JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ここのところの居場所 Suite Punte Del Este / ASTOR PIAZZLLA

2012-09-30 20:36:44 | 聞いてますCDおすすめ


お休みもオクサンが長く外に出かけられないので、DVDを借りてきてかなりの数を見ています。でも音楽アルバムも手持ちがなくなったので、今日はお暇をいただいて、いつもの場所にいってきました。
新しいもの2つ、中古2つにオムニバス、タンゴが2つです。
そのタンゴの一つがこれ、1995年の映画「12モンキーズ」にも使われたピアソラのアルバム、映画はみたけれど音楽まではまるで覚えていない、テリー・ギリアム監督ブルース・ウィルス主演の一寸変わった映画だった。
と言うかこのアルバムの2曲目はアディオス・ノニーノ「さよなら父さん」で特におきにいりだけれどこのトラックを聴いたかどうかで聴きたくなった。
エレキ・ギターなんか入ってこれは聴いていない。
拍手がはいってどこかでの公演の模様のようで、映画にあわせて初編むされたのでしょうか。
そしてもう一枚のタンゴもピアソラ集のようで、アディオス・トニーノが最後にはいっています。そちらは後ほど。

そんなアルバム拾いを終えて、ここのところの居場所となったいつもの席に座っています。
昔は中華屋さんだったり、いつもの席というと香港空港のバーだったりしたけれど、最近はここでハーフ・アンド・ハーフを頂くのがここ数ヶ月の居場所です。



お昼はソーセージ3種類とラタトゥイユでした。



それから観たDVDは三つ今週は私の選択、最初が「コンテイション」こうもりと豚の複合ウィルスが急激に世界に蔓延する話ですが、普通の収まり方だったかなと普通に観ました。



つぎ「ロボジー」これほどの馬鹿話をどうまとめるかとそちらに気がいきましたが、まあうまいまとめ方かなとその程度かな。



最後が殺人罪で投獄された弟を弁護士となって救おうとする姉弟の話ですが、これはまあアメリカ司法試験もみたくって、それなりに見所はありましたがどれも損はない。



アルバムの最後は“リベル・タンゴ”でこちらやっぱりいいです。

Suite Punte Del Este / ASTOR PIAZZLLA

Fernando Suarez Paz(Violin)
Hector Console(Bass)
Oscar Lopez Ruiz(Guitar (Electric))
Pablo Ziegler(Piano)
Astor Piazzolla(Bandoneon)
カラカス・フィルハーモニー・オーケストラ

1. Suite Punta del Este
2. Adios Nonino
3. Mumuki
4. Verano Porteno
5. Chin Chin
6. Libertango
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おそるべし サン・ラ MUSIC FROM TOMORROW'S WORLD / Suu Ra AND HIS aRKESTRA Chicago 1960

2012-09-28 21:30:59 | 聞いてますCDいいと思う


長い間JAZZを聞いてきたけれど、アルバムを買ったことがないと確信を持って言える人がいる。サン・ラで土星から来たというこの人に手が回らない、いや頭がまわらなかった。
ところが中古屋さん見ていると一寸気になるアルバムがありました。
ジャケットが目を引いて、タイトルが「MUSIC FROM TOMORROW'S WORLD」、それがサン・ラのアルバムでした。
まあそれだけならばかわないけれどchicago1 1960とある。
一つにはこれから半年かけてシカゴに親しんでおこうという目的と、1960年で明日の世界からの音楽というのが50年以上たっているのだから結論聞いてみたくなりました。
それでなんと初サン・ラになりました。
シカゴでスタートしたサン・ラのジオルケストラがNYに移る前年の録音、Wonder InnとMajestic Hallでのライブ模様です。
そんなんでおとがよくない、ギグ途中からという感じでリズム中心に始まって2曲目、フルートの共鳴がサン・ラらしいか。
3曲目テナーとペットのソロがかっこいい、テナーのジョン・ギルモアって人はサン・ラとずっと一緒で、28年後1988年にはサン・ラのジオルケストラの一員としてライブ・アンダー・ザ・スカイに来日していました。







そして当時がこれです。





4曲目がスワンダフルをみんなで歌うところが1960年で面白い。
6曲目も軽快なテナーソロ、各ソロ結構正調で、アンサンブルが厚さがあって一寸ねじれている感じ、確かに1960年を考えると、明日の音楽家もしれない。たぶん15年後ぐらいのサウンドは作っていたと93年に亡くなったこの人の凄さを思い知った。

