JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

昆布茶をいただく With A Little Help From My Friend(s) / Claes Crona & N・ H・ O・ Pedersen

2013-01-31 22:15:35 | 聞いてますCDいいと思う




Niels-Henning Orsted-Pedersenの参加アルバムはかなりあって、作品よってベースの音に好き嫌いが出来てしまいます。
なんでも参加していれば買うという段階はとおしこしているから、今回はどうしようと思いましたが、再発で知らないアルバム、よさそうなので拾ってみました。

とても自然な音が鳴っていてこれは大正解でした。ペデルセンを聞きたくて買ったのでまずここが大切です。
ペデルセンは結構ヨーロッパの新人ピアニストに付き合う人で、このアルバムもクレース・クローナという人のデヴューに付き合ったみたいです。
このピアニスト、このデヴュー作では右手の一寸高めのおとでのメロディー・ラインを中心に弾く人でおとなしめな左手が変な癖をかんじさせるスラッときかせる感じです。オスカー・ピーターソン系というのが一番ぴったりくるかも、ですからペデルセンも対応しやすそうです。

選曲はレーベルの意向もあったのか、ポップの曲が挟まれますが、私的にはそれほど面白いとは思わない。デヴューだから直球JAZZ曲をペデルセンとしてほしかった。
と、いまさら言ってもしょうがない。
7曲目のポップですが、のりの良い曲でピアノもスインギー、ペデルセンがまさにウォーキングとピッチカーとの凄いソロを聞かせてペデルセンの存在感充分な演奏です。
つぎの曲をベースがソロで始めるのはいかにもペデルセン、ここら辺が満足させてくれるところでしょう。

で、久しぶりにきいていると、どうもこの感覚はとはおもいますが記事に思いつく題は編です。
こちら年寄なので久しぶりのペデルセンは(それも聞いたことのない組み合わせ)新鮮で、ここの所飲んだ記憶もなくなっていますが、飲めば飲んだで昆布茶っていいもんだぁ~なんて思う感じでした。

おじいさん、これペデルセンですよ。

With A Little Help From My Friend(s) / Claes Crona & Niels Henning Orsted Pedersen

Claes Crona (p)
Niels-Henning Orsted-Pedersen (b)
1988年作品


1. With a little help from my friends
2. Michelle
3. Blowin' in the wind
4. Oppna landscape
5. Trubbel
6. Bye bye love
7. Little green apples
8. Mitt eget land
9. Musik skall byggas utav gladje
10. You are the sunshine of my life
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パーフェクトハンター  トム・ウッド 熊谷千寿訳

2013-01-30 20:40:20 | 


去年の三月に図書館に申し込んだ本は人気があって順番が回ってきたのは今年に入ってからで、九か月も立っていた。
上下2冊いっぺんで期限内に読めるかどうか、困ったとおもったが、みてみればあまり厚くないのでホッとした。(デミルやディーバーの本を思っていた。)

パーフェクトハンターという暗殺者の話。気に入ったところというよりか出だしの部分。

「 ターゲットは写真より老けてみえた。街灯の明かりのせいで、顔に刻まれた深いしわと病的なまでに青白い顔色が、よけいに目立っていた。緊張のあまりなのか、あるいはカフェインを摂りすぎただけなのかもしれないが、ヴィクターには焦っているように見えた。しかし、どんな理由にせよ、いまから三十秒後にはどうでもよくなる。 」

というでだしから、短い場面割でノンストップ映画のよう、心配する必要はなかった。

話は意外と単純でターゲットから依頼の品物を奪い取った主人公が今度はターゲットにされる話で、最後は活劇に依存しすぎた感はあるけれど、図書館の期限内には読むことができた。
2冊目が今年出版さあれ、現在3冊目を執筆中だそうで、きっと映画のシリーズになっていくと思う。
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誤・タンゴ LAST TANGO / Esperanto

