JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

聴いたら危険!ジャズ入門  田中啓文著

2012-03-31 22:53:14 | 


マイルス・デイヴィスのアルバムを生涯1枚も聴かなくても、充実したジャズライフが遅れます。

と見開きにかかれた、ジャズマンの紹介の本、著者は1962年生まれの作家です。
P1 海外の歴史的巨匠、P2 現代のジャズシーンを支えるプレーヤー P3 日本のアーテストの3部構成、フリー系のジャズ・ミュージシャンの紹介です。
巨匠が15人、現代の人が18人、日本のプレーヤーが29人、すべての人がフリーではありませんが、簡潔明瞭、著者の好みの筋がとおってよくわかります。
どこかの訳のわからないことを書く売文屋さんと違って何とも潔い構えです。

海外の巨匠はローランド・カークやファラオ・サンダース、ドルフィーにオーネット、持っているアルバムが並んでいて、そういえば昔よく聴いていたのでした。

そして現在に移れば知らないひとばかり、知ってる人もこの人は聴かないなと思った人だったり、その人の演奏を紹介しているのですからこれはおもしろい。
この人たちのアルバムは要注意というのがわかるのです。
要は紹介された人たちを私が買わなければ良いのです。このようなミュージシャンがいてくれることは音楽にとっては大きな貢献、がんばって欲しいものです。

って何人かは聴きたくなりました。

たとえばエヴァン・パーカーを

「とにかく聴いてほしい。きいて「びーーーっくり」してほしい。エヴァン・パーカーのソプラノ・ソロの衝撃は、口で百万遍ぐだぐだ説明してもわからん。管楽器ソロ即興に金字塔を打ち立てたこの音群は今でも特出した輝きを放っている。聴いて、お願い聴いて!」

さすが作家、とにかくわかりやすい。

桜は咲いていないけれど、明日は花見じゃ。

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年度末の夜汽車に乗る ASTROLABE / Hitomi Nishiyama

2012-03-30 23:32:19 | 聞いてますCDいいと思う


西山瞳というピアニストは大変人気があるのですが、ほかに応援しているピアニストがいるので、ほとんど近づかずにきました。
最近でた2枚のデュオ・アルバムの一枚が、とても美しいジャケなので、ちょっと試聴下だけで買ってみました。
もうすぐ4月だというのに、肩の緊張が抜けない天候の日々、このジャケットのような清々しい気分を味わいたくなりました。

柔らかい春のような水の中、もう少し大きくしてみました。



今日は年度末の日、職場では来週から部署を変わる人たちが、机を整理して移って行きました。
私は年度末の処理をおえて、夜汽車に乗りました。
って移動は私ではなく、甥っ子が遠くアジアの国に明日赴任していくのです。その子の愛車を引き継ぐことになって、車を引き取りに、その子とオクサンの実家のある都市に出かけてきたのでした。
車窓もみながらファラオのドミなどを聞きながら車窓を見ています。
どうか、次に進む人達がうまくいくように思います。

アルバムの方は、馬場孝喜というギタリストとのデュオで、全曲西山さんの曲、1から6曲目が組曲の扱いのようです。
何度かきくのですが、どうもジャケほど印象がつよくない、とても熟慮して作った感じで、同じような曲つくり(組曲だから)になりす議みたい。ピアノとギターというおもしろい組み合わせだから期待しすぎたかもしれません。
アコーステックをつかったシンプルな曲など挟まれていたら良かったとおもいます。




ASTROLABE / Hitomi Nishiyama

西山瞳 - piano, compose
馬場孝喜 - guitar
Recorded:September 10 & 11, 2010

1. Aviator
2. Island
3. Voices in the wind 
4. Underwater
5. Dancer
6. Frontier
7. Something I can do for you 
8. Still Moving...