でも一番驚いたのが、ワンダー・インのライブ、サン・ラが弾いているのがエレクトリック・ピアノだってこと。
キースもチックもデヴュー前、マイルスのところのピアノはウイントン・ケリーだぜ、マイルスがハンコックにエレピを弾かしたのは1968年だってんだ。
あまりに驚いたので、言葉使いがバラバラになっちゃったけど気になるので、一寸調べてみた。

ビートルズがレット・イット・ビーでエレピを使ったってかいてあったけれど1970年だからいかに凄いか、ローズが開発したエレピ、フェンダー社と合弁で事業を開始したのが1959年で生産開始が1960年、だからサン・ラできた途端に弾いているだね。

目立ったソロはないけれど、ジオルケストラのサウンドのなかで、ちゃんとエレピの音がなっています。もしかしてエレピ・ジャズ録音、これが世界で最初かもしれない。
おそるべしサン・ラ。


MUSIC FROM TOMORROW'S WORLD / Suu Ra AND HIS aRKESTRA Chicago 1960

Alto Saxophone– Gene Easton (tracks: 8 to 17)
Alto Saxophone, Flute– Marshall Allen
Baritone Saxophone– Ronald Wilson (tracks: 8 to 17)
Bass– Ronnie Boykins
Cornet– Phil Cohran (tracks: 8 to 17)
Drums– Jon L. Hardy* (tracks: 1 to 7), Robert Barry (2) (tracks: 8 to 17)
Electric Piano, Percussion– Sun Ra (tracks: 1 to 7)
Piano– Sun Ra
Tenor Saxophone– John Gilmore
Trumpet– George Hudson (tracks: 1 to 7)
Vocals– Ricky Murray (tracks: 1 to 7)

1. Angels And Demons At Play
2. Spontaneous Simplicity
3. Space Aura
4. SWonderful
5. It Aint Necessarily So
6. How High The Moon
7. China Gate
8. Majestic 1
9. Ankhnaton
10. Posession
11. Tapestry
12. Majestic 2
13. Majestic 3
14. Majestic 4
15. Velvet
16. A Call For All Demons
17. Interstellar Lo Ways (Introduction)

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Siiiiiiii ! ARIETIS AETAS / Luigi Martinale

2012-09-26 21:14:43 | 聞いてますCDおすすめ


アルボーレ・ジャズの豊田さんが、イタリアからルイージ・マルティナーレを連れてきてくれて日本で初ソロ・コンサートを行ってくれました。
ルイージを前から生で聞きたいとおもっていましたが、知名度から言っても無理かなと思っていました。それが池袋で聞くことができましたが、なんと鈴鹿のコンサート会場は700人を超えたとのこと、JAZZ公開にあっても快挙といえるでしょう。
鈴鹿に行ったお友達も、会場を埋めた豊田さんの力を驚いていたし、失敗の可能性のある公演を、信じるイタリアジャズのために踏み切る豊田さんの潔さというか、頭が下がります。
ですからアルボーレ・ジャズもしくは氏のことを信頼印と私は言うのです。
(アルボーレからは一切宣伝料はいただいておりません。ただ会うとお互いにありがとうございます、ありがとうございます、と言い合っているだけです。このたびは、ルイージのライブ、ありがとうございました。)

このアルバムは、そのライブ会場で購入したものアルボーレからのニューリリースです。
ルイージの曲が冒頭2曲、あとはスタンダード中心にソロ・ピアノです。
11曲収録のうち7曲(正確ではありません)を先日演奏してくれたと思うしそれを少し前にかいたからなんだかここでは演奏をもう一度書くのはやめておきますが、癒されるハーモニーと歌うようなメロディの調和が素敵です。
この前書いたばかりだけれど、この人、小さい時からずっとマンマの前でイタイアの歌を歌って育ったのではないかと想像するほど、歌っとくれます。再度登場、この帽子といいイタイアン。



このアルバムの最後の曲は日本へのプレゼント、Akatombがはいっています。
先日のライのことをこのアルバムを聴きながら書いていたので、赤とんぼだったけと曲目記事にしましたが、どう考えても違っていたと思う、このアルバムの演奏とは違ってもう少し幻想的、「春」と記憶したともうので、記事をなおしました。

こちらのアルバムは、ライブよりかすこし温度がさがった感じ(あたりまえか)最近のアルボーレ小さじ一杯の格調が混ぜられます。

とにかく会場では声にだせなかったけれどやってくれました。

S i i i i i i i !

