JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

絵日記 出会いが一番

2008-07-31 21:41:03 | その他
素晴らしいお寿司をたべて蟹も烏賊もたべて、景色も楽しみ、見た、食べた、堪能したとなるのですが、monakaはこれで終わりません。
MOONKSの文庫本「JAZZとびっきり新定番500+500」でも推薦されているアルバム「Mellow Dream」



その福居良さんがオーナーのjazzスポット「スローボート」はすすきのにあります。
そこに行けばアルバムが有るかもしれませんし、当日の演奏も福居氏です。
聴いたことのない方ですが、聴いてみたいというので、疲れた奥さんを説得して行ってみました。
ライブは9時半ぐらいといわれてまだ8時過ぎなので、だれもお客はいません。カウンターの一番端に席をいただきまちました。



9時半頃スタートと言うことでだいぶ時間がありますが、ゆっくりとゆっくりと気分を持ち上げます。
私たちの次には中年グループ数名がこれはどこかの会の帰りか常連さんです。
女性の2人ずれや段々とお客が集まったところで福居良氏の登場です。
ベースは粟谷功さんという若い人、ドラムスは竹村一哲という方です。
ジョニー・グリフィンがなくなったという話をプレーヤーにしながらピアノに着てそのまま弾き始めました。
ハーモニーを大切に重ねながら、タッチをしっかりとキープして曲の雰囲気のベースを作ると、その上にしゃれたメロディーライン、さすがベテランです。
ここでも、心が緩やかにもまれて、秋の中にいるようです。
サイドのベースはウォーキングをきっちりひいているし、ドラムスの反応はとてもよいとおもいますが、ちょっと型通りのところを感じます。
ピアノはだれに似ていると考えるよりか、独自のスタイルが出来ていると思います。
2曲目素晴らしいメロディーラインでピアノがグイグイと弾ききります。主旋律を聴かせる力は驚きです。
4曲目スタンダードを弾くのはハーモニーとシングルトーンとタイミングだと改めて認識した演奏です。
5曲目はドラムスがちょっとはじけて、このぐらいが良いと思います。
6曲目ブルースでフィナーレ、芳醇なものをピアノにかんじました。
カウンターに有った「Mellow Dream」を購入してサインをお願いしましたところ、快く受けていただき、外側のフィルム梱包を剥がすのに苦労していただきました。
札幌シティージャズに出るハクエイのファンだとお話したところから、急に話が盛り上がりました。カウンターのはじっこで話しやすいのでお美しい康子奥さんも加わっていただきました。
良さんは、「金ちゃん」 キンチャンというのですが、オーストラリアから北海道に戻ったハクエイは、この「スローボート」でピアノを弾かせて貰ったそうです。
東京に出る前ですから素晴らしい。「ハクエイ、変わりましたと聴かれたので、福居さんの演奏にも感じたんですが、ハクエイも大変メロディを大切に弾きますよ。」と答えたら大変うれしそうなお顔をなさいました。
良さんが、「金ちゃん」「金ちゃん」と言っていると、「私はハクエイです。」と稟と言う康子奥さんの目を見ると、ここにもハクエイに魅了された女性がいることを確信しました。
ハクエイの最近の事など話ながら、今日のことメールしておくことをお約束して、残念ですがもう限界です。1stで失礼させていただきました。
会計を済ませてドアを出ればメンバーと奥様がいらしてお送りいただきました。
何とも暖かい感じです。ベースの方を生意気にも激励したり、10月にはハクエイと共演するというドラムスの竹村さんによろしくとお願いしたり、何とも生意気なことをしてしまいました。すみません。
ただ知らずにおじゃました方が、ハクエイとのつながりが有ったと言うまたもや偶然に出会うことができました。(可能性は充分でしたが。)

