

ボッシュにあったのは去年の7月だから、次に会うのはもっと先だと思っていたら、去年の12月には次のが出ていて気が付かなかった。本屋で見つけてちょっとびっくり、リンカーン弁護士のミッキー・ハラーと共演っていうのだから、もっとびっくり。
話はハラーの扱う殺人事件の調査をボシュが引き受けるというはなしで、退職を余儀なくされたボシュが刑事弁護側に加わるという話。
犯人が刑事側なので、そこら辺の軋轢が横線、犯人はどうしようもない悪だけれど、犯罪動機が何とも卑小。
なので得意のジャズ話、
ステレオにはジョン・ハンディーのクインテットのアルバムがかかっており、曲は「ナイーマ」だった。ジョン・コルトレーンに対して献げられたハンディーの1967年の演奏だ。これまでに録音された最高のサクスフォーン生演奏だと、ボシュは思った。

なかなか凝ったのが出てくるから楽しい。
この後ロン・カーターが東京BNで2ギターでとったアルバムがでてくるけれど、どこだか忘れた。

カマシ・ワシントンのテナーサックスがステレオから流れ・・・でここでは曲は特定できない。
ってあるけれどこの本2015年にだされているから、「The epic」じゃないだろうな。それより前のアルバムは自己レーベルだからかなりのファンですね。

最後がこれ、これはかなり重要、このサウンドと音量で命が救われるんだから。
スピーカーから最初のトランペットの調べが聞こえ、ボッシュはそれがウィントン・マルサリスが演奏する「ザ・マジェスティ・オブ・ザ・ブルース」だとわかった。最近、レコード盤を手に入れた古いアルバムだった。