2013-01-29 21:01:40 | 聞いてますCDいいと思う


中古屋さんで知らないアルバムにであってそれを拾うかやめるか、もちろん懐ぐあいがあるから悩みます。頭とカンを働かせますからボケの防止には良いし、あたった場合には大喜び、外れた場合にはアンリャと思いますが、記事のネタにはなります。

このアルバムタンゴの棚にありましたが、多国籍ロック・グループなんて書いてある。レーベルがA&Mだからソフトなやつかなとも思う。1,400円で、一度やめて外に出た。
でもタイトルが「LAST TANGO」,大好きなガトーのラスト・タンゴ・インパリのメロディでもソフトロックでながれていればやっぱり欲しい。
財布の中に宝くじ3枚900円があったから、何軒か先の宝くじ売り場で換金すれば500円出せばいいだけ、拾ってみました。

結果をいえば、想像とは大違い。大プログレ・ロックだったのですね。後で調べれば、なかなか熱心なファンもいるようで、名盤とされていました。
二人の女性ヴォーカルにキーボード、ベースとドラム、そこにバイオリン2本にチェロというイギリスのグループの3作目にして最後のアルバムのようです。

1曲目ビートルズの“エリナー・リグビー”ですがこれは驚いた。ヴォーカルのタイトルがでてくるまでまるで解らない。壮大な広がりのなかでそのメロディが流れるとその壮大さがうまくメロディとマッチしていることが解ります。

プログレを特に追っかけるわけではありませんが、いやと思ってはいません。2本のバイオリンとチェロっていうのも好みに合っています。
二人のヴォーカルも一人がシャウト系でもう一人が美声系、とても感じがよろしい。

ということで予想とは大違い、でも結構たのしめるアルバムです。
で“LAST TANGO”はラスト・タンゴ・イン・パリの曲とは無関係で、タンゴのリズムにのってヴォーカルとバイオリンが演奏というもので、タンゴとは違っていました。
裏の写真とあわせて、それは誤・タンゴでした。



LAST TANGO / Esperanto

Tony Malisan drums
Gino Malisan bass
Bruno Libert piano, organ, ARP Odyssey, vibes, harpsichord, backing vocals
Roger Meakin vocals
Kim Moore vocals
Raymond Vincent 1st violin
Godfrey Salmon 2nd violin
Timothy Kraemer cello

1. Eleanor Rigby
2. Still Life
3. Painted Lady
4. Obsession
5. The Rape
6. Last Tango


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またアナログにもどったよ MINGUS AT MONTEREY / Chares Mingus

2013-01-28 21:22:58 | 聞いてますCDおすすめ





このアルバムを記事にするのは2度目、休みの日にアナログに戻って古いレコードを聴いているのです。

みなさんチャーリー・ミンガスをごつごつした人だと思っているでしょうね。
基本的に私もそうですが、一番好きなこのアルバム1曲目を始めるミンガスのソロ、とても温かみがあり穏やかなものです。そしてマクファーソンとバイアードのソロ、JAZZを楽しむ素晴らしいフェスが行われているのが解ります。
“A Tain”に入ってチャーリー・マクファーソンのソロになるとなんて素敵なフェスだと思う。
面白いのはこのアルバム2枚組みは1面フェードアウトして次はもう一つのレコードの1面に続くのです。
そこではbobby Bryantのペットソロとジョン・ハンディーのソロ、モンタレーが熱い地区かは知りませんが、この演奏はとても熱い、こんなのを聴いておくことが大切です。
ダニー・リッチモンドのドラムスソロが盛り上がります。
次の曲のサックス・ホーンのアンサンブルが素晴らしい、ふくよかなバアディ・コレットが又素晴らしい。
ライブの素晴らしいペットのソロの雰囲気のその後はアルトのソロ。