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想定内ということ HOT HOUSE / CHIC CORIA & GARY BURTON

2012-03-29 22:08:33 | 聞いてますCDいいと思う


ゲイリー・バートンとチック・コリアがデュオのユニットを組むようになって40年以上がたったと思います。アルバム以外に様々のコンサートに名前をみるので、これほど相手の出方が解る二人はいないかもしもしれない。相手の反応は想定できる同士のデュオです。

ゲイリー・バートンの大ファンではあるけれど、すべてのアルバムをそろえようとは思わないぐらいのファンです。新しく出るものはやはり手に入れて入れいて、前作のニュー・カルテットはとても刺激的だったと思います。
でも、今度のデュオはスタンダードが中心なので、一寸とまどってしまった。

私にとってのこのデュオは、ゴシックの用にガッツリと組み合わさったり、ファンタジーの用にふっと霞に包まれるような変化に心奪われることだったから、安定したスタンダードメロディではと思ったのです。

そして聞いた感じは、想定した範囲内という言葉がまずきてしまいました。

想定内という言葉、使う方としては防御的、使われる方にとっては、別に驚くに値しないねということで、どちらにしても使いたい言葉ではないのに、頭に浮かんでしまった。

JAZZのたのしみ一番ベースは、緊張すること、興奮すること、驚くこと、共振することだと思います。その意味このアルバム、これまでもっている彼らのデュオとはちょっと違っていたのです。(コンコードになって似たものはあります。)

このアルバムの評価はというと、やはり良いアルバムだと思います。
でもバートンをずっと聞いてきた身になると、さっきの言葉が浮かんでしまうのですね。

コンコードのアルバムでバイブの先駆者へトレヴュートしたアルバムがありました。テクニシャンですからどれもそれなりに弾いて、ライオネル・ハンプトンの演奏を模したものもありました。
アルバムとしてはそれはそっちなりによいのですが、今回の演奏、フレージングなんかはそれに近いものも感じました。

でもやはり良いアルバムなのです。

HOT HOUSE / CHIC CORIA & GARY BURTON

Chick Corea-piano
Gary Burton-vibraphone
The Harlem String Quartet(10)

1.Can't We Be Friends
2.Eleanor Rigby
3.Chega de Saudade
4.Time Remembered
5.Hot House
6.Strange Meadow Lark
7.Light Blue
8.Once I Loved
9.My Ship
10.Mozart Goes Dancing



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春一歩から再び expressions / mateusz smoczynski

2012-03-27 22:12:08 | 聞いてますCDおすすめ


名前からしてポーランドの人たちだとはおもうけれど、まるで知らない、バイオリンとギターの編成もおもしろそうなので買いました。
新譜3枚と一緒だったけれど、一番驚いたのがこれだから、このアルバムを書きたくなりました。

1曲目、出だしのバイオリンの音はストレートで芯があって気持ちが良い。それに続く繊細なピアノ・フレーズもとても良い、この二人ピアノが兄の兄弟です。
ずいぶん以前に、ポーランドのアルバムをみたならまず買いましょう、などと言っていたけれどずいぶん数量がふえたのでそれは無理になりました。
でもバイオリン入りでこのジャケット、これは大丈夫だろうと思うのが大当たりです。
調べてみれば、ご無沙汰のオラシオさんも大絶賛の2008年のアルバムでした。
2曲目出だしは「ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン」と同じ行き方、これがなかなかおもしろい。
3曲目、バイオリンのピッチカートと生ベースのピアノの音が幻想的に絡み合う美しい曲。
4曲目はがらりとかわって、マイク・ノックの4th Wayを思わせるジャズ・ロック、なぜ今の時代にこのようなと思うけれど、そこが時代をグシャグシャとするところのあるポーランド、4th Wayにギターのサム・ブラウンが加わったようでこちらの方が生き生きしています。
5曲目、ピアノのラインは再びオーネット・コールマンのゴールデン・サークル、そうなるとバックのピアノもチャールス・モフェットのあのドラミングに聞こえてきます。
6曲目の曲名が“ブルース・フォー・オーネット”になっていたのでなんだかうなずけるけれどその6曲目はフランスのミュゼットも少し入った演奏です。
8曲目、バイオリンの音はとても好みが分かれるところですが、この人音色もいくつか使い分けて合格以上、東欧風のバイオリンのソロラインがすばらしい。