ARIETIS AETAS / Luigi Martinale

Luigi Martinale(p)
2012年2月20-21日イタリア ピエモンテ州トリノ県ブリケラージオのPlay! Studio録音


1. Arietis Aetas
2. The Absynth
3. My Romance
4. These Foolish Things
5. Por Toda A Minha Vida
6. If I Should Lose You
7. My One And Only Love
8. U.M.M.G.
9. Everything Happens To Me
10. Darn That Dream
11. Aka Tombo - Bonus Track -


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鍵盤上の模写と創造 think bach / edouard felet

2012-09-25 21:54:31 | 聞いてますCDおすすめ


ベースのジャン=フィリップ・ヴィレのトリオは研ぎ澄まされたようなシャープなラインを創り出すけれど、そこでピアノを弾いているのが、このアドアール・フェルレで、現役JAZZピアニスト100人にも選んでいる人。
そのフェルレが、「think bach」というタイトルでピアノ・ソロ・アルバムを澤野工房からリリースした。
「ジャズ・セバスッチアン・バッハ」「プレイ・バッハ」「ロココ・ジャズ」などバッハを素材にしてきたものは数多くあるけれど、タイトル通りのthink、全曲フェルレのコンポジションであることで画期的なジャズとバッハになった。

1曲目、ピアノのどの部分か弦を押さえてか叩く音から始まり驚かされ、バッハの正調メロディからジャズのインプロ・ラインに変化していく、ファルレとバッハがいる世界。
2曲目は静かに始まる幽玄な空間という感じ。このアルバム、曲名がフランス語なのでわからない。
この“Dictama”というのはゆりににた植物の名前だろうか。ぜひ日本で解る名前で行きたい、というのも曲調と曲名は関係はきく者にとっても参考になる。
3曲目“ジャンの継承”という題だとしたら大した題名、セバスチアン・バッハがピアノの横に立ってファルレに何か指示を与えているのだろうか。自由な発想でバッハの姿が伝わってくるのです。
4曲目、バッハの時代にはないハーモニーとリズムで始まって、やがて左手のアルペジオはバッハのライン、右手が別な世界、それが最後にはバッハのラインに、これは凄い演奏だと思う。
5曲目、このアルバムを聴いていると、ファルレがピアノに精進し始めたころに、無心でバッハの平均律クラヴィア集などを弾いていた姿が思い浮かぶ。山のようにバッハを弾いて後に、インプロヴァイザーとなった彼が、改めてバッハと対峙しているのだと思う。
7曲目バッハのメロディから変奏に入る。このアルバムを聴いた最初、バッハのフレーズを探るように聞いてしまったけれど、それはあまりよくない。ここはあくまでファルレ、正統なバッハはクラシックの人に任せればいい。
そうすると8曲目、見事なファルレのバッハが流れ出す。この勢い、題名は“Lapsus”筆の走ったといか、バッハを思い描いて走ってしまったという演奏です。
最後は軽快にバッハよりか明るく初めて、一番最後はバッハらしくおわります。

曲名はほかにも“境界”とか“斜線”とか“逆襲”などとついていて、ファルレらしい形而上学的感覚だけれども、ジャケの中に大きく書いてある英語“Constant tension between replication and invention"(英語もよくわからないから、間違ってるかもしれないけれど)という句、“模写と創作の間の、絶え間ない緊張”という言葉が一番このアルバムを表しているように思います。

ファルレとバッハ音楽との関係、ジャン=フィリップ・ヴィレのアルバム「LE TEMPS QU'IL FAUT」のところでも思い出したけれど、「ロートレアモンの歌」みたいに言うと、「鍵盤上の模写と創造の絶え間ない緊張」が美しいのです。


think bach / edouard felet

Edouard Felet piano compositions
2012年3月 録音

1. Analecta
2. Dictame
3. A La Suite De Jean
4. Verso
5. Lisiere
6. Souffle Magnetique
7. Que Ma Tristesse Demeure
8. Lapsus
9. Diagonale
10. Replique
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ルイージ・マルティナーレ ライブ・アット・アップルジャンプ 2012 9 22

2012-09-23 20:21:20 | サポート中、ライブ
ルイージ・マアルティナーレが日本にくるけれど、公演場所が関西ばかりで、何でと思っていたらイタリアジャズの姫から東京でのライブを教えてもらった。
なんかズーと待っていたピアニストなので持っているアルバム5枚を持ってでかけた。(マイク・ノックのときなんかは8枚持って行った。)




