JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

見落としていた。 MAre Nostrum Ⅲ / Fresu Galliano Lumdgren

2024-02-29 15:45:19 | 聞いてますCDおすすめ


こちらが見落としたアルバムだけど、実は嬉しい。
とても素敵なアルバムだと思うものがある。2007年にリリースされたアルバム”Mare Nostrum”(ACT9466)とその続編"Mare Nostrum II"(ACT9812)。



イタリア、サルデーニャ島出身のパオロ・フレス、フランス、カンヌ生まれのリシャール・ガリアーノ、スウェーデン南部、クリシャンスタード生まれのヤン・ラングレン,それぞれがリーダーであり、独自の音楽をもつ3人。そしてそれぞれの独自な音楽世界があるこの3人が揃って一つの世界をつくる。
その1作だけでも素晴らしくおもっていたが、続編もあった。
そして3作目が出たのを知らなかった。ということでもちろん注文した。
アルバムは2019年にリリースされていたのですね、完全に抜けていました。
この3人、こう見ると、それぞれの音楽に対してのリスペクトと、気持ちがうまい具合にあったのでしょうね。
忘れていたとはいえ、今になって会えたのはよかった。
1曲目のガリアーノの曲の、なんと神聖な感じが素晴らしい。それもそれぞれの楽器がこれ以上ないというほどのマッチした音でつながっていく。
2曲目がフレスの曲。3曲目がラングレン。才能が3人で満ち溢れている感じ。
そして4曲目では、ミッシェル・ルグラン、なぜいまさら”風のささやき”と思うこともあるが、どこまでも良いものをあつめるのだろう。
こうやって、名手があつまって、音を作る、音楽の良さを知り尽くした3人の気持ちが伝わてくるアルバム。
ということで、古いアルバムなので曲を追っていきこともないだろう。
素晴らしアルバムができるものだ。ネット上ではこのアルバムのライヴ音源もあるみたいだけれど、ここでは一番最初の音楽を張り付けておこう。



MAre Nostrum Ⅲ / Fresu Galliano Lumdgren

Paolo Fresu / trumpet & fluegelhorn
Richard Galliano / accordion, bandoneon & accordina
Jan Lundgren / piano
Recorded on May 28 - 30, 2018

1 Blues sur Seine ( Richard Galliano)
2 Pavese ( Paolo Fresu)
3 Love Land ( Jan Lundgren)
4 The Windmills Of Your Mind ( Michel Legrand)
5 I’te vurria vasà ( Eduardo Di Capua & Alfredo Mazzucchi)
6 Le Jardin des Fées ( Richard Galliano)
7 Del Soldato in trincea ( Paolo Fresu)
8 Ronneby ( Jan Lundgren)
9 Love Theme From “The Getaway” ( Quincy Jones)
10 Human Requiem ( Paolo Fresu)
11 Letter To My Mother ( Richard Galliano)
12 Love In Return ( Jan Lundgren)
13 Perfetta ( Paolo Fresu)
14 The Magic Stroll ( Jan Lundgren)
15 Prayer ( Richard Galliano)
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UK頑張る 1 LONDON BREW

2024-02-27 16:23:01 | 聞いてますCDいいと思う
昨年もずっと初めのころ買ったアルバムで、記事にしようと思ったのだけれど、ずっと置きっぱなしだったもの。買ったのは
LONDON BREWっていうタイトルだからで、これはと思って買いました。ビッチェス・ブリューの50十周年だそうで、もうそんなと驚ぎますね。なぜ記事にしなかったかというと、イギリスのミュージシャンたちで作られたアルバムで、すべて知らないミュージシャン。情報はまるでなくて書くことがあまりない。
ところがもう一枚UKのアルバムを買って、タイトルを思いついたので、記事にしました。記事のタイトル{UK頑張る」。
ここのところイギリスで知らないミュージシャンたちが結構いいアルバムをリリースしている。新しく買ったのもそれだから、こんどその2枚をこのタイトルで。
50才過ぎの人はいるかもしれないけれど、リアルで体験した人はいないじゃないかと思う。