コルトレーンに捧げたアルバムの次のアルバムだそうですが、とても気持ちがすがすがしい。

ちょっとまじめ過ぎるほどに写った写真をみても、もうすぐ始まる新学期(新年度)まるで知らない新しい人とがんばってみようと意気込みわくようなアルバムです。

で題は“春一歩から再び”じつはこの題前に書いた。ここでいい音でベースを弾いているWojciech Pulcyn をさがしていたら、自分の記事にたどり着きました。
2年前の4月のはじめ、ですからまだすこし時間がある、春一歩の準備中です。



expressions / mateusz smoczynski

Mateusz Smoczynski - violin
Konrad Zemler - guitar
Jan Smoczynski - piano, tambourine, sleight belles
Wojciech Pulcyn - bass
Lukasz Zyta - drums, percussion

01. Reversion
02. Life Motive
03. First Of April
04. My Village
05. Freetkownica
06. Blues For Ornette
07. Pull Seen
08. Bolobosso
09. Express
10. Hump





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007 白紙委任状 / ジェフリー・ディーヴァー  池田真紀子訳

2012-03-26 22:15:51 | 
 


大好きな作家ジェフリー・ディーヴァーが007を書いたというのでとっても驚いたけれど、解るような気もする。図書館の順番をだいぶ待って読み終わりました。
007はイアン・フレミングが生んだヒーローで、今では映画の方が有名になったかもしれませんが、私はイアン・フレミングの書いたジェームス・ボンドです。
昔、出版されたころは、ピストルマークがついた東京創元社の文庫とカラフルな早川ミステリーの2社から出ていて早川ミステリーの方はとてもおしゃれでした。
覚えているのは「サンダーボール作戦」ぐらいまででしょうか。
ですから途中のボンド作家二人の本はまるで知りません。
そして現代に生きるボンド、時代を反映してか、昔より気まじめでとても紳士になった感じです。
ほんの内容はディーヴァーなのでもちろん標準以上、らしいトラップとか捜査思考などが出てきて楽しい。リンカーン・ライム・シリーズ、もキャサリン・ダンス・シリーズもしっかり出してほしいけれど、こちらも独自の味があっておもしろかった。

ちょっと味見を

そのとき、大きな声が背後から聞こえた。女の声だ。
「シラマ!」
ボンドは振り返った。ベッカー・ジョルダーンが溝から這い出してきた。手で顔を拭い、口から血を吐き出している。怪我はないらしい。
 
 ~ 中略 ~

「ハイトは?」
「死んだ」ボンドは言った。
「マサンデ!」ジョルダーンが吐き捨てるように言う。
ンコシが楽しげににやりとした。

意味解らないでしょうが、言ったのは独立心に燃える南アフリカの女性警部、少し後の答えは

「最初のはズールー語で・・・・英語で言う"クソ"」
「なるほど、それなら俺の辞書にもいろんなバリエーションが載っているよ。で、もう一つは?」

そちらは知らない方が、特に女性が言う部分じゃないので・・・・割愛。
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ものすごくうるさくてありえないほど近い

2012-03-25 21:35:52 | 映画


昨日のお休みは、暖かくなるといわれながら寒いまま、ひさしびりに映画を見に行くことにしました。
渋谷にでて、まずはチケットを買ってからCDショップを3軒、新譜を3枚、中古でアルゼンチンのグループのもの1枚とポーランドと思われるグループのもの1枚を仕入れました。
その後オクサンと待ち合わせはスペイン坂にある、とてもお安いスペイン料理店です。

映画が始まる時間は2時40分なので、たっぷり時間はあります。
普段はパエリヤコース¥1,500をいただくのですが、休日ランチというのをいただきました。

前菜はサラダかこのオムレツ(食べかけですみません)