素敵な人に出会う事は旅の楽しさの一番です。
昨日ビール圓で有った定員さんは料理を間違えてなかなか出来ないことを、本当に申し訳なさそうに「板場とけんかしてきました」と行ってくれたり、とても感じの良いお寿司屋の板さん、次の日市場に送り迎えして色々教えてくれた個人タクシーの運転手さん、千歳空港での最後の満足に笑顔を返してくれたウエートレスさんん、とても素敵な人が今度の旅にはたくさんいました。

コメント (3)
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絵日記 美味しいが一番

2008-07-30 22:44:39 | 聞いてますCDおすすめ
思ったよりか早く札幌に帰りつきました。



駅ビルにある大丸の地下で札幌のおもしろい食材がないかみにいきました。
お土産を買うのはまだ早いのでフラフラと魚と野菜をみて歩きますが、北海道のデパートって広々と売り場をとっているようなきがします。
昨日は小樽でお寿司をいただいていましたが、このビルの上に有るお寿司やさんもとても美味しいと聴いていましたから、食べたいものだけを握って貰うことにしました。
「すし善」と言うてもきれいなお店で、上等、上品、ここではカメラをだしてとるほど心臓強くありません。
まだ4時なのでお客さんもわずかで、とても感じの良い板さんに、ぼたんえび、さんま、つぶ貝、平目、穴子、うにの6缶をいただきました。
どれもとても美味しい、特につぶ貝の厚い身を噛むと、海の薫りが口の中に広がって心が舞い上がっていきます。
このお店で北海道のお寿司は大満足です。お店をでる5時近くには回りの席は予約の札で一杯になってしまいました。
旅はなんといっても美味しいものをいただくのが一番です。
軽くいただいたので夕食はまだ入ります。
札幌の街はまだ歩いていないので、夕食に決めていたお店(生のかにと生のいかを食べることにしていました。)に向かってぶらぶらと歩いていきました。
街はお祭りのようです。短い夏を楽しむために、毎日こんなだそうです。



途中CDの中古屋さんを見つけたので、思い出に(いえ、東京で出会っても拾う)一枚ひろいました。
夕食の後に行きたい場所も確認して目的のお店にたどり着きました。6時を過ぎたばかりだからと思っていたらこれが予約で満席、断られてしまいました。
生きた烏賊や蟹の水槽をみたのでこれはショックです。
予約をしないこちらがいけないのでしょうがありません。
夕食の場所を決めるのに、また同じくらい歩くことになってしまいました。
結局すすきの静かなお店に落ち着きました。疲れてしまったのでゆったりとしているのがプラスです。



8時頃には食事も終わりちょっと疲れました。でもこれでは終わらない。
今回、札幌に来ましたが実は7月31日に来たかった。札幌では現在ジャズ・フェスティバルが開催されていて、7月31日はわがハクエイ・キムが出演するのです。



7/31
WHITE ROCK MUSIC TENT

17:30 会場  19:30 開演


暑さに負けてそれまで待てませんでした。
北海道出身のハクエイですから、さぞかし力の入った演奏をすることでしょう。
札幌、小樽、旭川、富良野、美瑛のみなさま、ぜひ応援にお願い致します。

さて疲れているのにすてきな出会いが有ったのはこの後です。
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絵日記 広々した景色が一番

2008-07-29 22:56:07 | その他
札幌2泊でどこへ行こう、最初は札幌と小樽の2ヶ所でいいかとおもいましたが、ラベンダーをぜひ見たいという意見がありました。
旭山動物園にも行きたいとか、渋滞対策を含め朝一から行動することにしました。
朝一番の電車で旭川にいって、そこから逆に富良野に戻ることで渋滞回避という作戦です。
そんなんで6時台の列車に乗って出発です。
朝ごはんは、もちろん駅弁、これが驚くべき美味しさ。いくらがこんなに新鮮な駅弁は食べたことがありません。素材と食するタイミングがベストだったのでしょう。





旭川で車をかりて富良野まで南下すると路はまるで混みません、1時間で富田ファームに着きました。時期が少し過ぎたのかすいていました。2週前は駐車場に入るまでに3時間かかったとききましたのでラッキーです。