そして全員知らない。どんな事してるかも知らない。

このアルバム、マイルス・バンドのトリヴュートになるけれでど、ペットの参加がないこと。普通はペットを入れた音楽を作るだろうえれど、それをしないのは意思があったのだろう。
音が出始めると、これが”ビッチェス”という思いは浮かぶ。だってマイルス・トリヴュートなのにペット・サウンドでない。
2枚組で全8曲、なんとロンドン・ブリュー1,2で40分近く。50年たったUKで、たぶんビッチェスを聴いたミュージシャンたちが発送して作ったアルバム。
そのままマイルスに行くかというとそうではない、サウンドの研究はしっかりしているのだろうけれど、これが50年たったロンドン・ミュージシャンの捉え方と、そこが面白い。とても真摯に音楽を作ったという感じは素直にする。
リアルに聞いた驚きは今はないのが、繁栄しているかもしれない。それはリアルのオジサンとはすでに違うわけでそれを聴くことがある意味、趣味ぶかいのではないだろうか。

LONDON BREW

Dan See, Benji B, Nubya Garcia, Martin Terefe, Tom Skinner, Tom Herbert, Dave Okumu, Theon Cross, Shabaka Hutchings, Raven Bush, Nikolaj Torp Larsen, Nick Ramm

London Brew 23:34
London Brew Pt.2 Trainlines 15:49
Miles Chases New Voodoo In The Church 7:27
Nu Sha Ni Sha Nu Oss Ra 8:55
It's One Of These 6:53
Bassics 2:51
Mor Ning Prayers 9:52
Raven Flies Low
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アート・ブレーキ―を並べる

2024-02-25 20:25:53 | 聞いてますCDいいと思う
蕎麦屋の出前がモーニンを鼻歌で歌っていたという時代にはまだジャズは聴いていなかった。それでもアート・ブレーキーの来日人気は知っているような気がする。
ジャズを聴き始めてブレーキ―を選んで聴くことはしなかったが、義兄から引き継いだアルバムや、持っているアルバムへの参加アルバムなどだいぶたまったような気がする。
ということで棚からブレーキ―の参加アルバムを選んで録音時代順に並べてみた。
ブレーキ―のリーダーアルバムからかとおもったら、思わぬマイルスのアルバムからだった。


