JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ソウルフルに正しく揺れる SOUL FOOD Cooking With Maceo / MACEO PARKER

2021-04-29 17:56:14 | 聞いてますCDいいと思う


メシオ・パーカーという人は、名前はきいたことはあるけれど、全く接点がない。これまでだったら買わないアルバムだけれど、ショップでニューオーリンズゆかりのミュージシャンの曲を演奏とあって、アレサ・フランクリンやレイ・チャールズの名前があった。なんだかすごく楽しそうなのでノリノリも久しぶりにいいかなとかってみた。
まるで知らない一だけれど、ジェームス・ブラウンのバックバンドで吹いていた人なんですね。
どのように説明したらよいかわからないけれど、ソウル・サウンドど真ん中なんでしょう。その関係には有名曲なんでしょうが、それもわからない。と思っていたら3曲目”Yes We Can Can”を知っている。アラン・トゥーサンが作詞・作曲でポインター・シスターズがカバーしたらしい。たぶん昔見ていたTV番組「ウル・トレイン」で覚えていたのだろ。
そうしたら、途端にノリだした。
このアルバムで体が揺れないわけがないから、閉塞されているような日常にお勧めと思う。たぶんそんなことを期待して買ったときあついたけれどこれは当たりです。 
必要以上なことは悩まない。変な方も向かない。家にはみんな、いるのだろうけれど、ちょっと音を大きくして、揺れる。
気持ちよく、ソウルフルに揺れる。ソウルフルに正しく揺れる。
気持ちよくなって来たら5曲目も知ってるぞ。”Hard Times”レイ・チャールズでおぼえたのだろうか、Eric Claptonのカバーかもしれない。
ゴールデンといっても何もできないけれど、始まりに揺れることが出来た。

SOUL FOOD / MACEO PARKER

01. Cross The Track
02. Just Kissed My Baby
03. Yes We Can Can
04. M A C E O
05. Hard Times
06. Rock Steady
07. Compared To What
08. Right Place Wrong Time
09. Other Side Of The Pillow
10. Grazing In The Grass
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ディープエンド オブ オーシャン  ウール・クロスバード 監督

2021-04-27 21:44:44 | 映画


DVDをレンタルショップより借りてきて見ている。定額料金で旧作が見放題なのでショップに行って面白そうなのを選んでみる。3割がた当たりで、当たり具合がいいのは記事にしてみよう。という事で選んだのがこれ。
その前にこれも結構良かったとおもうのは、キャメロン・ディアスが主演した「姉のいた夏、いない夏」
ヨーロッパに行った姉は自死をした。姉の死を納得できない妹は18才になったときに姉の足跡をたどる旅にでる、というお花五sだけれど、オランダ、フランス、ポルトガルと風景だけでも面白い。
妹役はジョーダン・ブリュースターという人で、ワイルド・スピードにずっと出ている人。



このときは20歳でとてもさわやかで良かった。

今回みて当たりと思ったのは「ディープエンド オブ オーシャン」 1999年の映画で同名の英国の小説の映画化。
ミッシャル・ファイファーが結構好きで、良さそうなので借りてみた。
3人のきょうだいをつれてシカゴに同窓会へ行ったその会場で3歳の真ん中の子がいなくなる。まだ小さい長男に頼んで、その場を離れた母親の苦しみ。9年後にその子を発見し、再び家族として生活を始めるのだけれど、9年の間の溝が埋められない。
手を放したことで行方不明になったことをずっと苦にしてきた兄と、弟が幼い日の記憶を交換する場面が良い。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月に囚われた男 ダンカン・ジョーンズ 監督