そしてメインをどちらかひとつ(ひとつづつ頼みましたが)パンがつきます。



豚肉とチーズのグリル



スズキのパイ重ね焼き

コーヒーがついて一人¥1,000円、実際には生ビール1杯と赤のカラフェをたのんで4,000円でした。

ものすごくとまではいかないれれどありえないほど安い

とこれからの映画を予習して、Loftで時間をつぶして、映画館へ、ここは後ろの2列が段で高くなっていてそこが良い。

それで映画のほうですが、詳細は貼り付けます。

2011年   アメリカ映画     (2012.02.18公開)
配給:ワーナー・ブラザース映画     上映時間:129分
監督:スティーブン・ダルドリー
原作:ジョナサン・サフラン・フォア  「9・11文学の金字塔」
脚本:エリック・ロス
衣装:アン・ロス
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:トム・ハンクス/サンドラ・ブロック/トーマス・ホーン/マックス・フォン・シドー
    ビオラ・デイビス/ジェフリー・ライト/ゾーイ・コールドウェル

サンドラ・ブロックとトム・ハンクスは、初競演だそうで意外です。
話の内容は9・11で父親を失った子の1年後の話、多くの人々が愛するものを失ったということとその後を生きる人々をえがいたもの。ニューヨークじゅうを移動するので、風景は懐かしくみました。

10年たっても忘れ去ることはできない、つらい経験をしてくた人々が、生きていくということを、深刻にもならず、かといって安易ではない、落ち着いた基調の映画です。
メインは亡くなった父親のメッセージを探し歩く男の子のストーリーですが、私はその子がたずねていった人々、少しずつですが垣間見られるその人々の心と行動を描き出したかったのではと思います。

映画館には、アメリカ人と思しき人が子供を連れて見にきていました。きっとアメリカンとして、子供に見せておきたいと考えたのだろうと憶測しました。

出だし、とても素敵なピアノの演奏ですが、ジャン=イヴ・ディーボーデという方のピアノだそうです。

泣いたかって、私普段、見てもいないNHKのドラマの場面だけで泣きますから、映画館は暗くって良いですね。




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今年最初の桜の便り

2012-03-24 21:28:14 | その他

今日は暖かくなるとかニュースで言ったいたけれど、雨も降り続いて結構さむいので、なんだか春はまだまだ先の様に感じます。

そんなところに、今年一番の桜の便りがとどきました。




ヘェーと驚く方もいると思いますが、アメリカに行っている息子1からワシントンDC、ポトマック川の桜の便りです。
ニュースを見ているとNYの温度が20度を超えていることをいうので何だろうとおもっていたらワシントンに行ってきたみたいです。

こちらはこれからまだまだ、お花見の日程だけ決めてどうなるのでしょうかね。

今度の日曜日だけれど、こちらではまず無理かも知れません。
でも、することは食べようよ、飲もうよなので、決行です。

暖かくなるといいな。
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NYにスペインを残す  Flamenco Sketches / Chano Domínguez

2012-03-23 22:10:39 | 聞いてますCDいいと思う


ピアニストの中でもとても音がうつくしいと思っているチャノ・ドミンゲスは2月にブルーノート東京に出演していて、
NHKのTVにもちょこっと出て弾いていました。



観に行きたかったと思っていたら、ライブのアルバムがショップに並びました。
ベースのマリオ・ロッシとパルマスのトマス・モレノが一緒です。
NYのクラブ、「スタンダード」での録音です。

食器の触れる音の中、落ち着いたピアノのソロが、だんだんとスペイン風なフレーズに変わっていくと、パーカションとベースが加わります。
1曲目は長尺の“フラメンコ・スケッチス”この曲BOB BELDENのアルバム「MILES ESPNOL」でもチャノがピアノを弾いていますから、聞き比べるとおもしろい。出だしのピアノ・ソロ・フレーズーは同じなので、ここはチャノにまかされたところでしょうか。
こちらはカンテもはいって、その土地の人を感じます。

このアルバム、これまでのチャノの活動をたどると、とても意味があるように思います。このライブの前のアルバムが「PIANO IBERICO」でフラメンコ度がというか郷土色が
ずいぶん増してきました。
新しいアルバムは、マイルスの「KIND OF BLUE」の全曲です。それもニューヨークでのライブ演奏、ジャズとフラメンコを一つの枠で演奏してきた
チャノ真っ正面の挑戦です。