「DIG」 MILES DAVIS 1951年10月5日

アイと・ブレーキ―のアルバムのようなきがするけれど、シルヴァーの売りアルバム。


「HORACE SILVER TRO AND ART BLAKEY-SABU」 HORACE SILVER 1952年10月9日

次の2枚は同日録音のアート・ブレーキ―・クインテットというバンドのアルバム。

  
「Aa night at bird land vol.1,vol.2」 1954年2月21日

そしてホレス・シルヴァー人気でふたたびシルバーのアルバム1954年から1955年に分けて録音。


「HORES SIKVER and THE JAZZ MESSENGERS」 1954年11月55年2月

次はグルニッジ・ヴィレッジにあったクラブ、カフェ・ボヘミアでのライヴ、テナーが若手のハンク・モブレーと紹介している。

 
「AT THE CAFE BOHEMIA VOL.1,VOL.2」 1955年11月23日

次はマイルスのではなくキャノンボールの超有名盤。キャノンボールだからアートなのか。
 

「SOMERHIN' ELSE」 CANNONBALL ADDERLEY 1958年3月9日

同じ年にキャノンボールのところで叩いている。リバーサイドでピアノがウイントン・ケリー、ミルト・ジャクソンなどが参加。


「THINGS ARE GETTING BETTER」 CANNONBOALL ADDERRLEY / MILT JACKSON 1958年10月28日

その二日後にはなんとあの名盤を録音している。ペットがりー・モーガン、テナーがベニー・ゴルソン、ピアノがボビー・ティモンズの黄金メンバー。


「MOANIN'」 1958年10月30日

モーニンのヒットでわがままが通ったか、次はフィリー・ジョー・ジョーンズやアート・テイラーなど13人も参加したアフリカをテーマにした大作。

 
「HOLIDAY FOR SSKINS VOL.1,VOL.2」  1958年11月9日

そして大忙し、モーニンのヒットを引っ提げてパリ、サンジェルマンでのライヴ。


「AU CLUB ST GERMAIN 1958」 1958年12月21日

こちらは若手のりー・モーガンに付き合ったアルバム。ベースがポーアル・チェンバース、テナーがクリフ・ジョーダン。


「here7s」 Lee Morgan 1960年2月2日、3日

そしてもう一つの十八番「チュニジアの夜」、テナーがウエイン・ショーターに変わっている。


「A NIGHT IN TUNISIA」 1960年8月7日

そして同じメンバーで日本に初来日した。


「FIRST FLIGHT TO TOKYO」 1961年1月14日

日本から帰って2月に同メンバーでブルーノートで録音さあれたが、970年までリリースされなかったアルバム。


「ROOTS AND HERBS」 1961年2月12日

その後ブルーノートで録音されて、こちらも1968年までHの目を見なかったアルバム。


「The Witch Doctor」 1961年3月14日

なぜかインパルスに録音された1枚。2月、3月の録音がリリースされないから、もめたのかもしれない。


「ART BLAKEY !!!! JAZZ MESSENGERS !!!! 」 1961年6月13日  

その後ブルーノートで録音され、こちらは無事に翌年リリースされた。カーティス・フラー、ペットにフレディー・ハバートが参加のアルバム。


「MOSAIC」 1961年10月2日

この後もアート・ブレーキ―の活躍は続くけれど持ってない。ウィントン・マルサリス、ブランフォード・マルサリス、テレンス・ブランチャード、マルグリュー・ミラーなど参加のジャズ・メッセンジャーは並ばないのでアイからず。

こうやって並べてみてはじから聞いていくのだけれど面白いことに気が付いた。各楽器のメンバーを並べていくとこれが面白い。ハード・バップの歴史を見ているよだ。

アート・ブレーキーが一緒でまずはピアノ

ウオルター・ビショップ、ホレス・シルバー、ウイントン・ケリー、ボビー・ティモンズ、レイ・ブライアント、シダー・ウォルトン

テナーサックス
ソニー・ロリンズ、ハンク・モーヴレー、ベニー・ゴルソン、ウエイン・ショーター

アルトサックス
ジャッキー・マクリーン、ルー・ドナルドソン、キャノンボール・アダレー

トランペット
マイルス・デヴィス、クリフォード・ブラウン、ケニー・ドーハム、りー・モーガン、ドナルド・バード

ベース
トミー・ポッター、パーシー・ヒース、カーリー・ラッセル、ダグ・ワトキンス、サム・ジョーンズ、ジミー・メリット、ポール・チェンバース
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ジャズ・ジャイアントたちの「青の時代」の音を聴く 神舘和典 著

2024-02-20 10:12:27 | 
 

ジャズ・ジャイアントたちの「青の時代」の音を聴く 神舘和典 著

星海社新書って知らない出版社だけれど、発行元は講談社だから、講談社の新書部門の外注なのだろう。音楽関係がいくつか出たうちの一つ。
ジャズ・ジャイアンツたちの20代のアルバム録音を、著者のインタヴューにあわせて振り返る、という趣旨と思われる本。
古いアルバムの録音情報などは、メンバー、録音日などすでによく知れ渡っているし、録音のエピソードも知られたものが記述されているので、新しい情報量としては多くない。
著者がインタヴューした部分があるので、そこら辺が新鮮な部分で、そこは新しいものがあった。
とはいえ、所詮古い話なので、昔話をしているような、まあ昔話もなつかしくていいや、と思えばそれでいい。
ということで、新書この程度でいいかというば良いかもしれない。でも1,200円はちょっと高いかも。800円ぐらいの感じ。

これだけじゃ、つまらないので、筆者が1999年にパット・メセニーにインタヴューして聞いたことをちょっと抜き書き。
 
パットは1954年にミズーリ州カンザスシティで生まれた。ギターを始めたのは13歳のとき。独学で腕を磨いた。本人いわく、自身に満ちあふれていた。
 「18歳のとき、僕はゲイリー・バートンのギグを観に行って、終焉後の楽屋をたずねた」
 ゲイリーはヴィブラフォンのレジェンド。学生が突然訪ねてきたので驚いた。そして彼の発言にさらに仰天した。
 「僕はあなたのバンドの曲は全部演奏できます。バンドに入れてください」
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思いを込めて Maman / THERRY MAILLARD TRIO

