1年の最期になるアルバムの記事と年の初めのアルバムはちょっと気にする。今年は、その2枚が簡単に決まった。これまでに一番登場しているのがジョン・コルトレーン、そしてことしもこのアルバムにすることにした。別のにしようと思っていたけれど、最後はコルトレーンというのが、頭の中で恒例になって来た。実はスルーしていたけれど評判がとても良いのと、やはり聞きたくなって買ったのだけれど、1曲目のナイーマの音がとても良いのでそれだけで1年が豊かになった気がする。
アルバムの紹介はすでにいろんなところですんでいるから、省くけどサウンド・トラック用にスタジオで録音したもの。これが結果としてとても貴重な録音になっている。
『至上の愛』の半年前の録音は特に聴きどころのところである。演奏はコルトレーンの真面目さとか、マッコイのはつらつとしたところが改めて新鮮と感じる。
という事でコルトレイン、昨年は「BOTH DIRECTIONS AT ONCE THE LOST ALBUM 」で今年はこれと、年に一枚づつコルトレーンを増やしていって、年末に聞く、何年続けられるかわからないけれど良いかもしれない。
世の中は『第九』だけど、ジャズ世界はコルトレーン、どうだろうか。
この一年、しょうもない話にお付き合いくださいましてありがとうございました。皆様には来年がすばらしい年になりますように願うとともに、またお付き合いお願い申し上げます。
来年の初めのアルバムも楽しみにしてください。
BLUE WORLD / John Coltrane
ジョン・コルトレーン(ts)
マッコイ・タイナー(p)
ジミー・ギャリソン(b)
エルヴィン・ジョーンズ(ds)
1964年6月24日、ニュージャージー、ヴァン・ゲルダー・スタジオにて録音
1. ナイーマ (テイク1)
2. ヴィレッジ・ブルース (テイク2)
3. ブルー・ワールド
4. ヴィレッジ・ブルース (テイク1)
5. ヴィレッジ・ブルース (テイク3)
6. ライク・ソニー
7. トレーニング・イン
8. ナイーマ (テイク2)