2021-04-25 17:18:29 | 映画


少し古い映画のDVDは何本借りても基本料は変わらないシステムに乗っているので週に何本か見ている。
これは面白かったというのはなかなかめぐり会えないけれど、久しぶりに書きたくなった作品に出会った。
2009年公開の英国映画で監督をしているのはデヴィット・ボウイの息子、ダンカン・ジョーンズだそうです。
このデヴュー作品で英国アカデミー賞の新人監督賞を受賞したそうです。脚本も素晴らしいのでネイサン・パーカーって名前は書いておきます。
面白そうなのないかとネットでベスト100とか検索していたらFS映画でこれがあって、それで選ぶことが出来た。
月の裏側で一人資源を採集し、地球に搬送手配をする男サム・ベルが主人公。3年契約でその終了がまじか、地球に待つ家族と通信しながらのその日を待つが、事故が起きてこと始まる。
意識がもどると、自分とうり二つの男がステーションで活動している。
役者このサムと交信する家族とあと数人という、素晴らしく低予算で作っているのだけれど、違和感がない。
世話役のコンピューターが思いのほか重要な役で効いてくる。



「2001年宇宙の旅」などいろいろオマージュがあるそうだけれど、私は大好きな『ブレード・ランナー」を思い出した。
サムが感じる寂寥とはかなさは通じるところがある。科学の進歩と効率が幸せなのか。

推薦のベストに入っているのだから皆さんご存知かもしれないけれど、私的に出会えてよかった。
これからは映画のことも多くするかな。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福居良さんの思いで / 1977 LIVE AT VIDRO '77 FUKUI TRIO

2021-04-23 10:57:09 | 聞いてますCDおすすめ


福居良さんのCDが出るというのでとても嬉しかった。福居さんが亡くなったのは2016年の3月で5年前になるのですね。福居さんと一度お会いして、それがとても素敵な出会いだった。十何年前CD紹介の本で福居さんの「Mellow Dream」を知ってとても欲しかった。福居さんが当時やっていたすすきののクラブ「Slowboat」へ行けば手に入るだろうと北海道に旅行した折行ったのが出会いだった。



アルバムは無事手にいれて、サインまでいただいた。



そのときは福居さんが、CDと同じメンバーのトリオで演奏して大好きになった。
素敵な奥様ともいらして話が盛り上がった。永くJAZZを聞いているけど、その中でも心に残る思い出となった。そのことは「絵日記 出会いが一番」という記事にしたのでご笑読いただけたらと思う。
今回のアルバムは77年のライヴだから、このアルバムより29年も前の演奏だけれど、同じ”Mellow Dream"で始まる。これがソロから始まってなんとも良い曲だと思う。そのあとはスタンダードをリラックスした、そして丁寧な演奏は、ライブで聞いたのと同じで人柄なのだろう。
今回このCDをてにいれて、あの夏の出会いを思い出して、ジャズっていろいろな出会いを作ってくれると改めて思う。

福居さんのアルバムはもう一つこれをもっているけれどこちらも素敵です。



1977 LIVE AT VIDRO '77 FUKUI TRIO

福居良(p)
伝法諭(b)
福居良則(ds)

1. Mellow Dream (Ryo Fukui)
2. Speak Low (Kurt Weill)
3. Body And Soul (Johnny Green)
4. Love For Sale (Cole Porter)
5. Mr. P.C. (John Coltrane)
6. My Foolish Heart (Victor Young)
1977年6月8日録音
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花は四つ目

2021-04-21 16:13:08 | 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気付かなかっただけだけど tennessee firebird / GARRY BURTON

2021-04-18 17:55:49 | 聞いてますCDおすすめ


ウイントン・ケリーとウエス・モンゴメリーが一緒に演っている1966年のアルバムをきいていて、そこでベースを弾いているロン・マクルーアがアルバム・デヴューじゃないかと嬉しくなった。
ジャズ・ロックについての本を読んでいて、推薦盤にゲィリー・バートンの「ダスター」が上がっていて「イン・コンサート」の方がいいんじゃないかと書いた。
それでもう少し考えたんだけれど、インプロヴィゼーションとフォークとかロックを合わせるといういみでバートンの「tennessee firebird」なんてどうだろうと聞きなおしてみた。
このアルバムは、バートンが自身が過ごしたナシュビル時代を思い起こしてナシュビル時代の恩人、チェット・アトキンスの協力を得て1966年に録音したものです。
今回聞いてみて後にコンサートでも良く演奏されるようになる、ボブ・デュランの”I Want You”や自身の”Walter L.”を演っていて最初のころがわかっておもしろい。
聞いていて、あんりゃと気が付かなかったことが判明して嬉しくなった、というのが本日のテーマだけれど、まずはベイリー・バートン自伝(熊木信太朗 訳)をちょっと引用してみよう。
 
