奥さんがパリに行くと時にJAZZのCDを3枚買ってきてくれるように頼みました。内容はフランスの新しいピアノトリオ2枚と、フランスのお薦め1枚でした。パリから持ち帰ったピアノの一枚はTigran Hamasyanの“New Era”で先週末に日本で買ってしまってから、これが来そうな気がしていたのが見事当たりました。
さてお薦めの一枚ですが、日本でも結構有名で、皆さん聞いているので、もういいかと思っているアルバムでした。しかし、ブルーノート、お薦めの入魂作、フランス一押し見たいなアルバムといえるんでしょう。薦められるのも至極まっとうな感じです。
去年は、Emile Parisien の“Au revoir poc-epic”と言うアルバムで大変驚いたので期待しすぎました。フランスでのCDはたいそう高いみたいでこれならば日本で対応可能できましたが、まあ楽しみにしていた時間をもらったのと、世界で共通している人気も肌身で確認できて、納得することにしました。
実はこのアルバム、評判はあるので、blog仲間のみなさんが取り上げています。
10/8 naryさん、10/9 音楽狂さん、 10/11 クリスさん、11/6 スズックさん、
11/17 ozaさん、みなさんが取り上げるだけの魅力盤なのです。
みなさんが内容を書いているので、もう内容ははぶきます。
だれがどう書いたかは別にして、だいたいの共通点は
① メンバーが凄い、おもしろい。
② アルトががっつり凄いね。
③ ファンキーがキーワード
④ ファンキーだけどコテコテにならずに洗練されている
⑤ バティスト・トロティニョンのハモンド3はいまいち薄い感じ
と言うところでしょうか。
私好きなのを選ぶと2、5、7、10とファンキーの強い曲になっています。
ファンキー強い曲がいいと思うのは、その要素が目標で強調されるからでしょう。
洗練されているというワードがありまが、そのファンキーをいかに洗練させて表現するかがこのアルバムの方向なのでしょう。
私としては感じたのは、ベースが欲しい、ここにベースが入ったらとてもきもち良くなるのにということでした。
ところがベースを入れるとハモンドがいらないし、生ピアノとベースではコテコテのファンキーになっていくと思ったのでしょう。
製作者のサウンド意図が明白ですのでこれはしょうがない。
私としてはベースライン確りして、ルー・ドナルドソンみたいなファンキーをテク充分でというのが望みでしたが、ちょっとちがっていました。
テクはあるけど、牙は隠して、周りにうまいサウンドを配せば、これは売れ筋ですねという感じに受け取れます。
みなさんの感じも含め、悪くなく上手く良いサウンドを作ったけれど、それが凄い刺激にはならないけどいいんじゃない。と思うアルバムです。
フランスから進められて、私としてはちょっとなめられた気がしないではありませんが、しかしみなさん気にした作品、まっとうだといってもいいです。
さて奥さんの買ってきたピアノ・トリオの最後ですが、ほかに書きたい記事が(もしくは下書きしたものがあるので)あるので少し時間を頂きます。
trouble shootin / Stefano di Battista
Stefano Di Battista (as,ss)
Baptiste Trotignon (B3)
Eric Harland (ds)
Russell Malone (g) #1,5,6,7,11
Fabrizio Bosso (tp) #2,4,5,8,9,10
Nicola Stilo (fl) #3,6
Eric Lignini (p) #11
1. I Will Love You
2. Midnight Blue
3. The Serpent’s Charm
4. Under Her Spell
5. The Jody Grind
6. Echoes Of Brazil
7. Alexanderplatz Blues
8. Essaouira
9. Weather Or Not
10 This Here
11 Trouble Shootin’