一度落ち着いたピアノは、パルマスをバックにまた熱を帯びていくのです。

2曲目ピアノが“Freddie Freeloader”のメロディを浮かび上がらせると、このアルバムの楽しさと気迫が解るのです。
マイルスの曲をつづけることは、フラメンコJAZZがNYにきて、ジャズに挑んでいること、それも見事に弾ききることで
ニューヨーカーを熱く盛り上げるのです。
3曲目“ Blue In Green ”をカンテで聴けば、一寸ポップスを演歌で聴くみたいな感じもありますが、チャノの美しいピアノを引き立たせます。
4曲目“So What”をフラメンコのリズムにのせて、手拍子とタップが、あわないかとおもえばまるで違和感がありません。
5曲目、もっと結びつかない“All Blues”が完全にフラメンコがJAZZに、いや間違えた、JAZZがフラメンコになっているのです。
完全にクラブがヒート・アップしているのが伝わります。
これで“kIND OF BLUE”の全曲がおわりますので、後はアンコールの感じです。
まさかのナルディスのメロディがオリエンタルなのには大笑い、でもチャノはキチンとニューヨーカーへのサービスを入れて、エバンスの可憐なフレージングも忘れません。



ほとんどの人が知ってるこのアルバムをベースに、マイルスがもつフラメンコ心、フラメンコとジャズの同時演奏、(それぞれの本質がある)、エバンスのナーディスまでフランメンコにして、チャノのこのアルバムがチャノの集成と評価したいと思います。

ブルーノート東京がどのような選曲だったのか解りませんが、とても楽しい舞台だったのだろうと確信しまし、そしてチャノの活躍の場が多くなることも確信しました。

この跡にご本尊をききましたが、もちろん別格、それは別格ですが、でもこのように演奏することで、新しいものの土台が出来ていくのでしょう。

Flamenco Sketches / Chano Domínguez

Chano Domínguez: Piano
Mario Rossy: Bass
Israel “Piraña” Suárez: Percussion
Blas “Kejío” Córdoba: Vocals, Palmas (Hand Claps)
Tomás “Tomasito” Moreno: Palmas (Hand Claps)

1. Flamenco Sketches (16:04)
2. Freddie Freeloader (9:33)
3. Blue In Green (8:09)
4. So What (7:46)
5. All Blues (6:54)
6. Nardis (9:06)
7. Serpent’s Tooth (3:39)
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別のことで悩みます SONGS / BUGGE WESSELTOFT

2012-03-21 22:33:40 | 聞いたけどCDどちらでも


まるで知らない人だけれど、もしかしたらと思って買ったアルバム。
このピアニストが大すきな曲を選んで心を込めて弾いた曲集だそうで、この人がすばらしい天才として、ビル・エバンス、エロール・ガーナー、アート・テイタム、オスカー・ピーターソン、レイ・チャールズ、キース・ジャレットをあげ、それらの人の演奏とは別に、無意味にテクニックを見せびらかすだけの、空虚で架空の競争に精をだすような、非建設的で酷い演奏もまた存在する、と言っている。もちろんそのことははわかるけれど、どの演奏が酷いのか気になるところで、このアルバムがその回答ということになっていると受け取れる。

でその回答の演奏が先に挙げた天才たちと同様な域であるかというと、どうもそうは感じないし、シンプルに弾いた実にすばらしいソロを沢山聴いてきたけれど、残念ながらその感動も訪れない。
意図していることはわかるけれど、同じハーモニーがづっと続くのはいかがなものか、Giant Stepもこうしてくれるとは、というので話は飛んで、普通のお休みの日の話。
近くの街にオクサンと買い物に、オクサンはとてもほしいものがあるし、私も必要なものや、買った方が良いというものあるので車で20分ぐらいの街へ、でこの話で重要なのは行ったお店の名前で普段と少しパターンが違うのです。

まずは予定通りマル○とマル○のお店へ、そこでオクサンがぜひ欲しいと決めていたものをまず買って、私の通勤用のズボンと靴がよれているので探したけれどぴったりこない、それで近くのイ○ー・ヨー○ドウへ、ズボンと、靴とそれに次のコートも買い換えました。時計のバンドがぼろぼろだけれどここにはないので、またまた近くのドン・○ーテへ、その後ズボンの上げとオクサンの買ったものの調整で時間があるので、○○ドナ○ドで二人で520円のお昼をいただきました。