2024-02-18 14:41:01 | 聞いてますCDおすすめ


昨年素晴らしいソロ・アルバムをだしたTHERRY MAILLARDは母親を亡くした。亡くなったのが2023年7月、翌月に思いを込めて録音したのがこのアルバム。
だから1曲目は深い思いの一日を残すことになる。”27 juillet 2023”

このアルバム、サウンドでは今までとちょっと違うエレベを据えている。そのエレべはベテラン、ドミニク・ディ・ピアッツァになる。ゲストにチェロとギターが入るサウンドになっている。1聴、アコ・べが良いのではと思うが、ここら辺がマイロードのサウンドつくりだろう。近作のソロのサウンドと違いを作ったということだろうか。母へ想いが、より濃いサウンドを目指したのかもしれない。
1曲目、母の亡くなった日、その大切な日、チェロの音に始まるのは感じ入る。写真からはなんとも、大切にされたのだろうという、感じが伝わってくる。



続くソロがエレベだけれど、これが結構気分を高ぶらせてくれるフェージングで思いを綴る。
11曲中チェロが4曲、ギターが2曲加わっていてアルバムのバランスも良いように思う。
2曲目もエレベがメロディーをとって、この人、2015年のアルバムから付き合っているみたい。ちなみにチェリストもここに参加している。父への思いを込めたアルバムだったから、たぶん気心のわかる仲間なのだろう。
ベース・サウンドが強調された3曲目、どのタイトルも意味は解らないけれど母への思いなのだろう。
4,5曲めと、チェロの響きがなんともピアノのフレージングとマッチして心地よい。マイロードはフェンダー・ローズを使うけれど、これ初めてかな、調べてない。
7曲目と、11曲目でつきあうPhilippe Gaillotさんも結構なお年の先輩ミュージシャン、なんかほのぼのします。(結構かっこいいソロ)
8曲目はソロで心のこもった感じの演奏なので、タイトルは何だと思って調べたら” 会いたい”だった。
だからその後のタイトルを訳したら
9  それほど
10  ママ
11  すべてを超えて
だった。
アルバムタイトルの"ママ"、チェロではじまって、写真で会ったようなセピアの色の思い出が、残っていてちょっと切なく、そしてそれはしょうがないと、実はだれでもが知るこちになる思い。
そして最後が”すべてを超えて”の短いピアノ・トリオ、ここに込められた思い、なんだか、ここのところ、つらい思いをした人たちに贈りたい。

Maman / THERRY MAILLARD TRIO

Thierry Maillard piano, fender rhodes & synthesizer
Dominique DIpiazza bass
Yoann Schmidt Drums
Guests
Olivia Gay Cello
Philippe Gaillot Guitar
2023年8月録音

1 27 juillet 2023
2 Tu es partie
3 Des Larmes sur le clavier
4 Liv et Ilona
5 L’univers des pensées
6 Entendras- tu
7 Ces quelques notes
8 Tu me manques
9 Tellement
10 Maman
11 Au-delà de tout
2023年8月録音
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お久しぶりです。IN ALI'S KITCHEN / ALI DJERIDI

2024-02-16 20:49:26 | 聞いてますCDいいと思う


カルテットのリーダーはドラムスの人で知らなかった。
スウェーデンの母親とチュニジア人の父親との間に1964年ストックホルムで生まれたドラマーだそうだ。
ラーシュ・ヤンソンの名をみつけて、ベースがパレ・ダニエルソン、ちょっと聞いたら良いので注文した。
2019年の録音アルバムだから、割と最近2020年に出ていた。
ラーシュ ・ヤンソンさん、最近出会いが少なくなったから嬉しい。
もう一人は、テナーとクラを吹いているKrister Anderssonという人でこちらも知らない人。72才とかなりのべテランだった。クラが良い変化になっている。
重たくならず、かといって芯はちゃんとあるサックスで、気持ちよく聞くことが出来る。
ラーシュが結構な部分で出てくれて気持がよい。リーダーのアリ・ジェリディは抑え気味で、やっぱりラーシュをたてる感じになる。
10曲目、ラーシュの曲でダニエルソンのベース・ソロを久しぶりに聴けて嬉しい。
かなりいい歳オジサンのバンドなんだけれど、サウンドは若若かしい。