ラベンダーの花の香りとほかの花の色合いがなかなかいいものでした。



そして富田ファーム以外でもラベンダーを美しく見ることができる場所は沢山ありました。



ここでは食べておきたいメロンをいただきました。とても美味しかったけど、季節が違っていると後からききましたが、疲れをとってくれる美味しさでした。



富良野を出て美瑛の丘を巡って、所々に立つ有名な木を見ることにしました。
まず見たかったのが哲学の木で、丘に立つただ一本のちょっと傾いだ木が哲学だそうです。
青い空に一本の木というのは、それなりに主張があるのでしょうか、私のこんな写真でも哲学の木だとはわかります。



これ以外にもセブンスターの木とかありますが、道がくねくねと丘を回るので、これは自力ですべて行くのは難しい、途中コマーシャルフィルムで有名となった“ケンとメリー”の木を見ました。




ラベンダー畑のあとに美瑛の丘陵地帯を走ってみましたが、場所場所が心を癒すような広やかな、緩やか場面、風景です。このような風景に出会うことが一番ですね。
この写真は、特に撮影スポットなどは関係なく、へぼな私がただ止まって撮ったものです。







丘陵を楽しみましたが時間はまだ有り、行けないかとのにあきらめている旭山動物園も可能になりました。
そのまま昼食をとらずに旭川に向かいました。
1時過ぎには付いてこの地区目的達成になりました。
軽いスナックのあと有名な動物たちだけをを見ました。





時間を上手く使えて、私の想定より2時間も早く札幌に帰りつきました。
これから、後もまだまだ、したいことを決めています。

体力がちょっと心配になってきました。






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絵日記 涼しさが一番

2008-07-28 22:51:36 | その他
という事で小樽にいます。
千歳空港から列車で直接4時に付いて、まずは北一ガラス3号館へいきました。



ここの喫茶室がとても良いとひょおうばんで、確かにのぞくと幻想的な感じです。しかしフラッシュ撮影は禁止です。
外からちょっと取れましたが、ある人が真ん中に写っているのでnetにあるものを貼っておきます。



中ではピアノのソロが演奏されていてゆっくりとここに座って生ビールなど飲みたい。とこが小樽にはアルコール度が14度のビール」が飲める場所があり、それが美味しいと、これはビール好きの知人の評判、ぐっと我慢します。
心はそちらですから、アクセサリーをもっと見たい人をせきたてて次に向かいます。
目的はそれだけではありません、途中はふるい家並みなどきちんとたのしみました。









そこで着いたのが小樽倉庫のここ、ところが今は、お客に14度なんてビールを提供すると、酔っぱらってみんな運河に飛び込んでしまうので、出していないそうです。
それだったら、さっきの場所でゆったりと生ビール飲んだのに。残念で運河に飛び込みそうになりました。



しかしまあ旅には色々あるので、今ある4種類のビール全てをいただきました。



ビールで準備完了、小樽のお寿司屋さんに回ります。
実は今回のツアーには初日夕食は飲み放題食べ放題1時間のジンギスカンか海鮮焼き(こちらは1皿)が着いていましたが、ここは小樽のお寿司をえらびました。
ここでは今朝上がったウニと八角のおさしみを頼んで、後は握り、サンマの握りが上品でした。





お腹が一杯になったところで外にでるととても涼しい、秋の風みたいな感じで、今朝までのまるで重くのしかかるような空気がウソのようです。
軽く、マッサージを受けているような心地よさで、外を歩いていることが一番気持ちが良いのです。肩から重たいものがどんどん抜けていきます。
さて海沿いに札幌に戻ります。



札幌に帰って宿泊するホテルに向かうと、ドンドーンと音がしだします。
ホテルの近くの豊平川が花火大会だそうです。部屋から見えないので、というか飲み放題でビールを飲もうかと出かけました。
ビール園の場所が花火観覧会場ですが、さすがにそれはツアーコースに合いまっせん。近くの路上で、でも久し振りにとても近い花火を30分くらい楽しみました。