その前に銀座で修理した時計を受け取って隣のYでアルバムを一つ、そしてほとんど知らない池袋へ、5時にはついて、軽く食事、イタリアじゃなくてスペイン、

マシュルームの生ハム詰め鉄板焼き



ピリ辛チョリソの鉄板焼き



それにピクルス盛り合わせ



アップルジャンプは初めてのところ、ソルドアウト状態で全部で40人ぐらい、ピアノの前に座りました。
土曜日だからか、始まりを待つ人たちもとても和やか、40人中子供が2人女性がが18人サロン的雰囲気です。



Luigi Martinaleのピアノは良い音でハーモニーとフレーズがとてもバランスよくてそれが日本できけるとは、、今回は信頼印のアルボール・レコードが彼のソロアルバムをリリースするにあたりの来日みたいだけれど、豊田さんよくやってくれました。(入り口でお礼しました、サインも大丈夫そうです。)
イタリア人らしい女性とおじょうちゃんがいるから、オクサンとお子さんかな、なんとも良い雰囲気です。

1st

アルボーレの豊田さんの司会で始まりました。

1 Arietis Aetas 
今度のソロアルバムの1曲目、出だしの音から強さと繊細さが同時に迫ってくる始まりです。

2 These Foolish Things
ルイージのフレーズの引き出しの多さ、歌心はイタリアで子供のころからずっと歌っていたからだと思う。

3 My One and Only Love
厚みのあるハーモニーと長いフレージングが強いラインを作って行って、最後のほうはゴスペルタッチになってカッコよい。

4 Senza Fine
大好きなアルバム「CARUSO」に入っている曲、実はルイージがイタリアの曲を演奏するのが大好きだ。このアルバムにもサインをもらったけれど、これが大好きだと話したら、大喜び、ルイージもそう思っているそうだ。

5 バセルジニ
アルペジオの変奏からメロディが浮かびあがってくると、実際にはしらないけれど、明るい日がさしている地中海が浮かんでくる。

6 My Romance

7  ?
JAZZロック調の曲、イタリアではやっていそうな軽快な曲

1stお客さんの拍手のタイミングが実によくて気持ちがよかった。40人ぐらいだととても良い状況が出来ると思う。
休憩時間はblogのお友達とか、アルボーレジャズの豊田さんと今後の盛り上げ方などのお話、絶対お願いしますよ。


2nd

1 Por Toda A Minha Vida
ジョビンの曲、私にはイタリアのカンタータ風、短いプロローグに感じました。

2 U.M.M.G
ストレイホーンの曲、いろいろなミュージシャンがこの曲を演奏する理由がわからない。ハーモニーの流れとフレーズが気持ちよく流れるだろうか。

3 Everything Happens To Me
もちろんハーモニーが着いているけれど、シングル・トーンをつづけて、そのシングルが地持ちよく美しい形を続くのです。

4 Alice In Wonderland
これが凄い、フレージングがどんどん走って、これぞJAZZピアノの醍醐味、ワイルドに挑んだ演奏。

5 Nel Blu Dipinto Blu
これも「CARUSO」からイタリアの曲、イタリアの歌心がたっぷりで、表現力がありで、実に面白い位置にいるように思います。

6 春
紹介なしで日本の曲、インプロに入っても乱れなし、美しい世界を作ってくれました。

アンコール2曲、とても美しく締めくくってくれました。




そしてお店の前で気さくにサインをしてくれるルイージ、同じようにたくさんCDを持っているファンもいて、私の知らないCDをもっていたり、私のCDうらやましがられたり、ルイージも入って楽しいひと時でした。



そして新しいソロ・アルバムもいれて6枚にサインを入れてもらいました。
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monakaのダイエット日記 まだまだ続いている

2012-09-22 14:02:01 | monakaのダイエット日記
ダイエットをしようと思い立って、始めてから2か月が経過しました。
読んでいる方々の期待に反して、まだまだ続けているのです。
とても流行っている糖質制限ダイエットを主にして、朝はジュースと果物、ヨーグルトと紅茶、昼はチーズに卵とサラダ、時々スープ付を週3日ぐらい、あとはお蕎麦など、夜はたくさん食べて飲んでます。
9月の初めには伊豆に旅行に行ってお蕎麦やご飯を頂いたし、先週も清里で、ラーメン、ホットドック、ゴルフ場では蕎麦定食なんかいただいているので、少し戻ったりしいます。
67Kgを切るあたりまでいっていたのが67.8kgまでなって、それからまた徐々におちだして、今日あたりからまた落ちだした気がします。