IN ALI'S KITCHEN / ALI DJERIDI

Krister Andersson (ts,cl)
Lars Jansson (p)
Palle Danielsson (b)
Ali Djeridi (ds)
Recorded by Roland Johansson at Kulturcentrum Musikverket, Sandviken, Sweden, on December 6-8 2019

1. In Ali's Kitchen
2. Fjariln Vingad Syns Pa Haga
3. The First Stone
4. Blido
5. The Peacocks
6. Lisen
7. One Finger Snap
8. Mark Time
9. Whistlin' Driver
10. Little Song
11. It Ain't Necessarily So
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誕生日イベント

2024-02-14 14:49:58 | その他
昨日はいつも行くジムをお休み。出かけてきました。まずじゃ早お昼。紺のンをいただきました。

 

ブルオーシュに卵、ホワイトチェダーチーズをのせて焼いたもの、エッグロストというんだそうで、これおいしかった。
オクサンはアップル・キャメリゼというものでこっちはちょっと甘い。
ニューヨークにあるお店だそう。



早お昼は、劇場の開演が1時から、いったのがこちら。



演劇はほとんど見たことないのだけれど、これはちょっと面白そうなので、チケットを取っておらった。



「中村仲蔵 歌舞伎王国 下剋上異聞」 

席が狭くてちょっと閉口したけれど、面白かった。高嶋正宏がこれほどいい役者だとは思ってなかったし、藤原竜也の超長まわしに驚いた。

トークショーがあって終わったら4時半、イベントはもう一つ、実はこちらの誕生日。
どっかで食事というのをやめて、伊勢丹の食品売り場にいき、目についたものを値段を無視して買って帰ろうということをしてみた。

  

   

ということで誕生日の夕食はオヨメサンたちにもらったチョコレートも添えてこのようになりました。







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和菓子が合う Call on the old wisw / Nitai Hershkovits

2024-02-12 17:37:24 | 聞いてますCDおすすめ


ニタイ・ハーシュヴィッツのECM初リーダーアルバムだそうで、ソロ・ピアノを買ってみた。
ニタイは1988年にモロッコ人の母親とポーランド人の父親の間に生まれ、2011年にイスラエルを代表するベーシスト、アヴィシャイ・コーエン(Avishai Cohen)のバンドにシャイ・マエストロ(Shai Maestro)の後任ピアニストとして加入した。
ということで初めて出会ったのはアヴィシャイのところでの演奏。来日では前任のシャイとはちょっと違ったシャイな感じ、ピアノのまえに静かにすわって、真剣な感じで弾いていたのが印象的だった。
独立して出したアルバムは、ヴォーカルが入った曲が合ったりで路線はこちらかと、」アレッと思った。


「I ASKED TOU A QUESTION」 2016年

でもその後のソロは日本で聞いた時のピアノでとてもよかった。


New Place Always」 2017年

その後、ECMのサイドで弾いているのは知っていたけれど、スルーしていた。そしては満を期したように、ECMからのピアノ/
ソロ、コリアのように化けるかという期待も込めて今回入手した。

これが期待通り、ニタイのピアノというはっきりした音とフレーズがピアノ・ソロで展開している。
ゆったりとして、大きく広がる音世界はジャズ以外のファンも捉えるのではないだろうか。
ECMのピアノ・ソロ・アルバムでも重要な一枚になるような気がする。(ちょっとオーバーか)
聞いていて思い浮かんだのは、かなり変だけれど、和菓子。
ジャズ・ピアノ・ソロでは合わないだろう和菓子が思い浮かんで、これが合うような気分になって、その言葉が離れない。
次元が一つ違うというか、ある世界だできているからだろう。
和室で庭を愛でながら、お茶とお菓子をいただく。そこにこの音楽がながれたら、異様だろうか。
ぜひ想像していただけたらと、思う。

Call on the old wisw / Nitai Hershkovits

Nitai Hershkovits (p)
Recorded June 2022

1.The Old Wise
2.Enough To Say I Will
3.Mode Antigona
4.Of Trust and Remorse
5.Intermezzo No.3
6.Majestic Steps Glow Far
7.Dream Your Dreams
8.Placid In Africansque
9.Mode Brilliante
10.Single Petal Of A Rose
11.A Rooftop Minuet
12.Late Blossom
13.Intermezzo No.4
14.In Satin
15.This You Mean To Me
16.Of Mentorship
17.For Suzan
18.River Wash Me