ここでハーフタイムか新しいアナウスでメディテーションズが始まります。

ミンガスのアルコの凄いプレー(ミンガスってこんなにアルコうまかったのか)そして続くミンガス・ミュージック。

レコードにはミンガスからのメッセージが入っています。



そしてこんな写真も




MINGUS AT MONTEREY

CARLES MINGUS bass
BUDDY COLETT as fl pico
CHALIE MAPHERSON as
JHON HANDY Ⅲ ts
JACK NIMITZ bs bcl
BOBBY BRYANT tp
LONNIE HILLYER tp
MELVIN MOORE tp
LOU BLACKBURN tb
RED CALLENDER tu
DANNIE RICHMOND drums
JAKI BYARD piano

1 I've Got It Bad
2 In a Sentimrntal Mood
3 All Too Soon
4 Mood Indigo
5 Sophisticated Lady
6 A train
7 Orenge Was the Color of Her Dress,Then Blue Silk
8 Meditations On Integration


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見えざる物となって Evidence of Things Unseen / Michael Cain

2013-01-27 14:48:07 | 聞いてますCDいいと思う


変な勘違いからかったアルバム「Indira」がとてもよかったので、以後目につくと買うようになったMichael Cainのアルバムがあったので拾ってきました。

録音は持っているアルバムの中で一番古く、1994年、松本市立The Harmony Hallでの直接CDRへのワン・ポイント・デジタル録音です。
1990年にNYに移ってCDデヴューして4年後、とても勢いのつき始めたころの作品ではないでしょうか。

1曲目、ラグのスケールをベースにしたような演奏から始まります。

このアルバムのタイトルが「Evidence of Things Unseen」、アメリカの黒人作家ジェイムズ・ボールドウィンが晩年、アトランタで起きた連続幼児殺人事件について書いた作品のタイトルです。
ボールドウィンは昔「山にのぼりて告げよ」という自伝小説が評判でしたが、ケインのヒーロだそうで、アルバムのライナー・ノーツにこのタイトルについてかなり難しく、そして自身を露呈するほどに書いていることが、聞く側の聴き方を改めさせるほど興味深いものです。

2曲目は静かな語りかけの曲、一寸短い。
3曲目、音を散りばめたストラクチャルな構成力のある演奏です。

マイケル・ケインが書いたライナー・ノートを小林満理子、山本恒隆両氏が訳しているので、抜き書きをしてみます。

ジェイムズ・ボールドウィンを僕のヒーローだと語り「~彼の紡ぎだす文章は、情熱と叡智、勇気、そして率直さや洞察力に富んでいる。それはぼくの見えざる魂の在りかを照らしだす。~『見えざる物の証明』というタイトルはぼくがつねづね関心を懐いていることや、また知悉していることごとのなかの、ある特殊な関係を解きあかしているように思われるのだ。~」

そして彼は自身のアイデンティーについ語る「~ぼくは先に黒人だと述べたけれど、それは必ずしも正確な表現ではない。すなわち、母は白人とネイティヴ・アメリカンの混血であり、父親の方が黒人なのだ。~友人とことなる容姿に気がつくまで、ぼくは疑いも知らずに白人の世界に所属していた。
ぼくはつねに自分が部外者だという意識をもつようにいたった。むろん、ぼくは様々な集団の一部である。しかし、そのどれに対しても帰属感をもっていないのだ。~奇妙にきこえるかもしれないが、ぼくは黒人であることを学習したのだ。」

4曲目はバラッドといってよいかも、スケールとかコードのつらなりとかを考えるのでなく、心のおもむくままに弾いているように感じます。

ノートに綴ったことが、このアルバムにどう関わりがあるかを語ります。「ノートに書き綴ってきたあれこれは、レコーディングをしているあいだの、ぼくのこころをとらえていたことなのだ。おかげでこのアルバムは、音楽を通じてぼくの人生の真実を解きあかす、最初のものとなった。~あとからその演奏をきいてみると~そこには驚くべき内的風景が展開されている。~ぼくの音楽はこれまで典型的なジャズとして分類されてきたが、その枠気味をから解放されるだろう。~このアルバムを発表する勇気を得るまでには一年という月日を必要とした。~赤裸な本音の世界が惜しみなく転載されている。それを聴いてほしいと思う。このコレクションは、ぼくの見えざるものの証明なのである。」小林満理子、山本恒隆訳 