そのころ、ボブ・ディランが初めてナシュビルでレコーディングしたアルバム『ブロンド・オブ・ブロンド』がリリースさた。僕もそれに影響を受け、・・・・・ジャズとカントリーミュージックの融合というテーマが鮮明になっていく。

という事でチェット・アトキンスがナシュビルを代表するミュージシャンなども手配してくれるのだけれど、演奏をきいていて、このサックスうまいと思ってライナーを見たのが気づき立った。
サックスの奏者名がステファン・マーカスとある。あんりゃ、まてよこの吹き方はジャズ・ロック本にも2枚のアルバムが紹介されているステーヴ・マーカスじゃないか。ステファンはステーヴっていうし、前にきいたときにはノートの文字が小さいので良く見ていなかった。



メンバーについても自伝で書いてあるのでそこを引用してみよう。

 その一方、ちぇっとはナシュビルを代表するミュージシャンの手配を進めてくれた―そのなかには最高の腕をもつギタリスト数名だけでなく、バンジョー、マンドリン、スチールギター、そしえハーモニカのトッププレイヤーも含まれていた。僕はゲッツ・バンドのリズムセクション―ベーシストのスティーヴ・スワローとドラマーのロイ・ヘインズ―をニューヨークから呼び寄せるとともに、バークリー時代の友人でもあるテナー・サックス奏者、スティーヴ・マルクスをナッシュビルに招いた。僕は何か違うことをしたいと考えていたけれど、それが見事に叶えられたわけだ。

マルクスだって。このアルバム。バートンの出した中でも最も低い売り上げの一つとして書かれているけれどその後30年、CDでリイシュー(このCD)すると徐々に評判になって高い評価をあたえられた。
スティーヴ・マルクスことマーカスのディスクグラフィーをみると、このアルバムが一番年代がはやいということで、又大好きな人のアルバム・デヴューに当たってこれはうれしかった。

演奏はカントリーとフォークが実にすんなりと共存して今でもとても新鮮で、ロックとはいえないけれど、素晴らしいクロスオーバ―には間違いない。
多くの人の耳には届いていないとも思うけど、機会があったら是非聞いてみて欲しい。

tennessee firebird / GARRY BURTON

Banjo – Sonny Osborne
Bass – Henry Strzelecki, Steve Swallow
Drums – Kenneth Buttrey*, Roy Haynes
Fiddle – Buddy Spicher
Guitar – Chet Atkins, Jimmy Colvard, Ray Edenton
Harmonica – Charlie McCoy
Mandolin – Bobby Osborne
Organ – Gary Burton
Piano – Gary Burton
Saxophone – Stephen Marcus
Steel Guitar – Buddy Emmons
Vibraphone – Gary Burton

1 Gone
2 Tennessee Firebird
3 Just Like A Woman
4 Black Is The Color Of My True Love's Hair
5 Faded Love
6 Panhandle Rag
7 I Can't Help It
8 I Want You
9 Alone And Forsaken
10 Walter L.
11 Born To Lose
12 Beauty Contest
13 Epilogue
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくはイエローでをワイトで、ちょっとブルー  ブレイディみかこ 著 