そのままビール園で飲み放題のへ参入しましたが、さすがにお腹一杯で奥さんは、何も食べず、残しては悪いので少しでもと一生懸命食べました。
ここでは従業員の良い子に出会いました。
こんなに食欲が出たのも、涼しい風に全身をマッサージされたからでしょうか。

周りに有る空気がまるで違って、それが心地よくリフレシュしているのだと知ることのなりました。ちょっと病みつきになりそうです。

さて明日もできる限りエンジョイしようととても早いスタートを決めています。



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涼しいところに飛びました The Moonand The Melodies

2008-07-27 21:40:36 | 聞いてますCDいいと思う


今日の記事からは、時間が少し遡ってしまいます。
涼しいところに行こうという思いを現実にしました。

とても暑い東京をわずかでも逃れようと急に北に飛ぶことにしました。
北海道に2泊で行くことにしたわけですが、決めてから後、あそこに行きたい、こちらに行きたいで随分考えました。まずはどのようにスタートしましょう。
休みを新鮮にするため、きく音楽はまったく知らない音楽を選びます。
前日に中古屋さんでまるでわからないアルバムを1枚選び、それが始まりになる感じです。
前日、JRでチケットを頼んだ後に仕入れたのがこのアルバムです。とにかく新鮮な場所に行くのにまるで知らないアルバムを連れて行きたい。
「The Moonand The Melodies」とあり、JAZZの棚ですからムード音楽じゃないだろうと拾いました。
中古のJAZZ棚にありましたがJAZZではありませんでした。
そして千歳空港に向かう空でとても気にいりました。
選んだのはタイトルが「the moon and The Melodies」あってECMみたい、休暇にはいいかなと思い、それが始まりです。
ジャケにはパーソネルが書いていない不思議なアルバムですが,HAROLD BUDDという人がメインでこの人、ブライアン・イーノと並ぶアンビエントの大家だそうで、初めて知った名前に遭遇しました。
このアルバムはスコットランドのロックグループ「COCTEAU TWINGS」との共演のようです。
メインのHarold Buddの演奏にロックバンドが絡んでいて、これはこれでとても良いアルバムになっています。
Buddのキーボーのライン以外をあまり作らず、ギュンター・グラスの絵画を思わせる光のかんじです。
3曲目BuddがKeyを弾くととても状況を表すような音楽が続きます。
4曲の女性ヴォーカルはテクノぽくなります。
大きな起伏が有るでではありませんので、解りやすい、心地よい音楽です。
これから知らない土地に飛び立つという状況と、この暑い状態とまるで違うところにたどり着り着こうと言う期待で聴いていれば、これはかなり素敵なアルバムでした。
とても心を落ち着かせる感じの演奏で、解らないといえば何故このアルバムがJAZZ棚に合ったのでしょうか。

ということで、とても現実離れした音楽で出発することができました。

これからのことはmonaka絵日記にしてみたいと思います。

HAROLD BUDD
SIMON RAYMONDE
ROBIN GUTHRIE
ELIZABETH FRASER

1 SEA.SWALLOW ME
2 MRMORY GONGS
3 WHY DO YOU LPVE ME?
4 EYESARE MOSAICS
5 DHE WILL DESTROY YOU
6 THE GHOST HAS NO HOME
7 BLOODYAND BLUNT
8 OOZE OUTAND AWAY. ONEHOW






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こんなしょうもない記事で申し訳ありません。 所在不明です。

2008-07-26 23:17:16 | その他
本当に暑い(のでしょうね。)
こんな記事(にもなってない)になって申し訳ありません。
昨日、暑くてどうしようもないといって逃げ出してからの、今日この時間までの
ことは、私がどこにいるかも含めてもう少し後に報告します。
まるで友達にあてたメールみたいです申し訳ありませ。
でもとても、いいものにめぐり合った2日間でした。
涼しい。
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暑い、とても暑いので、逃げたいと思います。

2008-07-25 08:26:17 | その他
毎日とても暑い、毎年これが2ヶ月続くようになってしまいました。
暑く根気が続かないので、ちょっと逃避してきます。