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白鳥の研究 3

2024-02-10 16:27:39 | チェロ無難


”白鳥”を演奏するために、”白鳥”の曲自体の内容を研究するのも大切だけれど、演奏会にむけての進め方も決めておく必要がある。
舞台で上がらないために、なぜ上がるのかをきちんと認識してそれに備える。森本志乃氏の教えをもとにする。
チェロをどこかの舞台で演奏する予定の人はすくないだろうけれど、何かを演奏するとか、どこかの舞台で鼻差避ければいけないひとには参考になると思うので一読の価値はあるかもしれません。

まずがどんな時に、上がるかの認識となる。

・準備不足の自覚があるときー 「msにってない、どうしよう」
・自信が持てない時 ― 「大丈夫かな?ちゃんと弾けるかな?」
・期待に応えたいと強く思っているとき ー 「良い結果をださなければ」
・周りの評価がきになるとき ー 「みんなどう思うか、心配だな」
・過去の失敗を思い出してしまったとき ー 「また失敗したらどうしよう」
・場慣れていないとき ― 「響かない、周りの音がよく聴こえない・・・」
・想定外のことが起きたとき ー 「間違えたことがないところで間違えた」
・コンデションが悪い時 ー 「調子が悪い!」

いくつかのことは除去できないことではあるけど、問題は「緊張」よりも「不安」?
不安要素を一つでも排除できれば、もしかするとあまり上がらないで演奏できるかもしれない。

ということで演奏までのスケジュールをたて、それにしたがって納得しておくことがその除去につながる。

1 曲目決定(済み) 長期計画を立てる。(今)本番用ルーティンを作成。(本番の演奏をする一連の手順を決める。)
2 準備期 (現在) 譜読み(現在)細かい記譜の読みおとしをしない。「読み違い」で修正に時間がかかる。
           スコアリーディング・楽曲分析 フェージングとアーティキュレーション。部分練習が明確になる。
           技術分析 はじめて、あるいはにがてなテクニックがないかをチェック。
3 学習期(これから)難しいパッセージの克服 長いめで見ること。
           穴を作らない練習 後半とか苦手部をつくらない
           早めの暗譜 バグが発生した時に対応できる
4 荒仕上      ざっくり仕上げる 2月いっぱい 動画撮影
5 調整期      休養 動画チェック      
6 強化期      表現力の強化 構成やストーリーを身体で理解し覚える 3月
           違うテンポで練習 自動化してしまった動きをみなおし、上がってテンポが速くなったときに対応。
           癖をとる  「力みぐせ」「間違えぐせ」「泊りぐせ」な悪いくせがないかチェック
7 仕上げ期     本番を意識して仕上げていく 4月中
8追い込み      ドレスリハーサル 当日の服装で演奏してみる
           ネガティヴイメトレ  当日起きそうな”事故”を含めてのイメージ。しすぎない。
9調整        テーパリング 本番1週間ぐらい前から、頻度・内容・質は変えずに練習量を減らしていく。
           ポジティヴトレーニング 理想のパフォーマンスを名何度もイメージして正しい運動動作を学習。5月10日
10 前日       無理のない練習
           持ち物確認
           十分な睡眠の確保
11 当日 本番まで   リラクゼーションからリラックスさせる
            フィジカル 各呼吸法。ストレッチなどおこなう
            好きな香りをみに付ける
            ため息をつく
            あくびをする
            ガムを噛む
           メンタル
            緊張している自分を認める             
            練習不足の場合は「自分を出し切る」考える
            頑張って練習してきたことを思い出して、自分をほめる
            結果を意識するのでなく、今やるべき行動に注意を向ける
            「ネガティヴにならない」「小声にならない」「下を見ない」
12    演奏直前   サイキングアップ 「身体を叩く」「軽い跳躍をする」など心拍や体温をあげる。よい緊張に導く。
13    演奏中    「笑顔」「お辞儀は深くゆっくり」「調弦は焦らず丁寧に」「弾く前に曲をイメージ&深呼吸」
            演奏中呼吸を意識、動作はゆったりと
14    演奏後    本番で酷使した心身をケア

