新しいものがでると必ず買うピアニストのもう一人がMichel Biscegliaで、このアルバムも昨年かって記事にしていなかった。2007年2007年「INNNER YOU」でであってから10ケ記事を書いている。
「INNNER YOU」
アルバムは全部で16枚だったからこれが17枚目になる。
最近のミシェル・ビスセリアのホーム・ページでは自信をComposer-Arranger-Orchestrator-conductorとしていて、ピアニストとしていない。実際に映画音楽などを多くてがけていて、インプロバイザーの活動は少ない。実際2つ前のアルバムはオケのアルバムだった。
「ORCHESTRAL WORKS 1 」
さて今回のアルバムはいつものトリオ・メンバーでの演奏になるけれどうち4曲はハンガリアン・スタジオ・オーケストラがバックをつけている(1,3,4,8)。
1曲目オケは別録りで後からつけたようだ。「ORCHESTRAL WORKS 1 」でも、またモネの映像アート展の音楽でもかなりクラシカルなハーモニーをアレンジしているのと同様、格調高い感じになる。
2曲目はトリオのみで、ちょっと淡い感じの曲調になっている。
3曲目、4曲目でオケが付くとベースとドラムスが抑えた演奏になるのでついついオケのなーもにーを聴くような形になる。
5曲目トリオになるとシンバルとかベースラインが浮かび上がる感覚になる。
この人の曲は昔から淡い色彩の、もしくはモノトーンの絵のようなところがあって、そこが魅力、もしくはそこが面白くないという人がでる。今回のアルバムはまたその色合いが強い。この人のジャケもこのようなのが多くて、特徴表現してるのかもしれない。
THIERRY MAILLARDのところでもかいたけれど、このパンデミック禍でとにかく淡い静かな心をみんな求めているのだろうか。 好みがわかれるところだけれど、何とも淡く美しい。こんな感じなので気に入った方はどうぞ。
SILENCE LOUD / MICHEL BISCEGLIA
Michel Bisceglia (p)
Werner Lauscher (b)
Marc Lehan(ds)
Hungarian Studio Orchestra
2022年作品
1.Cucchiaino
2.M Song
3.Seeing Mino
4.Marzamemi
5.Secondo
6.Midnight Silence
7.It’s all there
8.Silence Loud
9.Hale-bobb Tail
10.Lima