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ファドの風景 CAMINANDO / J ・M ・MACHADO D ・ LIEBMAN

2008-07-24 21:54:03 | 聞いてますCDいいと思う


JEAN-MARIE MACHADOのピアノというと最近聴いたアルバムがありました。
ファドの女王とビリーホリディに捧げたソロとトリオの演奏でなかなか良いと思いました。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20080109

このアルバム、マチャドの曲が5曲、その他3曲がたぶん有名なファドの曲のようです。マチャドに導かれてファドにふれ、とても良い演奏が出来たことをリーブマンが書いています。
1曲目“孤独”と言うファドの曲でクラシカルなピアノの音からはじまり、リズミックに歌うソプラノは普段よりソフトな音色です。
3曲目、ひちりきみたいな笛のメロディにピアノは弦を押さえた低いリズム、もの悲しいソプラノサックスのメロディは美しい。
4曲目はマチャダのJAZZ色が強い曲で、ここではリーブマンがかなり激しく吹いています。
7曲目は聴いたことが有るようなファドの曲で、もの悲しいメロディが時に明るいリズムとメロディにかわったり、また元にもどっていたり、ドラマ性みたいなものを感じます。
ピアノのマチャドは演奏はクラシカルな響きで、特に目立ったフレーズを弾いていません。
ただ最近みたコローの風景画の森の木々のように、光と影を含み、リーブマンを包み込んで、ファドの風景を完成させています。
ここでの主役はポルトガルのファドそのもの、主役のリーブマンが中心にいるのにファドの風景の一部になって8曲の風景画に溶け込みます。

CAMINANDO / JEAN-MARIE MACHADO DAVID LIEBMAN

Jean-Marie Machado (p)
Dave Liebman (ss, reeds)

1 Solidao
2 Petite Source
3 Nao Quero Amar
4 Mesange Blue
5 Rumba Yava
6 Un Nino En La Calle
7 Lisboa Nao Sejas Francesa
8 Caminando Con Tus Ojos Verdes

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夜を暑く SOUL SEARCHING / GEORGE R0BERT

2008-07-23 20:54:29 | 聞いてますCDいいと思う


この暑い夜、奥さんは屋形舟に乗りに行き(昔の仲間とのイベントだそうで)息子は3日間研修で帰りません。
一人の夜はツイツイ激しいのを聴きたくて、一杯やりながらちょっとしっかりしたのを選びました。George RobertとKenny Barronのduo「pieace」が出たときにとても良いとおもいました。(記事にしてないけど。)その後出たのがこのアルバム、演奏もとてもいいのに、あまり話題になっていません。
サックスの裏に回ったときの、バロンのフレーズの冴えはいつものことで、1曲目からアルトのフレーズを受けてあおります。ルーファス・リードのベースソロがいいのでとても4ビートがしまって、ロベールのフィル・ウッズをろ過したような透明感が加わったウッズ節が聴けます。
2曲目、ソプラノに持ち替えたロベールのソロは、ケニー・バロンのモーダルなハーモニーをバックにとても熱い。暑い夜なのにこちらで熱くしています。
2003年録音のローザンヌのザ・コーラスジャズ・クラブでのライブ模様は3曲目その雰囲気が慣れてきてとても豪快な吹き方なのに、しっとりとしたバラッドです。これほどしっかり吹いてくれると変にほかの事を考えずに、アルトに入り込めます。
4曲目はラテンリズムをベースにロベールが吹きまくるのには、これをクラブで身近で聴きたいと思う演奏です。
リズムの二人、私はRufus Reidはあまり期待しないほうなのですが可で、ビリー・ハートはっとても良く叩いているように思います。
5曲目ロベールのコルトレーンへ捧げた曲ですが、ストレートにトレーンの楽想につながっていて、後半のロベールのアルトソロはモーダルでクオリティーの高さを感じさせる演奏です。
6曲目が前作のデュオに入っていたとても素敵な曲で、ライブの臨場感も加わってこれも良い。
7曲目は4ビートの古い曲をしっかりと歌いまわす感じで、ライブでは実はこの部分が一番熱く面白くなっているところです。
バロンのピアノは何時も思うのですが、このようにサイドでメインを煽るほうがいいようにおもいます。
聴いてくればとてもいいアルバムです。
DIWから2005年に出たわけで、コメントをフィル・ウッズが書いています。ロベールはウッズとの共演作も多く(バロンも一緒)フィル・ウッズの影響大、良いところを漉したような(フィルの魅力は別にもあります)演奏でフィルが認めるアルト奏者です。
フィルが絶賛していて、最後にには乾杯と言っていますがそれもうなずける演奏です。
DIWからでたこのアルバム、ウッズがコメントを翻訳をしているのは、なんと我がハクエイ君でありました。というを今日気が付いたわけで、今度この解説書にサインさせてやろうとおもって嬉しくなりました。
ライブでこのような凄い演奏を聴かされるととても熱くなります。奥さんのいない夜、一人で食事をして温度が下がっていたところ、急に熱くなってきて、すみませんクーラーをつけてしまいました。(音を大きくしたので窓を閉めました。)

