピアノの中では個性あり、岩と岩をあわるようななごつごつ感、思い切り良くぶつかって、これは負けました。
3曲目ホーンとベースが素晴らしいライン、ここでのポッターのソロ、彼らしいところが現れているのでしょう、バックのリズムがテナーに見合って重量あります、ピアニストがなかなか凄い、普通では負けてしまうのでしょうが、大事なところをグニョグニョと対応してしまうのです。
このピアニストに関しては、お仲間の博学crissさんのところを読んでください。
4曲目、バスクラの音もストレートで気持ちがいい、とても情念を感じる始まり、リズムに乗ってピアノソロ、ベースソロ、感じとして、恐山のごぜではありませんが呪文のようなところ感じます。
5曲目、ストレートなソプラノのフレーズ、私僅かしかクリ・ポタを聞いていませんが、このフレージング、前の曲でも感じましたが、とても日本の土着的なものに感じるのはなぜでしょうか。そこらへんに人気の秘密があるような気がします。
6曲目、ハンガリーのグループ相手に、とても素晴らしい演奏を繰り広げます。凄いと思うのですがここでちょっと私の頭には注意信号が出ましたがそれは後で。
7曲目ベースのリズムとフェンダーの響きが面白い雰囲気を作って、其の上を気持ちよくポッターのサックスが吹きまくる感じ、ポッターの吹いている姿も目に浮かぶでしょう。
この後フェンダーでのDANIEL SZABOのソロですが、ここではっきりと気がつきました、ポッターはやはり客演、このトリオの腹の坐ったプレーがあって終わるのです。

アルバムを聴いたのが今日で、一気にファースト・インプレッションでこの記事を書き上げました。とても乱暴ですが、私よりずっと多く聴いているクリ・ポタ・ファンにはこの方法しか対応のしかた、ありませんでした。
ポッターの凄さは凄くわかります、そしてそれを迎えたハンガリーのピアノ・トリオもわかります。
多くのお仲間書いた後なので、クリポタあまり知らないものとしては、ハンガリーの一会のセッションではれば、もっとグニョグニョしてもよかったかなと、いやそれは言いすぎ、プレゼントだった。
そしてこれから多くのお仲間に繋がるのであった。

Contribution / Daniel Szabo Meets C・Potter

Daniel Szabo ( p )
Chris Potter ( ts,ss, b-cl )
Matyas Szandai ( b )
Ferenc Nemeth ( ds )

1. Attack Of The Intervals / Hangkozok Tamadasa
2. Strange Wind / Kulonos Szel
3. Camel Gallop / Teve - Vagta
4. Melodic / Dallamos
5. Whirligig / Bugocsiga
6. There Was That Too / Ilyen Is Volt
7. Bubble Song / Bugyborek - Dal

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 コルトレーンの世界 /  植草甚一・鎰谷幸信編

2010-02-20 23:20:03 | 


植草甚一の文が読みたくて図書館で探したらこんな本が出ていました。
植草甚一を読まなくなってから出版されたものなので知りませんでしたが借りてみましたら、こんな記事が載っていました。

「コルトレーンの死をハプニングだといったらしかられるだろうか」植草甚一スイング・ジャーナル1967年9月号

「コルトレーンの死と、彼がジャズ界にのこした功績は、アメリカの歴史におけるハプニングだという意味で、これから書いていく社会的傾向と芸術的傾向とに、どこかで結びついてしまうのだろう、という気がするからである」

随分難しいことがスイグジャーナルにはのっていたもので、当時は迫力ありました。

スイング・ジャーナルを買わなくなってから30年近くになります。
そんなことはもはや、あやふやな中で、しっかり買い始めた時は覚えています。
1967年8月号、それはその前の月にジョン・コルトレーンが亡くなって、表紙はコルトレーンだったのが強い印象として残っています。
コルトレーンの死からジャズ・ライフが始まったのでした。
この本の表紙をみているだけで、コルトレーンとの、その後の思いが連なります。
でもいなかったのですね。