体重計に乗ったら67Kgをきっていました。
今日はこれからお出かけ、銀座経由の池袋です。
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それなりの秋 CONTINENTAL / REMBRANDT FRERICHS

2012-09-21 21:18:45 | 聞いてますCDいいと思う


blogの記事でよさそうなので買ってみました。まるで知らない人たちです。
1曲目端正な組み立ての始まり方、ユニットとして通じ合っていることが解ります。
つながりのような2曲目アルコの音がとても美しい。
3曲目はスパニシュの入った若々しい曲、演奏もどんどん加速して、若いピアニストがこうやって走り出すとどこかに行ってしまうことが多いのですが、ぎりぎりでとどまるところがスリリング。
4曲目は一変、淡い色彩の曲、この対比は見事です。
7曲目、琴のような音は弦をはじいているのでしょうが上手い。打鍵にかわってのメロディも美しい。
8曲目シンプルでリリカルなメロディ、ベースの音がとても良いので気持ちが落ち着きます。
静かな表現の演奏で終わります。
動も静の両面があって、なかなか良いアルバムでありました。

ここ数日、暑いと思うこともなくなって、このような演奏がすんなりと楽しめる感じです。それで聞いて思いついたのが「秋なり」という言葉、もちろんそんな言葉ありません。調べたら秋成という、秋の収穫の一部を収める年貢という意味があるそうです、それではありません。
思ったのは「それなり」からの連想のようです。それなりの意味に「それ相応」というのがありますが、それで「秋なり」でも勝手に言葉作ってもつうじませんから、このアルバムをして「それなりの秋」を感じたと書き直しました。

CONTINENTAL / REMBRANDT FRERICHS

Rembrandt Frerichs (p) 
Guus Bakker (b) 
Vinsent Planjer (ds)

1. Carrousel
2. Arrivé Am Clue
3. La Alpujarra
4. Zamurka
5. Boemel
6. Countdown
7. Ji Yuan
8. Musique Au Fond
9. The Fountainhead
10. Compendium
11. Offering

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Hiromiカード Move / Hiromi

2012-09-20 21:06:54 | 聞いてますCDおすすめ


上原ひろみの前作「Voice」が出た時には、吃驚して、すぐに記事にしたので、新作が同じメンバーででた今回もすぐに買いに行きました。
で今回はすでに想定内、吃驚しないでゆっくりと聞きました。
1曲目からhiromiワールド全開でこの3人のユニットの仕上げのような感じです。
ドラマーのサイモンの登用が増したようですが、このドラミングが最初耳について一寸落ち着かない、これは合わないかなとおもって何度か聞くうちに慣れてきました。
そうするとこのユニットの良さがじんわっりと迫ってきて2曲目、ヒロミの見事なフレージング、見事としか言いようがない。
3曲目、得意のムーグから初めて、ピアノのアドリブ、これがJAZZピアノの名手たちを思わせる技法に満ちています。
6曲目、ブルージーな演奏なんかは、O・ピーターソンの後継者だと思う。
バキバキ元気な上原をみせて、このような上原ができるのことが、アメリカでこれほどまでに受ける理由だと思う。
ドレミングに慣れてくると、1曲1曲の色というか絵柄が違って、どれも面白い。
タロット・カードみたいに絵柄は違うけれど描くのは上原で、それが解るから、前作の9曲を加えて18枚のHiromiカードが揃った感じです。




Move / Hiromi

Hiromi(P, Key)
Anthony Jackson(Contrabass Guitar)
Simon Phillips(Ds)
Rec. April 18-21, 2012, Zionsville, Indiana

1. ムーヴ
2. ブランニュー・デイ
3. エンデーヴァー
4. レインメーカー
5. スイート・エスカピズムリアリティ
6. スイート・エスカピズムファンタジー
7. スイート・エスカピズムイン・ビトゥイーン
8. マルガリータ!
9. 11:49 PM
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わが母の記と善い人のためのソナタ

2012-09-19 21:40:35 | 映画
高原から帰った翌日は、前の日のゴルフなんかの疲れから出かける気持ちになりません。
長く車に乗ることができない状態のオクサンと買い物にに行ったあとは、オクサンが借りてきたDVDを見ることにしました。何度か横になって安静にしなければいけないので、ここのところいっぱい映画を見ているみたいです。