5曲目“kobe”は厳粛な感じの曲で、神戸・淡路震災をおもわせるが、これはその前年、なんだか予感めいている。
6曲目はクラシカルなはじまりから、フリー、7曲目はゴスペルがすこし入った感じ。
8曲目は静かな美しい曲。

学んだという黒人らしさや、クラシックの素養、そしてこの時点でケインが感じている焦燥感までが見事につたわってくる。
それはノートを読んだ後、聞く側のこちらも立ち位置を消して、素直にみえざる物の証を求めたからだと思う。

こうゆうライナーノートは結構貴重なので、抜粋させてもらいました。

Evidence of Things Unseen / Michel Cain

Michel Cain piano


1 Evidence of Things Unseen
2 All My Life
3 Maria Becomes Rotwang's Prisoner
4 Home Continuity Evidence of Things Unseen
5 Kobe
6 Maria and Rotwang Struggle
7 Maria Dances Her Freedom
8 Memoria
9 Talk Speak
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JAZZだけど noche en madrid / FERNANDO SAMALEN

2013-01-25 22:35:36 | 聞いてますCDいいと思う


中古屋さんのタンゴの棚にFERNANDO SAMALENという人がバンドネオンを弾いているのがあったので拾ってみた。しらべてみたら昨年の暮れに「駅前はアルゼンチン」なんて変な題で紹介した現代アルゼンチンのポップ音楽「AVATAR / Maria Eva Albistur」に参加した主要メンバーだったので驚いた。

ですからこれも現代アルゼンチン音楽ということになります。

タイプライターの打鍵音から始○演奏は7曲目までがライブの演奏、ボーナストラックとして後にスタジオ録音が2曲くわえられたようです。
楽器構成がバンドネオンのほかにバイオリン、ピアノ、サックスにドラムという一風変わった編成のライブの模様です。
バンドネオンは一寸ポップの入ったバンドネオンという感じで哀愁も持った感じ、女性のバイオリンとても良い音色でタンゴのを美しく弾いてくれます。
これタンゴ楽団かと思うけれど、ピアノのフレーズはJAZZ、間違いなくインプロしている、そこにはいるサックスもJAZZを演っています。
スタジオ録音の最後の2曲などは完全なJAZZ、バラッドまで演ってます。

でも私はこれをジャズとして聞かない。まぎれもなくジャズの部分もあるけれど、ジャズとしてきいたらそれほど面白いことはありません。タンゴを演奏するアルゼンチンの人たちも時に(普段かもしれません)このようなジャズも演奏するってことが面白い。
アルゼンチンの音楽の横にJAZZあるってことがなんともうれしい限りです。

noche en madrrid / FERNANDO SAMALEN

FERNANDO SAMALEN bandoneon , glockenspiel
HORACIO ICASTO piano , sintetizador
JULIA PEREZ violin
RAFAEL ALCANTRA saxo tenor
NIRANKAR SIGH KHALSA bateria , tabla

1. Patronato de Menores
2. Plaza de Mayo-Primera Junta
3. a)Solo Piano b)Full Femme
4. Invencion a posteriori
5. a)Mendigos V.I.P b)Visible lo invisible
6. Los unicos privilegiados
7. Xavante
8. Cinco Por Quanto?
9. Virtual Glam
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もしかすると MONTAUK VARIATIONS / MATTHEW BOURNE