2021-04-16 11:35:37 | 


世の中の評判がいいので読みたいとは思ったけれど、ハードカバーを買うまではないと図書館に予約したのは1年以上前だった。一番人気だったので番が回ってくるまでここまでかかって、だけど読みやすいからアッという間に読み切ってしまった。
英国ブライトンでビジネスマンからトラック運転手に転職した夫を持つ日本人が、水準の高いカトリックの小学校から、地元の元底辺中学校に進学した息子の、日常を語るという形式で、平易でいながらある問題の本質をズバリと見据えていくようで気持ちがいい。
時代もトランプ就任以後なので、まさに今だし、トランプ以後の人権運動が日常にどう影響していくなんて又書いて欲しくなる。
人気の秘密がとても理解できるわけで、久しぶりにティーンの考えていることと、現代の親との関係も、これぐらいが本当かもしれない。
だとしたら、我が天使たちも、心配だけみたいなみらいでなく、まんざらでもないんじゃないかという気持ちになれたのがうれしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

A&Mのライヴと思うことも出来る smokin' in seattle / wynton kelly trio wes montogomery

2021-04-13 08:57:20 | 聞いてますCDいいと思う


このごろ、ウエス後期のA&Mの作品をよく聞く。オケバックでのオクターブ演奏が、良いメロディのポップとあって気楽なのかもしれない。それだけれどもウエスの「California Dreaming」を持っていなかったので買って楽しんでいる。1966年9月の録音で、発売当時は友人が買ったからスルーした。
ショップに行って棚をみていたらウエスの知らないアルバムがあったので聞きたくなった。
ウイントン・ケリーのトリオに客演する形のライブ録音のようで、全10曲のうちウエスは6曲の演奏になっている。1966年の録音でウイントン・ケリーには申訳ないけれど、ケリーはこのぐらいの演奏だけど、実はベースがRon McClure問うのもこれが欲しくなった理由です。
チャールス・ロイドが日本に来たときベースはセシル・マクビーからマックルーアに変わっていて、凄くカッコよかったのでベースファンになったような気がする。チャールス・ロイドのバンドに加わったのが1966年でその前がウイントン・ケリーのバンドだったということだ。ケリーのアルバム「Full View」とロイドの「Love in」はともに1967年の録音で、このアルバムが1966年だから、マックルーアの最初の録音じゃないだろうかと思う。というのがうれしくなった。
もう一つ面白いのが、ウエスのオクターブ奏法がメロディアスにながれて、とてもモダンだけれど、それもそのはず、あのカルフォルニアが1966年の9月録音で、こっちが4月、フレージングが後期のウエスになっていてクリード・テーラーのライブを聞いているようで面白い。ケリーの演奏が4曲じゃなくて2曲ぐらいだったら、もっとこのアルバムは堪能できたにとは思ってはまずいか。



Smokin' in Saeattle / Wynton Kelly trio Wes Montgomery

Wes Montgomery (guitar)*
Wynton Kelly (piano)
Ron McClure (bass)
Jimmy Cobb (drums)
1966年4月14日、4月21日ワシントン州シアトルのクラブ:the Penthouse

1. There Is No Greater Love (7:56) 
2. Not a Tear (6:29) 
3. Jingles (4:31)* 
4. What's New (4:51)* 
5. Blues in F (2:44)* 
6. Sir John (8:10) 
7. If You Could See Me Now (5:54) 
8. West Coast Blues (3:56)* 
9. O Morro Não Tem Vez (6:15)* 
10. Oleo (2:08)*

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

絵日記 圧巻の色彩 

2021-04-11 09:14:22 | その他
状況が一段と悪くなっているような気がするけれど、広々としたところならいいかなと出かけました。
今週は半年に一度の検査がクリアーのようで(診断結果はまだだけど、生検がなかった。)
思い返さば昨年の4月はあれよあれよと癌が見つかって入院していたわけで、昨年いけなかったところに行ってきた。