SOUL SEARCHING / GEORGE R0BERT

         George Robert alto,soprano saxes
Kenny Baron piano
Rufus Reid bass
Billy Hart drums

1 Namely You
2 Soul Searching
3 Nostalgie
4 African Village
5 Blues For Trane
6 Peace
7 I've Never Been In Love Before
8 Here's That Rainy Day
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涼しくするには ホワイトアウト / 真保 裕一

2008-07-22 21:32:40 | 


毎日がとても暑くなり我慢比べみたいな状態になってきました。

そんな中でいかに涼しく、もしくは気分的に涼しくしようと選んで読んだのがこの本、真保裕一作の平成7年に出版されたベストセラーですが読んでいませんでした。
テロリストに占拠された真冬の巨大ダムで、主人公が一人戦いを挑んでいく物語です。日本のダイハード、雪で完全に視界のなくなるホワイトアウトだったり、真冬のダムの水に流されたり、凍り付いたダムの上を走ったり、雪崩に埋もれてみたり、読んでいるとかなり涼しい気分です。
でもなぜ今頃かと言うと図書館で「本の雑誌 2008 5月号」を借りようとしたところ、その中の好きなコーナー“キムラ弁護士小説に挑む”と言うキムラ弁護士が小説のあらを探すコーナーがあり(あまりに簡単に言い切ってゴメンナサイ、もっと奥深い)この「ホワイトアウト」を誉めていたからです。
そして図書館で文庫コーナーをみれば、この本が並んでいたので、一緒に借りたというわけです。
おかげでこの3連休の最後の日は結構精神的にゆったと涼しくしてこの本を読み、味深く過ごすことができました。

なおキムラ弁護士はこの「描写の精密さ」と筋立てを誉めて、是非読むことを薦めながらも次の様な疑問を上げています。
もうだいぶ古い本だし、この小説、描写を読むことが一番のような感じなので、書いてしまいます。
まず50億円の身代金を人質の安全が確認されていないのに、払ってしまうのは安易ではないかという事。
もうひとつは、なぜ下流の20万人の住民の危険が迫っているのに、絶対的な実力を保有する自衛隊が出てこないのかということです。
なるほどなーと思いながらも、筋としては自衛隊が動くべきと私も思いました。
私はダム内、全員殲滅で自衛隊が動くのかと初期におもいました。
テロで妻子奪われた、復讐を誓う電力技師の筋立てはおもしろいのに、盛り込み過ぎた感じで締めはは以外とあっけなくか感じました。
最近、ほとんど小説を読みませんが、久しぶりに分厚い本を楽しみました。
涼しい感じを持続させたいので、夏休みは織田裕二主演のDVDまでいってもようかとも考えだしました。

http://jp.youtube.com/watch?v=tym1sFz3GzM


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