2013-01-24 21:44:10 | 聞いてますCDおすすめ


もう一人、ひょっとしてこのピアニスト最重要マークかもと思う人と出会いました。
中古屋さんでジャケ買いをしたらこれが素晴らしい。検索すると同名のイギリスのダンスの演出家がでてしまいどんな人なのかわからない。
なお検索すると、英エイヴベリー出身、2001年にはペリエ・ジャズ・アワード2001を獲得し、翌年BBCジャズ・アワード「ジャズ・イノヴェーション」部門を受賞とまではわかった。
アルバムを制作したLeaf Labelのところに5曲目の演奏の映像があるのもわかって顔も見ることができました。(ジャけには海のなかと、これしか映っていない。)



1曲目フランス印象派の風景画のごとく静謐で均斉のとれた演奏で始まります。
2曲目はちょっと抽象画になった演奏です。
4曲目、静かな音選びで窓の外の美しい庭園を見ているようです。
5曲目一変激しい速弾き、打楽器的奏法だけれど、これがきれいな形になっていて、これにはおどろいた。ネットで視聴できるのでぜひ確かめてください。
6曲目、ピアノの弦をはじくことも加えてすごいサウンドをつくるも、正確な形は失いません。これはすごいこと。
7曲目、続けて弦を鳴らしながら、静かなシングルトーン、題名が“One For You, Keith”だからいキースの影響を受けているのだろうけれど、ソロパフォーマンスとしてはこの5曲目から7曲目まではぜひ続けてみてみたい演奏です。
8曲目はクラシカルなハーモニーの曲、旋律もクラシカルな題名は“Juliet”という曲、チェロをオーバーダブさせてこれは美しい曲です。
9曲目はチェロのメロディ、今度はチェロのピチカートをオーバーダブしていろいろサウンドつくりをしています。
10曲目、美しいピアノ演奏。
11曲目、弦をひっかく音と鍵盤の連打、そしてやわらかいシングルトーン、これは不思議なピアノ演奏です。
12曲目よりはフランシスという人の思いでを3曲15曲目も美しい、最後はスマイルで美しく切なく、悲しげな感情表現。

まるでしらない人だったけれど、もしかするとこの人これから頭角を現しそう、この人とこの間のFlorian Weberをすこし追っかけてみよう。

MONTAUK VARIATIONS / MATTHEW BOURNE

Matthew Bourne piano,cello

1. I. Air (for Jonathan Flockton)
2. II. The Mystic
3. III. Phantasie
4. IV. Infinitude
5. V. Étude Psychotique (for John Zorn)
6. VI. Within
7. VII. One For You, Keith
8. VIII. Juliet
9. IX. Senectitude
10. X. The Greenkeeper (for Neil Dyer)
11. XI. Abrade
12. XII. Here (in memory of Philip Butler-Francis)
13. XIII. Gone (in memory of Philip Butler-Francis)
14. XIV. Knell (in memory of Philip Butler-Francis)
15. XV. Cuppa Tea (for Paul Bolderson)
16. XVI. Unsung
17. Smile [written by Charles Chaplin]
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若い人楽しんで !  elastic / PERICO SAMBEAT

2013-01-23 20:45:13 | 聞いてますCDおすすめ


スペインのベテラン・サックス奏者、ペリコ・サムビートとはPASSAGESという素晴らしいアルバムで出会って、それ以来名前がインプットされている。サンビートがリーダーとなって集められたメンバーが凄いので買ってみた。

1曲目、モーダル系のメロディでスタートしてインリズムはショーターの若い時みたいなうねり感、ギターの人は初めてだけれどかなり効いた演奏です。
2曲目アーシーなジャズ・ロック風、増幅したアルトにワウワウ・ギターとフェンダー・ローズ、これはなつかし系、そういえばレニーにもこのようなサウンド演っていました。
3曲目、憂いもいれたバラッド、レニーニの低い音のリズムが、一寸BN系を思い出させます。長めのトマス・ブラメリーのベース・ソロを入れるところも好感が持てます。
4曲目、出だしのフェンダーのハーモニーやくすんだ音は、昔知っていたので楽しい。
5曲目JAZZロックと言って良いリズムにアーシーな生ピアノ、エフェクトしたサックス、最近のウネウネ系のサックスと比較して、これが目的だったのかと思う明解さです。