まずは前から見ようとしていた映画「わが母の記」です。
見始めて、小説家それも家族のことを書く私小説家でこんなに羽振りがいいのはだれがモデルなんだろうなんて考えてしまいましたが、井上靖なんですね。最後のテロップでわかりましたが、大好きな作家なのに気が付かないなんて、私「あすなろ物語」も「しろばんば」も読んでいなかったのでした。
映画の方は見た方だいたい同じ意見だと思うけれど実に見事な樹木希林の演技に圧倒、年とともに認知症が進んでいくのは、実際同じ状態の母親をみているので驚きます。役所広司の作家と家族との葛藤と兄弟間の付き合いなど丁寧な作りに良質な日本映画を思い出しました。

次はどれにするというので、残り4本からえらんだのが「善いひとのためのソナタ」、ケースもないのでまるで知らない、オクサンが友人から勧められたそうで、ドイツ映画だそうです。
見始めると尋問の場面、1984年でゲシュタポみたいな尋問は、私時代考証を取り違えていて東西ベルリンが続いていたらというSF映画かと勘違いしてしまいました。壁がなくなったのは1989年なのでした。
ということでだんだん映画に引き込まれていきました。
見終わってみてばこれが実に良い映画、2006年に制作されたもので、ドイツでは半年以上のロング・ラン、150万人以上が見たそうです。



大筋は東ドイツの国民監視体制下、国家保安省(シュータージ)のヴィィスラー大尉が劇作家ドライマンとその恋人で女優のクリスタの監視を始めます。組織に忠実ななヴィスラーですが、監視を続けるうちに二人に共感を覚えだします。また上層部への疑問が芽生えます。




あんまり書いたらこれから観る人に悪いのですが、説明を入れたくなるほど各プロットが良いのです。

最近DVDでリリースされたようですし、2007年のアカデミー賞外国語映画賞を獲得してます。

最後の主人公の表情を観るだけでも価値あり、大変な思いがこもった表情です。

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絵日記 夏は終わっていなかった

2012-09-18 15:37:49 | その他
高校の時の親友たちが毎年泊りがけでゴルフをする会をしている。
昨年いた友人が別の世界に逝ってしまったので、今年は偲ぶ会ということとなった。足の具合でゴルフをやめていた私も、偲ぶ会ということで夏休みに作ったCDを持って参加することにしました。
友人1が車で私を迎えに来て、友人2のところへ、そこで友人2のオクサンも一緒にその友人2との車に乗り換え友人3のところへ、そこで今度は友人1と友人2と友人2のオクサンとで友人3の車に乗り換えて、今年はいない友人4のオクサンの家に、そこで友人4のオクサンを拾って清里へ向かいました。

実はわけありでわたしのオクサンは同行できませんさて車には何人乗っているでしょう?。

はい、答えは6人でこんなポンコツに(友人3、失礼)乗り込んでいます。



こんなことするのも、遠足みたいに初めから、楽しもうゼィという考えで、こんなものまで持ってくる友人もいます。



まあ結局、こちらのポンコツはほとんど機能せず(車の方は十分機能しました。)渋滞のなか恥ずかしい思いはせずに済みました。
中央高速道の長坂で降りて目の前のスーパーへ、そこに友人5とオクサンが迎えに来てくれて、BQ用の食材とお酒、などをかって、友人5が所有する清里高原の別荘に行きました。




ベランダでCDなど聞いて一寸しんみりした後はBQをやって、そのあとは花火大会、それぞれの子供たちはとっくに花火などケッという年になっているのに、こちらはどんどんガキになっていくみたいです。



花火大会もおえて、真っ暗な別荘地星空を眺める絶好の場所にでかけました。この季節には考えられないくらいの星が見え、小熊座の星雲も見えたようにおもいます。



そしてよく朝、昨日のBQと花火会会場を片づけたところです。

その後、ゴルフへ。
好きなところだけ打てばいいとか、グリーンだけ打てばいいとか、フェアフエー以外は全部ロストにすればいいなどと、そそのかされて、なんとたぶん7年ぶりぐらいに私もカートにのりました。
全般9ホールは全部、後半出だしは出だしはパスしたけれど、結局そのあとの8ホールはホールアウトできました。
ここまで歩けるとは友人1から友人5まで驚いてくれましたが、本人1が一番驚きました。

スコアーのほうは思った通り、でも途中だめになると思っていたので満足でした。

帰りの車はそれぞれ運転あるので、中央高速道の上り大渋滞のなか私だけビールをいただきました、ということでどうもすみませんでしたがこのパターンでいいと思います。


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