普段はあまり行かないところにたっぷり時間をかけたねと言って帰ってきました。

でオクサンが手に入れたものが、これで、売り切れ寸前の品、どう設定したらよいのか実は全然わからない。何でアンタがわからないのって、わたし線でつながっている糸電話、Wi-Fiなんて解らない。
困ったもんです。




SONGS / BUGGE WESSELTOFT


Bugge Wesseltoft (piano solo)
Recorded in Bugge's Roo, April-September 2011

1. Darn that Dream
2. My Foolish Heart
3. How High the Moon
4. Moon River
5. Chicken Feathers
6. Lament
7. We'll be Together Again
8. Like Someone in Love
9. Giant Step
10. When I Fall In Love


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絶対インプロヴィゼーション主義   ODE / BRAD MEHLDAU

2012-03-20 21:43:02 | 聞いてますCDおすすめ


ちょっとハードな仕事をして帰ってきてblogをみたら、ブラッド・メルドーの新しいアルバムが届くと喜んでいる人がいる。そんなことは知らなかったので、アンりゃと思っていたら、翌日の昼休み近場のショップで1,480円でならんでいたのは、疲れた心身へのご褒美になりました。
メルドーの現在のトリオの演奏で、2011年の最新のものが3曲、3,8,10曲目、残りが2008年の演奏です。

昨年出た、このトリオの2006年のライブのアルバムを私のその年ベスト3に選んだから、新しいスタジオ録音は必聴ですぐ聞くことが出来てよかったです。
1曲目、とても緊張感のあるはじまり、最強のサポートを従えてのメルドーです。
聴きはじめて思い浮かんだのが、2009年の録音されたアルバム「Higway Rider」、この2枚組みのアルバムのDISK2で“INTO THE CITY”という曲がトリオ演奏でした。
このアルバムはロード・ムービーのようにテーマが連なっていましたが、とてもメルドーが解りやすくなったことを覚えています。ひところメルドーが頭でっかちのようで、離れたのですが、このころからまた必ず聞く人になって昨年のベストですた。
今度のアルバム、新しい録音3曲目“26”が素晴らしい、吹っ切れたようにインプロヴィゼーションに疾走する気迫が伝わって、ライブで聴いていたならば、ちらがうなり声を上げていると思います。
4曲目に入ると今度は一変、思索的なスローのバラッド、ここでもフレーズを空間からつむぎだす様に弾くのが伝わります。
5曲目は一寸ユーモラスな曲、このアルバムの各曲は結構バラエティがありて面白い、ところが、それはどれも、ひとつの主義に貫かれているように感じます。
新しい録音の8曲目がまた素晴らしい、イン・リズム、いっきのウォーキング・ベースをバックにメルドーのピアノ・フレーズはバド・パウエルの“クレオパトラの夢”を思い浮かべました。迷いない集中があるのです。
10曲目、サポートに徹したリズムをバックに、アドリブラインを作る集中力、そこから生まれたものは聴くものに纏わり、その瞬間を喜びに導いて行くのです。JAZZで一番嬉しくなる瞬間、インプロビゼーションを奏者と共有する喜び、生演奏で生まれるその世界を、スタジオ録音でも見事にアルバムに封じてくれているのがこのアルバムなのです。
それがこのアルバムの共通項、そんな言葉はありませんが、「絶対インプロビゼーション主義」を貫いてくれているのです。

ブラッド・メルドーの日本公演は7月、東京では1日だけですが、実際どうなるかわからないけれどチャレンジしてみます。



ODE / BRAD MEHLDAU

Brad Mehldau(p)
Larry Grenadier(b)
Jeff Ballard(ds)
Recorded on November 17, 2008 & April 19, 2011

1. M.B.
2. Ode
3. 26
4. Dream Sketch
5. Bee Blues
6. Twiggy
7. Kurt Vibe
8. Stan the Man
9. Eulogy for George Hanson
10. Aquaman
11. Days of Dilbert Delaney

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