植草甚一のこの記事を読んだら、思い出しました。
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JAZZしてるはずが Lyoba Revisited / Thierry Lang

2010-02-19 23:19:00 | 聞いてますCDいいと思う


ティエリー・ラングはタッチと音の美しさでは世界一のJAZZピアニストではないかと思っています。
デヴュー作からかなりのアルバムを手に入れて得いますが、ACTから出した「Lyoba」は4人のチェロアンサンブルが加わった牧歌的な演奏で結構気に入りました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20080310

同じメンバーの2も出たので買おうかと思っているうちにショップからは消え、残念に思っていましたが、またまた同じメンバーで新作が出ました。
ベースのHeiri Känzigはデヴュー当時からの付き合いで、この人Departというちょっと過激なグループでも弾いていました。
フリューゲルホーンのMatthieu Michelは素晴らしい作品「ESTATE」がありますが、ここでもティエリーやヘンリー・カンツィグが付き合っていて、スイスの牧場や森で育つと仲間意識が強いのでしょうか。
同じくスイスの作曲家、ジョゼフボヴェ(1879-1951)の作品集になっていて、作曲者の個性をとても強く香る作品です。
曲によってフレーズはとてもJAZZ的なのですが、とにかく教会音楽というか、美しいもしくは敬虔なところに戻ってしまいます。
まだトラディショナルならば牧歌的でおさまるでしょが、JAZZ的になっても元が戻ってしまい、そこらへん今回作曲者を限定したことで、今までのLOYOBAとは少し雰囲気が変わっている感じ、でもラングの音やタッチの美しさを聴くとやはりいいと思うのです。

Lyoba Revisited / Thierry Lang

Thierry Lang / piano
Matthieu Michel / flugelhorn
Heiri Känzig / double bass
Daniel Pezzotti / cello
Andi Plattner / cello
Daniel Schaerer / cello
Ambrosius Huber / cello

1. Le Ranz des vaches
2. L'Immortelle de Jean
3. Le vieux chalet
4. Rever
5. Chante en mon choer pays aime
6. Adyu mon bi payi
7. A Star To My Father
8. NAN
9. Nouthra Dona di Maortse
10. La Montagne
11. A Moléson

Recorded and mixed by Johannes Wohlleben at Bauer Studios, Ludwigsburg, Germany, April 12-13, 2009
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呪文でよければ Moravian Gems / George Mraz

2010-02-18 22:37:23 | 聞いたけどCDどちらでも


George Mrazがリーダーのアルバムってあまり多いとはいえません。ですから見つけると木になります。

2000年に録音しs多アルバムがJAZZとはいいづらいのですが結構よかったと覚えていました。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20081228

女性ボーカルもフォーク調でピアノはE,il Viklickyで同じなので、これは迷わず購入です。

でこれがだめでした。
とにかく女性vocalがチェコ語でなんだかさっぱり解らないのと歌い方がご詠歌ではありませんが、JAZZとは程遠い、フォークでもない、この女性役者もされるようで、ちょっと演技がかっています。
この女性が互角か互角以上にがんばるので、なんだか呪文をかけられているような感じで最後までいけませんでした。
3曲演奏だけを見つけてそれはとてもいいので、これが逆だったらと本当に残念です。
8曲目はムラーツの美しいアルコ、これはいい。
だから、これは女性の声への好みの問題です。

Moravian Gems / George Mraz

GEORGE MRAZ   bass
IVA BITTOVA vocals violin
EMIL VIKLICKY piano
LACO TROPP drums
2007年2月17,19日録音

1. Destiny
2. Austerlitz
3. Oh Love, Love
4. Pennyroyal
5. A Little Bird's Flown Over
6. Walking from Peszt
7. Sinfonia
8. Dying of Love
9. Little Apple
10. In the Town of Olomouc
11. Fetching Water
12. Sweet Basil
13. A Little Wreath
14. Gossip
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