続くサウンドもこれはある目的があってのプロジェクトであるように感じます。一流のリズムを集めて、懐かしい明解な音楽を作る。
中ジャケのこの写真をみても、なんだかひとつ前に楽しんだあの時代のノリを再生させているようです。







かといって30年ぐらいも昔のことですから、若い方はこのサウンドは斬新なものなのかもしれません。音楽は何時も何らかの触発をエラスチックに求めているのですね。若い人もぜひ楽しんでほしいアルバムです。

elastic / PERICO SAMBEAT

Perico Sambeat(as, ss)
Eric Legnin(p, fender rhodes)
Andre Fernandes(g)
Thomas Bramerie(b)
Jeff Ballard(ds)

1. Nereida
2. Elastic
3. Ouija
4. La 7a esfera
5. Note aguanto mas
6. Conato de mantener intact y central una reserve incalculable de luz
7. Android
8. Dilema
9. Bugalu
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アナログが止まらない I'm Coming Home / Johnny Mwyhis

2013-01-22 20:36:21 | 聞いてますCDおすすめ


日曜の午後にアナログでトム・スコットを聞いていたらとまらなくなってしまった。
JAZZじゃないけれど昔とてもきにいっていたアルバムを久しぶりにターンテーブルにのせた。1973年のLPです。

甘い歌声のジョニー・マティスのアルバム、スタイリステックスの曲を書いていたThom Bell-Linda Creedのコンビの曲集。
1曲目の歌詞、S&Gの歌と同じ感じの故郷に帰る歌、なんともカントリーな感じのいかにもアメリカ、今年もそれを味わうことが出来そうです。

I'm Coming Home
Utubeの貼り付け方しらないのでなんですが、上で聞くことができます。


I'm Coming Home / Johnny Mwyhis

1 (Bell-Creed)
2 I'd Rather Be Here With You (Bell-Creed)
3 Foolish (Bell-Creed-Hawes-Jefferson)
4 I'm Stone in Love With You (Bell-Creed)
5 And I Think That's What I'll Do (Bell-Creed)
6 Life Is a Song Worth Singing (Bell-Creed)
7 Baby's Born (Bell-Creed)
8 Sweet Child (Bell-Creed)
9 Stop, Look, Listen (To Your Heart) (Bell-Creed)
10I Just Wanted to Be Me (Haws/Jefferson)
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ゆったりした午後は TOM SCOTT

2013-01-21 20:51:14 | 聞いてますCDおすすめ
キースのLPアルバムを聴いたらばもっと聴きたくなった。
多分アナログの音のを聴くと、それが心を柔らかくするせいじゃないだろうか。
地下に行ってLPを幾つか選んできました。そして聴き始めたのがこの4枚、日曜の午後暖かい日差しを浴びて一寸一杯いただきながら懐かしさにひったっています。



まずはbest盤、水をかぶってかびていますが、こうゆうのは今はないでしょうね。

次の「INTIMATE SYTANGER」これ良いアルバムです。リチャード・ディーんおkbとエリック・ゲイルのギター日曜の午後には最高です。
1曲ジャコがベースを弾いています。1978年、WRでも一番良い演奏を残していたころ、トムのリリコンとシンセですばらしいあのころを思い出させます。

3枚目は「STREET BEAT」のりとしてはよりフュージョン色のまさにジャケのストリートミュージック。
トム・スコットという人、私サックスの間のとり方では一番の人と思っている軽く拭いているようで実に気配りされた演奏なのです。

そして最後は「APPLE JUICE」E・ゲイルやR・ティー、S・ガットにM・ミラーもいれたメンバーでNY、ボトムラインでのライブ演奏です。



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