実際、体験してきた先生がまとめられたのだろう、大変参考になりました。
  
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リベレーションを並べる

2024-02-08 16:40:39 | 聞いてますCDいいと思う
ブートをほとんど持っていない。ショップで買うことがほとんどだったからだと思う。ネット上でブートを販売しているところがあり、そこからチャーリー・ヘイデンのリベレーション・オーケストラのアルバムが出るとメールがあったので、(前にも1枚リべレーションのブートを買っていた)これは良いかなと買ってみた。調べたらそこにほかのリヴェレーションもあったので、あるのは全部買ってしまえとした。そしたら前もっていた1枚と合わせて、ブート作品が7枚になった。
レーベルから出ているリベレーション・オーケストラの正規のアルバムが6枚だから、合わせて13枚になった。
正規のも並べて聞いていこう。

まずはオリジナルの「リベレーション・オーケストラ」でこれがすべての始まり。 

正  CHARLIE HADEN LIBERATTION MUSIC ORCHESTRA  1969年    

そして今回手に入れたもの。Bとマークする。嬉しいことは、オリジナルの次の録音のこと。残念なことはギターのサム・ブラウンとテューバのハワード・ジョンソンが変わっていること。サム・ブラウンは1977年に亡くなっているからしょうがないか。
オリジナル版の”第5連隊~4人将軍~第15旅団万歳”を演奏されていることがとにかく嬉しい。残りは半年後に録音されているアルバムに収録される曲。


B  BERLIN 1982年4月11日

その半年後録音の正規版。

正 THE BALLAD OF THE FALLEN 1982年11月

その1年後に録音された、ブート。曲は「THE BALLAD OF THE FALLEN」とほぼ同じでドン・チェリーとマイク・マントラ―が変わっている。ギターのビル・フリゼールが参加してる。


B LIVE IN NEW YORK   1983年11月28日

4年近く間があいての、イタリアでのコンサートの模様。メンバーがだいぶ変わって、サックスにジョー・ラヴァ―ノ、ピアノはジュリ・アレンに変わっている。曲では子あれまでのものに加えてその後演奏されることとなる”Nkosi Sikelei'iAfrika"が演奏される。


B Live at RUMORI MEDITERRANEI Jazz Festival  1987年8月27日

次はレーベルからのリリースになるけれど、1989年のモントりオールでのライヴ・音源。トランペットにトム・ハレルが参加している。
ライヴとしてもおとは格段に良いから貴重な音源になるかな。このモントリオールの音源がでたときは嬉しかった。


正 THhe Montreal Tapes 1989年7月8日

そして「DREAM KEEPER」になるけれど、発売は正規には3作目になる。正式なリリースでは”Nkosi Sikelei'iAfrika"がここで収録される。このアルバムでは、ブランフォード・マリサリスが参加している。


正 DREAM KEEPER 1990年4月4、5日 

3年後のブートでのライヴは1993年のもようで、ブートになる。1曲目”Nkosi Sikelei'iAfrika"からはじまる。トランペットにトム・ハレルが参加。この音源、ベースも芯があるし、正規になっても良い録音だと思う。


B LIVE 1993 at Somerville Theater 1993年3月14日

半年後の録音で、曲目はほぼ同じ、トロンボーンがロビン・ユーバンクスに変わる。


B DREAM KEEPER IN EASTON 1993年9月26日

それからだいぶ間が相手の、イタリア、ペルージャでの録音。面白いのは1週間後に正規版の「NOT IN OUR NAME」がイタリアのスタジオで録音されて、曲目もほぼそれと同じ。テナーがクリス・チーク、トニー・マラビー、アルトがミゲル・セノーン、久しぶりにカーラ・ブレーがピアノに参加している。


B Live at Teatro Moracchi pergia Italy   2004年7月12日

そして1週間後の同じメンバーの録音。


正 NOT IN OUR NAME 2004年7月19~22日

翌年のベルリンでの録音。


B JAZZFEST BERLIN 2005 2005年11月3日

最期のアルバムは2011年に2曲録音されていて、そこではヘイデンがベースをひいているが、他の3曲はスティーヴ・スワローがエレベを弾いている。ヘイデンにささげられたもので、2015年に録音されたもの。


正 TIME/LIFE 2011年8月15日

正規盤とブートを分けて並べるとこうなりました。











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