駅からその場所まではかなり歩かなければならないけれど、公園に入ったところがこれ、世の中、春なのです。



先に進むと一昨年ベンチにすわってこんなのを眺めながら人生を考えたけれど、あれからいろいろあってのです。

この木を見ることもここに来ることの楽しみの一つです。



奥に進むと広々としたばしょ、まるでコロナがうそのようなすがすがしさです。



さてその先にはこれ、今年は一番時期があっているようでただいま満開という感じです。



でもこれだけでは驚かない、この菜の花を超えるとこの光景が広がります。



2年前に一人で来たけどこれで、それよりも手が加えられた感じです。



今年は脚立撮影は禁止されているようで、平日のこともあるけれど人が少なめです。



チューリップのいろいろな形と色彩に圧倒されて、それをどう表現しようかと今回は視覚で変えてみました。



タイトルにもしたけれど色彩が圧巻で、この状況のなかそれを圧倒する感動を得ることが出来ました。
ここに来るのはもう一つ、同じぐらいの楽しみがあるのです。
また遠い道のりをあるいてたどり着いたのがこちら。



先ほど見てきた余韻を感じます。



平日にいただけるお料理のコース、これで一杯いただくのが、近年一番素敵な場所だと思っています。

最初がそば豆腐



次が前菜、にしん、フキノトウなど、日本酒がたまらない。



お蕎麦屋さんの鴨は間違えありません。



いつも出るそばみそ焼き



次が天ぷら



追加でこちらを別注文



ぶっかけのそばとデザート



なんとも、色彩に圧倒され、さわやかな料理とお酒、晴れやかな気分になりました。
ここお店の中にはこんなのがあって、聞くわけじゃないけれど、こちらの気分も落ち着きます。



花の方はまだまだつぼみのものがありましたから、あと2週間ぐらいは大丈夫だとおもいますので、お近くの方は是非どうぞ。











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1965年 ジャズ・ロック AT THE MONTEREY JAZZ FESTIVAL / JOHN HANDY

2021-04-08 09:01:54 | 聞いてますCDおすすめ


「ジャズ・ロックのおかげです」という27年前の本をよんでいたら、ピーター・バラカンがジャズ・ロックのお勧め15枚のうちの1枚にこのアルバムを揚げていた。もっていないけれど、当時凄く人気があったと覚えていて、無性に聞きたくなってポチッたら1,000円で助かった。
バラカンが最初に「このアルバムが、果たしてジャズ・ロックかどうかわからないのだが、・・・とにかく、これは”普通の”ジャズとは明らかに違う。」といっている。
今度手に入れてきいてみて1965年の演奏という事を考えると、確かにこれは”普通”じゃないと思うこと理解できる。
モンタレーでチャールス・ロイドがフォレスト・フラワーを吹いたのは、この翌年だ。マイルスがイン・ザ・スカイを録音したのはその2年後、このアルバムににも参加しているバイオリンのMike Whiteが入ったフォース・ウエーもその年出来たことを考えて、このアルバムをきけば、モンタレーが騒然としたと思う。
ミンガス・バンド出身のハンディだけれど、ミンガスのところのアルトというとどうしてもチャーリー・マクファーソンやドルフィー、ジャッキー・マクリーンが思い浮かんでしまって、分が悪い。
2021年でも88歳で健在だそうで、すっかり忘れてしまっていたけれどこのアルバム、当時の熱気がよみがえって嬉しくなる。
バラカン氏がジャズ・ロックというのは、1965年のこのとしに、ドラムスとベースにこのようなリズムをとらせて、ソロ廻しをしているろころがロックの熱気に通じるからなんじゃないだろうか。
まだ25歳のJerry Hahnがギターを弾いているのはこれはまるで覚えになかった。
フュージョンとかの始まる前、各自のソロ廻しで熱くなっていくのをきいていると、これはジャズ・ロックで良いと思う。

AT THE MONTEREY JAZZ FESTIVAL / JOHN HANDY

John Handy (as)
Mike White (vn)
Jerry Hahn (g)
Don Thompson (b)
Terry Clarke (d)
Recorded: Live at the Monterey Jazz Festival, September 18, 1965.

1. If Only We Knew (27:29)
2. Spanish Lady (19:31)




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする